花束は毒

  • 文藝春秋 (2021年7月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784163914039

作品紹介・あらすじ

罠、また罠。100%騙される、戦慄ミステリー!

「結婚をやめろ」との手紙に怯える元医学生の真壁。
彼には、脅迫者を追及できない理由があった。
そんな真壁を助けたい木瀬は、探偵に調査を依頼する。
探偵・北見理花と木瀬の出会いは中学時代。
彼女は探偵見習いを自称して生徒たちの依頼を請け負う少女だった。

ーーあの時、彼女がもたらした「解決」は今も僕の心に棘を残している。
大人になった今度こそ、僕は違う結果を出せるだろうか……。

背筋が寒くなる真相に、ラストに残る深い問いかけに、読者からの悲鳴と称賛続出の傑作ミステリー。

みんなの感想まとめ

緊迫したミステリーが展開される本作では、主人公が脅迫状に悩まされながらも真実を追求する姿が描かれています。元医学生の真壁は、結婚を控えた矢先に「結婚をやめろ」との手紙を受け取り、その背後に潜む真相を探...

感想・レビュー・書評

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  • 弩級の衝撃。
    内容には触れられないので例えで。「サッカーW杯。日本代表は負ければ終わりの試合。0-0の苦しい展開から残り5分で3点取って大勝利!」みたいな劇的さ。

    事件に臨む主人公たちと同様、読者も僅かなヒントを集めつつ 、(ミスリードも含めて)彼らと歩調を合わせながら読み進める。
    こちらが感じられる違和感は、さほど用意されていない。

    ミステリーとしての驚きも大きいが、ラストでの作者による問題提起も含めて是非ご一読あれ。

    • ゆーき本さん
      こんばんは はじめまして( .ˬ.)"

      サッカーのたとえ 秀逸です!
      ラストの選択は悩ましいです…。
      私は絶対教えない派です
      こんばんは はじめまして( .ˬ.)"

      サッカーのたとえ 秀逸です!
      ラストの選択は悩ましいです…。
      私は絶対教えない派です
      2023/11/21
    • Tomoyukiさん
      こんばんは、はじまして(^^)
      コメントありがとうございます。
      例え、嬉しいです。笑

      悩みますよね、正義か人間感情か。。
      主人公も中学生の...
      こんばんは、はじまして(^^)
      コメントありがとうございます。
      例え、嬉しいです。笑

      悩みますよね、正義か人間感情か。。
      主人公も中学生のときなら恐らく言わなかったと思うんです。でも、「今の」彼はどうするだろう…。
      …私は、まだ悩んでます。。
      すみません、ズルくて。笑
      2023/11/21
    • ゆーき本さん
      わたしは報復が怖いという保身の為なので、わたしの方がずるいかも、です笑
      わたしは報復が怖いという保身の為なので、わたしの方がずるいかも、です笑
      2023/11/21
  • 最後に驚く、と知っていて読んだので、もう疑う気満々で、何を読んでも怪しいとしか思えなくて、全ての人を疑いながらの読書でした(^^;
    正直、もしかして?と途中で思っていた展開ではあったのですが、おそらく織守きょうやさんの持っていき方が絶妙なんでしょうね。
    2回ほど、「え?Σ(゚ロ゚;)」と声が漏れました(^_^;)
    手も口元に持っていっちゃいましたよね(^_^;)
    それにしても恐ろしい:(´◦ω◦`):プルプル
    私が主人公なら最後どうしたかなぁ?
    多分、言わないだろうなぁ……

    • こっとんさん
      ひゃー( >﹏< *)
      私の心の中、見ないでー( >﹏< *)
      真っ黒だからー(^^;
      ひゃー( >﹏< *)
      私の心の中、見ないでー( >﹏< *)
      真っ黒だからー(^^;
      2025/05/06
    • 1Q84O1さん
      覗いちゃったー!
      こっとんさんの真っ黒な心の中覗いちゃったー!(・∀・)ニヤニヤ
      覗いちゃったー!
      こっとんさんの真っ黒な心の中覗いちゃったー!(・∀・)ニヤニヤ
      2025/05/06
    • こっとんさん
      ԅ(¯﹃¯ԅ) ԅ(¯﹃¯ԅ) ԅ(¯﹃¯ԅ) ԅ(¯﹃¯ԅ)ウヘウヘウヘヘヘ
      ԅ(¯﹃¯ԅ) ԅ(¯﹃¯ԅ) ԅ(¯﹃¯ԅ) ԅ(¯﹃¯ԅ)ウヘウヘウヘヘヘ
      2025/05/06
  • 著者の作品は初読みとなりましたが、ずっと気になっていた一冊、そしてこの内容。

    1:48読了。

    そう、日付が変わってすでに月曜日。

    でも、途中でやめることが出来ませんでした...

