世にも危険な医療の世界史

制作 : Lydia Kang  Nate Pedersen  福井 久美子 
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 326
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163910178

作品紹介・あらすじ

◆先生、本当にこれで治るんですか?◆生まれる時代が違ったら、あなたも受けていたかもしれない――。科学を知らない人類が試みた、ぞっとする医療の数々!・リンカーン……水銀入りの頭痛薬を服用、重金属中毒になって症状はさらに悪化・ダーウィン……強壮剤としてヒ素を飲み続け、肌が浅黒くなるもやめられない・ヒトラー……猛毒ストリキニーネでできた整腸剤を9年間服用し、危うく致死量に・エジソン……コカイン入りワインを愛し、ハイになりながら徹夜で実験を重ねる・モーツァルト……体調不良の最中2リットルもの血を抜かれ意識喪失、翌日死亡・ルイ14世……生涯に2000回も浣腸を行ない、フランスに浣腸ブームをもたらす現代医療を生み出した試行錯誤、その〝危険な〟全歴史!【目次】■第一部 元素第1章 水銀――始皇帝に愛された秘薬第2章 アンチモン――嘔吐で強制デトックス第3章 ヒ素――パンにつけて召し上がれ第4章 金――輝かしい性病治療第5章 ラジウムとラドン――健康〝被曝〟飲料ブームトンデモ医療1 女性の健康編■第二部 植物と土第6章 アヘン――子どもの夜泣きはこれで解決第7章 ストリキニーネ――ヒトラーの常備薬第8章 タバコ――吸ってはならない浣腸パイプ第9章 コカイン――欧州を席巻したエナジードリンク第10章 アルコール――妊婦の静脈にブランデーを注射第11章 土――死刑囚が挑んだ土食実験トンデモ医療2 解毒剤編■第三部 器具第12章 瀉血――モーツァルトは2リットル抜かれた第13章 ロボトミー――史上最悪のノーベル賞第14章 焼灼法――皮膚を強火であぶる医師第15章 浣腸――エジプト王に仕えた「肛門の守り人」第16章 水治療法――それは拷問か、矯正か第17章 外科手術――1度の手術で3人殺した名医第18章 麻酔――一か八か吸ってみたトンデモ医療3 男性の健康編■第四部 動物第19章 ヒル――300本の歯で臓器をガブリ第20章 食人――剣闘士の生レバー第21章 動物の身体――ヤギの睾丸を移植した男たち第22章 セックス――18キロの医療用バイブレーター第23章 断食――飢餓ハイツへようこそトンデモ医療4 ダイエット編■第五部 神秘的な力第24章 電気――内臓を刺激する感電風呂第25章 動物磁気――詐欺医師が放ったハンドパワー第26章 光――光線セラピーで何が起きるか?第27章 ラジオニクス――個人情報ダダ漏れの〝体内周波数〟第28章 ローヤルタッチ――ルイ9世の白骨化した腕トンデモ医療5 目の健康編トンデモ医療6 がん治療編

感想・レビュー・書評

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  • 実にスリリングな歴史ノンフィクション。歴史上実際にあったトンデモ治療をタイプ別にまとめている。これで病気が治る、と信じた昔の人たちは、ラジウム飲料を飲み、血液をバクバク抜き、ペスト治療として粘土を食べ、精力をつけるためにヤギの睾丸を陰嚢に埋め込んだ。笑いながら読み進められる(文章と翻訳も実に面白いのだ)のだが、やがて笑えなくなる。現代の治療だっていずれ否定されるのかも、と思うと恐ろしくなってくるのだ。精神病治療として脳にメスを入れたロボトミー手術だって、つい最近まで普通に行われ、その提唱者がノーベル賞を受章しているのだから。

  • 読みやすくて面白い。

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