真面目にマリファナの話をしよう

  • 文藝春秋
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163910741

感想・レビュー・書評

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  • 個人的に興味を持ち読んでみた。

    全3部構成で、
    第1部では筆者の取材を事細かく記している。
    第2部ではアメリカにおけるこれまでのマリファナの扱われ方の変遷。
    第3部ではマリファナの効果、現在での世界、日本での扱われ方について記されている。

    筆者がアメリカ在住&取材したということで、とりわけアメリカにおけるマリファナ事情について詳しく知ることができる。一方で、細部が細かく描写されているものの、全体の流れのテンポはゆっくりであった。

  • 日常のあたりまえを見直すきっかけになるかも、、、

  • ジャパニーズで最近話題の大麻とは何なのか、
    北の田舎には「大麻」(おおあさ)と言う地域がある、

    なんならそこら辺に生えてるし、
    ジャパニーズ神道には麻が絡んでくる、

    のに、なぜ大麻はダメなのか、

    そして、ジャパニーズの大麻を禁じたと思われるアメリカは大麻を非犯罪化されはじめている、

    そんなアメリカの大麻の歴史を細かく説明してくれている本、


    あまりにもムヅカシイ、
    読むのが大変だった、

    簡単に「大麻最高!!」みたいな本ではない、


  • マリファナは悪だ!と言うイメージが強い日本に向けて、佐久間裕美子さんの情報収集力と編集力に感謝です。今までにもたくさんのマリファナの記事や本で説明したり解説したものを読んできましたが、どれも信憑性にかけていたところ、こちらの本は歴史だけでなく、他の国の差別の話しや社会性、そして科学的な細かい成分の説明もわかりやすく、説得力があります。勉強になりました。

  • 自生大麻は効き目が薄いらしい。

  • アメリカ各州でマリファナが合法化、非犯罪化になるまでの歴史が詳しく書かれており、また、マリファナ自体についても事細かく説明されているため、マリファナやその周りの出来事に関しての理解が深まった。

  • 日本にいると全くわからない、アメリカのマリファナ事情がよくわかる。アメリカでの大麻解禁がここまで進んでいることに単純に驚いた。この本では単なる海外事情というだけでなく、その背景の歴史が丁寧にまとめられている。
    解禁の背景にはには経済、哲学、政治、差別、人権、正義などなど、色んな要素が絡み合っていて、それを知るだけでもアメリカ社会を垣間見ることが出来た。

  • Just Say No =ダメ、ゼッタイ

  • 一度作ったルールを守り続けることが大事なのだろうか?このメッセージはとても考えさせられる。
    日本で大麻を所持することは非合法であることはみんな知っている事実。
    しかし、海外では医療用で使われたりし、クオリティオブライフに貢献している。
    嗜好品としての解禁はハードルが高いかもしれないが、医療用としての解禁はいいのではないだろうか?

    自分の周りにもガンの人がいる。
    抗がん剤の作用で、ご飯がおいしくないといっている。
    家族の支えがあるので大丈夫だと思うが、うつになってしまったら悲しい。

    選択肢としてマリファナによる治療があったらいいのではないだろうか?
    個人単位で判断し、好まないならしなければいい。
    クオリティオブライフのため試したい、家族・友人に勧められたから試したい。。。
    それを過去の基準で一切禁止すべきなのだろうか?

    藤沢市のレストランオーナーの話には考えさせられた。法律は公共の福祉を保ち、個人の権利を守るためのものであると認識しているが、
    大麻取締法はクオリティオブライフの妨げになっているのではないだろうか。

  • 日本では麻薬・違法などネガティブなイメージのあるマリファナですが、優れた鎮痛作用を持っており緩和ケアなど医療用にも使われているのです。この本のテーマは「マリファナの麻薬と薬効」という難しい二面性をどう扱うかなのですが、マリファナの歴史を紐解いていくことでアメリカが抱える多くの矛盾があぶりだされてきます。
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著者プロフィール

ニューヨーク在住歴20年。政治経済や社会問題から、ファッション、ライフスタイルまで幅広いトピックスについて執筆する。著書に『ヒップな生活革命』(朝日出版社)、『ピンヒールははかない』(幻冬舎)、翻訳書に『テロリストの息子』(朝日出版社)。www.sakumag.com

「2018年 『My Little New York Times』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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