おまえの罪を自白しろ

著者 :
  • 文藝春秋
3.21
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本棚登録 : 121
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163910048

作品紹介・あらすじ

総理がらみの疑惑の渦中にある代議士の孫が誘拐された!犯人の要求は前代未聞――「罪の自白」。政界に激震が広がる中、代議士と家族の戦いが始まる!「総理の友人に便宜を払うため、国交省や県に圧力をかけたのではないか」衆議院議員の宇田清治郎は、こんな疑惑を糾弾され、連日、メディアに追われていた。その最中、三歳になる孫娘が誘拐された。「記者会見を開いて、おまえの罪を自白しろ。今まで政治家として犯してきたすべての罪を、だ」犯人が提示したタイムリミットは翌日の午後五時。動機は宇田清治郎への怨恨か。それとも、総理の罪を暴くことにあるのか。警察は、思い当たる過去の罪を事前に打ち明けてくれ、と宇田を説得する。保身のための駆け引きに長けた「官邸サイド」と対峙するのは、宇田家・次男の晄司。宇田一族、総理官邸、警察組織――。三者の思惑が入り乱れる中、刻々とタイムリミットが迫る。晄司たち家族の戦いが始まる!政治家一族の身内が誘拐されるという、現実的に起こりうる危機を、圧倒的な迫力で描き出すサスペンス大作!

感想・レビュー・書評

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  • 代議士の孫が誘拐される。犯人から、身代金ではなく罪を告白しろと要求される。罪を告白するのか、その時総理はどう動くのか、政治的な駆け引き、そして、孫は無事に戻るのか。代議士の次男の晄司が奮闘する。
    保身のために動く人たち、政治家の皆さんを面白く書いていましたね。終わりの方で、晄司が大きく成長したのねと、誘拐のことまで解決してしまうなんて少々描きすぎな感じがしますが。私的にはもう少し内容にググッとくるものがあったらなあと、あんまり印象的なことはなかったので。

  • 孫が誘拐された!!!
    そして要求されたのが、罪の自白。何を自白させたいのか、どういう目的があるのか。
    身内も気になるが自分の身の振り方も気になる。
    時間制限がありどうしようか、と悩むのはこっちもハラハラするもんだ。

  • 橋の建設地をめぐって特定の企業に便宜を図ったのではないかと取りざたされている政治家・宇田の孫娘が誘拐された。
    犯人からの要求は、金ではなく、「自白」。全国民の前で自分の罪を自白しろという。
    提示された期限はわずか一日。限られた時間の中でさまざまな人間の保身、思惑が入り混じり、情報が錯そうする。

    犯人の目的は、怨恨か、私利私欲か、政治思想か?

    かつてない誘拐事件に警察は翻弄され、話がどこに着地するのかと考えていたら、後半、かなり強引に落としどころがつけられた。筋は通っているかもしれないけど、唐突さを感じてしまう。

    ラストの一場面は政治家に対する皮肉だろうか。立場が人を作る、の皮肉。

  • ハラハラさせらせる展開。最後まで犯人がわからないストーリーも良い。ただ、犯人が読者の誰も予想できない人だったことが残念。推理のしようがない。主人公が活躍する続編があれば是非読みたい。

  • 劇場型犯罪ミステリー。

    一つ一つの構成パーツは見たり聞いたりしたことがあるような感じだが、一つのタイムリミット政治サスペンス、誘拐ミステリーとして完成させているのは、さすがだと思います。
    物語の主な視点は誘拐された幼女の叔父と刑事の二人からで、謎解きのアプローチが異なりながらも推察力の強さが真相を引き当てていきます。
    事件を通じての急成長具合から主人公は叔父の方だと思います。
    ラストがハッピーエンドだったので、子を持つ親としてはホッとしました。

  • 2019/04/20読了

  • 終わり良し!面白い!

  • 面白かった。一気読み。最後までハラハラした。

  • 政治家一族が大変なことはわかるが、応援したくなるような人々ではなかった。

  • 以前の真保裕一と違って展開にキレがない。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。

「2018年 『オリンピックへ行こう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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