    一気読みさせられた作品、まんまと騙されましたよ。

    恐ろしい作品です。

    完全に騙され、それに被せて騙されました。

    「殺戮にいたる病」と「リカ」を合わせたような、大どんでん返しと恐怖を味わえるとんでもない作品です。

    そしてラスト。

    読み終えた読者に最後の謎を投げかけるって、この終わり方、ずるいけど、うますぎ‼︎

    自分が木瀬の立場ならどうする???

    あなたならどうしますか?




    説明
    罠、また罠。100%騙される、戦慄ミステリー!

    「結婚をやめろ」との手紙に怯える元医学生の真壁。
    彼には、脅迫者を追及できない理由があった。
    そんな真壁を助けたい木瀬は、探偵に調査を依頼する。
    探偵・北見理花と木瀬の出会いは中学時代。
    彼女は探偵見習いを自称して生徒たちの依頼を請け負う少女だった。

    ーーあの時、彼女がもたらした「解決」は今も僕の心に棘を残している。
    大人になった今度こそ、僕は違う結果を出せるだろうか……。

    背筋が寒くなる真相に、ラストに残る深い問いかけに、読者からの悲鳴と称賛続出の傑作ミステリー。

  • 大学生の木瀬芳樹は中学生の時、家庭教師をしてくれていた真壁研一と再会します。
    真壁は大学の医学部へ通っている明るく人当たりのいい青年でしたが医者にはならず、大学を中退してインテリアショップの店長をしていました。

    そして真壁は結婚を控えていましたが「良心があるなら結婚をやめろ」などの脅迫状に悩まされていることを知ります。

    芳樹は中学の時、兄のいじめを助けてくれた北見理花の勤める探偵事務所に、勝手に真壁の悩み事を持ち込みます。すると理花の調査で、真壁が起こしたとされる4年前のとある事件がうかびあがってきます。

    真壁に尋ねると、事件は冤罪であり、どうしようもなくなって示談にしたのだと言いますが。真壁の言っていることは真実なのか…。
    そして、真壁を脅迫しているのは一体誰で、何の目的があるのか…。


    最後のどんでん返しには驚愕しました。
    そこまでする!?と思いました。
    世の中には怖い○○がいるものだと思いました。
    『花束は毒』は言い得て妙なタイトルです。

  • ホントに「花束は毒」でした。
    なるたるおぞましさ。
    我々も知らないところで罠にはめられているのかもしれない、常に警戒心を持って生きた方がいいとも思ってしまった。
    子どもにこの本の話をするかも。

    これからどうするのだろう?
    真実を告げるのか、告げないのか。告げない方が幸せなの?
    あの人は危険な存在ではないと言い切れるのか?
    あの人はまたやると思う、別の形で。
    天罰が下り、どこかで何らかの形で断罪されてほしい。

    5/26追記
    子ども(高校生男子)に本の内容を簡単に話す。
    「何それ?ヤバイね」との反応。

    • なおなおさん
      ほん3さん、こんばんは。
      読んでいてあの人は名前だけでなかなか登場しないのが不思議だなと思っておりました。ホントに居る人なの?って。
      ラスト...
      ほん3さん、こんばんは。
      読んでいてあの人は名前だけでなかなか登場しないのが不思議だなと思っておりました。ホントに居る人なの?って。
      ラスト、「僕はまだ動けない。決められない。」って……:( ;´꒳`;):どうするのでしょうね。読者に投げかけられた気持ちです。
      2023/05/25
  • 怖いっ 結婚をやめろと脅迫状が届き続ける! 謎に満ちた人間関係と世にもおぞましい真相が衝撃的 #花束は毒

    結婚するなという脅迫状を受け取った元医学生を助けるため、主人公は探偵に調査の依頼する。調査を進める中、元医学生の過去を知ることになる。調査が進み、ついに脅迫状の犯人らしき人を突き止めるが…

    怖いですね~。読了した瞬間、縮み上がってしまいました。

    話が進むにつれ、少しずつ謎が解き明かされていくのですが、どうも真相が見えてこない。いくつか予想をを立てましたが、思っていたものとは全然違いましたね。いやー騙された。特に最後の怒涛の展開はお見事で、驚愕度はバツグンでした。

