- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163913780
作品紹介・あらすじ
後ろ向きに考え抜いたその先には、
人生後半戦を明るく照らす
私の「ガンダーラ」があるはずだ!
コロナ禍の変化、更年期のとまどい、そして老後の話……
話題沸騰の「留学の話」を含む、書き下ろしエッセイ集。
40代になって仕事がゆる~りと減り始め、一大決心してレギュラー番組に休みをもらい、大好きな部屋を引き払って留学する予定だった2020年4月。しかし、緊急事態宣言が発出されて、留学を断念、家なき子の仕事なき子になってしまって……。
「東京に行けばすべてが叶う」と妄信して上京した18歳の時と同じような気持ちで決めた、50歳目前の新しい挑戦=留学。今年の夏にカナダ留学にリトライしよう、という新しい目標を決めて、留学するまでのことを23本のエッセイに。
40代最後の年の決意、コロナ禍に妹の家で過ごした居候生活、「イーーーーーーー!!!」となるくらい大好きな手芸のこと、更年期を迎えようとしている心と体の変化、なぜカナダだったのか、来年30周年のコンビのこと……。同世代にとって、そしてちょっと生き辛さを感じているさまざまな世代の人たちがクスっと笑えて、「あなたもですか」と共感しつつ元気をもらえるエッセイ集です。
感想・レビュー・書評
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人生100年としたら、50歳はちょうど半分。
折り返しにきたところで「さてこれからはどうしようか?」と立ち止まって考えるのは、多かれ少なかれ誰しも通る道なのかも。
光浦さんの本は初めて読んだけど、イメージ通り。
でも、そのイメージというのを一言で表すのが難しいなと思う。
真面目で潔癖かと思えば案外ルーズなところもあったり、ハッキリものを言うタイプと思ったら幼い頃はボスの顔色を伺うタイプだったり…
相反する部分が混在しているのだけど、そこをありのままに書かれているところが面白かった。
年齢にとらわれず、やりたいことを新たに挑戦する光浦さん。私も思わず何かを始めたくなってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろかったです♪
タレントが引き合いに
出されるたびクスッと。
白髪のことでは北大路
欣也さん。
凄んだ表情は遠藤憲一
さん。
他にも『北の国』から
の田中邦衛さんなど─
私より少しお姉さんの
光浦さん。
動機はともあれ年齢を
気にせず留学しようと
するその姿に、
私の人生にもまだまだ
いろんな可能性がある
やもなあと♪ -
手芸番組で分かりやすいように赤い糸を使って縫う、ベテランとはいえ人の手で縫うあの丸みのある縫い目であったり、文房具などサイズ違いで並んでるのをみたりで興奮しているのが共感できて面白かった。30代の時に中医薬膳師の資格を取られているという話も笑
同著作『ようやくカナダに行きまして』を先に読んだのだが、学歴や真面目そうな印象の割に英語力微妙なことに違和感があり、今作でも過去話で大学は受験英語でクリアしたので英語は話せないとある。それで、入学後に周りは話せる前提で勉強を進めていたのでギャップを感じたと。でも卒業までしたのだから、せっかく語学に強い大学に行ったのになぜ英語をもっと習得しなかったのだろうか???謎
そして、40歳くらいから仕事が減り始めた焦りや、独身のままでいいのだろうかという焦りなどはわかるのだが、海外留学で一発逆転するぞ!という言葉があって、海外留学ってそうゆうもんじゃないだろと思ってしまった。
まぁ私も人のことを言えたものではないなと思いつつ、私も勉強頑張ろう。 -
光浦靖子さんのゆるいエッセイ
仕事も調整してマンションも解約して準備をしていたカナダ留学の予定がコロナでふいになり、突然家なし仕事なしになってしまってからの約一年の生活と、タレントとしての今後や老後に対する焦りや葛藤などが、光浦さんらしいちょっとひねた目線で淡々と綴られています。
