ひとまず上出来

  • 文藝春秋 (2021年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784163914824

作品紹介・あらすじ

たちまち重版!!

重ねる歳はあるけれど、明けない夜はないはずだ。

CREA連載「●●と▲▲と私」に加え、SNSで話題沸騰の推しエッセイ「ラブレター・フロム・ヘル、或いは天国で寝言。」、
楽しいお買い物についての書きおろしも収録。
いまの自分の「ちょうどいい」を見つけよう、最新エッセイ集!

***

化粧が写真に写らない/なぜ私のパンツは外に干せないのか/「疲れてる?」って聞かないで/ていねいな暮らしオブセッション2021/「四十代になれば仕事も落ち着く」は幻想です/「愛される」は愛したあとについてくる、らしいよ/#今日の鍛錬/私はちょっと怒っているんですよ/「おかしい」言うことの難しさよ /やりたいか、やりたくないかの二択です/中年の楽しいお買い物/ラブレター・フロム・ヘル、或いは天国で寝言。…ほか50エッセイ収録!

感想・レビュー・書評

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  • 大人気ポッドキャスト「オーバー・ザ・サン」のパーソナリティのスーさんのエッセイ。
    1つ4ページほどのエッセイが50作品収められています。

    図々しさ、卑屈さ、見栄っ張り加減などなど、弱く未熟な面も含めてスーさんの素、本音を読むことができます。
    今の時代、ハラスメントが蔓延り、「私はこう思う」って言い切るのが、どこかに忖度してしまいがち。もちろん、多方面に気を遣いつつも、サラリとこう思うを言えるっていいですね。

    喜怒哀楽の「怒」って負の感情で抑えがち。抑えるのが美徳。
    ですが、、「怒」も貫きつつ、楽しめる自分。
    アリでしょう。

    エッセイを読んでいると、
    結局、
    みんな、上がったり下がったり、
    スゴいと思う人でも、おんなじなんだなぁ。です。
    考え方もそれぞれで、感じ方もそれぞれ。
    人って「おもしろい」を感じることができる。
    エッセイの良さが爆発してました。

    ありえないってことがありえないってヤツを感じます。

  •  オーディブルで、時に声を出して笑ったりしながら聴取。四十代になると⋯という話なのでジャストな頃合い。
     笑ってばかりもいられなくて、グサグサ刺さる内容も。被害者面が手放せなくなっている(=かわいそうな人で居続けることの居心地の良さを感じてしまっている)ことはありませんか、そういうのって周囲にバレます、という話がいちばんひっかかった。カッコ悪いなあ⋯。やりたくてやってる(あるいはやりたくなくてやってない)んだろうと、そうおっしゃりたいんだろうか。うう。

  • 肩の力をぬきたい時に。ジェーン・スーのエッセイ『ひとまず上出来』 | 朝時間.jp
    https://nordot.app/843770454720413696?c=426126268348957793

    明けない夜はないはずだ。――いまの私にジャストサイズの最新エッセイ集! 『ひとまず上出来』(ジェーン・スー) | 特設サイト - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/sp/su?ud_book

    『ひとまず上出来』ジェーン・スー | 単行本 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163914824

