レオナルド・ダ・ヴィンチ 上

制作 : Walter Isaacson  土方 奈美 
  • 文藝春秋
4.06
  • (10)
  • (15)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 275
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163909998

作品紹介・あらすじ

「あまたあるダ・ヴィンチ本のなかで、これが決定版だ」ーービル・ゲイツ絶賛ニューヨークタイムズベストセラーリスト 第1位!世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』の評伝作家がダ・ヴィンチの遺した全7200枚の自筆ノートをもとに執筆。その天才性と生涯のすべてを描き切った、空前絶後の決定版。「モナリザ」「最後の晩餐」ーー没後500年、最難関の謎が、遂に解かれる。オールカラー/図版144点を贅沢にも収録。本作に惚れ込んだレオナルド・ディカプリオによる製作・主演で映画も決定。【上巻要旨】「芸術(アート)」と「科学(サイエンス)」を結び「創造性(クリエイティビティ)」を生み出した。科学者であり、軍事顧問であり、舞台演出家だった。光学、幾何学、解剖学などの、点と点を結ぶ芸術家であり人類史上はじめて現れたイノベーターだった。同性愛者であり、美少年の巻き毛の虜となった。【上巻目次】序章 「絵も書けます」第一章 非嫡出子に生まれた幸運第二章 師に就き、師を超える第三章 才能あふれる画家として第四章 レオナルド、ミラノへ”寄贈”される第五章 生涯を通じて、記録魔だった第六章 宮廷付きの演劇プロデューサーとして第七章 同性愛者であり、その人生を楽しむ第八章 ウィトルウィウス的人体図第九章 未完の騎馬像第一〇章 科学者レオナルド第一一章 人間が鳥のように空を飛ぶ方法第一二章 機械工学の研究者第一三章 すべては数学であらわせる第一四章 解剖学に熱中する第一五章 岩窟の聖母第一六章 白貂を抱く貴婦人第一七章 芸術と科学を結びつける

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • レオナルド・ディカプリオ、ダ・ビンチの伝記映画に主演 : 映画ニュース - 映画.com
    https://eiga.com/news/20170815/6/

    文藝春秋のPR
    「あまたあるダ・ヴィンチ本のなかで、これが決定版だ」ーービル・ゲイツ絶賛
    ニューヨークタイムズベストセラーリスト 第1位!
    世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』の評伝作家がダ・ヴィンチの遺した全7200枚の自筆ノートをもとに執筆。その天才性と生涯のすべてを描き切った、空前絶後の決定版。「モナリザ」「最後の晩餐」ーー没後500年、最難関の謎が、遂に解かれる。
    オールカラー/図版144点を贅沢にも収録。本作に惚れ込んだレオナルド・ディカプリオによる製作・主演で映画も決定。
    【上巻要旨】
    「芸術(アート)」と「科学(サイエンス)」を結び「創造性(クリエイティビティ)」を生み出した。科学者であり、軍事顧問であり、舞台演出家だった。光学、幾何学、解剖学などの、点と点を結ぶ芸術家であり人類史上はじめて現れたイノベーターだった。同性愛者であり、美少年の巻き毛の虜となった。
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163909998

  • ビル・ゲイツ推薦。
    出口治明氏推薦。

    「スティーヴ・ジョブス」を著したウォルター・アイザックソンの「レオナルド・ダ・ヴィンチ」


    先々月、イタリアのフィレンツェのウフィツィ美術館に行った際、
    その中にある数々の絵画の中で、
    ボッティチェリやラファエロよりも群を抜いて、
    この目に心に突き刺さってきたのは、
    レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画「東方三博士の礼拝」だった。

    この本を読んで分かったことは、
    実はあの作品は未完成であったこと。
    そして、レオナルドの作品には未完成品が非常に多いということ。

    理由は、
    完璧を目指しすぎて、
    完成できなかったというものが、
    最も理由として的を得ている気がする。

    創造するものの理想度が高く
    時代の先をいってしまう作品。


    レオナルドには、
    芸術的才能と技術的才能があり
    メモ魔のレオナルドからも推測できるように
    相当に強い好奇心と探究心があったように伺える。

    その才能の掛け算が
    レオナルドをレオナルドたらしめているように思う。

    明らかに
    同時代の画家達と比べて
    作品の中に、科学的、数学的、計算され尽くしたロジックのようなものが、感じられる。

    異質であり、天才。

    だが、初めから日の目を見ていたわけではない。
    レオナルドにも評価されない時代はあった。

    個人と環境がマッチングすることで、
    天才も生まれるのだろう。

    天才が生まれるのは、アットランダムとはそうゆうことなのかもしれない。

  • 昔レオナルドのノートという文庫本を買ったがまだ読まないで置いてある。独創的な天才というイメージだったが、彼の発想も同時代の人や古代の人の思想と無縁ではありえない。むしろ、ルネサンスという名に相応しく昔の人の思想を深めている。孤高でもない。社交家で色々な分野の人と繋がっている。アイデアはいつの時代も文化や様々な考えの交差点で起きるということだ。ゲイ、作品を完成させていない、代表作はそんなに多くなくても良い。何が同時代人の天才と後世に名を残すレオナルドとの差異になっているんだろうか。美術って深い。

