へぼ侍

  • 文藝春秋 (2019年7月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784163910529

作品紹介・あらすじ

第26回松本清張賞受賞作

魅力的なキャラクターを選考委員全員が絶賛!

西南戦争を舞台に落ちこぼれ兵士の活躍を描く

痛快歴史エンタテイメント開幕!!



【内容紹介】

大阪で与力の跡取りとして生まれながら、家が明治維新で没落したため幼いころより商家に丁稚奉公に出された錬一郎は、それでも士族の誇りを失わず、棒きれを使って剣術の真似事などをして周囲の人間から「へぼ侍」と揶揄された。

1877年、西南戦争が勃発すると官軍は元士族を「壮兵」として徴募、武功をたてれば仕官の道も開けると考えた錬一郎は意気込んでそれに参加する。

しかし、彼を待っていたのは、料理の達人、元銀行員、博打好きの荒くれなど、賊軍出身者や異色の経歴の持ち主ばかりの落ちこぼれ部隊だった――。



綿密な時代考証のうえに大胆なストーリー展開を描き出す、時代小説の新鋭の誕生です。

感想・レビュー・書評

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  • 大坂奉行所与力の倅でありながら、薬問屋の手代として暮らしていた、志方錬一郎。
    武士としての面目を立てようと、西南戦役の官軍に志願する。

    第26回松本清張賞受賞作。

    士族とは思えない言動の、徴募壮兵たち。
    最初は不適格に思えた彼らが、だんだんと個性を発揮していくのが、たのしかった。

    明るく、テンポのいいキャラクターが魅力的。

    ただ史実の戦をなぞるのではなく、彼らが活き活きと動き回り、戦況が動いていく。
    彼らが能力を活かし、機転を利かせていく活躍ぶりも、おもしろかった。

  • 武家の出身ながら時代の変遷により薬問屋の丁稚奉公をしている志方錬一郎は、西南戦争で官軍に入ることを志願する。
    本来なら軍に入る資格のない錬一郎は商人らしい手練手管で官軍に潜り込んだものの、軍歴などないのに小隊長に任命されて…。

    周囲から『へぼ侍』とバカにされてきたのが悔しくて、本来の自分を取り戻すべく西南戦争に官軍として参戦する錬一郎。
    しかし彼に試練を与えるかのように様々な事件が起こる。
    小隊員の脱走、夜鷹との出会い、西郷札を巡る混乱、小隊員それぞれの事情、後に軍神と言われる乃木希典や当時記者だった犬養毅との出会い、密偵として宮崎を巡る旅、そして遂に…。

    半年ほどの戦いが一介の兵士の視点で丁寧に描かれていた。
    最初は地味に感じてなかなか物語に入り込めなかったが、時に有名人たちを登場させ、時に悲喜こもごもな事件を交え、青いだけだった錬一郎の変化を少しずつ感じて、段々と物語にも引き込まれていった。
    実際、戦争とはこういう小さな存在が必死で足掻きながら、時に逃げながら展開していくものなのかも知れない。

    薩摩軍側から描けば傲慢で強引で強大な官軍だが、官軍の内側もまた薩長が牛耳る世界だったり、薩摩軍もまた住民たちを蹂躙し、紙切れ同然の西郷札で騙したりとやりたい放題に見える。

    そんな中で戦とは何なのか、剣や槍の時代とは違う、軍と軍が戦う戦争とは何なのか、勝つとは負けるとは何なのか、武士としての誉れや武士として生きるとは何なのかを錬一郎にこれでもかこれでもかと問いかけていく。
    しかし戦争に毒されない錬一郎や、同じ小隊の沢良木や三木にホッとする。
    こういうまともな思考や精神を戦争という異常世界で保つのは大変だと思う。

    そして戦争後、錬一郎が下した新たな一歩も予想は出来るものの、嬉しかった。出来ればもう少しその後をきちんと読みたかった。
    一方で生き方を選べなかった西郷にも改めて切ない思いが沸き上がる。

  • 自然と涙が溢れてしまう最後であった。

    大政奉還後の時代で個人的にはあまり詳しくない所であるため背景を押さえるのに苦労したが、主人公の移ろい。それに伴う仲間や時代の移ろいに最後は名状し難い涙が溢れてしまった。

  • 「何者かでありたい」「何者かになりたい」
    現状の自分以外の、或いは自身以上の何かに光を求めるのは、特別なことではない。

    時は明治維新。没落した与力の跡取りで商人として育てられた若者 志方錬一郎が、士族の矜持を胸に西南戦争に壮兵として参加し、官軍・賊軍含め様々な背景を持つ人々に出会い、光を見つける様が描かれる。