    シンプルながらもキャラクターも良く描かれており、幼くまっすぐな主人公、利発で狡猾な探偵、寡黙な犯人と熱い思い、そして葛藤… 感情移入がハンパなく、ラストシーンでは刃物を突き付けられたような感覚に陥りました。あー、こわいっ

    気になった点としては、若干ストーリーの展開が単調な部分ですね。構成にさらなる工夫をしていただけるとより楽しめたと思いました。
    また語り手の視点を主人公と探偵でたびたび変えていますが、読み手としては必要以上に邪推してしまいます。やるなら理由や効果がが欲しかったかなーという印象でした。

    とはいえ、近年のホラーミステリーとしては傑作でしたね。これから暑くなるので、寝つきの悪い夜におすすめです!

  • 序盤は、主人公と探偵が協力しながら、真実を追い求める展開。
    真実に辿り着いたと思いきや、そこからドンデン返しが起こり、その余韻に浸る暇も与えず、背筋が凍るほどの状況に転じ、ラストは読者の想像に委ね、閉幕。


    今までに味わったことのない感覚を経験しました。
    ドンデン返しが起こり、胸に爽快感が走ったと思いきや、直後に背後を取られ、刃を突きつけられたかのような感覚。
    読後興奮し過ぎて、どうしてもこの気持ちを共有したくて、そばにいた家族に要約を語りかけてしまいました。
    しかし、うまく説明できず、悲しい気持ちにw


    ラストを読者に委ねる展開が好きです。

    物語としてはどちらの選択が正解なのか
    Aの場合今後どういう展開になりうるのか
    Bの場合今後どういう展開になりうるのか
    そして、自分ならどの選択をするのか
    妄想が膨らみます。

    読後の余韻に数日は浸りそうな気がします。
    そんな一冊でした。

  • 初読みの作家さんでしたが、非常に面白かったです。

    先が気になる内容で、テンポよく話が進みます。そしてラストが、もうなんとも言えない。
    個人的にこの終わり方は最高でした。
    この作家さんも、何冊か読んでみたいと思います。

  • 織守きょうやさん、初読みの作家さんです

    序盤から中盤にかけて物語はトントンと進んでいく

    読みやすい

    だって、トントンからサクサクと物語は順調に進んでいくだけだから

    薄い内容の作品?と思いながら読み進めていくと終盤に…

    わぉ!

    返る、返る、どんでん返し!

    そして、返し終えたら読者にパス

    えっーーー!

    答えを出してくれないの!?

    あなたならどうする…?
    私ならどうする…?
    誰かおしえてーーーー!!!

    • ゆーき本さん
      きたきたヽ(´▽`)/
      わたしだったら 絶対に伝えない
      だってその後の報復が怖いもん(((;°Д°;)))カタカタカタ

      1Qさんも明日から...
      きたきたヽ(´▽`)/
      わたしだったら 絶対に伝えない
      だってその後の報復が怖いもん(((;°Д°;)))カタカタカタ

      1Qさんも明日から風呂敷男子だね!
      2023/10/12
    • 1Q84O1さん
      風呂敷男子(。・・。)
      図書館に持って行って借りた本を包んで帰ろうかな♪
      良いとこの育ちに見えるかなw
      風呂敷男子(。・・。)
      図書館に持って行って借りた本を包んで帰ろうかな♪
      良いとこの育ちに見えるかなw
      2023/10/12
    • 1Q84O1さん
      ほん3さん
      いやぁ〜、ポイっと放り投げられて困りましたね…(^.^;
      なので、ほん3さんにパスしときますw
      ポーーーーーーーーーイッ!
      (╯...
      ほん3さん
      いやぁ〜、ポイっと放り投げられて困りましたね…(^.^;
      なので、ほん3さんにパスしときますw
      ポーーーーーーーーーイッ!
      (╯°□°)╯︵ ┻━┻
      2023/10/14
  • 第5回未来屋小説大賞受賞作。

    間違いなく騙されます。
    後味は非常によくないです笑

    真相を本人に伝えるべきか、伝えないべきかは悩ましいけど、その場所で伝えるかはともかくとして、僕ならなんらかの形で伝えますかね。真相究明のため大金を払ってるし。それに伝えないままで本人が幸せになれるとも思えないし。背負った罪状があまりに重すぎる。

    それにしてもそこまで執着するものですかね?
    そこは共感できないというか、想像がつかない…

  • 【もしも、前提が違っていたら】
    この小説こそが、まさに「どんでん返しミステリー」!衝撃的なラストに戦慄が走る。読んでいる間、主人公や探偵と共に私自身も色んな仮説を立てていたんだけど、最後見事に裏切られ「やられた~!」って気分だった。読者の方の中で何割がこの真相を予測できたんだろう?まさかまさかの結末。そして、人間ってやっぱり怖い。自分がいかに先入観や偏見にがんじがらめになっているか思い知らされる。とても読みやすい文章で、普段長編に抵抗がある方にも楽しんでいただけると思うので、どんでん返し系が好きな方はぜひ!

