- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163910789
感想・レビュー・書評
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お見合いでユウジと結婚したイオリ。しかし、ユウジは結婚後すぐに亡くなってしまう。周囲が思うほど悲しめないイオリ。ユウジの実家と骨を半分ずつ分けイオリは遺骨と暮らし始める。イオリのお話と二人の周辺の人たちが登場するお話、5つの短編。
流されて生きている風なイオリの人、どういう展開になるか興味津々でした。遺骨の扱いとか変わっているし、イオリの感情も分からなくはない、個性的な人で全体的にも面白かったな。
壇蜜さんの本は初めて読みましたが、イメージが違った(イオリが地味だからかな)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
確かに戦中戦後、そういう結婚がスタンダードであったことを私は知っています。
でも令和の今はちがう。
と私が熱く語ったところで、どうなんでしょう。
コンサバティブな生き方はいいのでしょうか?
壇蜜さんが最近結婚されたことを知っています。
私は彼女なりの価値観で結婚したんだろうなと思っているのです。
だから今後壇蜜さんから目が離せない。
ほれ、また出版社の思うつぼだ。 -
「はんぶんのユウジと」「タクミハラハラ」「パットエミデテテレルフターリ」
「にびいろ八分咲き」「スカイコート101号室」
5話収録の短編集で、登場人物が各話リンクしている。
壇蜜さん初の小説集は、文章も読みやすく、ふんわりとした浮遊感感じる味わいで心地よく読めた。
主人公は見合い結婚したばかりの夫を亡くし、はんぶんに分けられた遺骨と共に暮らすイオリ。
このイオリのどこか俯瞰的で無気力な言動が面白い。
悲壮感とは掛け離れオカシミさえ感じ時々噴き出しそうになる。
自分の身近に存在していそうな人達のありそうでなさそうな物語。 -
壇蜜という不思議な人物が描く表現に興味があって、買い漁ったうちの一冊。彼女らしいトーンで、ずっと低空飛行するような主人公達の会話や気持ちの部分。でも予想はできたはずなのだけど最後に、ゾゾッとしたのはなんでだろう?
生きてたら必ず訪れる出来事をベースに話が徐々に展開。あーわかる。と共感しながら、トーンが上がり下がりあまりしないぬるま湯に浸かるような、そんな一冊でした。好きでも嫌いでも無い、そんなかんじ!でも壇蜜らしくて、やっぱり面白い人だなと思える作品です^^ -
なんとなく予感は感じた結末。
何がきっかけかはわからない。
湿度を感じる文章。
自分より泣いている人が近くにいると涙がおさまるのは身に覚えがあるな。 -
壇蜜さんのエッセイは読みやすく楽しいです。最新作以外、全部読んでいます。「はんぶんのユウジと」(2019.10)は、初めての小説とのことです。連作5話。面白い面白くないではなく、内容がよくわからない、そんな感じです。結婚後3ヶ月で突然死したユウジの妻、イオリがユウジの弟タクミに魅かれていく物語でしょうか・・・。
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2020/06/18リクエスト
壇蜜さん、すごいです。
壇蜜日記も好きでしたが、きちんとした小説も書けるのですね。
独特の世界観。
題名になってる、
はんぶんのユウジと
が1番好きでした。悲しまなきゃいけない未亡人、そうなれない自分、が素晴らしく描かれてた。 -
壇蜜ってこんな本書くんだ、すごいな。
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やるなあ壇蜜。
確かに、自分以外に泣く人がいると涙が引っ込む。