走って、悩んで、見つけたこと。

著者 :
  • 文藝春秋
3.82
  • (13)
  • (16)
  • (11)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 162
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163910840

作品紹介・あらすじ

市民ランナーのカリスマ、大迫傑、初の著書--。これは、MGCの前に、オリンピックの前に必読の書である。大迫傑は、悩みはすべて走ることで解決してきたと言う。走っている間は、自分自身とじっくりと向き合え、答えを見つけられるのだと。「僕が走ってきた中で見つけたこと、出会ったこと、現在の僕を形作っているものについて振り返ってみた」のが本書の内容だ。大迫傑の、強さも弱さもすべてがさらけだされ、そこにこの本を出すことの覚悟、これから挑むことへの覚悟を感じる。彼が教えてくれるのは、走ることの辛さと喜び。そしてそれを経験して学ぶ”生き方”。マラソン日本記録保持者の葛藤から生まれた思考法が1冊に詰まっている。〈目次〉自分の道を選ぶこと。マラソンを走るということ。どんな結果も受け止めること。環境が変わっても生き残る力を持つこと。「今」を積み重ねること。意志を持ち続けること。ライバルをリスペクトすること。不安をコントロールすること。言い訳をしないこと。目標を立てること。子供たちに伝えたいこと。大人たちに伝えたいこと。テキストのほかに、64ぺーじにわたる写真もみどころ。オフショットも掲載。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 日本の男子マラソンを盛り上げた立役者の一人の大迫選手。彼がレース、練習についての考え方を率直に綴った1冊です。
    他人の評価を意識することなく、自分で決めたことを日々、淡々とやり続けることが最も重要というコメントには、イチローにも通じるプロ意識を感じました。
    まだ若いのに(28歳)、求道者っぽい雰囲気を感じさせる彼。近道して簡単にタイムを短縮する方法はなく、ランナーなら誰もが知っている練習(ロング、インターバル、テンポ走など)を、言い訳せず、ひたすら続けることしかないという指摘には、ごめんなさいと頭を下げながらも頷くばかりです。オリンピックでメダルでも獲ったら、彼の真摯な生き方、考え方がもっと広く理解され、人々にいろんな良い影響も与えるでしょうね。イチローみたいに。
    こういうアスリートらしいアスリートは好きですね。応援してます。

  • 待ちに待った「大迫傑」大先生の本。
    本屋で見かけて速攻で購入( ̄∇ ̄)

    いやぁー、カッコいいわぁ…

    まず、なにせ顔がカッコいい。
    帽子被ってもカッコいい。
    インタビューに答える、その佇まいがカッコいい。
    本の内容全然関係ないけど…(笑)

    こういうカリスマ性がある人って、ごくごく稀にいるんでしょうね…

    「誰が言うか?」って、とても大切な気がします。
    ファンだからこそ、結果を出してるからこそ、やはりその本には説得力がある気がしました。

    ちょうど1歳半の息子がいるからなのか、「マラソン」というよりも「教育書」として読んでた節がありました(笑)

    子供には「自分のことは自分自身で決める」スタイルで望みたいなぁ。

    でも、きっと口出したくなるんだろうなぁ…

    親子共々、これはきっと試練だ。

    <印象に残った言葉>
    ・SNSや情報が溢れている中で、走っている間は、それらのすべてから自由になって、自分自身とじっくり向き合い、心の声を掘り下げていくことができるというのも、自分の頭で考え、答えを見つける力をつけられるのも、すべてマラソンの魅力だと思っています、(P20)

    ・きついという感覚はすごく主観的なもので、冷静に考えて、そのきつさを分析すると意外と対応できるものです。「今きついのはどこ?呼吸?脚?脚のどこ?」そう問いかけると身体全体がきついわけではないと気づくので、少し楽になるんです。(P32)

    ・結局、100%自分のことを考えられる人は自分しかいないんです。誰を信じるかといったら自分自身であって、周りに合わせるということは僕にとっては無駄なことです。(P84)

    ・結局、今日の自分のベストを尽くすしかないんです。じゃあ自分にできることはなんだろうかとポジティブに考える。そうなれば不安はだいぶコントロールできるようになります。(P122)

    ・子供の頃から両親は僕に対して、自分が何をしたいのか決断するときは、自分自身で決めなさいと言っていました。それは後に言い訳をしないためにはすごく重要なことなんです。(P124)

    <内容(「Amazon」より)>
    市民ランナーのカリスマ、大迫傑、初の著書--。

    これは、MGCの前に、オリンピックの前に必読の書である。
    大迫傑は、悩みはすべて走ることで解決してきたと言う。
    走っている間は、自分自身とじっくりと向き合え、答えを見つけられるのだと。

    「僕が走ってきた中で見つけたこと、出会ったこと、現在の僕を形作っているものについて振り返ってみた」のが本書の内容だ。
    大迫傑の、強さも弱さもすべてがさらけだされ、そこにこの本を出すことの覚悟、これから挑むことへの覚悟を感じる。