    同じ部隊の訳ありの過去を持つ仲間たちが、物語の幅を広げる。皆、脛に傷。何者かになりたいのだ。

    出会う上官たちもすんなり物語に入り込み、名前を見ては史実を違和感なく加える。
    新聞記者 犬養毅、造り酒屋名家の嘉納治五郎が主人公錬一郎とかかわり、乃木希典や、五大友厚もさらりと登場し、揺れ動く社会構造のなかで、それぞれ何かを掴もうとしていた意思が物語を血の通ったものにしている。

    登場人物は少なくはないが、それぞれの造形が奇をてらわず、興味がわく。

    史実も物語性も、作者の伝えたい、読んで欲しいという押しつけや説得が強引ではなく、自然と頁を捲らせる。
    とても好感が持てた。面白かった!

    身分制度や社会構造が瓦解し、官軍・賊軍の内実は、双方線引きが実は危うく、歴史のターニングポイントでどちらを選択するのか、それだけの違いで多くの血を流した哀しみと、それによって歴史が大きく動いていく様を読み取った。

    どちらが正しく、どちらが悪かは、歴史が後に判断することなのだ。

    終盤、主人公が偶然にも出会った薩摩の男性が、吉之助さんだった件には思わず涙が…。皆、何者かになりたかったのだ。

    権力が氏や身分から、力の時代へ。そして武力がモノをいう時代からpersuadeへ。
    社会が、時代が動くさまを一人の青年士族を通じて、愉しんだ。

    一点だけ表紙が少しイメージ違いで…。三木謙次さんの画だと嬉しいです。

  • なんか最近の時代物は軽い感じがするのは私だけだろうか?申し訳ないが表紙の絵を見た時点でもう何となく軽い感じがした。読み始めて・・・やっぱりであった。幕末モノは好きではないのに、新聞の書評に負けて読んだ。もう書評に流されまいと固く誓った私であった。

  • 西南戦争というと、やはり西郷隆盛や大久保利通、あるいは抜刀隊を初めとするエピソードが圧倒的多数を占める中で「またも負けたか八連隊」という民謡で有名な大阪鎮台を舞台として西南戦争を描いている。

    主人公の志方練一郎も、彼を取り巻く登場人物達も題名通りの「へぼ侍」である。武張ったエピソードは正直無い。

    だが、この「へぼ侍」という言葉がいろいろな意味を含んでいる。

    相手には腰抜けとして、自分達を揶揄して自嘲する為、そして「強かに生きる」為の言葉として。

    戦場という土壇場をくぐりながら、武功を挙げようとする主人公が様々な歴史の偉人達と出会いながらも、最終的には敵方であったはずの西郷軍に対する敵愾心や憎しみを持てず、相手を理解しようとしていく姿は明治から大正、そして激動の昭和に至る中で生きていく上での原動力となり「へぼ侍」と揶揄され、自重しながらも強かに生き抜く為の信念になっていく。

    大阪人の意地を教えて貰いました。

  • 「維新」を「瓦解」と呼ぶ。なるほど。
    商家の手代錬一郎は西南の役に参戦する。彼は「瓦解」した士族の一人である。武をもって起死回生を目指す。
    しかしながら剣を使う機会もなく銃でもっての戦いの日々。彼の心は何を失い、そして得たものは何か。
    たいへん面白い話であった。史実を知り、日本の来し方を知る。よくできた本である。

  •  このあとの作品では、ミステリーに進む作者。このまま、この方向でも良かったのではないか。新人とは思えないくらいに、話も人物も、自然に動いていた。
     犬養や西郷どんといった実在の人物に。ややリアリティが欠けるかもしれないが。

  • オビの惹句「若き大阪商人の知恵が西南戦争を動かす」
    そんな話ではなかった。むしろ、主人公は翻弄されつつも強かに生き残った。

  • 期待以上に面白かった。幕末ものは個人的にはあまり興味がないのだが、官軍側を舞台に据えているものを初めて読んだ気がする。かつての賊軍側から集められた、一癖も二癖もあるおっさん部隊の分隊長にいきなり据えられる若者という設定は、会社あるある設定でもあり、そう思って読むと教訓となるエッセンスがそこかしこにちりばめられている。それぞれに専門領域を持つ年長者たちを権力でも知識でもなくアイデアと機転と率直さで徐々に認めさせていく様は痛快である。

    戦いからパアスエイド(Persuade)へ。武人も公家も百姓も、世の中みんなが商人になるのかもしれない、という時代の変化の兆しをとらえきれず、戦いで暴れるしかメソッドを持たずコンフリクトを起こしていたどこか気のいい古兵は、戦場でこつぜんと姿を消し、平穏な世になっても消息不明という結末もクールでいい。
    いまでいえば、役人も勤人も商人も職人も、世の中みんな芸人になるのかもしれない、といったところだろうか。

