レオナルド・ダ・ヴィンチ 下

制作 : Walter Isaacson  土方 奈美 
  • 文藝春秋
4.24
  • (9)
  • (8)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 158
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163910000

作品紹介・あらすじ

「あまたあるダ・ヴィンチ本のなかで、これが決定版だ」ーービル・ゲイツ絶賛ニューヨークタイムズベストセラーリスト 第1位!世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』の評伝作家が、ダ・ヴィンチの遺した全7200枚の自筆ノートをもとに執筆。その天才性と生涯のすべてを描き切った、空前絶後の決定版。「モナリザ」「最後の晩餐」ーー没後500年、最難関の謎が、遂に解かれる。オールカラー/図版144点を贅沢にも収録。本作に惚れ込んだレオナルド・ディカプリオによる製作・主演で映画も決定。【下巻要旨】人類の、自然の、宇宙の秘密を、いつも知りたかった。死者の顔の皮膚を切り取り、筋肉を研究したことであのえもいわれぬ「モナリザ」の微笑を生み出した。「最後の晩餐」で試みたのは、単純な遠近法だけではない。彼の真髄を理解するには「科学」が絶対に必要なのだ。没後500年の歳月を経て、初めて明かされる制作意図。誰も知らなかったダ・ヴィンチのすべてがここに。【下巻目次】第一八章 最後の晩餐第一九章 母の死、そして苦難第二〇章 フィレンツェへ舞い戻る第二一章 聖アンナと聖母子第二二章 失われた作品、発見された作品第二三章 殺戮王チェーザレ・ボルジアに仕える第二四章 水力工学第二五章 ミケランジェロとの対決第二六章 またもや、ミラノへ第二七章 解剖学への情熱、ふたたび第二八章 地球と人体を満たすもの、その名は水第二九章 法王の弟に呼ばれ、新天地ローマへ第三〇章 人間の姿をした天使の秘密第三一章 モナリザ、解けない微笑の謎第三二章 最期の地、フランスへ第三三章 ダ・ヴィンチとは何者だったのか結び キツツキの舌を描写せよ

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ディカプリオがダ・ヴィンチを演じる新作の脚本家決定 - SCREEN ONLINE(スクリーンオンライン)
    https://screenonline.jp/_ct/17147391

    文藝春秋のPR
    【下巻要旨】
    人類の、自然の、宇宙の秘密を、いつも知りたかった。死者の顔の皮膚を切り取り、筋肉を研究したことであのえもいわれぬ「モナリザ」の微笑を生み出した。
    「最後の晩餐」で試みたのは、単純な遠近法だけではない。彼の真髄を理解するには「科学」が絶対に必要なのだ。没後500年の歳月を経て、初めて明かされる制作意図。誰も知らなかったダ・ヴィンチのすべてがここに。
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163910000

  •  図書館の新着図書のコーナーでたまたま下巻が残っていたので迷うことなく借りた。
     レオナルド・ダ・ヴィンチの人間性がとても良くわかった。彼はモナ・リザ(ラ・ジョコンダ)を手元に置きながら最後まで加筆していたという。また、この時代に独学で解剖を行い緻密な解剖図を残したり、水の流れなどの自然を科学的な視点で理解しようとする科学者全とした我々が良く知る彼がいる。
     一方、最後の晩餐(サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院、ミラノ)やアンギアーリの戦い(ヴェッキオ宮殿、フィレンツェ)では、彼が独自の手法を追究するあまりにフレスコで描くことを避けた結果、絵の本来の保存性が損なわれてしまったり、書きかけで完成しなかったりと合理的でない面も見られる。
     初めて知ったのだが、彼はローマ教皇の息子であるチェーザレ・ボルジア枢機卿の軍事技術者として招聘されたという。本当に多彩な能力を持った巨人である。

  • 好奇心、観察力、
    そして、未完成で終わった絵画、発明、研究書....が
    ダ・ヴィンチらしさ。
    未完成なのはまだまだ変わっていくものだと考えていたのだと思う。

  • レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯を彼の作品や研究成果とともに紹介している本。
    何ゆえに天才と呼ばれているのか、少しわかったような気がする。
    文章が簡潔で一つ一つのパラグラフもコンパクトなので、とても読みやすい。
    あまり知らなかった「天才」の人生、とても楽しめます。
    久しぶりに面白い評伝を読みました。
    「モナリザ」の秘密が知りたい方は、是非。