    彼が教えてくれるのは、走ることの辛さと喜び。そしてそれを経験して学ぶ”生き方”。
    マラソン日本記録保持者の葛藤から生まれた思考法が1冊に詰まっている。

    〈目次〉
    自分の道を選ぶこと。
    マラソンを走るということ。
    どんな結果も受け止めること。
    環境が変わっても生き残る力を持つこと。
    「今」を積み重ねること。
    意志を持ち続けること。
    ライバルをリスペクトすること。
    不安をコントロールすること。
    言い訳をしないこと。
    目標を立てること。
    子供たちに伝えたいこと。
    大人たちに伝えたいこと。

    テキストのほかに、64ページにわたる写真もみどころ。オフショットも掲載。

  • ここまで自分に厳しい人だとは思わなかった。ここまでやってもMGCでは勝てないのか。難しい。キツいと思った時は脳と脚を切り離して考える、なるほど。市民ランナーとして取り入れられる範囲で参考にしたい。

  • アイドル本のようなつもりで気軽に手にとってパラパラ見たらグッと引き込まれて買ってしまった。
    陸上をやってる人はもちろん、それ以外で何かに取り組んでいる人(と言うとほとんど全ての人に当てはまると思うが)は、その心構え的な部分でなんらか感じるところがあるのではとおもう。
    こんなにも妥協なく日々を過ごすことができるのか(しかも中学生の時から)、と言う驚きと共に、彼へのリスペクトが湧き上がってくる。。毎日確実に石を置いていく、と言うスラムダンク勝利学の教えを忠実に実践している人と感じた。
    やはりMGCの大本命!出し切ってほしい。

  • 【カリスマランナーの「走る」哲学】マラソンの日本記録保持者、大迫傑は、子供のころから道は自分で選んできた。走る人生の中で大切にしていることとは。

  • 地元 佐久長聖 出身の 選手が 書いた本。

    初優勝メンバーでしたよね。
    なんでも 1番が好きという話は 聞いていました。

    もっと 高校時代の話が あると 良かったのですが。

    ぜひ オリンピックに 出て 勇士を 見たいです。

  • 【No.339】「SNSや情報が溢れている中で、走っている間は、それらのすべてから自由になって、自分自身とじっくりと向き合い、心の声を掘り下げていくことができるというのも、自分の頭で考え、答えを見つける力をつけられるのも、すべてマラソンの魅力」「僕は駅伝が好きではなかった。輝いているのは自分じゃなくて学校であって、選手はただの使い捨てに過ぎないんんじゃないかという思いが当時から今までずっとある」「自分がやるべきことをすべてやっているので、スタートラインに立ったときはい意味で開き直った状態です。レースや良くても悪くても、ここまで妥協なくやってこれたというスタートラインに立った達成感がある」「トレーニングはハードですが、頑張ることに慣れてくると、そこそこきついぐらいにしか感じないようになります。もちろん、時には自分にがっかりすることもあります。でもそういうことにも慣れていくんです」「強くなるというのはすごく単純なことで、毎回ハードなトレーニングをして、ハードな毎日を過ごす。それを毎週繰り返していくだけです」「結局どこに一番プライオリティを置いて行動していくか。こうありたいという思いが強いことが大切だと思います。特別なトレーニングをしているとか、何かに秀でているというのではなくて、単に強くなりたいという思いの強さ、どこまで自分の私生活を犠牲にできるか」「意識が低い選手とあえて目線を合わせる必要はなくて、むしろ俺はお前と違うんだ、これぐらいの努力ができるんだと彼らを反面教師にして、自分のやるべきことを見つめ直すようにしていました」「どんなに正しいと思うことでも、自分の中で少し距離を置いて、客観視することが重要で、僕は僕で譲れないところがあるし、監督やコーチにも譲れないところがあるのだから、ちゃんと話し合って、Win-Winの関係になれるところで一緒にやっていくべき」「小さなコミュニティにいると、その中では自然で正しいことだからと完結してしまうことが多いと思うんです。問題を解決するよりも、そのままでいいんだと流してしまうこともある」

  • レース後のコメントで疑問だった事など大迫選手の様々な場面での考えを知る事が出来ました。これからも進化してくれそうで楽しみです。

    印象に残ったのは《意志を持ち続けること。》の章。

    やらない理由というのは探さなくても簡単に見つかるものです。だから僕はやらない理由よりもやるべき理由を常に探して積み重ねています。…人の顔は変わるものです。ストレスが多ければ眉間にシワがよるし、気持ちが穏やかな人は優しい顔をしている。同じように常に意志を強く持ち続けていれば、顔も体つきも、走りも変わっていくものなのです。


  • 現役選手の考えを知ることが出来たのは収穫。
    内容は「そうだよね!」と共感・理解出来る点が多く、自分も間違ってはないことを認識出来て良かった。

  • 12月のフルマラソンに向けて気合を入れようと読む。東京マラソンでリタイヤした後、MGCで3位になる前の出版。両マラソンのことが書かれている。まあ、ここまでストイックに走れないなというのが第一印象、それではダメだと書いているが。でも、ランニングに限らなければ、どの世界でもとことん突き詰めなければならないというのは真実だと思う。ここまでにはいかないが、フルに向けて走りこもうと思う。

全26件中 1 - 10件を表示

大迫傑の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐々木 圭一
三浦 しをん
森 絵都
宮下奈都
池井戸 潤
辻村 深月
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×