ガラスの城壁

  • 文藝春秋 (2019年6月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784163910406

作品紹介・あらすじ

「我が王国を取り戻すために――」

友との誓いを胸に、少年はいま立ちあがる。



中学二年生の悠馬(ゆうま)は、父がネット犯罪に巻き込まれて逮捕されたことがきっかけで、いじめられるようになった。父の無実が明らかになっても、いじめは続き、学校での居場所はない。そんな悠馬の唯一の理解者が、転校生の暁斗(あきと)だった。

そして、暁斗は「ハッキングが得意なら、お父さんの事件の真犯人を捕まえることができるんじゃないか」と悠馬に提案する。二人は事件を調べ始める。ところが、悠馬たちの行く先々に謎の男たちが現れる。はたして悠馬は真相にたどり着けるのか!?



一気読み必至!デビュー15周年累計1000万部突破記念特別書き下ろし作品。

感想・レビュー・書評

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  • ’25年9月30日、読了。最近のマイブーム「積読打破!」の一環として。

    楽しんで…イッキ読み、でした。面白かった!

    陰湿なイジメのシーンに、ゲンナリしましたが…楽しみの方が勝った感じです。

    なんだか、神永学さんのイメージ、変わりそう(⁠◔⁠‿⁠◔⁠)

  • 神永さんの本は八雲から読むようになり、読みながら夢オチになるのではとハラハラしましたが、そこは神永さんの作品の王道で着地点があり面白かったです

  • 知らない作家さんでしたが、「心霊探偵八雲」というシリーズで大ヒットしている人だったのですね。これだけ本を読んでいてもまだまだ知らない人が沢山いるんだなあ。山はまだまだ高い。
    本屋さんで見かけて面白そうだなとピンと来て読んでみました。いわゆるジャケ買い。
    気弱な少年が、父の無念を晴らそうと奮闘する話なので、個人的には好きな方面だろうなと予想ついていました。
    一応ミステリーなので、内容的な部分には言及しませんが、小さな違和感(手がかり)を残しつつの話を展開させて行く所は好感が持てました。読者を騙してやろうという気満々のミステリーが苦手なので、人間ドラマ重視のこういう方向性は僕的には有りでした。

    本筋には関係が無い所で語りますが、親が何か犯罪に巻き込まれた、または冤罪によって逮捕された。又はダイレクトに親が犯罪を犯した。これによっていじめが発生するという事は色々なフィクションで見聞きしています。
    本人がしていなくても血縁者だから第三者が制裁をしてもよい。この感覚を持つ事が出来るという事がまず驚きでしょう。未成年の責任を親が持つのは当然でしょうが、親のしたことを子供が引け目に思わなければいけない。という発想が前時代的です。
    感覚が150年程ずれていると思うのですが、今テレビなどで家族の起こした事件や、不倫騒動で謝罪をしてそれを当然のように放送するメディアの発想自体が時代に逆行していると思います。
    身内が悪い事をした可能性が有れば皆々様に謝罪すべきであると、心のどこかで思っているからこそ、その子供までがそういう発想になるのではないか。何なら「自己責任」という一言で犯罪被害者をすら断罪しようとするこの世の中が、非寛容な人々を増大させているような気がします。

  • 読み易くて一気に読めました。
    松岡圭佑の催眠を思い出しました。
    面白かったけど暗いですね。
    仕方ないのかな。

  • ラザロの迷宮を先に読んでいたのでちょっと物足りなかった。それでも読み止めるには続きが気になる展開と、どう着地するのかが気になって読了。主人公が思ったよりも幼く感じたのはそういう事か、と最後の最後読み終えて納得しました。

  • 中一娘が読了。
    最近の中では一番面白かったとのこと。

  • 読みやすく、おもしろかった!

    最後にストンと全てが繋がった。
    全てに意味があったのだと思う。

  • 神永 学さん、初読み。

    父が逮捕された事で、学校でイジメに合うようになった中学2年生の悠馬が主人公。

    父は冤罪だったが精神的に追い詰められ自殺する。

    無罪が明らかになってもイジメは終わらない。

    その状況を変えるべく、悠馬は転校生の暁斗と共に、父の事件の真相を探り始めて行く。

    スクールカーストにゲーム、インターネット犯罪の裏側などを盛り込みながら推理小説の体で物語は進む。

    文章は読みやすく、誰が味方で誰が敵かを想像しながらテンポ良く読めた。

    事件云々より、主人公が少しづつ逞しくなって行く姿を繊細に描いた成長ストーリー。

  • 皆心のどこかにガラスの城壁を作っているんだと思う

  • まさか、暁斗君も黒服も優馬の妄想だとは思わなかった。

  • 最後え!?となる展開でした。想像していた斜め上いきました。
    あまり読んだことの無かった癖のあるお話。
    タイトルのつけ方がお上手!