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      『ひとまず上出来』『定額制夫のこづかい万歳』『出会いなおし』編集部の推し本6選 | ダ・ヴィンチニュース
      https://ddnavi.c...
      『ひとまず上出来』『定額制夫のこづかい万歳』『出会いなおし』編集部の推し本6選 | ダ・ヴィンチニュース
      https://ddnavi.com/serial/905989/a/
      2021/12/20
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ジェーン・スーが語る、40代を楽しく生きる方法 「”思春期再び”という感じであの頃を追体験している」|Real Sound|リアルサウンド ...
      ジェーン・スーが語る、40代を楽しく生きる方法 「”思春期再び”という感じであの頃を追体験している」|Real Sound|リアルサウンド ブック
      https://realsound.jp/book/2021/12/post-922226.html
      2022/02/04
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      更年期も「第二の思春期」と思って。笑えて、元気もらえる一冊。 『ひとまず上出来』 | BOOKウォッチ
      https://books.j-c...
      更年期も「第二の思春期」と思って。笑えて、元気もらえる一冊。 『ひとまず上出来』 | BOOKウォッチ
      https://books.j-cast.com/topics/2022/02/16017263.html
      2022/02/17
  • ジェーン・スーさんのスカッとするエッセイです。軽妙でユーモアに溢れているのは相変わらずで、年齢を重ねられた分、鋭さも深みも増していると感じます。後半はコロナ禍の真っ只中の話、改めて当時の大変な日々に思いを馳せました。

  • ジェーン・スーさんのエッセイをかなり久しぶりに読んだ。文章が的確で面白く、大変聡明な方なのだろうなぁと思う。現在40代のジェーン・スーさん自身のこれまでの経験から学んだことなども書かれており、ためになった。色々心に残った箇所はあるが、ひとつ挙げると「できるかどうかではなく、やりたいか、やりたくないか」と。色々な意味で自分に対して素直になれる言葉だと思った。硬軟織り交ぜてバラエティーに富む内容で面白く読んだ。

  • ジェーン・スーさんの対談集がすごくよかったので、今回初めてエッセイ集を購入。もっと早く出会うべきでした!妙齢の迷える心を、こんなにも軽くしてくれるとは!痛快で軽快で、ほどよく下世話ではあるが品は落とさない。そのバランスが最高です。「ひとまず上出来」というタイトルからして中年女をホッとさせる言葉。体力は下降、メンタルもグズグズでトホホな自分に、スーさんの発する一字一句が沁みまくりでした。
    推しへの愛を語った「ラブレター・フロム・ヘル 或いは天国で寝言。」もすごくよかった!推しの存在は日々を彩る!熱量に個人差はあれど、沼に身を沈めることの心地よさとはそういうことなんだよね!と頷きまくりです。
    赤と白のシンプルな装丁もナイス。当分は傍らに置いて、スルメかじるような感覚で何度も読み返したい一冊。

  • あー面白かった。
    やっぱり私は小説よりエッセイのほうが好きなんだ。
    彼と別れた、とか。

    2016年から昨年まで雑誌creaで掲載されたものに加筆
    再編集書き下ろし。
    ジェーン・スーさんは43歳から48歳です。

    推しって誰だろう?
    調べてみようっと。

    心理テストをメモしておきます。

    〈まず、自分が家にいるところをイメージします。
    赤ちゃんが泣きだしました。
    電話と玄関のチャイムも鳴っています。
    加えて風呂の水が出しっぱなしなことにも気づき
    猛烈にトイレに行きたくなった。
    あなたはどれから片づけますか?〉

    (ちなみに、トイレはこの続きを読むと耐えられる範囲
    漏らすほどではないと思われます。)

    私は風呂の水→玄関→赤ちゃん→トイレ→電話

    人生の優先順位がわかるのだそうです。
    赤ちゃんは「愛情」
    電話は「仕事」
    玄関チャイムは「友人」
    風呂の水は「お金」
    トイレは「自分自身」

    だから私の優先順位はお金→友人→愛情→自分自身→仕事となりました。

  • クスッと笑える軽快な語り口で書かれているのでスラスラ読めるのだけど、そこには大切なことがギュッと詰まっているので「しっかり咀嚼して理解しないといけないぞ」という気持ちになる。今回もやっぱり元気をもらって勉強にもなるスーさんのエッセイでした。

  • ちょっとだけ上の世代の女性の旗手のようなイメージのジェーン・スーさん。ラジオも聴いていないし、たまにエッセイを読むのだが、面白いけど濃厚で、私は数話ずつ読みたい感じ。面白いけど劇薬よ。最後の推しに関する文章で、推し活女性たちの圧倒的な支持を得たらしい。推しに薙ぎ倒される感じは、私も身に覚えがあって、妙齢の女性特有の現象なのかと1人得心してしまった。

