50歳になりまして

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1012
感想 : 82
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163913780

作品紹介・あらすじ

後ろ向きに考え抜いたその先には、
人生後半戦を明るく照らす
私の「ガンダーラ」があるはずだ!

コロナ禍の変化、更年期のとまどい、そして老後の話……
話題沸騰の「留学の話」を含む、書き下ろしエッセイ集。

40代になって仕事がゆる~りと減り始め、一大決心してレギュラー番組に休みをもらい、大好きな部屋を引き払って留学する予定だった2020年4月。しかし、緊急事態宣言が発出されて、留学を断念、家なき子の仕事なき子になってしまって……。
「東京に行けばすべてが叶う」と妄信して上京した18歳の時と同じような気持ちで決めた、50歳目前の新しい挑戦=留学。今年の夏にカナダ留学にリトライしよう、という新しい目標を決めて、留学するまでのことを23本のエッセイに。
40代最後の年の決意、コロナ禍に妹の家で過ごした居候生活、「イーーーーーーー!!!」となるくらい大好きな手芸のこと、更年期を迎えようとしている心と体の変化、なぜカナダだったのか、来年30周年のコンビのこと……。同世代にとって、そしてちょっと生き辛さを感じているさまざまな世代の人たちがクスっと笑えて、「あなたもですか」と共感しつつ元気をもらえるエッセイ集です。

感想・レビュー・書評

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  • 光浦靖子さんのゆるいエッセイ
    仕事も調整してマンションも解約して準備をしていたカナダ留学の予定がコロナでふいになり、突然家なし仕事なしになってしまってからの約一年の生活と、タレントとしての今後や老後に対する焦りや葛藤などが、光浦さんらしいちょっとひねた目線で淡々と綴られています。
    光浦靖子さん好きなのでまあまあ楽しめました。

    あんな生育環境だったらなぁ、小さい頃にこんなことやらせてもらえていたら私だって、と羨ましく思ったことを、大人の自分にしてあげる、子育てならぬおばあちゃん(自分)育て、という考え方にとても共感しました。

    かく言う私も子供の頃、ピアノが習いたかったのです。あの頃、多くの友達が家にピアノがあってピアノを習っていました。大抵の子は嫌々習わされていて、練習が嫌だピアノやめたいと言っていて、それなら代わってくれよと思っていました。
    いい大人になった今、小さい電子ピアノ(キーボード)を買いました。自己流でキラキラ星から練習しています。楽しいです。
    今更?いえいえ、平均寿命まで生きればまだ何十年も練習できるのですよ。

    光浦さんのブローチの本も読んでみたいです。

  • おもしろかった!!電車で読んでてクスクス笑ってしまいちょっと恥ずかしかったです。
    光浦さん...元々好きでしたがさらに好きになりました。

  • 私の好きな漢字と漢検 vol.12 光浦靖子さん (前編)学ぶことは、自己肯定につながる | 日本漢字能力検定
    https://www.kanken.or.jp/kanken/kanjitokanken/13/1.html

    オアシズ光浦靖子へ吉住が訊く。30代からの人生・恋愛・芸のこと - インタビュー : 北欧カルチャーマガジン Fika(フィーカ)
    https://www.google.co.jp/amp/s/fika.cinra.net/article/202103-mitsuurayoshizumi/amp

  • 光浦さんのラジオを聞いている気分!

    少し神経質そうで、こだわりがありそうなイメージの光浦さんのエッセイ。
    自然体だったので、私も自然体で読めました。

    どこがどうって書くのは難しいけど、私は好きです。
    他の著書も読んでみたいな。

  • ゆるーく、時にはグダグダ感もあり。
    でも、嫌な事も隠さずに自分の気持ちを書いている著書。
    男子と拳で対等になった上で口喧嘩をしたい。
    これ、すごく分かります。
    自分テレビに全然興味ないから滅多に見ないんだけどというマウンティングと虚勢。
    なるほどな、と。
    大久保さんと比較された時の気持ち。
    正直な気持ちが書かれていて、変に自分を庇わすでも嫌だった気持ちを書かれています。
    50歳になった時の気持ちだけではなく、それまでの自身の人生についても知れます。
    怖いけど許せないから少しだけ仕返ししたい。でもやっぱり怖いからやめる。そんな所もクスリと笑えて楽しかった。

  • 光浦靖子さんのエッセイ。
    50歳でカナダ留学を決めたと知って、羨ましくもあり、その決断力と行動力がすごいと思っていたので、この本を読んでみた。

    アラフィフの本音、子どもの頃から周囲に馴染めなかったことなど、飾らず、ぶっきらぼうな感じすらする表現で書かれていて、思わず笑ってしまうところもあれば、共感するところもあった。