光浦靖子さん好きなのでまあまあ楽しめました。
あんな生育環境だったらなぁ、小さい頃にこんなことやらせてもらえていたら私だって、と羨ましく思ったことを、大人の自分にしてあげる、子育てならぬおばあちゃん(自分)育て、という考え方にとても共感しました。
かく言う私も子供の頃、ピアノが習いたかったのです。あの頃、多くの友達が家にピアノがあってピアノを習っていました。大抵の子は嫌々習わされていて、練習が嫌だピアノやめたいと言っていて、それなら代わってくれよと思っていました。
いい大人になった今、小さい電子ピアノ(キーボード)を買いました。自己流でキラキラ星から練習しています。楽しいです。
今更?いえいえ、平均寿命まで生きればまだ何十年も練習できるのですよ。
光浦さんのブローチの本も読んでみたいです。 -
『ようやくカナダに行きまして』が良かったので、本書も読んでみた。
『ようやくカナダ〜』の方が文章がお上品だったかな。
でも、本書もなかなか面白かった。
総じて「めんどくさいやっちゃな〜」と思った。
嫌な意味ではなく、笑ってそう言ってしまいたくなる感じ。 -
おもしろかった!!電車で読んでてクスクス笑ってしまいちょっと恥ずかしかったです。
光浦さん...元々好きでしたがさらに好きになりました。 -
私の好きな漢字と漢検 vol.12 光浦靖子さん (前編)学ぶことは、自己肯定につながる | 日本漢字能力検定
https://www.kanken.or.jp/kanken/kanjitokanken/13/1.html
オアシズ光浦靖子へ吉住が訊く。30代からの人生・恋愛・芸のこと - インタビュー : 北欧カルチャーマガジン Fika(フィーカ)
https://www.google.co.jp/amp/s/fika.cinra.net/article/202103-mitsuurayoshizumi/amp -
光浦さんのラジオを聞いている気分!
少し神経質そうで、こだわりがありそうなイメージの光浦さんのエッセイ。
自然体だったので、私も自然体で読めました。
どこがどうって書くのは難しいけど、私は好きです。
他の著書も読んでみたいな。 -
ゆるーく、時にはグダグダ感もあり。
でも、嫌な事も隠さずに自分の気持ちを書いている著書。
男子と拳で対等になった上で口喧嘩をしたい。
これ、すごく分かります。
自分テレビに全然興味ないから滅多に見ないんだけどというマウンティングと虚勢。
なるほどな、と。
大久保さんと比較された時の気持ち。
正直な気持ちが書かれていて、変に自分を庇わすでも嫌だった気持ちを書かれています。
50歳になった時の気持ちだけではなく、それまでの自身の人生についても知れます。
怖いけど許せないから少しだけ仕返ししたい。でもやっぱり怖いからやめる。そんな所もクスリと笑えて楽しかった。
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光浦さんの著書を読むのは6冊目。
ついこの間、コロナで延期になってしまっていたカナダ留学にやっと旅立てたようだった。本書はカナダ留学が延期になって過ごしたコロナ禍の間に書かれたもの。留学を決めた経緯、居候した妹家族の家でのことやその近所の子供たちの話、仕事の話、手芸の話、通っていた英会話教室の話、電車の迷惑乗客の話、旅行の話、学生時代の話などなど。文章が上手なためか、等身大という感じですっと読めてとても面白い。真面目で、どちらかと言えば自己肯定感が低めの発言をされているが、女性芸人の先駆者で20年以上芸能界に身を置いてきたこと自体がすごいし、手芸も趣味の域をとっくに超えていると思う。これからもカナダ生活で感じたことをどんどん発信してくれたら嬉しいなぁと思う。光浦さんと年代は少し違うが、50歳で新たな挑戦をしている光浦さんに元気づけられるし、とても応援している。
著者プロフィール
光浦靖子の作品