    女友達でがっちりできあがったコミュニティは、羨ましさとちょっとした畏怖を覚える。無い物ねだりかな。

  • 中年女性に沁みる話が目白押し(笑)
    自分の中の自分のサイズ感が更新されてない話(p33)とか怒ってないのに「怒ってる?」と聞かれて聞かれたことに怒ってしまい結果「やっぱり怒ってる」と決めつけられてゲンナリする話(p140)とか、自分も「そうそうそう!」とうなづきまくることばかり。
    ジェーンさんは「引っかかる」を言葉にするのが本当に上手いなーと思います。ご本人は「もやもやが言葉にできない」と悶々とされることもあるようですが(p157)多くの同年代の人たちはすっきりすることが多いのじゃないかなぁと。
    お買い物の話も20万から300円までくすくす笑ってしまいます。(この話の並び絶妙)加齢マジック確かにあるかもとこれも深く頷き。

    p150 正しい弔い、思い出地縛霊、自己憐憫と自己陶酔のかけ合わせは泥酔して風呂に浸かるような危険行為。もう、納得すぎて書いて貼っておこうかと思いました(笑)

    時々摂取したくなるジェーン・スーさん。未読の本もまだあるから今後手に取るのが楽しみ

  • オーバーザサンリスナーとしては、ある程度スーさんの著書は読んでおかねばと思い今回色々読んで見た。
    ポッドキャストで言っていることと一貫性があって、私たちのスーさん⭐︎って感じだった。

    スーさんはご自身を掘り下げまくって曝け出してて、そしてその感情に至った経緯を構造的に整理するのがとても上手だなと思った。
    日本人は若い人から高齢の方まで共感できる人(特に女性)は多いと思う。だけど、あまりに曝け出してるから時々重たかったり、あるいは、そこそこリベラルな思想なので、保守的な人には攻撃的に感じたりしそう。

    スーさんとしては今しんどいと思ってて、でもなんでしんどいことになってるか分からないみたいな人へ向けて書いてるのかなって、ポッドキャストの話も込みで思った。

    どの回も、そういう思いしたことあるなぁ、でもその感情掘り下げるとそんな風になっていたのね。って発見できて面白かった。
    特にハッと思ったのはこちら

    ------
    私にもその価値があるかもしれないのに
    私には、キラキラした存在に対する憧れよりも、キラキラ欲を隠さず、スポットライトを浴びた自分を楽しみ、拡張していける精神に対する憧れがあります。キラキラを思う存分に味わえる健全な精神が欲しいのです。

  • 歳を重ねても人生を楽しめそうだなと思える本だった!

  • シスターフッドとアメリカンミュージック好きなとことマイノリティの味方っぽいところとオタク味プラス、乙女心も決して忘れていないところが、スーさんの魅力だと勝手に思っていて、それが絶妙に散りばめられている一冊。

    特に「頑張った人が属性に関係なく報われる社会になることを望んでいます」は、
    「ほんとにそう!!!」と思った。
    頑張れることは卑しいことではない。頑張れる人は誰になんと言われようと頑張ればいい。足引っ張るな!

