猫がこなくなった

  • 文藝春秋 (2021年1月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784163913148

作品紹介・あらすじ

 猫好きの友人の高平君がうちに来て、涙ながらにいなくなった猫の話をはじめた、聞けば聞くほど私が外で世話していたキャシーそっくりだった。
 ついに1ヵ月経ったところで高平君は、迷い猫のポスターを貼りだした。それを作ったのは二週間目だったが、「貼ったら事実を固定化するみたいじゃん。」と思っていたのだ。レディはきっと帰ってくる、キャシーもそうだ。
 果たして高平君のレディはみつかるか?(表題作)

 特別に忘れがたい猫、突然伐られてしまった大きなヒマラヤ杉、賢いカラス、鎌倉の家から見えた川端先生のお屋敷、夏の明るい日差しの中で本を読むこと、隣家の物置きに住み着いた赤ん坊連れの女のひと、子猫が友人の手のなかで命を落とした夜明けまでの夜・・・

「命において死は生きるのと平行して在りつづける」ことを証しだてる9つの短篇小説。

みんなの感想まとめ

日常の中での命の営みや死生観を描いた短篇集は、猫や人間たちが「やむにやまれず」生きる姿を通じて、深い共鳴を呼び起こします。著者の語り口はユーモアに満ち、心温まる瞬間を提供し、読者を引き込みます。特に、...

感想・レビュー・書評

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  • 最終章の2匹の黒に子猫の描写が出色。
    「過去は、現在と並行して在り続ける」の1文を何度も読んだ。

  • 読みにくいったらありゃしない。

  • 久しぶりに保坂和志の小説を読んだけど、読むたびに、どうしてこんなに元気が出るのだろうかといつも不思議だ。また、おそらく今までに読んだ保坂作品のなかで、いちばん笑った本でもある。

    いわゆる「大したこと」は書かれていないんだけど、それが大したことなんだよな、と思う。

    本作で言及される人間たち、いや動物たちも含めて共通しているのは、みんな「やむにやまれず」日々を生きているところかもしれない。読みながらそれに共振して、体の芯から熱くなってくる。何かが湧き上がってくる。こみあげてくる。

    そして今回初めて気がついたけど、保坂和志の小説に欠かせない猫たちの存在は、ガルシア・マルケスの小説の天真爛漫な登場人物たちに似ているということ。ひどく納得がいった。そうか、そういうことか、と声に出して言ったかもしれない。

  • 2021年6月18日図書館から借り出し。
    初めて読む著者の本だが、どうも文体・構成ともに肌に合わなかった。妙に一文が長い文章があったりするが、野坂昭如のように、流れるように読めるところがない。なんか、書き散らかしたものを、そのまま集めて一冊にした感じ。

  • なんという読みにくい文章なんでしょう!
    素人みたい‥‥‥
    でも多分わざとなんでしょうね、作家なんですから。
    私がそれを理解できるレベルに達してないということなんでしょうね‥‥‥
    それでも地域猫や外猫のお世話をする自分にとっては「猫がいなくなった」はあるあるー!って内容が多く勇気をもらいました。
    その点だけはありがとう
    途中リタイヤです

  • ふむ

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1370166

  • 保坂和志「猫がこなくなった」https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163913148 猫の話ばかりと言われている保坂和志だけどそうかなあ?地域猫、外猫の面倒を見ること、生き物を看取ること、猫との会話、人との会話、ある日の数時間、家の周辺。いつもどおり特に起伏のない短編集ですばらしい。高平くんがまた登場した(おわり

  • 913

  • ネコはともかく句読点がはっきりしない文章は読みづらいかな。3週間ほど家出したネコさん探し歩いた日々が懐かしい似たような子はあちこちに?

  • 痔の根治治療手術を受けて痛みに耐えながら読めば、くだらんと言いたくなる。

  • 高平君が探している外猫と私の知っている外猫のシャシーは同じ猫ではないのか?
    地域猫のはなしや忘れられない猫のはなし、子どもの頃の鎌倉の家から見えた風景のこと、通っていた道のこと等々。独特の雰囲気に、まったりと読むことができるかどうか、少しあきた。

  • 猫は好きだけど、人のうちの猫の話は人のうちの子供の話くらい退屈。

  • V字カットの意味を知った。
    近所から地域猫がいなくなるのは、かなり先になりそうだ。

    この状況は、胸をなでおろしていいのか、いけないのか、わかならい。

  • 心のつぶやきってことでか文法無視の表現てんこ盛りで読みにくいのだがピサロはインカだろってのが気になって

  • 【だから私は忘れない。ささやかなあの命の輝きを】命において死は生きるのと並行して在りつづける――世界がこの言葉を発している。忘れがたい猫たちや風景や書物をめぐる9つの短篇。

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著者プロフィール

1956年、山梨県に生まれる。小説家。早稲田大学政経学部卒業。1990年『プレーンソング』でデビュー。1993年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、1995年『この人の閾(いき)』で芥川賞、1997年『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞、2018年『ハレルヤ』所収の「こことよそ」で川端康成文学賞を受賞。主な著書に、『生きる歓び』『カンバセイション・ピース』『書きあぐねている人のための小説入門』『小説の自由』『小説の誕生』ほか。

「2022年 『DEATHか裸(ら)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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