  • 光浦さんの著書を読むのは6冊目。
    ついこの間、コロナで延期になってしまっていたカナダ留学にやっと旅立てたようだった。本書はカナダ留学が延期になって過ごしたコロナ禍の間に書かれたもの。留学を決めた経緯、居候した妹家族の家でのことやその近所の子供たちの話、仕事の話、手芸の話、通っていた英会話教室の話、電車の迷惑乗客の話、旅行の話、学生時代の話などなど。文章が上手なためか、等身大という感じですっと読めてとても面白い。真面目で、どちらかと言えば自己肯定感が低めの発言をされているが、女性芸人の先駆者で20年以上芸能界に身を置いてきたこと自体がすごいし、手芸も趣味の域をとっくに超えていると思う。これからもカナダ生活で感じたことをどんどん発信してくれたら嬉しいなぁと思う。光浦さんと年代は少し違うが、50歳で新たな挑戦をしている光浦さんに元気づけられるし、とても応援している。

  • 今年の初めに光浦さんの『傷なめクロニクル』を読んだ時
    昨年4月に予定していたカナダ留学がコロナでふきとんでしまっていたことを知りました。

    この本は主に、コロナ禍の光浦さんの日常。
    そして彼女は今年7月ついにカナダへ旅立ちました。

    現在日本人女性の二人に一人が90歳まで生きるそうです。
    光浦さんは人間ドックの結果と自分の親せきを見て、
    自分は110歳位までいくのではないかと
    ビビった。怖かった。
    そこで考えました。

    今は健康だし仕事も気力もあるし幸い親も元気。
    これから始まる後半の人生の中で、一番強い。
    この無敵の自分が、未来の自分を育ててやろうと思った。
    将来、このおばあちゃんが笑って生きていけるレールを、
    これからの5年?10年?で敷いてやろうと思った。
    子育てならぬ、おばあちゃん育て。

    嘗て「ああ、こんな家庭に生まれてたら、幼少期こんな経験させてもらってれば私だって…」と思ったことを、可能な限りこれから経験しちゃえばいいじゃね?と思った。
    大人になって経験しても遅いでしょ?て?
    いや、わからんですよ。

    私ちょうど昨日『余命一年、男をかう』を読んで
    主人公は「どうせ生きていたいと思わないんだから治療しないで緩和ケアでよい」という考えでした。
    最後変わったけど。
    (この本の表紙の女、光浦さんに似ていません?)
    私もずっとそういう考えだったのです。

    でもせっかく人間として生きてきたから
    病と闘い、あるいは長寿を受け入れ
    光浦さんみたいな生き方をするのがいいと思うようになりました。

    光浦さんの今後がとても楽しみです。

  • 『みんなができることができなくて、できないことがバレるのが恥ずかしいから、「元々、人と同じは嫌いなの」風を装っていました。』

    以前から話す時の言葉の選び方が好きだなと思っていて、初めて本も読んでみた。
    やっぱり、言葉の選び方が上手い。
    しっくり来るし、ああそこまで、という一枚皮を剥がしたところまで書こうとしていると思う。
    留学予定だったことも、それが崩れてしまったことも、本書で初めて知った。
    色々手を出してみるのは逃げじゃないのか、と悩んで、でも逃げでいいじゃないか、とやってみることにした、その決意にグッと来る。
    縄跳びの話が特に好きだった。

  • 芸歴30年ってものすごい事です。新陳代謝の早い芸能界。しかも女性芸人なんてもっとも消費が激しいと思われるのに、ここまで生き残っているのは本当に素晴らしい事です。
    読書芸人としてアメトーク出ていたので、読書好きとして親近感が沸いていたので読みました。

    めんどうくさそうな人だなという印象そのままのめんどうくさそうな人だったので期待を裏切りませんでした。ネガティブに物事を受け止めて人に当たってしまうのに、これまで芸能界からいなくならないというのは、何らかの魅力があるんでしょう。こだわりの強さの部分なのかな?
    コロナで留学予定が延期になってくすぶってしまっているようですが、今大分治まって来ていますから、これから旅立てそうなのでしょうか?同年代として頑張って頂きたいものであります。

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著者プロフィール

タレント。1971年生まれ、愛知県田原市出身。東京外国語大学在学中の1992年に、幼なじみの大久保佳代子と「オアシズ」を結成。1993年にフジテレビの深夜番組『とぶくすり』にナインティナイン、よゐこ、極楽とんぼとピンでレギュラー出演。それが1995年に『めちゃ2 モテたいッ!』、1996年に『めちゃ2 イケてるッ!』になってゴールデンタイムに進出する。2003年、雑誌「TV Bros.」で悩み相談『脈あり?脈なし?傷なめクラブ』を連載開始。読者から送られてくるどんな悩みに対しても、親身になって17年以上答え続けている。当連載はこれまでに『傷なめクラブ』『お前より私のほうが繊細だぞ!』の2冊が刊行されており、この本で3冊目となる。趣味は手芸。


「2020年 『傷なめクロニクル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

光浦靖子の作品

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