夢見る帝国図書館

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784163910208

作品紹介・あらすじ

「図書館が主人公の小説を書いてみるっていうのはどう?」
作家の〈わたし〉は年上の友人・喜和子さんにそう提案され、帝国図書館の歴史をひもとく小説を書き始める。もし、図書館に心があったなら――資金難に悩まされながら必至に蔵書を増やし守ろうとする司書たち(のちに永井荷風の父となる久一郎もその一人)の悪戦苦闘を、読書に通ってくる樋口一葉の可憐な佇まいを、友との決別の場に図書館を選んだ宮沢賢治の哀しみを、関東大震災を、避けがたく迫ってくる戦争の気配を、どう見守ってきたのか。
日本で最初の図書館をめぐるエピソードを綴るいっぽう、わたしは、敗戦直後に上野で子供時代を過ごし「図書館に住んでるみたいなもんだったんだから」と言う喜和子さんの人生に隠された秘密をたどってゆくことになる。

知的好奇心とユーモアと、何より本への愛情にあふれる、すべての本好きに贈る物語!

感想・レビュー・書評

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  • ビブリオテーキが必要だと1万円札だった福沢諭吉が号令をかけて永井荷風の父親が奔走する。
    5千円札だった樋口一葉に恋する帝国図書館は、資金不足で東洋一の座を諦めたとか、後世でお札になった人たちなのに当時は予算回してくれなかったと嘆いてました。夏目漱石も前の前は千円札でしたね。
    他にも多くの近代文学を支えた作家が名を連ねます。
    帝国図書館に通い多くの作品を読みふけた人たちがいて、やがて彼らの作品も収蔵されることになるとは、これはロマンを感じずにいられない。
    小説家ってみんな図書館好きで本好きなんですよね。
    山の嫌いな登山家がいないのと同じ理屈で、本の嫌いな小説家は存在しえないのも事実ですね。

    そんな系譜の中にこの小説の主人公である作者自身も取り込まれていくとか思うと、知的好奇心の塊のようなビブリオテーキがパラダイスにみえてくる。
    淡島寒月とゆう変わった人もいたようだし、ハッサン・カンというインド人が実在したのかとゆう話にも興味津々。
    この小説で重要な役割の奇想天外な姿で現れた初老の喜和子さん、チャーミングで自由奔放に生きてたかのようにみえる彼女にも窮屈な時代があったとか、この人のモデルも実在してたのではと思ってしまう。
    いろんな記憶の断片がパッチワークのように合わさって、本が語りあったり、黒豹が逃げ出したあたりからファンタジーも加わって、ミステリーもあって空想と現実のなかを彷徨ってるみたいで、虚構のなかの世界のほうがリアルに感じて感慨深い。

  • 「ねえ、どうして、図書館ってものが作られたのか、あんた知ってる?」
    (略)
    「福沢諭吉が洋行したわけよ」
    「あ、福沢諭吉がね。1万円札の」
    「そう。そして帰ってきて言ったわけ。『西洋の首都にはビブリオテーキがある』って」
    「なんだか料理名みたい」
    「それでみんなびっくりして、そりゃ作らなきゃならんてことになった」
    「それがスタートですか!」(21p)

    たまたま上野の図書館の前で出会った老婦人に、「あなた、小説を書いてんなら『夢見る帝国図書館』という小説を書かない?」と勧められる。いったん断わるものの、ちゃきちゃきの東京弁を喋る老婦人・喜和子さんの押しに負けて書き出した「わたし」は、ホントに夢見る創作体験をすることになる。

    日本最初の図書館の歴史を縦糸に、数奇な運命を生きた喜和子さんの人生を横糸に、下町庶民の明治大正昭和平成の生活色を全体に彩(いろど)りながら、結果的に読書の喜びを描いた傑作でした。