    セコい大隊長との間に入り中間管理職として渋い味を出している上長の堀、けなげで可憐、ではないさっぱりした気性の夜鷹、そして幻だったかもしれない大西郷・・など人物がみんな魅力的。かつ、著者は歴史学者とのことでフィクションと史実との絡め方も丁寧だと思った。

    それにしても面白いものである。脇役や風景は頭の中でイメージが浮かんでくるのに、17歳の聡明な軍服姿の剣達、だがしかし、シリアスなセリフも「でおま。」「わてほんまに~でんな。」とコッテコテの浪花商人ことばで語る主人公は、とうとう最後まで像を結べなかったのだ・・・。以前、役割語に関する本を読んだことがあるが、役割語が与えるステロタイプというのがいかに根深いものかと気づく。

    P125 「なあ志方の。恐れを知って、手柄も上げ、そして生き残ったんだ。初陣にしては上々だ」

    P271 誰も君のことを分隊長と認めていなかったところを、君は道理をもって説き伏せ、己の行動で自らを分隊長と認めさせたってね。

    P310 わしはパアスエイドで戦うのや。これがへぼ侍の武士道や。

  • 意外な、って言ったら失礼だけど、まったく期待してなかっただけに、あれ、面白いよこれ、ってなりました。幕末ものは苦手だけど、これは西南戦争のことが下手な歴史書よりもよくわかるのではないでしょうか。その実態のルポのような側面もありつつ、メインキャストたちのやり取りが楽しくも、辛くもある。正直最後は少し余談ぽかったけど、それにしてもオススメしたい作品でした。

  • 主人公は大阪で与力の跡取りとして生まれながら、家が明治維新で没落したため幼いころより商家に丁稚奉公に出された錬一郎。周囲の人間から「へぼ侍」と揶揄されても、士族の誇りを失わず棒きれを使って剣術の真似事などをして心身を鍛えていた。1877年、西南戦争が勃発すると官軍は元士族を「壮兵」として徴募、武功をたてれば仕官の道も開けると考えた錬一郎は意気込んでそれに参加する。しかし、彼を待っていたのは、料理の達人、元銀行員、博打好きの荒くれなど、賊軍出身者や異色の経歴の持ち主ばかりの落ちこぼれ部隊だった――。

    【感想】
    薩摩生まれなので、西南戦争を題材にした小説となれば読まずにはいられない。しかも26回松本清張賞受賞だったら尚更だ。
    官軍側から書かれてあるが実際は「勝てば官軍、負ければ賊軍」の世界だった。「壮兵」には同郷の薩摩や、旧幕府方で戦った元武士ら。それに西南戦争最中に西郷が解散令を下した直後、壮兵に加わった者もいる。戦(たたかい)視点より、戦場となった熊本や宮崎の村民が官軍と西郷軍の板挟みに苦しみ被害を被ったことが紙面を割いていたように思えた。
    本作は、そんな中で16歳の錬一郎が武の虚しさを知り次へと進む道を探していくビルドゥングスロマン(成長物語)だろう。
    錬一郎は年上の30歳代の沢良木、三木、傭兵稼業の松岡らを統率する分隊長に指名される。錬一郎はひと回り上の彼らと共に九州の地を踏む。新政府ができ侍の時代が終わっても刀と威光を捨てられず武功を挙げようともがく彼らは、官軍と賊軍の名前は違っても同じ穴の狢に思える。糊口をしのぐために壮兵となる人たちもいた。
    沢良木は料理人だった腕を生かし、畑に実る見慣れない九州の野菜を取り入れ隊員たちの食事を賄う。三木は隊の帳簿を任される。一方で兄貴分の気の良い松岡は結局戦い無くしては生きていけない。
    一夜の西郷との邂逅エピソードが印象深かった。
    自身の身分を隠して現れた西郷は錬一郎を見て「おはん、良か目をしちょっど」と云う。若い頃に竹馬の友と己の夢を追って、鹿児島から京都、大阪、江戸と駆けずり回ったと振り返る。「何事か為さん、何者かにならんと泳ぐようにとあがいていた」と若い記憶を思い出して焼酎を錬一郎に注ぐ。たぶん史実にはない挿話だろうが、本文に語られた西郷の心境を言い当てているように思えた。西郷さんに関する本を幾冊か読んで私も同じように推察していたから。
    西南の役が終わると、錬一郎は道場を引き継がずに除隊し学問を目指す。進学資金の工面に西郷とのエピソードが関わっている。錬一郎が薬問屋で10年間丁稚奉公をしていたノウハウが生かされている。彼はなかなか商才に長けた人物だった。