  • 読書備忘録884号。
    ★★★★。

    年末年始神戸図書館本の最後です。
    予定通り本日返却!
    明日朝東京戻りの本はBOOK-OFFで購入済み!

    主人公木瀬芳樹くん。大学生。法学部1年。
    芳樹が学生時代に勉強を見てもらっていた真壁研一さんが脅迫されている。
    研一は学生時代医学部で普通にいけば医者になるエリート。それがなぜか大学を中退してインテリアショップの店長をしている。そんな研一が婚約!
    そして脅迫状が届くようになった・・・。
    結婚をやめろ、必ず不幸になる、といった文面の脅迫状が何通も届く。

    ひょんなことから、研一の部屋でごみ箱に捨てられていた脅迫状を見てしまった芳樹は、警察に相談しようと説得するが、イマイチ踏み出せない研一。
    そこで、芳樹は探偵に相談することにした。
    北見探偵事務所。
    実は芳樹。中学時代に従兄がイジメられていた過去があり、その時、探偵の真似ごとをしていた先輩の北見理花に助けてもらった過去があったのだ。キュン!
    そして先輩と名字が同じ北見探偵事務所を訪れた結果、予想通り理花が居た!

    脅迫している犯人は誰なのか?
    理花先輩に再会して浮かれる芳樹は、探偵に調べてもらおうと鼻息荒く説得するもなかなか首を縦に振らない研一。
    だったらと、芳樹は自分が依頼人となって調査してもらうことにした。アホ。これは研一の為じゃなく、自分が理花と時間を共にしたいからだね。

    理花と芳樹の調査が始まる!

    ★ここからネタバレ★

    研一が乗り気にならなかった理由は、4年前に強姦容疑で逮捕され示談で解決したという過去があったから。
    だから大学中退したんですね!
    すなわち、脅迫はその事件の被害者だろうと想像がついたからという構図。調査を開始したら婚約者に自分の過去がばれてしまい、婚約破棄になることを恐れた訳ですね。
    ただ、この強姦事件。冤罪です。

    理花と芳樹は、4年前の強姦事件の詳細を調べるために、事件のあった街に赴き、当時の関係者に聞き込みを進める。ただ、どうしても分からないのが、当時未成年だった被害者の名前。
    それでも、僅かな手掛かりと仮説の組み立てで事件の真相に近づいていく!
    そして、明らかになる驚くべき真相!

    素晴らしいミスリードでした。
    途中で、ん?この脅迫状ってもしかして・・・。と、思い始めましたが、そうだとしても何で誰がこんなことする?という感じ。

    いやはや、そう来ましたかっ!恐ろしい!
    被害者が女子で未成年。そして性被害。
    この構図は悪意があれば、最強の武器だね!おっとネタバレが過ぎた!

    しかし、織守さんってネット画像を見ると女性なんですね!
    きょうやって名前からしたら男性だけど。
    CHATくんに聞いても、Geminiくんに聞いても「織守きょうやさんは男性です」と自信満々の回答をくれるんですが、どうみても女性。まだまだやな!生成AI!

    さて!
    12月19日に神戸出張中にインフルに罹患して、そのまま年末年始神戸在宅勤務モードに入ってしまったことで、手元に本がない!というパニック状態でしたが、無事神戸図書館本4冊とBOOK-FF本で乗り切れました!