    本書は、上記の読み方が王道の読み方だと思う。もう一つは、「喜和子さんとは何者だったのか」ということを探すミステリとしての読み方もある。

    私は、更にもう一つの読み方を推奨したい。本書は、著者中島京子がモデルと思える「わたし」が2002年から2018年にかけて体験したことが描かれている。ウソかホントか。そして私は、本書を参考にし、明治元年が舞台の「お富の貞操」(芥川龍之介)、湯島聖堂に図書館前身があった頃の「雁」(森鴎外)、大正時代の宮沢賢治秘話とも言える文語詩「図書館幻想」、文豪たちが通った頃のエピソード「出世」(菊池寛)を本書で紹介されるままに、並行して読んでいった。その感想を書くにあたって「お富ー」「出世」はホント、「雁」はウソ、「図書館幻想」の賢治の心理は大袈裟と述べた。

    本書の巻置くにあたり、もう一度考え直す。
    喜和子さんのモデルは、ホントは居たのではないか。30代の著者が上野公園のベンチに座っていた時に出逢っていたのではないか?「お富ー」や「出世」にしたって、少し話が出来過ぎだ。ウソじゃないか?「雁」の岡田は直後ドイツ留学をする。お玉と岡田は付き合ってはいないのだから、あれは森鴎外の経験なのじゃないか?賢治はどうしてあんな艶やかな詩を書いたのか?そして考えるのに、日本の小説は、真(ホント)の中に嘘を紛らせ、嘘の中に真実を発見するものが多い。

    「夢見るー」は、「これは嘘か真か」を愉しむ作品なのかもしれない。いや、そういう読み方こそが正しいのではないか。

    コロナ禍で図書館が閉まるというこの間ほど、図書館を積極的に利用した時期はなかった気がする。そして、全国的にいち早く我等の街は、県立図書館が全面再開した。再会の合言葉は「いつか、図書館で会おう」が良いですね。

  • 「喜和子さんと知り合ったのは、かれこれ十五年ほど前のことだ。小説家になる以前のことで、上野公園のベンチだった」という文章ではじまります。
    喜和子さんは図書館に住むくらい通ったことのある、本好きな人。長屋のような造りの家に住んで、古本の『樋口一葉全集』を大事に持っています。
    わたしは、喜和子さんに「上野の図書館のことを書いてみない」と言われます。

    喜和子さんの生涯を探るわたしの旅とともに、作中作の『夢見る帝国図書館』が1-25まではさまれている構成です。
    帝国図書館に通った作家も多く登場します。
    夏目漱石・幸田露伴・淡島寒月・尾崎紅葉・樋口一葉・森鴎外・徳富蘆花・島崎藤村・田山花袋・和辻哲郎・谷崎潤一郎・菊池寛・佐野文夫・芥川龍之介・宮沢賢治・古谷信子・宮本百合子・林芙美子・小林多喜二。
    時代の移り変わりとともに図書館を訪れる作家たちも代替わりしていく様子が面白かったです。

    私は、芥川龍之介や宮沢賢治が好きなので、10のハッサン・カンの教えを芥川が乞い『魔術』という小説(童話)を書いた話と、9の宮沢賢治の恋というカムパネラとジョバンニの「図書館幻想」が特に面白く読めました。
    また、上野動物園で絶命するまで芸をし続けた、象のトンキーさんの有名なとても悲しい話も、作中作に含まれています。

    一方、喜和子さんの物語は『としょかんのこじ』(図書館の孤児)という喜和子さんのことを書いた童話作家を探す話と喜和子さんの生立ちと家族が中心で、すべてのはじまりとなるラストの一文がとても素敵でした。

    喜和子さんの名前も「平和を喜ぶ子」という意味で、この作品にぴったりとピースのようにはまっていました。

  • 「夢見る帝国図書館」
    なんてワクワクするタイトルでしょう。

    ただ、お話しは私の想像と違っていて少し残念。
    個人的に期待を膨らませてしまっただけなのですが。

  • 一人の老女、喜和子さんとの出会い。

    そこから帝国図書館の歴史と喜和子さんの人生を紐解いていく物語。

    本を閉じた瞬間、鼻の奥がツンとし、あ、この本、好きだ、そう強く感じた。
    自由に本を手に取れる幸せ、自由に呼吸し生きられる幸せ、随所に自由というものの尊さが感じられ、歴史の積み重ねが今の自由の礎を築いた、そう思うとより感慨深い。

