犯罪 コレクションIII

  • 文藝春秋 (2020年1月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (648ページ) / ISBN・EAN: 9784163911595

みんなの感想まとめ

犯罪や人間の複雑な感情を描いた作品群が収められているこのコレクションは、特にシニア世代の視点から見ると深い感動を呼び起こします。登場人物の祖父母たちの奮闘や、犯罪者と被害者の間にある切ない関係性が印象...

感想・レビュー・書評

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  • シニア世代に弱いので、『悪人』のおじいちゃんおばあちゃんたちの頑張りにはグッとくる。
    犯罪者側の祖父母も被害者側の親もにくめないのが切ない。

    あとこのコレクションは『自伝小説』がとにかくいい。中学の時、荒れた地域で大変だったことが、すごく小説に活きているのだなと思う。今きつい中学生で、希望をもらえる子もいるんじゃないだろうか。
    そして「water」が処女作で、高校時代の美しい思い出だったんだ。あの作品いいもんなあ。

  • 吉田修一氏のコレクションが出たと知って、もう真っ先に手にしてみたいと思ったのは犯罪コレ。書籍はまだまだ紙面派なので、暑さ4センチぐらいの本を毎日修行のように持ち歩いて読みました。過去作品、そして何か新しいのが出ればけっこう呼んでいるつもりでいたのですが、知らなかった作品もありました。やっぱり印象深いのは「さよなら渓谷」かな。こんな復讐?愛?のかたちもあるか~、とあらためて。「悪人」はもうほぼ一気読み。脳裏にブッキーとふかっちゃん。

  • 罪を犯した男たちを描いた小説が何冊分も詰まったボリュームのある一冊。読む時本が重くて重くて。

    ランドマーク、さよなら渓谷、悪人はずっと読めずにいたので、読めてよかった。

    さよなら渓谷、悪人はやっぱりとっても面白かった!
    もっと早く読んでおけばよかった。

  • 読み応えのある一冊。以前に読んだものも収録されているが、だいぶ前のことなので覚えてないものだ。ということで新たな気分で楽しめた。

  • ベスト盤と言えばベスト盤だけど、吉田さんの著作の中では、犯罪を描写したものが特に好きなので。自分はいつも犯罪を犯す側の人間の立場で読んでしまうことをしみじみと感じる。書き下ろしの自伝があるのはちょっとお得。ほかのベスト盤もつまみ読みしようかな。

  • 【「悪人」登場!】「悪人」「さよなら渓谷」「ランドマーク」等、罪を犯した男たちを描いた名作の数々。圧倒的なストーリーテリングが胸を熱くさせる!

  • 吉田修一 ファンに向けて(?)の愛蔵版 コレクション、第Ⅲ弾。初期の頃の作品群 7編と長編「悪人」を含み、最後に短い自伝小説を収めている。初期の頃の作品からして“読ませる技”を持っている。文章が 淀みない。その先をもっと知りたいというところでストーリーを終わらせるのがニクい。上手い人だ。
    本はとても分厚いので、ベッドに入ってから読むのには不向き。価格も高いので 図書館で借りて読むのがお薦めです。

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著者プロフィール

一九六八年、長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。一九九七年『最後の息子』で文學界新人賞を受賞し、デビュー。二〇〇二年『パーク・ライフ』で芥
川賞を受賞。二〇〇七年『悪人』で毎日出版文化賞。ほか、『パレード』『横道世之介』『さよなら渓谷』『平成猿蟹合戦図』『路』『怒り』『森は知っている』『犯罪小説集』など著書多数。ANAグループ機内誌『翼の王国』での短編小説とエッセイをまとめた書籍に『あの空の下で』『空の冒険』『作家と一日』(木楽舎)がある

「2017年 『最後に手にしたいもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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