  • 松本清張賞受賞のデビュー作というのだが、文章もこなれているし、キャラクターは良く書けているし、実在の人物をうまく絡めているし、テンポよく読めるしで、何も言うことはない。

    次回作も構想中とのことなので、楽しみだ。

  • 2019年松本清張賞受賞作。
    作者は天狼院書店小説家養成ゼミの受講生坂上泉さん。
    読まないわけにはいかないでしょう。
     
    個人的に歴史小説は苦手な部類ですが、最初から最後まで楽しく読めた、というのが素直な感想。

    江戸時代から明治時代に移った後、『元』武士だった家系の男、錬一郎。
    商人として育てられながらも侍になる夢を諦めきれない。
    そんな折に勃発した西南戦争。
     
    時代が変われば幸せの定義も変わる。
    主人号の錬一郎がその時代に合った成長を遂げていく様は読んでいて清々しささえ覚えます。
     
    夢を求めて邁進した先はまったく違う運命だった。
    しかし、それは決して不幸ではない。
    新たな希望の始まり。
     
    昭和から令和に移ったいまだからこそ読んでおくべき作品です。

  • 本作は、元士族・志方錬一郎の青春物語である。舞台は維新から約十年後、西南戦争の動乱期。中世以来の価値観と、西洋から流入した新思想とが混在する時代に、人はどう生きるべきか――その問いが物語の根底に流れている。

    明治政府は廃藩置県や士族の特権廃止を通じて、旧来の身分制度を解体した。だがそれは同時に、多くの武士から生活の基盤と存在意義を奪うことでもあった。西南戦争の背景には、そうした不満と不安が確かに横たわっている。

    錬一郎の父は大坂東町奉行所与力であったが、鳥羽・伏見の戦いで命を落とし、家は没落する。錬一郎は薬問屋の丁稚として生き延びながら、父の剣術道場「士錬館」の再興を夢見ていた。

    その彼にとって、西南戦争は一発逆転の好機に映る。政府軍に身を投じた錬一郎の前に現れるのは、小料理屋の沢良木、銀行員の三木、傭兵の松岡――いずれも「サムライらしく生きる」ことにこだわりながら、時代に適応しきれない男たちである。

    しかし戦場で彼らを救ったのは、武士の誇りではなかった。それぞれが市井で培ってきた技術や知恵であった。この対比が、時代の変化の残酷さと現実を鮮やかに浮かび上がらせる。

    そして錬一郎の人生を決定的に変える出会いが訪れる。犬養毅である。従軍記者として戦地にいた彼は、「パアスエイド(説得)」という概念を語る。武力ではなく言論によって人を動かし、国を導くという思想――それは、近代的な政治の原点にほかならない。

    この出会いを契機に、錬一郎は剣ではなく言葉を武器とする道へと踏み出していく。

    物語には西郷隆盛も登場する。大人物であったがゆえに時代に担ぎ上げられ、「逆賊」として歴史に刻まれた西郷。そして「話せばわかる」と語りながら凶弾に倒れた犬養毅。理想と現実のねじれが生む、歴史の皮肉がここにある。

    本作は創作でありながら、実在の人物を巧みに織り込み、時代のリアリティを強く感じさせる。
    サムライの終焉と、言論の時代の幕開け――その狭間で揺れる若者の姿が、静かな余韻を残す一冊である

  • 2021.12 登場人物がイキイキしている小説。

  • 西南戦争を違う角度から捉えて面白く読ませて頂きました。

  • すずちゃん大好き

  • ★きちんとした時代エンタメ★登場人物のキャラを立て、明治初期の匂いを伝え、誰でもが知る後の著名人の若かりしころとも絡ませる。エンタメの作法をしっかりと踏まえつつ、時代物をきちんと書けるのは強い。
    時代にもまれた博打好きの荒くれ者の行方は分からないままなのは、ここだけ予定調和を外しているのがいい。「パアスエイド」と、賭ける未来をしっかりと示しているのが青春小説としても爽快感がある。

  • 大坂士族でありながら商家の丁稚奉公にならざるをえなかった「へぼ侍」青年が、一旗あげてお家再興目的で参戦した西南役での体験と見聞から大きく成長する痛快物語。本当に有り得たかもしれない同時代人との出会いを軸に、徴兵制を機に武士という職業が成立しなくなる環境変化を、商才と柔軟な思考力を新たな武器として犬養毅に感化されたであろう「persuade」を人生の拠り所としていく様を、メリハリのある明瞭な文体で活劇風に描いた秀作。「インビジブル」を先に読み、本作を読んで著者がただならぬ作家であることを確信しました。次回作も楽しみ。

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