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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163914251
作品紹介・あらすじ
――炎上、上等!
ストーカーと化したADが自殺。
「悪女」「尻軽」と大炎上し焼かれた女子アナ。
マコトが接触したネット放火魔のなかに
真の“モンスター”が存在した!
ネット社会の闇にGボーイズが打った手とは――-
半グレ集団に脅かされる“パパ活女子”、
女性ばかりを狙う“ぶつかり男”、
トラブルに巻き込まれた“デリバリー配達員”……
現代を鮮やかに切り取る4編収録。
累計440万部突破!
アニメ化、2.5次元舞台化…勢いが止まらない
IWGPシリーズ第17弾
感想・レビュー・書評
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いさぎよし、もう大河小説
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久々のウエストゲートパークシリーズ。知らないうちにたくさん出てて、この前の2冊を読み逃してたから、あとで読むつもり。
軽い文章でサクサク読める。
コロナや呪術廻戦など時代を写す鏡的小説。後から読んだらこの時こんなことがあったんだーと懐かしく思いそう。 -
石田衣良の世界観、という言葉がピッタリなのか、IWGPの世界観という言葉がピッタリなのか。
とてつもなく惹き込まれることはないけれど癖になります。
リアル(時事)とフェイク(物語)で構成されているので現実的で読みやすいです。
著者は作曲活動もされているので、
主人公が都度その物語の色に合う音楽を選んで流す
という場面が石田衣良が音楽に携わっていることを匂わせていて好きでした。
ただ、短編なのであまり深くはないけれど。
ライトでテンポが良いものを読みたいときに丁度良いですね。 -
シリーズ17作目は現在の池袋、いや日本の闇と光が凝縮されていた。闇が広がっているように思えてならない現代だけど、自分らしく生きていける人が増えれば光り輝く社会になっていくと思いたい。
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今回のサブカルチャーは、
パパ活、ぶつかり男、フードデリバリー、ネット炎上
このうち、3編目は、Gボーイズ(タカシ)の登場無しで解決した事件。久しぶりに読んだような・・・ -
いつもながらに社会問題を巧みに取り込んでいる点が良い。コロナも申し訳程度に入れるだけの作品多い中、自然にストーリーに組み入れている。もっと骨太な敵が出てきてほしい
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相変わらずのマコトの小気味よい言い回し。
現代の問題点を的確に捉え、いつも弱者側の視点を忘れないトラブルシューターは健在! -
気に入っているシリーズの一冊で、専ら文庫化されたモノを読み続けていた。今般、「新しい作品…」と単行本を読む機会を設けてしまった。
作品が発表された時期に少し話題になっている事柄を巧く盛り込んで展開する物語が面白いというシリーズだ。本作も安定してそうした好さが感じられる。
本作も「4篇で1冊」という形である。主要視点人物(主人公)のマコトによる一人称の語りという中身は健在だ。
マコトは池袋駅西口の一番街で母親が営む果物屋を手伝って暮らしている。更に雑誌にコラムを連載するライターという副業も在る。その他方、持ち込まれる様々な問題の解決に向けて奔走する“トラブルシューター”という顔も持っている。本作、或いはシリーズの各巻に収まった各篇は何れも、“トラブルシューター”として関わった事案に関して、マコトが振り返って語っているというような体裁になっている。このシリーズは、そういう体裁なので「少し変わった見聞をした人の経験談に耳を傾ける…」という様子に近い気分でドンドン読み進められる。
実は「文庫化が…待てない…」と思ったのは、“感染症”の問題に揺らぐ情勢の描写が少し気に掛ったからだ。本作は「17」だが、前作の「16」に“感染症”の問題が気になり始めているという街の様子への言及が在った。ということは?「17」では、その問題による種々の影響が見受けられる描写が在ると考えたのだった。
考えたとおり“感染症”の問題に揺らぐ様子は各篇に見受けられた。
ファミリーレストランで落ち合って打ち合わせをするという場面では、マスクやらアクリル板やら消毒で「食った気が…」という様子が在った。
人が少し集まるシンポジウムのような場では、ホールに集まる聴衆の座席間隔を開き、ホール定員の50%弱程度が集まっているというような描写が在った。
“感染症”の問題の故に、方々で仕事を喪うような具合になった人達が在って、そういう人達が飲食店の持ち帰りメニュー等を配達するアルバイトをしていて、そういう中での出来事という篇も在った。
表題作となっている『炎上フェニックス』は考えさせられる内容だった。ネット等で無責任に他人を中傷する人達が殺到する“炎上”という状況の渦中に陥ってしまった女性アナウンサーが在って、マコトや、マコトに話しを持って行った“キング”ことタカシが彼女を支援しようとした中での出来事が描かれている。これは「重厚」という感じの篇だと思う。
他の3篇はアップテンポに展開する物語だ。何れも「このシリーズらしい」という感じで愉しめた。
このシリーズに親しんでいると、「如何してこういう時代になった?」、「本当にこういう感じで人々は幸せか?」、「こういう様子が“正しい”のか?“正しくない”でも構わないかもしれないが、納得し悪い?」というような、「人生を見詰める材料」というのか「“材料”になり得るかもしれない何か」を供してくれるような気もする。本作でもそこは変わらない。
