むき出し

  • 文藝春秋 (2021年10月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163914510

作品紹介・あらすじ

小さい頃から、殴って、殴られるのが普通だった。誰も本当のことを教えてくれなかった。なぜ自分だけが、こんな目にあうんだろう――上京して芸人となった石山の前に現れる、過去の全て。
ここにいるのは、出会いと決断があったから。
著者渾身の、初小説。

 優しい眼差しが
 純粋な言葉が
 誠実な覚悟が
 重要な小説を生んだ。 
(又吉直樹)

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人間関係や自己のアイデンティティを探求する深いテーマが描かれたこの作品は、主人公の過去と向き合う姿を通じて、読者に強いメッセージを伝えます。著者の体験を基にした物語は、ノンフィクションのようなリアリテ...

感想・レビュー・書評

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  • フィリピンを拠点に活動していた連続強盗事件の首謀者ルフィとの過去の繋がりが世間を騒がしていた兼近さん。20歳の頃、売春斡旋で逮捕されたこともある。
    そんな彼の生きてきた環境に興味を持ったことがこの本を読んだきっかけ。

    お笑い芸人・石山の幼少期から現在までの人生を描く。自伝的な要素が強い作品。

    絶対的な存在の太陽を、そんなことをすれば目に悪いだろうけど、むき出しのままいつまでも見ていたい。
    そんな切実な思いにおおわれている。
    痛々しいが希望を感じる読後感だ。

    ただこの小説の文章はちょっと苦手。
    というか、たまに何がいいたいのかわからない部分がある。

    普段あまりテレビを見ない僕は、EXITのお笑いはほとんど見たことがない。
    読み終わってYou Tubeで漫才を見てみたら、いやーなかなか面白いっすね。
    兼近さん、応援したいなー

    レビュー600冊目。

    • 土瓶さん
      祝!!
      600レビューおめでとうございます!!
      \(^o^)/\(^o^)/
      祝!!
      600レビューおめでとうございます!!
      \(^o^)/\(^o^)/
      2023/03/25
    • たけさん
      土瓶さん
      ありがとうございます!
      これからもがんばりまーす!
      土瓶さん
      ありがとうございます!
      これからもがんばりまーす!
      2023/03/26
  • えーっと、うーん小説では…ないよねぇ…

    芸人EXIT兼近は割と好きだ
    面白いと思う
    もちろんそうでなければそもそもこの本を読もうと思わない

    でもこれは小説じゃないよな〜って思う

    じゃあ何よ?

    そうね、これは「EXITの兼近さんが書いた本」だね

    つまりどういうこと?って聞かれると困るんだけど、自分の中ではこの表記がしっくりくる

    だからダメってことでもない
    ダメってことではないけど、特段面白いとも思わなかったです
    あ、なんかわかるってところはたくさんあった

    • みんみんさん
      自伝?珍しいの読むんだなぁと思ったよ〜笑
      自伝?珍しいの読むんだなぁと思ったよ〜笑
      2022/12/01
    • ひまわりめろんさん
      自叙伝的小説という触れ込み

      なんでも読むよー(BL除く)
      一時間半くらいで読み終わったから時間的ダメージはそんななかった
      自叙伝的小説という触れ込み

      なんでも読むよー(BL除く)
      一時間半くらいで読み終わったから時間的ダメージはそんななかった
      2022/12/01
  • ノンフィクションなのでしょうか?
    そういうつもりで読みました。

    私ほとんどお笑いを見なくて、EXITを見るのは
    CMとクイズ番組ぐらい。
    クイズは〇〇大卒の人たちばかりで
    兼近さんは異質でした。
    やっぱ顔かな?と。

    この本に書かれていることが事実としたら
    この主人公は本当に兼近さんになれるのか。
    いったいどんなふうに?と
    一気読みしました。

    まともに導いてくれる大人が一人でもいれば。
    それは留置所の中で読んだ本の著者でした。
    そういえば後藤祐樹(ゴマキの弟)もかなりやんちゃでしたが
    留置所や少年刑務所の中で読書や勉強をして
    「勉強って面白いんだ」と知ったのです。

    若い時に信頼できる大人に出会えること。
    そしてじっくり本を読むこと。
    今やんちゃで迷惑かけてばかりの人たちに
    そういう機会が訪れたらいいなと思いました。

  • 自分の想像とキャパを遥かに超えていった
    自問自答を繰り返し、とにかく純粋に、色んな人と向き合う中でのたくさんの感情が溢れていた
    まさにむき出しでした。

    片親で育てられた自分もよく
    何で自分だけがと思う事がよくあって
    自意識過剰だが周りが全部自分の敵なのじゃないかと思う事がある。
    この本を読み振り返ってみると、そんな事ないのかもしれないと思った。
    ご飯は食べられたし、高校まで卒業したそして今生きてる。これは紛れもなく1人ではなし得なかったよなと思うと自分は恵まれていたのかもしれないと思う。
    自分の人生を悲劇のヒロインのように思いすぎていたのかもしれない事に気がついた。
    自分の当たり前や普通を、他人と比較し押し付けていたかもしれないと省みるきっかけになった。 