  • 教科書に出てくるような歴史上重要な作品を数多く所蔵するルーブル美術館でも、モナリザの扱いは完全に別格だった印象がある。 舞台は華あるルネサンス期で、グーテンベルクの活版印刷が急速に広まって欧州社会を変革させ、大航海時代にも迫る15世紀末となっており、錚々たる豪華登場人物が彩る魅力的な内容は、ダ・ヴィンチ個人の魅力もさることながら、当時の時代背景や情景をうまく伝えていて面白い。 著者はダ・ヴィンチについて、雲の上の存在としての天才ではなく、執念的な観察を重ねることで知識を広めた努力家で身近な人物と感じているそうだが、エピソードを聞けば聞くほど自分には前者に思われてしまう。
    明らかに時代の100年200年先を行く偉人であったし、複雑系にも類似パターンを見出していることから人類トップレベルの頭脳・発想力を持っていたのは驚嘆させられる。
    絵画の解説があればより作品が楽しめるが、自分にはその手の感性があまりないと感じさせられてしまう一面もあった・・

  •  これほどレオナルド・ダ・ヴィンチを身近に感じたことはない。いつも絵画を通じてダ・ヴィンチの存在を認識していたに過ぎなかったが、上下巻を読んでダ・ヴィンチの人生に触れることができた。
     芸術(絵画)と科学(自然の仕組み)を結びつける好奇心や分析力はやはり大したものだ。自然の仕組みを観察しその分析した結果を絵画に積極的に取り入れた。
     一方、ダ・ヴィンチはすばらしい作品を残しているが、同時代のミケランジェロやラファエロのように芸術家と比べ、作品を残す貪欲さがない。作品の製作途中でそのままにしてしまうことも多かったようで、なぜかあの頃の工房の親方として、また職人としての貪欲さが伝わってこない。ダ・ヴィンチの作品を後世まで残そうという野心を感じない。それでもってあれだけの名画を残しているところに彼の立ち位置の面白さがあると言ってもいい。

  • ダ・ヴィンチってこんなに幅広くいろんなことをしていてびっくり。

  • テレビシリーズのダビンチのイメージはこの本に近い

  • みんな知ってる天才レオナルド・ダ・ヴィンチの知ってるようでてんで知らなかった生涯、手がけた作品、仕事、こだわり、大量のメモのわけ、未完の作品ばかりなわけなどなど、読めばその人となりがひと通りわかるようになっている。驚いたのはダ・ヴィンチがその画家としての観察眼で、ニュートンなどその後の科学者たちに先んじて、様々な科学的法則を、執拗にその目で見て得た経験から、感覚的に導き出してしたことだ。なぜ天才と言われるか、やっとその理由の一端がわかった気になれる著作です。

  • 「モナリザ」や「最後の晩餐」といった歴史的絵画を生み出したルネサンス期の巨匠・レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯を振り返り、天才画家としての側面のみならず、兵器や城壁の設計から人体解剖に至るまで、多種多様な分野での隠れた実績に光を当て、その人物像を鮮やかに描き出した一冊(正確には上下2冊)。

    著者はダ・ヴィンチが遺した膨大なメモを詳細に分析し、輪郭をぼかす技法や布地のひだの描き方から、遠近法や光学、幾何学の考察、さらには身体の動きや顔の表情を作り出す筋肉のメカニズムの解明など、傑作と呼ばれる絵画作品の背後にある膨大な科学的研究の蓄積を紐解くとともに、舞台演出等の絵画以外の芸術分野での活躍、さらには飛行装置や新型兵器の設計、治水管理や都市計画など、構想のみに終わったものも含めた数多くの観察に基づく研究や発明の成果を明らかにしている。それらを通して浮かび上がるのは、完全主義者かつADHDが疑われるほどのきまぐれさゆえに制作が遅々として進まず作品が完成しないという孤高の芸術家としての姿と同時に、より幅広い分野で権力者に重用されたいという職業人としてのジレンマを抱えた一人の人間の姿でもあり、その根本には並外れた好奇心に優れた観察力・洞察力を併せ持ち、前例や慣習にとらわれない斬新かつ柔軟な発想によって芸術と科学の境界を超えて真実を探求する情熱があったことが理解できる。

    著者は、多くの専門家からの引用に、自身の解釈や見解も重ねる形で、今なお謎に満ちたダ・ヴィンチの実像に迫っているが、そこにはダ・ヴィンチをアインシュタインやスティーブ・ジョブズにも通じるイノベーターと捉えるとともに、その天賦の才よりもむしろ不断の努力や情熱に焦点を当てる著者独自の視点があり、だからこそ、現代に生きる我々にとってよりリアリティのある、人間味溢れた先達としてのダ・ヴィンチ像が描き出されている。まるで映画を観ているように(実際、映画化も決定)、大作ながら流れるように読み進めてしまう面白さと、読み終えた後に数々の教訓が心に残る良書。

  • レオナルド・ダ・ビンチの生涯と科学者としての即席、芸術作品解説など。
    余りにおおきな天才なので、却ってあやふやに知っていることが誤解を自己の中にもたらしている。そういう「誤解」を説いてくれる好著。
    この本は、さすがアイザクソン。読んでいて楽しい、引き込まれる。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1952年生まれ。ハーヴァード大学を経て、オックスフォード大学にて学位を授与。英国『サンデータイムズ』紙、米国『TIME』誌編集長を経て、2001年にCNNのCEOに就任。ジャーナリストであり伝記作家。2003年よりアスペン研究所理事長。ベストセラー『ベンジャミン・フランクリン伝』『アインシュタイン伝』『キッシンジャー伝』などがある。

「2015年 『スティーブ・ジョブズ 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

レオナルド・ダ・ヴィンチ 上のその他の作品

レオナルド・ダ・ヴィンチ 上 (文春e-book) Kindle版 レオナルド・ダ・ヴィンチ 上 (文春e-book) ウォルター・アイザックソン

ウォルター・アイザックソンの作品

レオナルド・ダ・ヴィンチ 上を本棚に登録しているひと

ツイートする