飛雲のごとく

  • 文藝春秋 (2019年8月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784163910796

みんなの感想まとめ

成長と友情をテーマにした物語が展開され、主人公の新里林弥は、兄の死を乗り越え、16歳で当主としての道を歩み始めます。義姉への思慕や、身分を超えた友情が描かれ、時代を変えようとする若者の情熱が心に響きま...

感想・レビュー・書評

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  • 新里林弥は、
    兄、結之丞が惨殺された4年後、16歳で元服し、名実共に、新里家の当主となった。

    義姉への思慕と、身分を超えた、少年剣士の友情と成長。
    時代に流されるのではなく、時代を変えて行こうとする若さみなぎる内容に、心惹かれる。

    あさのあつこ氏の作品は、ページを捲る手が止まらなく、総じて、睡眠不足を引き起こす。

  • 初出 2018年「オール讀物」

    作者得意の青春小説と時代小説が複合。
    先行している「ただなか」シリーズが不条理な状況にあらがうシリアスな感じだが、こちらは立ち回りと情の比重が大きい。

    舞台は血なまぐさい政争が一段落した小舞藩、主人公で16歳の新里林弥は、4年前に15歳上の兄結之丞と道場仲間の親友源吾を失い、親友で家老の庶子透馬を暗殺しようとした兄嫁七緒の兄をを斬っていた。
    透馬が病弱の兄に代わって跡継ぎに決まり、林弥と同じ道場仲間の和次郎を近習にして、政争や不条理に命を失うことのない藩にしようと誓った夜、刺客に襲われるが撃退する。
    新里家の奉公人みねの存在が笑いを生んで和ませる、という手法は常套手段だが、経師屋の孫でもある江戸っ子透馬も味がある。
    さて続編はあるのか。

  • やはりあさのあつこさんは青春小説だ
    兄弟夫妻最初名前が入り組み混乱したのは私だけだと思う。何故なら前半かなり小刻みに読んでしまったから。これからの小舞の改革も読んでみたい

  • 2022.01.09

  • さわやかさが残る、青春時代小説って感じでした。

    子供なのか大人なのか、ちょっと分かりかねる言動を感じましたが、その辺が10代の微妙な年齢を表現しているのかなあとも思いました。

    世の中を動かすことが出来るチャンスを見逃さない、そんな目を持ち続けて欲しい。
    チャレンジャーであって欲しいと思いました。

  • 元服の儀を終えた新里林弥。
    15歳も年の離れた兄の死に、父と崇め、そして、剣の師とも仰いだ思いが、未だに心の奥でうずく。

    あれから4年、兄の妻の七緒にも、慕情を抱きながら、兄の名を受け継ぐことに戸惑いを感じている林弥。

    そして、友の死、七緒の兄の死が、脳裏に浮かぶ。
    友人でもあり、そして剣友でもある透馬も、家老の息子である病弱な兄の後継ぎに、父からせかされている。

    作者 あさのあつこ氏の 若者の微妙な心の揺れの描き方に、登場人物の人柄や思いを、感じさせる。

    又、七緒のような、一途に夫の結之丞の切ない思いが、繊細に描かれている。

    物語りは、3人の若者の思い、馬鹿げた決まりを払拭させて、誰も無為に命を落とすことの無い時代へと、突き進んでいく姿が、良い。

    そして、林弥の母の死、そして、林弥の思いを断ち切って七緒は仏門へと、、、、

    皆、新しい一歩へと、進んでいく。

  • 藩を変えていく新しい力?

  • これも中学生向け

  • 藩政の裏にうごめく暗殺者の影.三人の力が合わさりお互いを信じ合う,林弥の行く先に待ち受けるものは,,まだまだこれからのこのシリーズ.楽しみである.

  • 父代わりだった兄を亡くした前作から四年後、16歳になった新里林弥は元服を迎えた。元服したものの、まだ無役、家に伝わる結之丞という名を受け継ぐ覚悟はまだなく、道場で鍛練の日々を送っている。前作で怪我をおった樫井透馬、ついに小前藩の筆頭家老の家を継ぐことに…林弥より一足早く普請方として出仕している山坂和次郎。農民や下級武士の死を目の当たりにし、そうした人たちの命が軽く扱われていることに憤りを感じていた。透馬が樫井家を継ぐ条件として林弥と和次郎を近習に迎え、三人で自分たちの目指す藩に、世になるように力を合わせいこうと決意する回。大人たちの思惑を吹き飛ばし、善き世にするため物語が動き出すことを次作で期待。

  • 元服の儀を済ませ、名実ともに当主となった林弥は、義姉への告げられない想いを募らせながら、運命の濁流に翻弄される。身分や立場の差を超えて時代を変えようとする少年剣士の友情と成長を描く、傑作青春時代小説。

  • らしい。
    多分前作読んでないけど、面白かった。
    続きそう。

    あさのさんは、ほんと梶井みたいなキャラ好きなんだなー。

  • 著者らしい、真っ直ぐな作品。同様の作品が多いのは、それだけ未来を若者に託す強い思いがあるからではないか。

  • 【試練が大きいほど、少年剣士は強くなる】山河豊かな小舞藩で元服の儀を済ませた林弥と、家老の息子の透馬。身分や立場の差を超えた少年剣士の成長を描く、傑作青春時代小説。

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著者プロフィール

あさの あつこ:1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。著書は『福音の少年』『No.6』シリーズ、『弥勒の月』『アーセナルにおいでよ』など多数。

「2025年 『あなただけの物語のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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