移ろう世相の中ではあるが、生業というのでもなく、独自な義侠心や人情で問題解決に奔走するマコトの様子の面白さは変わらない。 -
相変わらず街のトラブルシューティングが中心で、サクッと読めました。今回はタカシが昔みたいな感じで事件に関わってきてくれて嬉しかったです(マコトと一緒に行動したり)。
P活やデリバリー配達員のシステムについても勉強になりました。面白かった。 -
2021.12.31
P活地獄篇
グローバルリングのぶつかり男
巣鴨トリプルワーカー
炎上フェニックス
の4編。
毎回思うが、このシリーズを読むと世相がよくわかる。
物事には必ず裏側があって、P活にしてもデリバリーにしても楽にお金を稼げるわけではない。
残り2つも、何かに対する怒りだったり、ただの承認欲求や自分勝手だったりするわけだけど、
最近のニュースを見てると、それが自分自身だけの問題ではなく、他人も巻き込んでしまえばよい。という考えが本当に怖い。その先にあるものを考えずに、一時の感情が沸点に達して爆発する。そしてひどい時には開き直り。
なんだかな。な事件が多いよ。
マコトやタカシのように街を守ってくれるトラブルシューターがいればよいが。
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キングはいつだってかっこいい。
今回は表題作よりパパ活女子の話が好きだったな。マコトとキングの良さがでてる
シリーズ17なの?すごいな。でも毎度そこそこ楽しませてもらってます
2021.11.23
163 -
今を切り取るIWGPの最新刊。
新型コロナウイルスでトリプルワーカーになった大手旅行会社勤務のサラリーマンや、炎上したアナウンサーを手助けする池袋のトラブルシューターマコトを描く。
時代や環境が激変して打ちのめされても、立ち上がる人々の姿が実に爽やか。 -
今を描く小説。
大好きなIWGPシリーズの新刊。
パパ活、ぶつかり男、デリバリー配達、ネット炎上と今日もマコトは池袋の街でトラブル解決に奔走。
現代の闇を描きながらも、損得関係なしに情で動く変わらない人情味あふれるマコトの姿勢に胸が熱くなる。
タイトルにもなっている最後の「炎上フェニックス」が一番良かった。
ネットという闇に潜み攻撃する人とそのネット攻撃(炎上)に耐えて堂々と戦う人。
人としての強さを思い知らされる。 -
毎年この時期が楽しみで仕方ない。
待ちに待ったIWGPの新刊。
今回も時代の空気感を切り取った魅力的な話ばかり。
ウィズコロナの中でも変わらずトラブルに立ち向かうマコトとタカシの姿が眩しかった。
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読みやすさ★★★
学べる★★★★★
紹介したい★★★
一気読み★★★★
読み返したい★★★
『池袋ウエストゲートパークXVⅡ』
じゅうなな?タイトルをニ度見してしまった。
IWGPって今なお続編が書かれていたのか。
20年以上前、高校生のときにドラマを録画して何度も観ていたのが懐かしい。今ではそのドラマはコンプライアンス的に地上波再放送が難しいと聞く。
ストリートのちょい悪なお兄さんたちが独自のネットワークを駆使してアンダーグラウンドな事件を解決して行くお話。
自分たちが黒と判断し、対象を探し、追って捕まえ、裁く。それが街のルールと秩序。
戦後ヤクザの自警団的なイメージが近いだろうか。令和の舞台では住民からの信頼も勝ち取り、底辺社会の弱者の受け皿としても機能している。
官憲に頼むほどでもない、あるいは頼めない、そんなグレーなトラブルが彼らの街には蔓延している。
パパ活、炎上、コロナ、トリプルワーカー。
時の社会問題をテーマにした短編からなり、どこまでもグレーなヒーローが情深く、しかしクールに解決していく型通りの展開は、現代版の水戸黄門のような妙な安心感があり不思議と飽きさせない。
丁寧な取材がされているのだろう、現代社会の闇の部分をエンタメ的に表層化させているという点で、意味ある作品。
イエローギャングにしてもかつて実在しモデルがいたのは有名な話。
IWGPが20年以上続いているのは、その取り上げるテーマのリアルさにあるのかもしれない。
ここからは少し残念な点。
まず、文字を追いつつも、キャストの長瀬智也と窪塚洋介を思い浮かべてしまい、本作との違和感がハンパないこと。笑
20年前にも、ドラマのイメージが強すぎて、原作小説に対してアレルギーが出たのを読みながら思い出した。
そもそも、50歳前のおっさんが、キングだのボーイズだのという設定に最早無理がないだろうか?
次に【読みやすさ★★★】について。
文章そのものは読みやすい、が、その妙に丁寧な言い回しが逆に児童文学のようで、キャラと噛み合っておらず、こちらもずっと違和感がある。
要はアンダーグラウンド&アウトローな世界観なのに、言葉がお上品過ぎて話に没入できないという致命的な仕上がりなのだ。
よっぽど最近の少年ジャンプの方が罵詈雑言ばかりだし、何なら性的にも暴力的にもエグい。
とまぁ少しひっかかるものの、時事の勉強も兼ねて今更ながら遡って読みたいシリーズである。
追記 -
読んでたのに本棚登録するの忘れてた。
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勧善懲悪の現代版の暴れん方将軍や水戸黄門のような。自分の中で、現代起きている社会問題を解決するスカッとするシリーズになってるな〜25年は追いかけてるしシリーズ終わるまでやめられないな。
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コロナ禍の池袋という設定で、Pカツ、ぶつかり男、デリバリー配達、ネット炎上の話題。
マコトも話題が尽きない。
著者プロフィール
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