三國連太郎、彷徨う魂へ

  • 文藝春秋 (2020年4月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784163911922

作品紹介・あらすじ

「批判や中傷を恐れたことは、今日まで一度もありません。
むしろ、人生に余裕を感じることのほうが、僕は怖い。
苦しみの中をのたうちまわりながら、自身と対峙していかないといいものはできない。
安住してしまったら、役者はそこでお終いです。
僕はこれから、もっともっと泥だらけになりたいと思ってます。」
三國連太郎の人生は、彼の思うままだった。
彼は役者である自身を、何より、誰より、強烈に愛していた。

日本映画史に燦然と輝く孤高の役者・三國連太郎。
彼が死の淵まで語っていたすべてを、長きにわたり付き合いのあった著者が描きだす。

「演者として立てなくなった時点で、三國は半分死んでいるんです。
だから、僕は、彼を半分看取っていた。」-佐藤浩市

目次
第一章 波瀾を歩く
第二章「愚劣なもの」の記憶
第三章 父のこと、母のこと
第四章「五社協定違反第一号俳優」
第五章 芝居に生きる
第六章 鉄の意志
第七章 セックスほど滑稽なものはない
第八章 死の淵より
第九章 浩市
あとがき

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃ドラマで三国さんを観た。子供心にその迫力に驚いた記憶がある。そして、この本を読みながら若い頃の三国さんを検索したらイケメンで驚いた(笑)。 三国さんと何十年も交流のあった著者が本人の言葉をメインに生い立ちから亡くなるまでを書いたノンフィクション。イメージ通り役者バカな人だったよう。生い立ちは複雑で両親(特に母親)に対する感情も複雑。それが恋愛に影響したとのこと。年老いた母親をおんぶした時の三国さんの感情はとても印象に残った「周りから愛されてきた人間に役者は難しい」という三国さんの言葉、その通りだと思う。

  • アラン・シリトー、丸谷才一訳長距離走者の孤独をこの本、反社会的価値観、個人と社会の関係の研究を関係付けると、なかなか面白く考えられるかも。
    高橋源一郎著、「読む」って、どんなこと? も合わせて読むべきかと思います。

  • 日本映画史に燦然と輝く役者・三國連太郎。彼が死の淵まで語っていたすべて。

    佐藤浩市の語る章がよかった。

  • 【日本映画史に燦然と輝く役者が死の淵まで語っていたすべて】老いて演じられなくなることを死ぬことよりも恐れていた三國連太郎。役者としての自身を厳しく追求し続けたその生涯を描く。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。医療、人物、教育、スポーツ、ペットと人間の関わりなど、幅広いジャンルで活動。なかでもフィギュアスケートの取材・執筆は20年以上におよび、スポーツ誌、文芸誌などでルポルタージュ、エッセイを発表している。『人間らしい死を迎えるために』、『ペットと日本人』、『猫を看取る シュガー、16年をありがとう』、『別れの何が悲しいのですかと、三國連太郎は言った』、『羽生結弦が生まれるまで 日本男子フィギュアスケート挑戦の歴史』ほか、著書多数。

「2019年 『スケートは人生だ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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