いいことだけ考える 市原悦子のことば

  • 文藝春秋 (2019年12月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784163911472

作品紹介・あらすじ

2019年1月に惜しまれつつも亡くなった市原悦子さん。ドラマ『家政婦は見た!』やアニメ『まんが日本昔ばなし』などで知られる名女優は、折に触れて人々の心に響く魅力溢れる数々の「ことば」を遺していた。



「その日食べられて、大事な友達が数人いて、目の前の仕事をやるだけで満足」

「親の教えは『あやしい男の子どもを孕むな、警察のお世話になるな』だけ」

「今のテレビは音も色も氾濫しているだけで、単なる塗り絵みたい」

「独り身は強くなりますよね。なんか甘さがなくなる」

「女が幸せじゃなきゃ、男も幸せにならないのよ」



……など、女優でありながらも、飾り立てることなく何気ない日常生活を好んだ市原さん。彼女の「ことば」はどれも“生きるヒント”に満ちている。本書タイトルの「いいことだけ考える」も晩年の闘病中に語ったことばだ。

著者でノンフィクションライターの沢部ひとみさんは、1999年の取材を機に市原さんと出会い、以来20年にわたり交流を続けた。16年に市原さんが自己免疫性脊髄炎を発症してからの闘病も支えた人物。今回、沢部さんは、市原さんの幼少期から晩年に至るまで、これまでの取材の記録(テープやメモ)を見直し、関係者に取材を重ね、名女優の知られざる素顔を描き出すと共に、珠玉の「ことば」の数々を紹介している。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

日常の中にある真実や生きる力を感じさせる言葉が詰まった本書は、名女優の市原悦子が遺した珠玉の「ことば」を紹介しています。彼女は、日々の生活や人間関係から得た教訓を、飾らずに率直に表現しました。例えば、...

感想・レビュー・書評

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  • いいことだけ考える 市原悦子のことば | AERA dot.(週刊朝日 2020年3月6日号)
    https://dot.asahi.com/articles/-/34487?page=1

    「女が幸せじゃなきゃ、男も幸せにならないのよ」女優の市原悦子さんが残したや優しいことば 著者は語る『いいことだけ考える 市原悦子のことば』(沢部 ひとみ) | インタビュー・対談 - 本の話(2020.02.12)
    https://books.bunshun.jp/articles/-/5283

    『いいことだけ考える 市原悦子のことば』著者、沢部ひとみさんインタビュー。「つらいことがあった後での“いいことだけ”」 | カルチャー | クロワッサン オンライン(2020.03.28)
    https://croissant-online.jp/life/118023/

    沢部 ひとみ プロフィール | 文春オンライン
    https://bunshun.jp/list/author/5cbec2447765611d85010000

    名女優が遺した珠玉のことば『いいことだけ考える 市原悦子のことば』沢部ひとみ | 単行本 - 文藝春秋
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163911472

  • 長年の友人であるノンフィクションライターさんが書かれた女優、市原悦子の生き方。

    亡くなってから1年が経ったということでどこかで見かけてふと図書館で予約して読んでみました。

    俳優さんにはストーリーがあるんだなと(俳優さんだけではないけれど)思いながら読みました。

    本人が書かれているわけではなく、親しい友人が書かれているためか、少し伝わりづらいところはあったのかなと思いました。
    世代も職業も全く違うというところか、あまり共感して読んだところはなかったのですが、夫の塩見哲さんが亡くなった後のお話は印象に残りました。

    p176
    「私は塩見に頼っていたし、幸せだったなぁと。それがなくなると、全部が見えてくる。一人でいると、いっぱい考えられるし、まとまるし、先は見えるし、あやふやにならない。『決めなきゃならない』『覚悟しなきゃならない』そういう考えが自立の元ですね。身辺を片付けるのも、誰かいれば、やってくれると思う。でも一人だとそれが使命になるのね。
    〜省略〜
    誰でも独り身になると、シンプルに生きていくようになっているんでしょう。ごちゃごちゃものがあったり、買い込んだりしないで。強くなりますよね。なんか甘さがなくなる。真面目にやっていたら、たまらないことです

    そして、
    日本昔ばなしでの市原さんの山姥は、子供心に恐ろしかったなぁ。。と思い出されるのです。

  • 大好きな悦ちゃんのことが書かれた本なのに、没後1年に発売されていたことに最近知って手に入れた。

    くすっと笑ったり、ウルッとしてしまったり...。目の前に悦ちゃんがいるような感覚になって嬉しいような哀しいような気持ちになった。

    夫・塩見哲さんのこと、悦ちゃん自身の病気のこと。20年にわたり交流があった、沢部さんだから書けた本だ。私は “市原悦子” という女優がいたことを忘れたくない!と思った。

  • 《「塩見が『疲れた』って言うから、私は『少し眠れば? 楽になるよ』とやさしく言ったの。彼も『そうだな』って。最後までものすごく冷静に接しました。だから、どうだったかな、死ぬと思ったかな、思わなかったかな。
    (…)『これでもうお別れだ』と絶対に気づかせないように、日常でいること、取り乱さないこと。それも演技だわ」》(p.169)

    《「絵空ごとを語るだけなら、何のエネルギーも出てこない。人間は生身のものだ、って理解しないと、演技のエネルギーにならない。それがなければ、表現する土台がないんです」》(p.40)

    やまんばについて。

  • ノンストップで紹介!
    亡くなってから一年。「家政婦は見た!」「まんが日本昔ばなし」の名女優がのこした25の言葉。

  • 【名女優が遺した珠玉のことば】市原悦子が亡くなって一年。家族、仕事、老い……女優として人生を歩むなかで、彼女が語った魅力豊かな数々の「ことば」を紹介する。

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著者プロフィール

沢部 ひとみ Hitomi Sawabe
1970年代、この国の女性同性愛者が「病気」で「ポルノ」だった時代に、アメリカ
でレズビアンフェミニストに出会う。以来、この異性愛男性優位社会で、女が女を
愛し、女と生きることの意味を追究してきた。主著に『女を愛する女たちの物語』
『百合子、ダスヴィダーニヤ 湯浅芳子の青春』。2007年に開いた「パフスクー
ル」では、若い仲間と自己開示と対話の方法を学び一方、トークイベント「日本L
ばなし」を開催し、多様なレズビアンの群像を描き、過去・現在・未来をつなぐ活
動に励んでいる。

「2023年 『産婦人科#MeToo』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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