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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784163912936
作品紹介・あらすじ
セーラー服を着ていた。30歳で死のうと思っていた。
そんな僕に、こんな未来が訪れるなんて――。
父として、LGBTQムーブメントのリーダーとして、仕事、家族、恋愛など
社会の「普通」を問い直す、フミノの奮闘記。
* * *
2020年8月、NHK総合でドキュメンタリー「カラフルファミリー」が放送され、SNSで話題となりました。
トランスジェンダー男性と、パートナーの女性、そしてゲイの親友と、彼らの赤ちゃんの「4人家族」の物語。本書はそのトランスジェンダー男性フミノ=杉山文野の物語です。
1981年女性の体を持って誕生した杉山さんは、性自認は男性。
乳房切除手術を受け、現在は男性として生きています。自身がトランスジェンダーであることを告白し、恋や悩み、自分らしく生きようともがく日々を綴ったロングセラー『ダブルハッピネス』を2006年に出版してから14年、本書は2冊めの著書となります。
杉山さんは、前作刊行後、海外を放浪し帰国して就職。その傍ら、テレビ出演や講演会で性的少数者の現状を語ってきました。そして、LGBTQの若者の集まる場を作り、パートナーシップ制度の口火をきった渋谷区の条例に深く関わり、東京レインボープライド(パレード)の共同代表を務めるなど、さまざまな活動を牽引してきました。
セーラー服を着ていた高校時代、希望が見えず「30歳になったら死のう」と考えていた杉山さんが、当時想像もできなかった今の自分。まさに激動といえる14年間は、読む人に「普通とは何か」を考えさせ、さまざまな悩みを持ち、明るい未来を思い描けず苦しんでいる人に、勇気と希望、自分らしく生きるためのヒントを与えてくれます。
目次
はじめに
第一章彼女のこと
第二章親のこと、活動のこと
第三章東京レインボープライド
第四章同性パートナーシップ条例
第五章ファミリーのこと
未来へ あとがきにかえて
みんなの感想まとめ
テーマは、トランスジェンダー男性の人生の軌跡と、社会の「普通」を問い直すことにあります。著者は、自身の性自認や恋愛、家族、仲間との出会いを通じて、希望を見出しながら成長していく様子を描いています。彼の...
感想・レビュー・書評
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元女子フミノさんが、彼女と出会ったり、大切な仲間と出会ったりするお話
彼の人生を少し知ることができる
多様性を全て理解することはすごく難しい
でも、少しでも知っていることで、力になれることもあるんじゃないかと思った
LGBTQとか関係なく、彼の飲食店時代の働き方があまりにもキツくてびっくりしてしまった… -
すごく読みやすかったです。色眼鏡で見るのではなく1人の人間として、見てほしいという思いを強く感じることができました。多数派は気づかない視点でした。みんなが自分らしく生きやすい社会になるといいなと思いました。
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性同一性障害の著者が、様々な困難を乗り越え、パートナーとの間に子供を得るまでを描いた自伝(?)。なんとなくおもしろそうだなという興味本位で借りたが、文章もうまいし、なによりLGBTQ(著者は性同一性障害だがT=トランスジェンダーになるらしい)というまったく知らない世界を垣間見ることができてよかった。ぼくが生きてきた時代は技術も社会も急速に変化し、少数派の人達も声を上げられるようになったと思っていたが、全然認識が甘かったことを痛感した。
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最初はNHKのドキュメンタリー「カラフルファミリー」で知った。
トランスジェンダーの著者がパートナーとの間に子供をもうける。
著者の親友であるゲイの方から精子提供を受けての妊娠。
その3人の親の関係を追ったドキュメンタリーはとても面白かった。
1年後には「カラフルファミリー2」として、もう一人子供が増えていたり。
この本では、そこに至るまでの日々がつづられていて、
より大きな濃い背景が分かって読み応えがすごい。
パートナーの女性の方の経歴も、元アスリートだったりと、
あまり体験しない世界を知っていたり。
文野さんの飲食業の仕事の苛烈さにも驚くし、その中で力と自信を付けていったり
並行してLGBTQの居場所作りや活動にも忙しく走り回る。
読んでいてがっついてギラギラしてる感じはなく、
人と会い話を重ね試行錯誤しながら進んでいくのをドキドキしながら追っていく感じ。
この数々の経験の先に、子供を持つという大きな決断があったんだなと。
本も、番組も、ことさらアップダウンを強調することがなくて、
肩ひじ張らずに面白く読めて、理解を深めることにもつながる。 -
認め合う世の中になれば良いと思った。
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マジョリティが読むべきだと思います。
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いまや当たり前になりつつあるパートナーシップ制度、レインボープライドを大きくしたひとりがこの方だとは!