    ほぼ1ヶ月ぶりに明日から東京!
    また孤独な生活の始まりだ・・・。(T_T)

    • shintak5555さん
      土瓶さま
      要するにひっくり返してもFFってことで。
      土瓶さま
      要するにひっくり返してもFFってことで。
      2025/01/07
    • shintak5555さん
      おびのりサマ
      近くにそんな神社があったんですか!
      しかも風呂付きで。笑
      品川区は至る所に銭湯があるんですよ。実は。
      おびのりサマ
      近くにそんな神社があったんですか!
      しかも風呂付きで。笑
      品川区は至る所に銭湯があるんですよ。実は。
      2025/01/07
    • shintak5555さん
      マキさま
      脳が勝手に処理してくれるってやつですね!
      マキさま
      脳が勝手に処理してくれるってやつですね!
      2025/01/07
  • 僕•木瀬芳樹は、中学時代の家庭教師•真壁研一が「結婚をやめろ」と脅迫されていることを知り、探偵に調査を依頼することを決める。探偵・北見理花は、芳樹の中学時代の先輩で、当時「探偵見習い」と称して同級生たちからの依頼を解決していた。芳樹も当時、従兄のトラブルを彼女に相談し解決に至ったのだが、しこりを残す結末に。大人になった今度こそ、違う結果が出る事を信じる芳樹だったが…

    「100%騙される戦慄!」という帯に惹かれて手に取った。初読の作家•織守きょうやさん。“おりもり”と読むんだと思ってたら“おりがみ”だった。性別は男性だと思ってたら女性だった。そんな私の思い込みを存在からして裏切ってくれた作者。本書の内容も見事に思い込みを裏切ってくれた。

    脅迫者は誰なのか?という謎に女探偵があの手この手で切り込んでいく様は、私立探偵小説の味わい。弁護士事務所の機密管理体制や「どういうケースなら前科になるか」など、元弁護士である作者の知見も活かされた話運びが面白い。

    真骨頂は最終盤。脅迫者の正体と真の狙いがわかったときの薄寒さといったら!さらにその後、ある人物を苦悩させる究極の選択肢とタイトルに収斂するラストに唖然。帯の謳い文句は伊達じゃなかった。

    キノベス! 19位
    SRの会ミステリーベスト10 7位
    未来屋小説大賞 受賞

    • こっとんさん
      mysnaviさん、おはようございます♪
      いつもありがとうございます(*ˊ˘ˋ*)
      織守きょうやさん(おりがみ、なんて読めないよー( >﹏<...
      mysnaviさん、おはようございます♪
      いつもありがとうございます(*ˊ˘ˋ*)
      織守きょうやさん(おりがみ、なんて読めないよー( >﹏< *))女性だったんですか!!
      何度も騙されてビックリさせられますね( °△° )
      mysnaviさんのおかげで真実を知りましたー
      これからもよろしくお願いしますね(о´∀`о)
      2025/05/11
    • mysnaviさん
      こっとんさん、コメントありがとうございます。
      ねー、ビックリですよねー。“おりがみ”は難読過ぎますよね(^^;;
      しかもロンドン生まれで20...
      こっとんさん、コメントありがとうございます。
      ねー、ビックリですよねー。“おりがみ”は難読過ぎますよね(^^;;
      しかもロンドン生まれで2021年までは弁護士と作家を兼業されてたそうです。プロフィールに何度も驚かされました。
      こちらこそ、今後ともよろしくお願いします〜
      2025/05/11
  • 犯人がわかった時に驚きました
    私は最後までわからなかった
    そう来るのか〜とおもってしまいました
    話もサクサク読めて楽しめました

  •  ストーリーにおけるタイトルはとっても合ってるなと思った。「花束は毒」ですが、果たして大事な人に渡しますか?といったところだろうか。

     知りたかった事が、思いもよらない真実を孕んでいたとき、全てを伝える幸せ、伝えない幸せどちらも選択肢として考えられる。私だったらどうするだろう…今の時点で答えは出せていない。

     怪しい人物は中盤くらいで当たってたけど、その背景とか終盤で解き明かされてくたびに、「こわっ」てなった。ただ、ここまで人を好きになれるの純粋にちょっと「すごっ」とも思った。人間の執着は、時に人を平気で傷つける爆発的なパワーを秘めているんだな。

  • 序章と、ラストの終わり方が良かった。
    序章に出てきた他の人物が本編に絡んでくるともっと楽しめたかも。序章ですごく引き込まれただけに、本編は長く感じた。

  • 100%騙されるって書いてあるからぜっっっったい騙されない!!!と思って登場人物全てを疑いの目で見ながら読みました(笑)騙されました笑
    こまかく章が区切られてるのでスキマ読みのミステリー初心者の私には読みやすかったです♪

  • かなり話題になっていたので、気になってすぐ
    買いました。帯文に100%騙されると記載されて
    いたので、どんでん返しなんだなと、読む前から
    ワクワクしていたのですが、確かに最後に展開が
    ひっくり返りましたが、そこまで、ビックリは
    しませんでした。ちょっと予想しやすい感じだな
    と個人的には感じました。でも、騙された後に、嫌な気持ちにはなりました。女の本性の怖さに胸が
    痛みました。