    全てを見つめてきた図書館の眼差しは時に優しく時にせつない。文豪たちを見守る姿は微笑ましく、戦火の渦に巻き込まれた息づく本、動物たちに胸がしめつけられる。

    ふわっとスカート膨らませ、ふわっと心に舞い降りふわっと去っていく、そんな喜和子さんを思い浮かべ、図書館の本が醸し出すあの匂いを思い浮かべる…言葉にならない魅力が随所に溢れた作品。

    • あいさん
      こんばんは(^-^)/

      わぁ、くるたんこんなに気に入ってくれて嬉しいわ♪
      喜和子さんチャーミングだよね。
      図書館がみんなを見守る...
      こんばんは(^-^)/

      わぁ、くるたんこんなに気に入ってくれて嬉しいわ♪
      喜和子さんチャーミングだよね。
      図書館がみんなを見守るって設定がいいよね。
      動物たちの芸の話で涙が出たわ。みんな生きたかったんだよね。
      2019/07/02
    • くるたんさん
      けいたん♪こちらにもありがとう♡

      うん、図書館の物語は良かったね♪
      動物園は泣けたし、樋口一葉に恋してるのは可愛かったね♪

      喜和子さん、...
      けいたん♪こちらにもありがとう♡

      うん、図書館の物語は良かったね♪
      動物園は泣けたし、樋口一葉に恋してるのは可愛かったね♪

      喜和子さん、チャーミング!まさにそれだね♪
      なんか憎めない。
      過去の人生、たしかに長かったね。どれが本当だったのか…
      それもまたふわふわした感じを受けたわ✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。
      2019/07/02
  • 中島京子さんの講演会が地元図書館で開催されることを知り、何か代表的な物を読んでみたいな…と本書を手に。
    帝国図書館が何かも知らず、上野に寄席を聴きに行く車内本書を開くと、なんと上野界隈の物語。
    こういう偶然は必然なのだろうな…と思いながら鶯谷駅から上野公園の中を通り「懐の深い街」を喜和子さんの匂いを感じながら感慨深く歩いた。


    国際子ども図書館は子どもと何度も訪れたことがあるけれど、素敵な図書館という薄っぺらいイメージしかなかった。
    戦前から戦後までの帝国図書館時代に多くの文豪達に愛され様々な物語を秘めていたことを知る。

    「いつか図書館で会いましょう」
    という言葉を遺した喜和子さん。子ども図書館に行けば会えるような気がする。

    そしてやはり、中島京子さんこそが「夢見る帝国図書館」を喜和子さんに書いてと頼まれた本人なのでは?と思ってしまう。
    もし、講演会で聞くチャンスがあったら勇気を出して尋ねてみよう。
    答えはオフレコだと思うケド…

  • 『夢見る帝国図書館』
    ――――――――
    【購読動機】
    読者のみなさんのレビューと本の概要の紹介をきっかけに購読しました。
    本は嫌いではありません。
    「本好きな人向けの物語」とあれば、自然に手にとってみたくなる気持ちとなりました。
    ――――――――
    【ものがたり】
    女性作家Aと上野界隈に住む年配の女性Bの出会いから始まります。
    BはAに対して「図書館の物語を書いて!」と願います。
    その過程でBはAに対して、帝国図書館(現在の国立国会図書館)の歴史を紹介、説明します。
    ――――――――
    【図書館の苦難の歴史】
    いま、私たちの身近にある図書館。本と出会い、本と語らいあえる場所。
    いたって普通な、日常生活の一部です。
    この小説では、図書館が外国に倣い、設立・運営されるも、その苦難な歴史が描かれています。
    ・戦時中
    予算不足により計画通りに図書館建造物が竣工できなかったこと。
     予算不足により蔵書を調達することができなかったこと。
     戦禍の影響により、図書館内の蔵書を疎開せざるをえなかったこと。

    当時の帝国図書館の設立、運営に携わった多くの方のおかげで、今日の図書館につながっているのだと理解することができます。
    ――――――――
    【タイトルの「夢見る帝国図書館」】
    帝国図書館を主語にすれば、帝国図書館が戦時・戦後とどのように生きて、何を夢見ようとしていたのか?小説から推察できます。それは、図書館として、安全に安心して、その時代を生きる人々に「書」という世界を提供すること。

