フィデル出陣 ポーラースター

  • 文藝春秋 (2020年7月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (560ページ) / ISBN・EAN: 9784163912356

作品紹介・あらすじ

フィデル・カストロは、独裁者か、それとも英雄か!

若きJ・F・ケネディや、アレン・ダレスCIA長官が活躍する大国アメリカの影響を受けながら、米国の傀儡政権が支配するキューバで、革命への土台を作るために戦った若き日のフィデルを描く!
祖国キューバのためを思い、立ち上がったフィデル・カストロは、時の権力者・バチスタ将軍に何度も敗れた。
それでも、フィデルに私心はなく、国民のために戦っていたからこそ、多くの国民に支持をされた。
キューバ革命への礎を築いたフィデル・カストロの壮絶な激闘譜。

英雄チェ・ゲバラを描いた『ゲバラ覚醒』『ゲバラ漂流』、カリスマ指導者フィデル・カストロの幼少期から青年時代を綴った『フィデル誕生』に続く、ポーラースター・シリーズ最新刊。
アメリカと対峙し続けた、キューバの歴史を読めば、世界の現代史が読み解ける。

みんなの感想まとめ

フィデル・カストロの若き日の奮闘を描いたこの作品は、彼の理想と信念がどのように形成され、革命への道を切り開いていったのかを深く掘り下げています。読者は、カストロの私欲を超えた国民への思いと、その理想が...

感想・レビュー・書評

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  • ポーラースター4。

    キューバ革命の英雄フィデル・カストロが主人公。
    とにかくボリューミーで、読み応えガッツリ。作者が中南米の歴史について調べたことを、すべてぶち込んだという感じの熱量は伝わってきます。
    カストロという人は私利私欲なく、“キューバの国民が等しく幸せになるようにしたい!”という理想に向かって驀進するのは良いのですが、時々それが暴走になって、周りに迷惑をかけたり仲間を犠牲にしてしまったりすることがあります。
    特に家庭を顧みない事甚だしく、彼の妻・ミルタは本当にお気の毒です。革命家というのは得てしてこういう人なのですかね。
    で、こんなにガッツリ書かれているのに、“キューバ革命の前”で終わるという・・。そう、もう一人の英雄、チェ・ゲバラとカストロがやっと出会う、その場面がラストなのですよ。
    あとがきで作者の方が日本の政治の在り方について批判と取れる文を書かれていますが「もっと皆に日本の政治について考えてほしい」という思いが感じられました。

  • フィデル・カストロの大学入学からキューバ革命の前までを描く。中米の多くの国を跨いで話が進み、登場人物も多様であるため、何度も迷子になりながら読み進めることになったが、最後にチェ・ゲバラと出会うところで物語は終わる。前作もそうであったが巻末の参考文献の膨大な点には驚かされる。綿密な文献調査、現地調査を行った上で書き上げたことがよくわかる。あとがきに安倍政権に対する強烈な批判の言葉が綴られているが、これで「コロナ〇〇録」のシリーズでの書きっぷりも納得。

  • カストロの大学生時代から革命を成し遂げる直前までの物語。
    対象読者は日本人。
    生き生きと表現された描写はクライマックスに近づくにつれて勢いをましていく。
    無血とはいかず、悲惨な描写もあるので読み手を選ぶかも知れないが、連載時の寄稿文にあるようにキューバと日本は重なる部分が多い。
    物語の中にはほんのわずかに日本が出てくるだけなのに、読みながら日本を憂いてしまった。
    全ての日本人に読んでほしいシリーズです。

  • 1年半以上かかってしまった。
    情報量が多いので途中離脱を繰り返したが
    その度に各メディアでフィデルやゲバラのことが
    特集された番組や記事を見かけて
    モチベーションを取り戻して
    ついに読み終えた。
    達成感を感じたが
    革命はこれからという終わり方に
    最終巻への期待が膨らむ。
    あとがきを読むと物語と当時のキューバを
    今の日本と重ねて思い返すことができる。
    革命当時は武装による闘争しかできなかったけど
    今の時代は一人一人が声をあげられる時代だという
    考えは以前から抱いていたから
    素直に共感できた。
    世界の半数がロシアのウクライナへの侵攻に
    反対していると思うし
    ロシア国民の中にも反対してる人もいるから
    それぞれの声を届けられるようにしたい。

  • わたしがカタカナが苦手、ということもあるだろうが、文字が滑って内容が入ってこない。フィデル・カストロをはじめ、あらゆる登場人物に魅力を感じられなかった。

  • 第3巻で登場したカストロがゲバラと出会うまでの物語。いや、ムチャクチャ読み応えあり。こんなすごい、こんな無茶苦茶な人やったんやね、カストロって人は。今の日本人に知って欲しい歴史だね。そして、最後にようやくカストロとゲバラが出逢う。次巻への期待がますます高まる

  • 【米国の影と戦い続けたフィデル・カストロを描く!】青年ケネディやダレスCIA長官が暗躍する米国と対峙し、革命への礎を築いた、若きフィデル・カストロの真の姿が浮かび上がる。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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