    色んなことを題材にしているEXITの漫才でいつも笑いをもらっている兼近さんが今、芸能界という日の目を浴びる世界で笑いも含め色んなことを発信してくれている事に意義があるし、生きていてくれていてよかったなと思う。

    そして今子供と大人の狭間にいる自分は、これからの子供達が大人のエゴに潰されない生きやすい世の中で生きていて欲しいと願う。
    今の時代を生きている人の多くにこの本が届いて欲しい。

  • 私の中では衝撃作品でした。
    自叙伝なのかな。どこまでが事実か、どのくらい脚色が加えられてるのかは分からないけど、壮絶だった。

    重い内容を、そう感じさせないよう軽い分体で書いているところが、人柄が出ているなと。
    タイトルの「むき出し」通り、ありのまま素直な文章だった。

  • ちょっと不思議な本だったな。
    主人公の想いがぶつけられている感じ。

    EXITの兼近さんの小説。
    自伝的小説でもあるように思え、どこまでが本当にあったことなのだろうとも考えさせられる。
    文春での記事とかね。
    今は別の話題で持ちきりだけど…。

    本と出会った時の話は、あぁ分かるなぁ〜なんて思いながら読んでいた。

    想いの熱さに引き込まれる感はあったかな。
    ぶつけられたむき出しの想いに、熱く打たれたりもした。

    “元々人に迷惑をかけるだけの価値もない人生。無理なら死ねばいい。”

    そうなんだよなぁ。



  • 仕事場で、平時は本はコナン君でも一ページ読めない同僚さんが、珍しく買って読んだ小説。読めたのかな、と気になって「どうでした?」と聞いたらすごい勢いで貸してくれた。ので、ありがたく読んだ。
    同僚さんは作者のお笑い芸人さんがとても好きなのだそう。じゃあ、やっぱり本が読めないんじゃなくて、興味がないだけなんだろうな。これは二日くらいで読んだっていってたから。

    腕白をちょっと通り越した少年時代を送り、学校はきちんと通えず、自分自身の在り方と周りとの摩擦に傷だらけになって、周りを半壊させながら生きてきた主人公は、拘置所で恋人に差し入れられた『本』に目を開かれる。

    自伝ではないけれど、この主人公の細かな思い出や、生き方や、感じてきたことはほぼ作者のものなんだろうなと思う。最初は、桜庭さんのような、西さんのような、書き方だなと思いながら読み進める。主人公が(ほぼ確定的に作者さんも)、言葉というもの、物語というものに出会って、他者は自分とは違う感覚で生きていると気づけた、というところが、ずっと本に傍にいてもらって生きてきたら分からない、本の効能だなと、私の中の発見。そうか。人は自分とは違うルールで生きていると分からなかったら、それはしんどいよな。作者の、自分の中でずっと誰かに言いたかったたくさんのことが、ぎゅぎゅっと押し込まれた一冊だった。その熱意というか、こうやって、今も苦しい誰かに向けて必死に言葉をかけている本だった。この人が、また何か書いたなら読もうと思う。

  • 主人公の石山の身に起こる事柄や事件はフィクションが施されているとしても、彼が感じた思いや心の叫びは著者の心情を綴ったもので、そういう意味での自伝的小説なのだろう。
    著者は、過去の自分のように「本」を読まない人にでも分かりやすく一気に読める作品に意図的に仕上げたようで、ストーリー展開だけ追ったとしてもある程度楽しめる作品ではある。ただ小説の中に何らかの意味や思考のきっかけを求める読み手にとっても、主人公の生々しい心情や背景から、否が応でも様々な事を考えさせられるモノで、発達障害、貧困と格差、罪と贖罪そして救済と、社会学的及び哲学的に思考を飛躍させるきっかけとなる作品だった。ただの芸人の不良の過去からの更生話で済ませるには勿体ない、まさしく帯にあるような”重要な小説”であり、読み応えのある力強い良作だと思った。

  • 発売前からずっと気になってた本で、やっと読めました。普段あまり本を読まない人も夢中になって読める本かな、と思います。
    主人公「石山」の、暴言や暴力、その他の様々な迷惑行為は、石山の心の叫びだと思いました。読んでいて、切ないというか、ちょっと辛い気持ちになりました。正しい道に導いてくれるような人が石山の周りにいれば…。でも、地元を飛び出して、いろいろな人や仕事に出会いながら、自分なりに勉強していく中で、最終的に自分の居場所を見つけることができて、本当に良かったです。石山を見ていると、人が変わるには、住む場所を変えたり、付き合う人を変えたり、本を読んだりすることが大事なんだと改めて思いました。

  • すみません、数ページで読書リタイアしました。
    文章が読みにくく、内容が頭に入ってきませんでした。

  • 有名人が書いた本だからと侮っていたかもしれない。
    でも良かった!本職の方と比べると少し読みにくいと思うけど、もしかしたらそこが、兼近さんと重なって見える主人公の不器用さをより際立たせてたかもしれない。「むき出し」というタイトル通り、主人公のむき出しの心をストレートに綴った物語。善悪は別としても、色んな人と出会い経験して得ていく何かは、見えないけど確実に自分の核になっていくんだと思う

