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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784163914626
作品紹介・あらすじ
演出家、劇作家、俳優、映画監督、小説家とマルチに活躍する松尾スズキ、三年ぶり待望の新作小説。
放送作家見習いの「俺」は、十年間師匠と仰いでいた人物が自殺した日、映画館で偶然出会った女・スミレにいきなり結婚を申し込む。スミレは離婚したばかりだった。
することのない俺とスミレは、酒浸りの日々を送るようになる。
そんな中、俺を捉えて離さないのは、師匠が手首に入れていた矢印形の刺青のことだった−―。
次々と地獄の扉が開いていくような男女の転落物語でありながら、どこかに人間存在を見つめる苦い笑いがにじむ松尾ワールドの真骨頂。
みんなの感想まとめ
堕ちていく主人公とその相手、スミレの物語は、酒に溺れる中での人間模様をリアルに描き出しています。彼らの歪んだ関係性や、周囲の影響によって進行する転落の様子は、目を離せない中毒性を持ち、読者に深い共感を...
感想・レビュー・書評
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堕ちて堕ちて堕ちていく俺とスミレ。酒の量と舞い込んでくるお金がケタ違い。
主人公に惹きつけられる魅力があまりなかったなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんとも後味の悪い小説。アル中の男に襲う妄想が物語になったような、意味不明の登場人物と意味不明の行動。心の病・・人と人を結びつけるもは何ですか。
私とは遠いところにあるお話でした。 -
目が離せない中毒性。酒に壊れていく人間模様。こういうの、嫌いじゃない。むしろ実感としても近くに感じる面もあり、怖い物見たさだったり共感だったり。歪みは修復されないまま、全てが歪みの中で進んでいく。矢印が示すのは元に戻れない事もまた。
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面白すぎて時間経つのも忘れてお風呂で一気に読んじゃった、、読み切る頃にはすっかり冷えていたお湯。
松尾スズキさんやっぱいいなー。もっとじゃんじゃんぶっ放してほしい。うわーとかないわーとか思いながらもどこかわかるーってなるのがね。ぶっ壊れていることに気づかない人へ -
ほぼ主人公のひとりがたり。
しかし読まされるものがある。
めくるめくというか流れるように堕ちるように沈むように溶けるように崩れて曖昧になっていく日々と記憶。
ないまぜのごちゃまぜ。
回想が主人公の視点から語られるが、後半すべての記憶の中で語られていなかったことが明かされていく。
酒を飲まなければ生きていけない人たちが、酒を飲みつづけ自身を少しずつ殺していく。
それでも何かがないと今日を明日を生き延びることはできない。
依存することの怖さと心地よさがある。
私は物質には依存していないが、依存していることはある。
これさえあれば生きていけるものがある。
そのために生きているし、それがあるから生きていける。
だからそのために自分が死んだとしてもそれはそれでいい。
今日を明日を生きるためにしていることが、未来の自分を殺したって良い。
この本で嫌いな部分は、人を罵倒する時、豚という言葉やクソを使うこと。
豚は人間より下の存在ではないし、侮辱していい命ではない。
クソも同様。
糞が世界をまわしている。(人間の糞は除く)
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174ページの薄い小説なので
2日で読み終わりました
ちょっと私には理解が難しかった
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矢印って、そこで出てくるんだ。と思ったときには、すっかりぐるぐると周り巡る世界に引き込まれておりました。まかり通るのが芸事の世界なのでしょうか。真っ当に生きることができないことが苦しいと言う形は、救いにもなるんだろうけど、かたや、真っ当の無意味を感じさせることもある。こういう形での破滅への序曲から突き進むお話は破綻を繰り返し、フラフラとってのは世界観としてばっちりハマります。それを美化はできないけど、その終局への落ちる螺旋はきっとある種の美しさがあるのかも。
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意味深なタイトル。酒に溺れた師匠、スミレ、山城、俺…彼等は狂気に満たされながら破滅の道に突き進んでゆく。不快感を抱きつつも、矢印の行方を求めズルズルと物語に惹き込まれていった。
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汚い部屋や、ぐうたらな人が嫌いなんだろうなー。
ストーリーが頭に入ってこなかった。
酔っ払いの頭の中をのぞいているような不快さが残った。 -
文章としては綺麗だけど、あまり意味がわからない
何が言いたいかという作品ではなく、ただ頭のおかしい作品を見せたいのかなと思う。 -
マスメディアで活躍する芸人のイメージってこんな感じに思っていました。
ユーチューバーの人達もそうなのかな? -
師匠が自殺した日、映画館で出会った女。
現実から逃れ酒浸りの日々。
混沌とした精神世界。
怒涛の渦に巻き込まれそうになりつつ読了。
[図書館·初読·11月29日読了] -
【悪夢と哄笑に満ちた松尾ワールド全開】運命的に出会った夫婦の酒と転落の物語。謎の矢印の指し示すものは? 鬼才がリミッターを外して描く大問題作。
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