フェルドマン教授の未来型日本経済最新講義

  • 文藝春秋 (2020年8月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784163912493

作品紹介・あらすじ

「ワールドビジネスサテライト」のコメンテーターとしてもおなじみのロバート・フェルドマン氏の経済講義シリーズの第2弾。エコノミストとして30年に及ぶ日本在住経験の中で、国内外の経済や市場、社会に関する深い知見と洞察力に基づく分析と提言を広く発信しているモルガン・スタンレーMUFG証券シニアアドバイザーで、現在は東京理科大学大学院で教鞭を執る。1980年代末のバブル時代から「平成」の終わりまで日本の変遷を間近で見続けた立場から、日本と世界の過去・現在・未来について、日本経済の強みと弱み、またコロナ危機をどう生き抜くのかを語る。長時間労働はなぜ改善されないのか、生産性の高い人材の育て方、世界水準の教育に対応するには、コスト膨らむ医療費にメスを、日本の技術革新はどこまで進んでいるのか、老後に2000万円必要かなど、私たちの生活に密接に重くのしかかる問題についてQ&A方式で解説。
〈著者より〉みなさん、こんにちは。ロバート・フェルドマンです。いまはモルガン・スタンレーMUFG証券のシニアアドバイザーをつとめながら、東京理科大の技術経営専攻(MOT)で教鞭を持たせていただいております。この本は、実世界と授業の間で生まれたものです。テーマは未来型経済への道です。技術の進歩と経済を分析して、どうやって平和をもたらす世界にすればいいのかがテーマです。日本も世界も大きな問題が山積しています。温暖化、高齢化、コロナ、大衆迎合、貿易摩擦、権力主義、教育の悪化、社会の分断、格差社会など、あとを絶ちません。一方、技術革新も信じがたい速度で進んでいます。ご存知でしょうか?ソーラー発電が、いま化石燃料の発電より安くなっています。水素はCO2を出さない作り方もできています。人間が乗れる電気飛行機もできています。淡水は、大気から1リットル当たり2千円以下の単価で取れるようになりました。経済のニーズと技術の可能性を、どのようにつないで、どのように未来型経済を築いていくのか。明治神宮でおみくじを引いたときのことです。おみくじには、明治天皇の和歌が書かれていました。「世の中の人におくれをとりぬべし 進まぬときに進まざりせば」という内容です。どうか、平和を築く未来型経済を一緒につくりましょう。

感想・レビュー・書評

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  • 日本経済の問題に対して世界のさまざまな状況や事例を加味して適切な指標を用いながら解説していた。そして、その解決策についても同様であった。

    特に、既得権益による財政の腐敗を防ぐためには若者の投票率を上げ、その意見をしっかりと反映させるような仕組み(議決権の割り振りなど)が必要であると感じた。

    また、財政の健全化とは別に日本が成長するためには企業努力や教育の補強、労働市場の流動性を上げることによって生産性をあげることもまた重要であると感じた。

  • わかりやすく簡単に現在の問題点が書いてある。解決策の提案も書いてあるが、どちらかというと問題提起が中心の内容。問題点の整理に参考になった。

  • 温暖化や産業、働き方、教育、社会保障などについて日本はどうすべきか、それぞれの問いに対する回答が簡潔で読みやすい分、根拠が薄いように感じた。どうすべきかも書いていないところもある。私の読解力不足かもしれないが。

    働き方改革がなぜ失敗した理由は固定コストを上げたためとあるが、なにを上げたのか。なぜ上げたのか不明。

    「なぜ女性管理職は生まれにくいのか」については、ひとつの面の状況説明だけで、対応案もない。

    政府の研究開発費とはなにか。3兆円くらい。国立大学や国立研究施設の研究費であろうか。

    医療機関の密度を調べ、秋田県では数が数が少なく独占の度合いが高いと言っているが、秋田県は高齢化率に対する一人当たり医療費が平均より下。グラフから主張が読み取れない。東京はクリニックが寿司詰めなのに、平均より上。

    「東京への一極集中がもたらす弊害とは?」にて、地方の人口が減ること自体は問題なのか。

    農地委員会は、自分たちの利益しか考えない組織で廃止すべきとある。本当か。農地委員会がなにをどう判断しているか裏付けがない。結論は合っているかもしれないが、本書からは合っているかわからない。


    面白かったのは、つぎの点。
    ・金融関連。需要と供給からの分析がよかった。
    ・技術革新には、プロセス・イノベーションと、プロダクト(商品)イノベーションがあり、分けて考える。
    ・各国の医療制度の比較(公的保険のシェアと公的医療機関の共有シェア)
    ・リーマンショック後などのGDPと設備投資
    ・新型コロナウイルス感染が広がる中での株価上昇の理由

  • 【フェルドマン教授の理科大の白熱授業!】コロナ危機の日本経済はどう変化しどう立ち向かえばいいのか。生活を向上させ不況を生き抜くための経済をわかりやすく解説する。

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