悩む人 人生相談のフィロソフィー

  • 文藝春秋 (2019年5月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784163909790

作品紹介・あらすじ

知る人ぞ知る通好みのエッセイスト、ノンフィクション作家髙橋秀実。

村上春樹の『アンダーグラウンド』の取材リサーチャー、元ボクサー、

小林秀雄賞受賞者(『ご先祖様はどちら様』)。

一言で語れない経歴の筆者の最新作は、

軽くて深くて、重くても笑える「哲学入門」。

古今東西の思想家たちを、ときにからかいつつ、

われわれにも身近に解き明かしてくれる、

これまた曰く言い難い奇書となりました。

「悩み」を多角度から考察したエッセイに、

新聞紙上での一般の人々からの人生相談も盛り込みました。

老若男女、ひろい層に届いてほしい一冊です。

みんなの感想まとめ

「悩み」を多角的に探求するエッセイは、古今東西の思想家たちの考えを交えながら、人生の悩みを深く掘り下げています。著者は、悩みの本質や人間関係のあり方を鋭く考察し、読者に新たな視点を提供します。特に、友...

感想・レビュー・書評

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  • ●源氏物語には、悩み、悩み、悩める、悩ましい、悩ましく、などの言葉がおびただしく出てくる。ざっと数えてみたところ、全編213カ所。その周辺を拾い読みするだけでも、物語の全体像が把握できそうで、いわば日本人の「悩み」の原典といえよう。実例としてわかりやすいのは病気である。困っていても悩んでいないような気がするのは、体調が良いからなのだ。悩む、悩まないはすなわち体調のいかん。実際困ったことがあっても「体調はオッケー」と思えば気が楽になるし、風邪をひくとそれだけで沈鬱になり、悩んだ状態に陥るのである。
    ●源氏物語の主人公は光源氏。これは光源氏が女性たちの「悩み」にこまめに答え悩みを聞く物語なのである。
    ●友達は会わなくても友達です。むしろ頻繁に会わないほうが、積もる話ができて会うのが楽しみになると思います。対等の確認には距離も必要。少し離れて違いを見つめ直してください。
    ●友達の定義。対等の関係で親しく付き合っている人。
    ●結婚できない人の多くが「友達がたくさんいる」と言っていた。たくさん友達がいるから自分は「いい人」で、いい人なら結婚できるはずだと。しかし「いい人」とは、どうでもいい人である。
    ●「好く道より破る」とあるように、得意なことばかりしているといずれ足をすくわれます。
    ●自己分析より基本マナーを見直してみてください。自分を理解してもらうことより、相手を理解しようと努める。女性が最終的に求めているのは、金でも地位でも容姿でもなく言葉です。大切なことをきちんと言葉にする。誠心誠意、それこそ言霊込めて対峙しましょう。
    ●バルザック。結婚は1つの学問である。
    結婚するとは学問を修めること。結婚しなければ、たとえ最高学府を卒業していても学問を修めたことにはならない。君は無学でもいいのか?と説得できるではないか。またバルザックは結婚とは果てしない闘争である。と言っている。結婚は闘いの学問。
    ●「欲望」は直接ではない。他者が欲望するものを欲望する。自分が何かを欲するのではなく、他人が欲するものを「模倣」をするのである。これを「欲望の三角形」と呼ぶ。子供が欲しがるものは、他の子供が欲しがっているもの。自分がポケモンを欲しているのではなく、〇〇ちゃんがポケモンが欲しいと言っているから自分も欲しいのだ。

  • 哲学の本

  • ちょっと極端な意見はあるなあとか、奥様の虐げをそこまで出して大丈夫なの?とハラハラするところはありましたが、引用が非常に魅力的でした

    六道、に関しては現世にも言えると確かに。
    話してもわからない人。ニュースをみても少しも心情理解できない犯人、人間だと思うから理解できないのかもしれない。
    この世に居ながらにして、修羅、餓鬼を生きざるを得ない輪廻のステージの人もいるのかもしれない
    納得のような、納得してはいけないような…

  • じゃあ、ご臨終ということで。

  • 身近な話題を哲学や文学を引用して解き明かす。難しい言葉もわかりやすく解説しているので好印象。文章も軽快で嫌味な所がない。

  • 人生相談、お悩み相談の回答をまとめた本。著者の本はよく読んでいるが、人生相談形式の本は初めて。
    著者らしく見方を変えたりユニークな提案したり、哲学的な観点で回答していてなかなか面白かった。世の中には色々なことで深く悩む人がいる。読んでいて、多少悩んでも時間が経つと忘れてしまう自分は幸せなんだなと思った。

  • ん?というかついていけないところも多かったけど,面白かった。こんな達観した意見を言ってくれる人が近くにいたら有難いんじゃないか,全ての悩みにこのスタンスで答えられたらちょっと辛いかもしらんけど,と思う。

  • 別記

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著者プロフィール

髙橋 秀実(たかはし・ひでみね):1961年横浜市生まれ。東京外国語大学モンゴル語学科卒業。テレビ番組制作会社を経て、ノンフィクション作家に。『ご先祖様はどちら様』で第10回小林秀雄賞、『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』で第23回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。他の著書に『TOKYO外国人裁判』『素晴らしきラジオ体操』『からくり民主主義』『はい、泳げません』『趣味は何ですか?』『男は邪魔!』『不明解日本語辞典』『パワースポットはここですね』『定年入門 イキイキしなくちゃダメですか』『道徳教室 いい人じゃなきゃダメですか』など。2024年没。

「2025年 『人生はマナーでできている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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