  • 一昔前にXのTLで表紙をよくお見かけしていたので、気になって読んでみました。

    純粋に、面白かった。
    「あぁ、この手があったか……」と唸らされる展開。
    とある人物に行き着いた時点で、視点がガラリと変わる仕掛けに、やられました。
    私自身、この手のストーリー展開が大好きなので、かなり楽しめました。

    物語の中心は、脅迫を受ける真壁。
    “彼は本当に過去に罪を犯したのか?それとも……”
    真壁を脅迫する人物の正体を追ううちに、ある一人の人物にたどり着きます。
    そして、その人物が語り出した“事実”が、もう……桁違いに残酷。

    人間の強すぎる欲望と、目的達成への執着が暴走したときの恐ろしさを見せつけられました。
    恋愛って、結局ひとりではできないんですよね。
    どれだけ努力しても、相手の気持ちが伴わなければ報われない。
    それでも、どうしても願望を叶えたいと願った結果――
    一人、いや、二人の人生を狂わせ、人をコントロールしていく……。
    ここまでくると、もうサイコパスの域かもしれません。

    そして、何より印象的だったのは「タイミング」。
    「あの時、ああしていれば……」と後悔したときには、もう遅い。
    最悪の方向に転がってしまった物事は、そう簡単には元に戻りません。
    でも、その瞬間はなかなか気づけないんですよね。

    ラストもまた、何とも言えない余韻を残します。
    主人公は、どんな結論を出すのか。
    それは、きっと「その人がどんな倫理観を持っているか」で変わってくるのだと思います。

  • 本書は図書館で1年半待ちだった。
    他の話題作や人気作は本書より後から予約しても数ヶ月で手元に来たのに、本書は蔵書1冊のところ、数ヶ月間も返却せずにいた人が数人居たからだ。
    (数ヶ月間、自分の順位が微動だにしないことが数回有ったからわかる)

    文字がやや大き目で、ページ数も多くなく、とても読みやすいのに、なんでそんなことになったのか不思議でならない。
    たまたまだらしのない人達が数人居たということだろうか。




    【ネタバレあり】





    それはさておき、1年半経ってやっと手元に来たので、本書が「どんでん返し系」だという前情報は知らないまま読んだ。
    (図書館本には帯が付いてないからいい。
    そして紹介文を目にしたのが、読了後にブクログに登録する時で良かった。
    後から他の方のレビューを拝見すると、この紹介文のせいで「わかっちゃった」方がチラホラいらっしゃるようだ)

    「どんでん返し系」や「叙述トリック」という言葉もネタバレであると私は捉えており、私はあまりそういうことすら知りなくないので、ネタバレ扱いとした。

    私は今までに読んだ数々の推理もので、作者に騙されず結構いいところまでは解き明かしたことは何度もあったのだが、やっぱり最後の最後までは、そうは問屋が卸さず、解き明かせずにいた。
    いつも作者に、してやられていた。
    (短編では見破ったことがある)

    ところが本書は、なんと私にとって初めての、完全に早くから真相を見破った作品となった。
    ずーっと、私の推理した真相(正解)で読み続け、「おお、こうやってミスリードしようとしているな」という目線で文字を追っていたので、二度読みする必要もなく読了した。

    そういう、ある意味私にとって記念すべき作品となったが、その点をマイナスとは全く捉えてはいないし、上から目線で語っているのでもない。
    私がかなりひねくれた感覚を持っているから騙されなかったのかなと思っている。

    (追記:自分のレビューをいくつか振り返ると、完璧に見破ったのは、これが初めてでは全然なかった。記憶力と思い込みがヤバい)


    【更にネタバレ注意】
    (それでも、「それを書いちゃあ、おしまいよ」的なネタバレはしてないつもりだが…)





    犯罪の証拠だけは、「一体どうやって?」とずっと不思議でならなかったのだが、「ああそうですか。それは読者の知るところではないからずるいよね」とは思った。

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著者プロフィール

1980年イギリス・ロンドン生まれ。2013年、第14回講談社BOX新人賞Powersを受賞した『霊感検定』でデビュー。15年、第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞した『記憶屋』は、シリーズ累計35万部を超えるベストセラーとなる。その他の著作に『SHELTER/CAGE』『黒野葉月は鳥籠で眠らない』『301号室の聖者』『世界の終わりと始まりの不完全な処遇』『ただし、無音に限り』『響野怪談』がある。

織守きょうやの作品

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