    また、帝国図書館を目的語にしたならば、主語は誰かであって、その該当者が帝国図書館を夢に見るととらえることもできます。
    戦時・戦後当時は、現代社会と相違して多くの書物を自由に探索し、出会える環境ではありません。学をもっともっと志したたかった人々は、ひょっとしたら、帝国図書館でより多くの時間を過ごし、物事に対してより広く思慮したかったのかもしれません。
    ――――――――
    【読み終えて】
    図書館を舞台にした物語は、初めてでした。
    図書館の片隅で、または図書館の近くの喫茶店で、図書館を見やりながら読んでみるのも、趣の一つとなるかもしれません。

  • 現在は「国際子ども図書館」の、上野の旧帝国図書館。私はこの国際子ども図書館が大好きで、関東住みの頃は何度も足を運んだ。でも、帝国図書館と呼ばれていた時代をよく知らないなと思い当たり、興味津々で手に取った。
    ライターの「私」が上野で出会い親しくなっていく、ちょっと不思議な存在感の年配の女性・喜和子さん。彼女との交遊と帝国図書館の歩みが交互に描かれ、徐々に明らかになる、謎めいた喜和子さんの人生。一方、樋口一葉や宮沢賢治、芥川龍之介、菊池寛など錚々たる文人が訪れる図書館。あの文人の知られざる一面を知ることができたりと、この図書館サイドのストーリーだけでも十分に読みごたえがある。戦時下のエピソードは胸が痛い。特に、「かわいそうなぞう」の花子及び動物たちの運命。今更知る衝撃の事実に、言葉が出ない。
    喜和子さんを通じて知り合う、大学教授や芸大の学生、古本屋の店主など…現代パートのストーリーも、個性的なキャラクターが次々登場する。この現代パートも、喜和子さんの人生を辿る過程にこんなにたくさんのテーマが内包されているのかと驚く。思いがけない展開に何度もぎょっとさせられ、とにかく心揺さぶられっぱなし。喜和子さんの軌跡と図書館の軌跡が徐々にクロスしていく…謎が謎を呼び、常に頭の整理が必要だが、最後のカタルシスがたまらない。
    ちょっと切なくて哀しくて、時に怖くシビアだけど、程よく温かく優しい。これまでの中島さん作品のエッセンスをあちこちに感じ、これは中島さんだからこそ紡ぐことのできた、繊細ながら壮大な物語だと心から思う。読み終えて、無性に上野に、国際子ども図書館に行きたい。いつか行くことができたなら、これまでの図書館の歩みに、そして喜和子さんの歩みに思いを馳せるだろうな…。

  • 世界子ども図書館の前で出会ったきわこさんと「わたし」。図書館を主人公とした小説を書いてみないと言われ、約束する。帝国図書館の視点から訪れた文豪や事件、本の歴史が語られるとともに、「わたし」はきわこさんの人生の歩みにも触れていく。

    テンポが不思議な作品でした。「わたし」の視点の物語と、図書館視点の「夢見る帝国図書館」が交互に描かれて…というのは、読んだこともあるパターンです。ただ、穏やかで、特徴ある人たちの話のせいか、ゆっくりと引き込まれるていく感じと話の入れ替わりタイミングが途中で変わる(一つの話が終わったら入れ替わるところから、一つの話の中で雰囲気が変わるところで入れ替わるとか)と言うあたりが、どう感じさせるのかもしれません。

    きわこさんは、読み終わっても、まだ見えていない部分が多いと感じたのですが、それでも素敵な人物であると感じられました。さっぱりとした感じの中に、弱さも見せつつ、人やものをよく見ているところ辺りでしょうか。

    「夢見る帝国図書館」部分は、ユーモラスな筆致と視点の面白さで楽しく読めました。もう少し自分が本を読んで、知識があれば、なお楽しいかなと思うとともに、文化事業が社会や政治から受ける影響は昔も今もかと思いました。その中で作っていったところが大変なことだったともわかり、それも興味深かったところです。