  • 下巻のほうが盛り上がる。レオナルド・ダ・ヴィンチは相変わらずだけど。

  • ダ・ビンチの天才とは如何なるものかを思い知らせてくれる好著。
    下巻ではモナ・リザの傑作の意味を詳細に説明しおしえてくれる。
    非常に緊張感に溢れた素晴らしい本といえる。しばらくしたら、再読してみたい(一回読んだだけでは理解が及ばずもったいない)

  • 「モナリザ」や「最後の晩餐」といった歴史的絵画を生み出したルネサンス期の巨匠・レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯を振り返り、天才画家としての側面のみならず、兵器や城壁の設計から人体解剖に至るまで、多種多様な分野での隠れた実績に光を当て、その人物像を鮮やかに描き出した一冊(正確には上下2冊)。

    著者はダ・ヴィンチが遺した膨大なメモを詳細に分析し、輪郭をぼかす技法や布地のひだの描き方から、遠近法や光学、幾何学の考察、さらには身体の動きや顔の表情を作り出す筋肉のメカニズムの解明など、傑作と呼ばれる絵画作品の背後にある膨大な科学的研究の蓄積を紐解くとともに、舞台演出等の絵画以外の芸術分野での活躍、さらには飛行装置や新型兵器の設計、治水管理や都市計画など、構想のみに終わったものも含めた数多くの観察に基づく研究や発明の成果を明らかにしている。それらを通して浮かび上がるのは、完全主義者かつADHDが疑われるほどのきまぐれさゆえに制作が遅々として進まず作品が完成しないという孤高の芸術家としての姿と同時に、より幅広い分野で権力者に重用されたいという職業人としてのジレンマを抱えた一人の人間の姿でもあり、その根本には並外れた好奇心に優れた観察力・洞察力を併せ持ち、前例や慣習にとらわれない斬新かつ柔軟な発想によって芸術と科学の境界を超えて真実を探求する情熱があったことが理解できる。

    著者は、多くの専門家からの引用に、自身の解釈や見解も重ねる形で、今なお謎に満ちたダ・ヴィンチの実像に迫っているが、そこにはダ・ヴィンチをアインシュタインやスティーブ・ジョブズにも通じるイノベーターと捉えるとともに、その天賦の才よりもむしろ不断の努力や情熱に焦点を当てる著者独自の視点があり、だからこそ、現代に生きる我々にとってよりリアリティのある、人間味溢れた先達としてのダ・ヴィンチ像が描き出されている。まるで映画を観ているように(実際、映画化も決定)、大作ながら流れるように読み進めてしまう面白さと、読み終えた後に数々の教訓が心に残る良書。

  • 著者は故スティーブ・ジョブの伝記を書いたアイザック氏。
    ダ・ヴィンチが残した7200枚ものメモを読み込んで、画家、芸術家、技術者としての天才、ダ・ヴィンチの生涯を描いたもの。
    140点以上のカラー図と著者の丁寧な解説もあって、肖像画や宗教画に馴染みがなくても、ダ・ヴィンチどこが革新的だったのかがわかり、画集のような楽しみ方もできる。
    上下700ページもの大作だが、翻訳が読み易いのも良かった。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1952年生まれ。ハーヴァード大学を経て、オックスフォード大学にて学位を授与。英国『サンデータイムズ』紙、米国『TIME』誌編集長を経て、2001年にCNNのCEOに就任。ジャーナリストであり伝記作家。2003年よりアスペン研究所理事長。ベストセラー『ベンジャミン・フランクリン伝』『アインシュタイン伝』『キッシンジャー伝』などがある。

「2015年 『スティーブ・ジョブズ 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

レオナルド・ダ・ヴィンチ 下のその他の作品

レオナルド・ダ・ヴィンチ 下 (文春e-book) Kindle版 レオナルド・ダ・ヴィンチ 下 (文春e-book) ウォルター・アイザックソン

ウォルター・アイザックソンの作品

レオナルド・ダ・ヴィンチ 下を本棚に登録しているひと

ツイートする