世にも危険な医療の世界史

制作 : 福井 久美子 
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 435
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163910178

感想・レビュー・書評

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  • 現代ではインチキ・オカルトだとわかっている療法も、かつては身体に良いと信じられていた。
    人々を健康にしようとした医師と、金儲けに走った詐欺師とでなにが違うのか。
    膨大な人体実験のうえに私たちの健康は,ある。

  • かつては常識とされていたが、現代の技術に照らし合わせてみると実はただのトンデモ医療に過ぎなかったもの。こうしたものをこれでもかというくらい集めた一冊。
    大量出血にはブランデーを注射し、梅毒患者は水銀風呂につけ、溺れて意識を失ったらタバコの煙を尻に吹き込み、頭痛にはこめかみに焼きごてを押しあてる。そして、万病の原因は血液が多すぎることゆえ、ヒルを肛門に突っ込んで内臓から血を吸わせる。
    なんだかもう冗談のようで、最初は笑ってしまったけれど、よくよく考えると笑えなくなってくる。ふと周りを見渡すと、今この現代においても、かなりおかしなことが起きている気がする。
    本書でも紹介されている通り、エセ科学に基づいた医療法はなくなるどころか、現代でもカルト的に生き残っているし、この国では滅菌効果だか抗菌仕様だか、キレイ好きを奨励する風潮ができあがっている。(思うに、この風潮はウオシュレットから始まったものではないかと) キレイにすることが本当にいいことなのか、人間自身(より正確に言えば、日本人自身)の抗菌能力が低下するのではないか、などと考えたのは今に始まったことではないのだけれど、本書を読んでその思いをますます強くした。100年後に本書と同様の書物が出されて、「キレイ好きな日本人の病弱性」という一章が入っていても何ら不思議ではない気がする。(もっとも、この滅菌効果やら抗菌仕様やらがきちんと機能していることが大前提であるのは言うまでもない。)

  • 大変興味深かった。
    今ではヘンテコを越えて、「拷問?」とか「殺しにかかってる」と思える事を医療行為として行っていた事は恐ろしい。
    最初から最後まで分かりやすい文章解説と、時折入るツッコミで読みやすく面白かった。

  • 水銀のんだり瀉血したり土を食べたりお尻に煙草の煙を入れたり、当時それなりに定着した治療法だったのなら効いた!という人もいたんだろう
    今効いた治ったといわれる治療法や薬も、100年経ったら「ないわぁ…」とヒかれたりするんだろうか

  • 読みやすくて面白い。

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