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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784163910567
作品紹介・あらすじ
「苦しい 疲れた もうやめたでは 人の命は 救えない」
「海洋立国日本」を24時間護り続ける海上保安庁。
その幹部養成大学校を卒業し、特殊警備隊(SST)基地長などを経て、
尖閣諸島の領海警備問題に揺れる2013年、初の生え抜き長官に。
幾多の危難をくぐり抜けて辿り着いた、あるべき「海の護り」の姿。
初公開!「極秘重大事案」の内幕
・ソ連漁船を検挙せよ
・台湾密漁船を逮捕せよ
・船内暴動を鎮圧せよ
・北朝鮮工作員を探せ
・関西国際空港テロを防止せよ
・核燃料輸送船を護衛せよ
・薬物密輸船を検挙せよ
・尖閣諸島を護れ
・不審船を捕捉せよ 能登半島沖事件
・九州南西海域工作船事件
・中国漁船の襲来を防げ 巡視船衝突事件
・中国公船に対峙せよ
感想・レビュー・書評
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初の叩き上げ海保庁長官の回想録。
警備系の経歴が多く、それゆえ深いところまで書かれてるわけではないが、特に警備分野における近年の海保の発展を見ていくことができる。
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元海上保安庁長官が書いた経験談。感想は主に3点。
かつては海猿、近頃は尖閣諸島の問題でニュースになる海上保安庁ですが、あまり実態を知らないので読んでみました。
感想は4点
①隊員の方の真摯な姿勢
自らの命を顧みずに、国土の防衛や人命救助に奮闘する姿は感銘を受けました。日々、名もなきこのような方々の奮闘があって、我々の安穏とした生活が維持されているかと思うと、頭が下がる思いです。
②当然ですが、体育会系な方々
随所で隊員の方々の様子が出てきますが、思いっきり体育会系。豪放磊落な方が多い印象を持ちました。まぁ、指揮命令系統がしっかりしていないと、自らの命も危なくなる職場でしょうから当然と言えば当然ですが。
③国内法、国際法の解釈、運用と実際の現場で起きることとの乖離による苦悩
武器の使用、海外からプルトニウムを運搬する際の警護活動、領海における救助要請など、国内法が想定していない問題、国際法に照らすと我が国に執行管轄権がないような問題など、種々の問題が眼前で発生する中、苦悩する姿が描かれており、考えさせられました。
④人々に寄り添う気持ち
人を助けたい、残念ながら命を落とされた方の、少なくともご遺体は引き上げたいなど、人々の気持ちに寄り添い、予算や装備などで思うようにいかない姿が描かれており、まっとうな人たちなんだろうな、と感じました。
本を1冊読んだ程度でわかったつもりになる気はありませんが、ほんの少しでも海上保安庁のことが理解できた気がします。隊員の方はご自身を大切にしながら、任務を推敲していただければと思います。陰ながらですが応援したいと思いました。
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