  • 国際子ども図書館の取材の帰り道、公園で出会った喜和子さん。
    彼女に突然図書館が主人公の「上野の図書館の歴史」について書いて欲しいと頼まれる。

    「ねえ、どうして、図書館ってものが作られたのか、あんた知ってる?」

    それは福沢諭吉の「ビブリオテーキ!」から始まった。
    永井荷風の父は日本初の図書館に悪戦苦闘した。
    図書館には夏目漱石、樋口一葉、島崎藤村、田山花袋 、谷崎潤一郎、菊池寛、芥川龍之介、宮沢賢治などなどが通いそれぞれ好きな書物を手にする。

    文豪たちの図書館での様子や交流はどんなものだったのだろう?想像するだけで楽しかった♪

    みんなの姿を図書館は100年以上見守り続けている。明治、大正、昭和、平成、そして令和…時代が変わってもずっと。

    戦争の話にも胸を打たれた。戦争は各地で様々なものを惜しみなく奪う。
    図書館では書物を、子供たちからは親や家を、上野動物園では可愛い動物たちを毒殺し命を奪った。動物のところは泣けてくる。

    図書館の歴史とともに喜和子さんの歴史も語られていく。今の姿からは想像できない喜和子さんの過去に驚く。
    喜和子さんは好きだけど、現代の話では時々集中が切れてしまった。
    たぶん、私が上野を知らないからと思う。東京国立博物館、国立西洋美術館、帝国図書館など。知っていればもっとその雰囲気を感じ取り楽しめた気がする。

    マハリクマハリタたけくらべ、マハリクマハリタたけくらべには笑った。

    • あいさん
      くるたん♪

      おはよう(^-^)/

      コメントありがとう♡
      装丁いいよね〜本好きにはたまらん。

      そうなんよ、図書館や文豪な...
      くるたん♪

      おはよう(^-^)/

      コメントありがとう♡
      装丁いいよね〜本好きにはたまらん。

      そうなんよ、図書館や文豪などは面白くてスラスラ読めたよ。戦争の話も為になった。
      でも、喜和子さんという人の人生がね…
      途中まではよかったけど、だんだん「あれ?なんでこんなに喜和子さんの人生を追っているんだっけ?」って思ってきて(笑)
      そこだけなんだよ。あとは楽しめました♪

      難しいとかではないんだよ。くるたんなら2日もあれば読めると思うから、あれ?と思う暇もないよ(*≧艸≦)
      2019/06/27
    • くるたんさん
      けいたん♪

      読了したよ♪
      うん、良かったー。言葉にするのは難しいぐらいすごく良かった。

      全てを見てきた図書館の描写はせつないものもあった...
      けいたん♪

      読了したよ♪
      うん、良かったー。言葉にするのは難しいぐらいすごく良かった。

      全てを見てきた図書館の描写はせつないものもあったね。動物園はたまらなかったね.˚‧º·(´ฅωฅ`)‧º·˚.
      2019/06/30
    • あいさん
      くるたん♪

      こんばんは(^-^)/
      早速読んでくれて嬉しいヾ(≧∪≦*)ノ〃
      そして、そんなによかったと思ってくれてホッとしたよ...
      くるたん♪

      こんばんは(^-^)/
      早速読んでくれて嬉しいヾ(≧∪≦*)ノ〃
      そして、そんなによかったと思ってくれてホッとしたよ。
      図書館の描写は切なかった。本が会話しているのもよかったね。
      動物園は…。・゚゚・(>_<)・゚゚・。
      くるたんのレビュー読むの楽しみだなぁ♪
      またゆっくりお邪魔しにいくね〜
      blue、あと一人になったよ。もう直ぐだ。
      2019/06/30
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著者プロフィール

1964 年東京都杉並生まれ。小説家、エッセイスト。出版社勤務、フリーライターを経て、2003 年『FUTON』でデビュー。2010 年『小さいおうち』で第143 回直木三十五賞受賞。同作品は山田洋次監督により映画化。『かたづの!』で第3 回河合隼雄物語賞・第4 回歴史時代作家クラブ作品賞・第28 回柴田錬三郎賞を、『長いお別れ』で第10 回中央公論文芸賞・第5 回日本医療小説大賞を、『夢見る帝国図書館』で第30 回紫式部文学賞を受賞。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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