ミカエルの鼓動

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 439
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163914428

作品紹介・あらすじ

この者は、神か、悪魔か――。
気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。

大学病院で、手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。そこへ、ドイツ帰りの天才医師・真木が現れ、西條の目の前で「ミカエル」を用いない手術を、とてつもない速さで完遂する。
あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。
「ミカエル」を用いた最先端医療か、従来の術式による開胸手術か。
そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。
大学病院の闇を暴こうとする記者は、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。
天才心臓外科医の正義と葛藤を描く。

感想・レビュー・書評

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  • まず一言、感動した。
    私にとって、初の柚月裕子作品でしてどんな感じなのかと最初読む前思っていたのですが、見事ハマりました。作品のテーマとしては、医療の裏と表で、難しい医療用語がいっぱい出て来ます。でもそんなことも忘れるぐらい文章はとても読みやすくて、引き込まれます。柚月さんはとても取材力がすごいんだなと感じました。リアリティと緻密に組まれた文章。圧巻でした。

  • 手術支援ロボット「ミカエル」を推進する循環器外科医西條と、ドイツ帰りの天才医師真木。
    難病の少年の治療方針をめぐって、二人が激しく対立します。
    支援ロボット「ミカエル」を用いた手術か、従来の開胸手術か。
    そんな中、西條の知り合いの若手医師が、自死してしまいます。
    その最中、フリーの記者が西條に接近し、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と言い、病院内の闇を暴こうと迫ります。
    医療とは?命とは?絆とは何かを問う作品です。
    考えさせられました。

  • 手術シーンや病院人事、医療メーカーとの癒着など医療小説のてんこ盛り。よくある話だけど人物像がしっかりしてるから面白かった。

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著者プロフィール

1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『最後の証人』『検事の死命』『蟻の菜園‐アントガーデン‐』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『ウツボカズラの甘い息』『あしたの君へ』『慈雨』『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』『盤上の向日葵』などがある。

「2021年 『検事の信義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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