    巻末の推し活に関する「ラブレター・フロム・ヘル」、
    「本当にどうかしている。だが、確実に救われている」
    「推しが後ろ盾になり新しいものの見方を覚え、私はとても豊かになった」
    等々……
    共感しかない。そして
    「あなたが自信を持って輝き続けることを祈る者の存在を、ゆめゆめ忘れないで欲しい」ビバ推し活。ビバジェーン・スー

  • ジェーン・スーさんの本は以前から一通り読んでいるのでこれもとりあえず手を付けるか、と読みました。
    たしかに面白かったけど30代のまだ自分はここまでの境地には至っていないかな、というのが素直な感想。
    以前よりも「わかる~」が少ないのはきっと老いを楽しみ始めたスーさんは私のまだまだ先を走っているということだろうなと思いました。きっといつかこの本が共感の嵐になる日が私にも来るんだろうな。

  • 普段「over the sun」を聞いているので、それと同じようなスーさんの話がたくさん読めてよかった。この本では「老い」に関する話が多かったように思う。本来はマイナスなイメージのある「老い」をスーさんなりに楽しんでいる感じ。その生き方が素敵だなと思った。一つが2ページ完結なので、サクサク読めるし、寝る前の読書にもちょうどよかった。

  • スーさんの本はタイトルがいつも素晴らしいと思う。刊行されたその時に読む我々が欲しい言葉というか。

    と思ったのも束の間、もくじに記された「化粧が写真に写らない」の1行目から吹き出した。そこから始まるのねw
    ゆるりとスーさん節に乗って、自分では言語化できないアレコレを読める心地よさ。

    「英国の紅茶で尻を拭いても生活に彩りが加えられることはない」ちょっと待ってくれ、なんの話?(笑)
    「執着するにも若さがいる」この辺はお気に入りの章。

    「『らしさ』の深い落とし穴」は昨今の男女のらしさの在り方から生きづらさまで、よくこんな簡潔にズバッとまとめられるなぁと印象的。
    「頑張れたっていいじゃない」「みんなでアレの話をしよう」「『おかしい』と言うことの難しさよ」は今、必要だよなぁって思った。

    「昔の私に教えてあげたい、夢の叶え方」これは社会人になる前に読めると嬉しいね。

    最終章の推しラブレターは最&高。

  • 女性として生きる楽しさが伝わってきて、とても面白かったです!

  • #おつかれ今日の私 で大好きになったジェーンスーさん。
    今作品も、寝る直前に少しずつ大事に読みました。

    『自分を不幸せなところに置いたままにしない。自分で選択したことの責任を取る。』p71

    『いきなり自分を好きになるのは難しい。でも「自分のここが好き」が見つかると、放っておいてもなりたい自分にどんどん変わっていくんでしょうね。』p119

    『私たちには、明日を生きるための筋肉が必要なんだよ。』p123

    『夢を叶えようと丸腰で真正面から突進するよりも、得意なことを見つけて頭角を現せば、勝手に名が世に出て自動的に会いたい人に会え、やりたいことができ、夢が叶う。忘れちゃいけないのは、自分は何が得意なのかも、他者が勝手に決めるということ。好きなことと得意なことは、違っていいのだ。』p194.195

    ジェーンさんの作品はゆるゆる〜っとしていてあたたかく、そのままの自分を受け入れてくれる。そうだよ、それでいいじゃない、上出来と。
    ただ、それだけではなく、また次へと進む道があることを気づかせ、あたたかく背中を押してくれる。

    今のままでも、上出来。
    さらに前へ進んでいっても、上出来。

  • 先輩からのおすすめ本。
    スーさんの飾らない文体で楽しく読めました。

    が、楽しいだけじゃなく、日常のモヤモヤ、社会のモヤモヤ、女性だからのモヤモヤに対してスーさんの鋭い考察が感じられた。




  • 自力で戦ってきたという歴史の積み重ねが輝きを放っている。加齢を哀愁交じりに語っているようでも、それすら戦果にみえるほど。半端者には眩しくていじけそうになるが、自己評価の低いものにも手を差し伸べる周到さ。この強い輝きが、多くの人に共感と憧れをもたらすのだろうな。

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著者プロフィール

1973年、東京都出身。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月~木曜午前11時TBSラジオ)に出演中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)、『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)、『これでもいいのだ』(中央公論新社)、『ひとまず上出来』(文藝春秋)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など。

「2022年 『OVER THE SUN 公式互助会本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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