すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 144
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163909981

作品紹介・あらすじ

仕事は晴れの日ばかりではない。努力をしても成果が出ない。思うような評価が得られない――では、どうしたらよいのだろう?・インセンティブに頼らない仕事術とは?・「良し悪し」よりも「好き嫌い」――「コレクトネス」の奴隷になるな!・UMS(ユニクロ、無印良品、サイゼリヤ)にみる独自価値の創造・アマゾンの競争優位の正体は「順列」にあり・「今こそ変革を!」を演説する社長を信用しない理由・「勝ち組・負け組」と騒ぎ立てる人のイヤらしさ・「ダイバーシティ経営」の落とし穴…etc『ストーリーとしての競争戦略』の著者が贈る「究極の仕事論」。成熟社会における仕事・ビジネスの活路を指し示す画期的考察がここに。

感想・レビュー・書評

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  • 「良し悪し」よりも「好き嫌い」。
    結局「~すべき」と決めつけるより、自分が好きなものを趣味だけではなく仕事で選択する基準にしてもいいのではなかろうか、という主張の本。後半はひたすら筆者の好き嫌いを語っているので、こんな人だったのね、、という発見があり楠木先生のファンなら読んでもいいと思いますが、それ以外の方にはあまりおすすめしません。SNSでたたかれてもそれを楽しむ余裕は教授ならではではないかと…。

  • 『すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法』(楠木建 著)/文藝春秋)vol.509
    https://shirayu.com/blog/topstory/idea/8497.html

  • 「あくまでも個人的な好き嫌いの話として…」
    この行で始まる通り、個人の好き嫌いの話を延々と。
    そんな中に時々、いい事が書いてあるのがこの本。

    いくらカネを積んでも買えないのが一番強い。
    そして結局のところ、それが一番カネになる。

    考えるということは、具体と抽象の往復運動
    すなわち考えると言うことは言語化である。

    世の中にはいろいろな得手不得手の人がいて、相互補完的な関係が仕事と社会を成り立たせている。
    だから他者には威張らない威張る気にもならない。

    仕事の世界では自己評価は一切必要ない。自己評価は趣味の世界でやるべきだ。
    自分が納得すればよし、あとは客が評価するだけ、されなければそれまで。

    素晴らしい組織
    目的が明確に共有されている
    強いリーダーが戦略を構想し、みんながついてくる
    得意技を発揮して、効率的に役割分担が生まれる
    それぞれが頼りにされ一体感が生まれる
    組織に終わりがある

    言葉は言葉、説明は説明、約束は約束
    なにも取り立てて言うべきことではない。だが実績は実在で、実績のみが実在である。
    実績のみがきみの自信能力そして勇気の最良の尺度だ。
    実績のみが、きみ自身として成長する自由を君に与えてくれる。
    実績こそきみの実在だ、他の事はどうでもいい。

    ビジネスの世界では二通りの通貨、金銭と経験、で報酬を支払われる。
    金は後回しにしてまず経験を取れ。

  • 人間、誰しも好き嫌いはある。食べ物にだって、仕事にだって、他人にだって。先生や親は「好き嫌はいけません」と言うが、あるんだからしょうがないじゃないか。むしろ、自分は何が好きで、何が嫌いかをはっきりさせておくことの方が大事ではないか。

    好き嫌いなモノについて、思考と理解を掘り下げ、なぜ自分はそれが好きで嫌いなのかを分析し、見えてくるもの。それをこれからの仕事や人生に活かしてみようと、著者は主張する。本書は著者自らの好き嫌いを一例として語り、説明するエッセイ的ビジネスハウトゥー本。

    読者としては、著者の好き嫌いに賛否あるだろう。
    ・「朝」は好きで、「夜」は嫌い
    ・「凝る」のは好きで、「頑張る」のは嫌い
    ・「運用→制度」は好きで、「制度→運用」は嫌い
    ・「プロダクト・アウト」は好きで、「マーケット・イン」は嫌い

    大事なのは、自分の好き嫌いを説明できるほど明確にしておくこと。それは他人との差別化につながり、自分の次の行動の羅針盤になる。

  • あくまでも個人的な好き嫌いの話しとして聞いていただきたい、という書き出しで著者の仕事論。この人の本は重層なエピソードをもとに語りかけてくる内容になっていていつもなるほどと思わせられる。「良い悪い」との対比として「好き嫌い」の概念を持ち出す構図になっており、我が身を振り返ると「好き嫌い」を置き去りにし「良い悪い」の思考が先行してしまっていることに気づかされた、もっと「好き嫌い」を前面に出してもよいかも、と。

  • 著者の物事に対しての考え方を好き嫌いの観点から著した本。好き嫌いでスパッと物事を切っているところが面白く、新鮮だった。

  • 著者の様々な、個人的な「好き嫌い」の話が展開していくのだが、具体と抽象を行き来する思考に並走できるのが面白い。

  • ・好き嫌い、と、良し悪しについて、具体例を交えながら自身の考えを記述した本
    ・良し悪しは、普遍的な物事の捉え方であるのに対して、好き嫌いは、個々人の物事の判断基準。好き嫌いを良し悪しにして、物事の考え方を他人に押し付けるな。
    ・仕事と趣味の違いは、仕事は相手(客)がいるということ

  • 著者が好きな物、嫌いな物を紹介しながら、なぜそれが好きなのか嫌いなのかを書いてある本。
    ただし、著者の専門である競争戦略の話も絡めて書いてあり、読み物として面白い。
    印象に残ったのは、努力するより凝る事、朝型(自分と同じだけ)、シナジーおじさんよりそれでだおじさん、エネルギー保存則、など、独自観点だが納得感がある。
    更にプレイングマネージャーという本の最終章を初めて知ったが、まさに本質。実績のみが語るべき事。

  • とにかく、物事を「好き嫌い」で判断していく。理にかなっていることも多分にあるが、まわりをケアしようと考えるとすべてを「好き嫌い」で片付けるのはなかなかに大変そうである。好き嫌いという感情に加え、強いメンタルがあると成立する気がした。

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著者プロフィール

一橋ビジネススクール教授。専攻は競争戦略。一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。一橋大学イノベーション研究センター助教授、ボッコーニ大学経営大学院(イタリア・ミラノ)客員教授などを経て、2010年から現職。著書に『ストーリーとしての競争戦略』(東洋経済新報社)、『経営センスの論理』(新潮新書)などがある。

「2018年 『世界を動かすイノベーターの条件 非常識に発想し、実現できるのはなぜか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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