遺言 野村克也が最期の1年に語ったこと

  • 文藝春秋 (2021年6月28日発売)
3.90
  • (7)
  • (9)
  • (2)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 90
感想 : 7
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784163913285

作品紹介・あらすじ

昨年(2020年)2月に亡くなった、名将・野村克也氏。
著者は元サンケイ・スポーツの記者で、ヤクルト時代に野村監督を担当。その縁で交流が続き、沙知代夫人が亡くなった後のおよそ1年間、野村氏の〝最後の話し相手〟となった。

ノムさん晩年の語録──
「沙知代には『オレより先に逝くなよ』と言い過ぎたのかな……」
「長嶋より先には死ねん! これまでずっと長嶋には負けたくないと思って生きてきたんだから。やっぱり最期も、長嶋より後がいい」
「銀座のクラブで一緒に飲んだとき『王に抜かれる』と思った」
「監督になるなんて、思ったこともなかった。おふくろに連絡を入れたら、“おまえ、引き受けちゃダメだよ。そんな大役、おまえにできるわけがない”って止められた。身内からも期待されていなかったんだ。大学出じゃない。派閥もない。人望もないしな」
「父親を早くに亡くしたから、どういう父親になればいいか、さっぱり分からなくて、不安やった。いつも自信がなかった。“ふつうの父親というのはこういうものだ”ということが、心でわからんのや。やってもらったことがないから。自分の中に“父親とはこうあるべき”という柱がない。克則にとっていい父親だったか、わからんな。いまでも」
「東京五輪の監督は、ワシではダメなのか?」
「克則監督の胴上げを見て、ぽっくり死にたい」
長嶋との久々の、そして最後の握手、
伊藤智仁、川崎憲次郎ら〝教え子〟との同窓会、
そして野村は、死のおよそ1年前、前妻との間の息子と克則のを引き合わせていた……。

野村克也が、他の誰にも語らなかった「本音」であり、「遺言」である――。

みんなの感想まとめ

感動的なエピソードが詰まったこの作品は、名将・野村克也氏の晩年の思いや人間性を深く掘り下げています。教え子との同窓会や、家族との関係性を通じて、彼のリーダーシップや指導哲学が鮮やかに描かれています。特...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 涙なくして読めない。
    野村監督の教え子同窓会の
    伊藤智仁の自己紹介が最高!

  • 今まで読んだ野村監督の本の中で一番良かった。泣ける所あり、リーダーとしての勉強になる所あり。

  • 野村さんの人隣が垣間見れる部分が、この本の1番の魅力だ。くじけずに密着し続けた、飯田さんあっぱれ!!それにしても、徹底した指導と選手との距離感、分析に裏付けられたエピソードの数々、実直に、臆することなく、信念に従う様は、とても参考になる。
    また、この本のタイトルが読了後グッとくる。

  • 晩年の素のノムさんの様子が鮮明に目に浮かぶように描かれていて、特に旧交をあたためる場のシーンは、各人それぞれの昂りをも感じて思わず涙ぐんでしまいました。

  • 今までの野村本と違い、泣きながら読みました。

  • ノムさんの追悼本、さすがにもう出尽くしたと思ってましたが。

    今になってこんな珠玉の一冊を読めるなんて、なんともうれしい。そして寂しい。

  • 【野村克也が最期の一年に語ったこと】「長嶋より先には死なん」「王が再婚して羨ましい」「沙知代はワシと結婚して幸せだったのか」……誰にも語らなかった名将の本音。

全7件中 1 - 7件を表示

この本が好きな人におすすめの本

飯田絵美の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×