FTMの方の本を初めて読みましたが、苦しい現実、家族、仲間、パートナーのこと…たくさんの壁とギャップがある中で大切な一歩を踏み出し、道を作ってくださり本当に感謝します。勇気を出してレインボープライドや二丁目のお店、仲間がいる空間に行ってみたい。自分も少しずつ声をあげていき、マイノリティがいることが当たり前、マイノリティとマジョリティという差がなくなる未来を作っていけたらいいなと思いました。 -
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◆自分がもっと自分らしく生きるために◆
トランスジェンダーで、戸籍上は女性、性自認は男性である著者の20~30代の15年間の話。当時、セクシャルマイノリティに関する情報はネガティブなものも多かったなか、「自分はハッピー担当」と決め、明るく発信し活動されている様子が印象的です。
パートナーとの出会いから子どもを持つに至るまでの道のりは、決して平坦ではありません。大切な人のことを考え、迷い悩みながらも常に「自分」を貫く生き様に心を動かされます。 -
最初はLGBT系かぁなんか内容見え透いて読むの億劫やなぁって思ってたけど全然
行動力の塊な人でLGBT関係なくひとりの人の人生としてすごくおもしろい
為になる
これは読んでよかった -
人としてまぶしい。自分の弱さをさらけ出しながらも、それでも這ってでも前に前に進む人だ。このバイタリティはいったいどこから湧いてくるのだろう。羨ましい限りだ。
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本を読んだきっかけは、大学の講義でセクシュアルヘルスに興味を持ったことだ。私は、簡単に多様性と言葉を使うことが多いが、多様性とは「トランスジェンダーなどに限らず、私たちにも今やいずれ訪れる」のである。また、あまりLGBTQに出会う機会もないが、積極的にイベントに行ってみて、いろんな考え方を知ってみたいと思った。「人生とは」を考えるきっかけにもなった。
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<2022年度男女共同参画推進センター推薦図書>
◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC03906818 -
◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC03906818 -
2022.06.11
NHKのハートネットTVでこの家族のことが紹介されていて、心のどこかで気になっていて、図書館で偶然見つけたので2冊いっぺんに借りました。
その時の特集ではわからなかったフミノさんの背景がわかり、こういう経緯があったんだと納得。
自らメディアに積極的に出ていき発信しているのは素晴らしいし、もし自分がこの立場だったらとてもこんなにオープンには生きられないのですごいなと。
フミノさんも決して強い人ではないと作中でも書いていましたが、やっぱりメンタル強い人なんだと思う。
いろいろな世界観、人生観に触れられてまたひとつ勉強になりました。 -
私の友人や知り合いには、LGBTQの方は思い当たらないかも。と、これまではそう思っていました。
しかし、いないのではなくて、もしかしたら(私が)そのことを知らないだけなのでは、と考えるようになりました。
自分がいかに無知だったかということを思い知り、LGBTQの現実を知ったり、知識を得るための手助けとなる本。 -
僕は誰よりも”普通”でありたかった
という心の叫び。みんなと違うから認められない。
そんな社会の中を苦戦しながら生きていく人に対して、手助けとなる本であると思った。
それと同時に自分がいかに、LGBTについて無知だったのかということを思い知る。正しい知識を持たないことは、無自覚に人を傷つける可能性を秘めていて、怖いなと感じた。
読んでいて、苦しいなと思う場面もあったが、尊敬することも多くあった。こうありたい。を応援できる人に。自分もそういう人でありたいと思う。
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