ドストエフスキーの預言

  • 文藝春秋 (2021年11月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (584ページ) / ISBN・EAN: 9784163914633

作品紹介・あらすじ

ドストエフスキー生誕200年記念出版。
かつて外務省でモスクワ大使館に勤務した著者は、ソ連邦の崩壊に立ち会うことになった。宗教を否定する社会主義の理想が潰え、ふたたび神を求める時代が始まった。
そうした事態を19世紀にすでに預言していたと著者が考えたのが、文豪・ドストエフスキーである。
『カラマーゾフの兄弟』のかの有名な「大審問官」は、はたして何を示しているのか?
『罪と罰』でラスコーリニコフはなぜ回心したのか?
外交官としての仕事のかたわら、ドストエフスキーを解読する日々が始まった。
尊敬するチェコの神学者・フロマートカや、同じくチェコの哲学者・政治家のマサリクの著作が大いなる手助けとなる。
そして、モスクワとプラハを往還する著者の思索の旅は、ついに終わりの日を迎える−−
現代史の現場から生み出された、これまでにないドストエフスキー論。

感想・レビュー・書評

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  • 佐藤さんのドストエフスキーの本は何冊か読んでいる。どれも役に立った。今回の本はちょっと変わっていて、いろんな観点とか対話とかもあり、深くなっている。

  • 『カラマーゾフの兄弟』のお葬式のシーンでの「カラマーゾフ万歳!」にはずっと困惑させられていた。貧しい少年が亡くなって、そのお葬式でどうして「カラマーゾフ万歳!」なのよ?

    この本で示された、あのスローガンはロシア正教の「人間が神になる」という思想で説明できる、それでしか説明できないという指摘を念頭に置いて、またカラマーゾフの兄弟を始めとしたドストエフスキーを読み返したい。

  • 【生誕200年 キリスト教から謎に迫る】『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』……ドストエフスキー作品がはらむ問題を21世紀の視点から捉え直す巨弾評論。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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