  • 人柄が好きで書店で見かけてすぐに購入した本。

    知らない世界がたくさんあって
    知らない想いがたくさんあって
    知らない過去と未来がたくさんある

    見えていることだけが全てじゃない。

    いろんな想いの上に成り立っていることが
    たくさんあるんだって心に問う。

    やっぱり好きには変わりなかった。

  • まじか、上手すぎてびびった、、
    経験が浅いんじゃなくて経験が違うだけなんだっていう考えはすごい刺さった。

  • 自分は過去に蓋をして、周りのせいにして、
    逃げてるくせに、悔やんでばかりで記憶を消したいと思ってる。
    過去の辛さや自分の嫌な事これだけ出せるってどれだけの勇気なんだろう。
    出して、周りの非難の声も受け入れて、自身の非難も受け入れて、乗り越えようとして、前に進もうとしている姿に涙が出てくる。

    私は人を羨まず、今を恨まず、自分にあるモノをしっかり見れているのだろうか。
    私も人を笑顔にして、幸せにして、一緒に笑いたい。違う意見の人とも分かり合う事をしたい。
    この事を忘れたくない。
    この本に出会えて、大樹くんの話を知れて良かった。

  • タイトル通りの作品。
    裸になれる人はそうそういない。
    沢山の傷と過去と経験を経て、それでも裸で勝負しようと思えるのはやはり覚悟。
    全てが誇れる物ではないから、だからこそむき出しに表現してくれる存在とは素晴らしい。 
    個人的には、それを救ったのが本だったということの「そうだよね」感。
    一人でいるように思っても、自分が変だと思っても、本を沢山読むとそんな事ないことが分かる。それが救いになる。
    気付くのもその人の能力なのだ。

  • どこまでがかねちーでどこまでが石山なのか……
    ナンセンスかもしれないけどやっぱり考えてしまいますね。

    石山の言動の根っこにはいつも必ず優しさがあって、でもそれが暴力として表れてしまうことに、どうしようもないやるせなさや、ままならなさがあって…。
    終始こころがきゅーっとなりながら読み進めました。

    綺麗なところばかりではなく淀みも見てきた人。
    それでも染まることなく自らの正義を持ち続けている人。

    「むき出し」というタイトル以外ありえないような、身を削って書かれた作品に感じました。
    どうか筆者が幸せでありますように。

  • 読み始めて、強烈に子供の頃の感じを思い出しました。
    それが最初少し苦しくて、安心して居られる空間・場所を選んで、(きれいなカフェで)集中して最後まで読みました。

    * … * … * … * …* … * … * … * …*

    後半、親と交流や素直に援助を受けたり出来ている描写がほっとしました。年月が経ち、主人公自身、様々な出来事を経て、親も人間だということが分かった、というような箇所が、心に響きました。(雨がやんだ空の様な感じでした)
    聲の形の主人公の事も、少しイメージにあるように感じました。

  • テレビなどで聞いたことがある話もあったので、実話もかなり織り込まれている話だと思う。

    誰も何も教えてくれない、どうすればいいのかわからない、だから「被害者」として振る舞っていた過去
    その過去があるから今の自分がいると肯定しているところに作者の強さを感じた。

  •  EXIT兼近大樹さんの、自伝的小説。

     お笑いコンビentranceの石山。
     人気も上昇してきて、上京直後の安アパートから、シェアハウスではあるが、いい部屋で暮らせるようになってきた。
     そんなある日、ラジオ収録の後、タクシーを途中で降りて、街を歩いていると、週刊誌の記者に呼び止められた。
     石山の過去のスキャンダル記事が出るという……。

       ◇

     主人公、石山の子供時代、現在のラジオを行き来しながら、これまでの人生を綴っている。
     貧しかった子供時代。
     父親と母親が不仲。
     身の回りのことを蔑ろにしていたこと。
     からかわれ、それに対して暴力を振るっていた日常。

     読み進めていて、子供時代が非常に辛くなりました。
     他の子供が、当たり前のように勉強、部活動に打ち込めるのに、金銭的な理由から思うようにできない。
     全く違う世界の話だからと、やりたいと願うこともない。生きる世界が違うと最初から諦めてしまっている。

     主人公石山が留置所で読んだ、『第二図書係補佐』。そこから人生が変わり始めていく描写がすごいと思います。
     お笑いを目指すようになり、自分自身を見つめ、世間とのズレを少しずつ埋めていく。それまでの石山自身の常識を疑い変えていくこと。心のうちの変化を一つ一つ丁寧に描かれていたように思いました。

  • あんなに普段テレビでキラキラしてるかねちーはすごい人生を歩んでいるんだなということはようわかった。

    ただ、文章の雰囲気、流れがほとんど一緒で好きではない。
    繰り返し読もうとは思わなかった。

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