  • 「我が王国を取り戻すために――」
    友との誓いを胸に、少年はいま立ちあがる。

    中学二年生の悠馬(ゆうま)は、父がネット犯罪に巻き込まれて逮捕されたことがきっかけで、いじめられるようになった。父の無実が明らかになっても、いじめは続き、学校での居場所はない。そんな悠馬の唯一の理解者が、転校生の暁斗(あきと)だった。
    そして、暁斗は「ハッキングが得意なら、お父さんの事件の真犯人を捕まえることができるんじゃないか」と悠馬に提案する。二人は事件を調べ始める。ところが、悠馬たちの行く先々に謎の男たちが現れる。はたして悠馬は真相にたどり着けるのか!?

    一気読み必至!デビュー15周年累計1000万部突破記念特別書き下ろし作品。

  • 思春期の人間関係や複雑な事情からくる心情描写が秀逸。
    逃走やいじめシーンの鬼気迫るシリアスさと、友情に胸が熱くなるシーンの暖かさが交互に訪れる綺麗な作品。
    ラストがびっくり系。

  • ある日電車で行った本屋で見つけ、買わずに家に戻ったのですが、どうしても頭から離れず近くの本屋に探しに行きましたが題名を忘れ、表紙の雰囲気だけで探すこと約半年。やっと見つけ、すぐに読みました。期待を裏切らないくらいに面白く、一日に2回読んでしまいました。

  • 中学生の悠馬の父親は、警察に逮捕され冤罪だと分かったが世間からバッシングを受け、電車事故で亡くなった。悠馬は、父親の冤罪を期に学校でいじめを受けるようになる。精神的に落ち込んでしまった母親を悲しませないように毎日登校しているが、友達はいない。そこへ、暁斗が転校してくる。ゲームの話をきっかけに仲良くなる二人だったが…
    父親から教えてもらったコンピューターの知識をもとに、冤罪の真犯人を突き止めようとする悠馬。悠馬を追い回す黒スーツの謎の男、誤認逮捕の責任を感じ続ける刑事、クラスのいじめに冷ややかな涼音。悠馬・刑事・涼音の三人の立場からストーリーは進む。

    最後まで読むと前半の不自然な文章に納得がゆくのだが、半分くらいまでは何を書こうとしているのかわからず何度か途中でやめようかと思った。結末は、なるほどと思ったが、全体としてはストーリーの展開にちょっと…。
    ゲーム世代の読者なら、もっと楽しめるのか。そういう世代は、この結末に納得なのか?

  • 読了

  • 涼音の性格が好き。

  • 「我が王国を取り戻す為に───」

    私は、ミステリーや推理小説が苦手で、いつも読むのを途中で止めてしまったり、読まなかったりと避けていましたが、この本は読み始めてから文字通り一気に最後まで読み進められました。

    ミステリーや推理小説が好きな方は勿論、苦手な方も楽しめると思うので、是非沢山の方に読んでもらいたい一冊です。

    神永学さんの本は『ガラスの城壁』が初めてなので、他の本も読んでみたいと思います。

    最初にも書きましたが、やはり一番格好良く、印象に残るセリフですよね。

    「我が王国を取り戻す為に───」

  • アカン、オチを知ってもそれまでの会話や展開が不自然すぎる。

  • 神永さんは、「心霊探偵シリーズ」をアニメで見て、知ったのですが、小説としては初で読んでみました。

    ラノベっぽい雰囲気だけれどもサスペンス色が加わると、何とも言えない不思議な感覚がありました。
    てっきり主人公の父親の冤罪事件を主軸に話が展開するかと思いきや、変化球的な方向へと進みます。冤罪事件の真相は、あまりにあっさりとしていたので、あっけらかんとした感覚はありました。それよりも主軸は主人公だったんだと。でもこれはこれで面白かったです。
    題名の「ガラスの城壁」は、中盤辺りまでは、ネットセキュリティ関係の意味かと思っていたのですが、後半になるにつれて、新たな「ガラスの城壁」の意味が登場するので、そう来たか!と思わず思ってしまいました。
    物語は、主人公の悠馬、主人公の同級生、休職中の刑事の3つの視点で展開していきます。時折、同時進行なの?時系列バラバラなの?と読むうちに色んな疑問がわいてきたので、それがグイグイと物語に引き込まれました。
    気づいた時には、もう後半に突入していたので、スラスラ読めました。また、主人公の成長も最初と最後ですっかり変化していて、重い話だった分、ほっとした気持ちにもなりました。

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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