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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784163914848
作品紹介・あらすじ
「臨床犯罪学者 火村英生シリーズ」誕生から30年! 最新長編は、圧倒的にエモーショナルな本格ミステリ。
一見ありふれた殺人事件のはずだった。火村の登場で、この物語は「ファンタジー」となる。
大阪の場末のマンションの一室で、男が鈍器で殴り殺された。金銭の貸し借りや異性関係のトラブルで、容疑者が浮上するも……。
「俺が名探偵の役目を果たせるかどうか、今回は怪しい」
火村を追い詰めた、不気味なジョーカーの存在とは――。
コロナ禍を生きる火村と推理作家アリスが、ある場所で直面した夕景は、佳き日の終わりか、明日への希望か――。
みんなの感想まとめ
エモーショナルな本格ミステリが展開される本作では、コロナ禍を背景にした一見ありふれた殺人事件が描かれています。物語は、臨床犯罪学者の火村と推理作家のアリスが、緊迫した捜査の中で織り成す掛け合いを通じて...
感想・レビュー・書評
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火村シリーズ誕生から30年!
あとがきにもある通り「トリックがどうの」というタイプの作品ではなく、“エモーショナルな本格ミステリ”。
事件自体は一見するとありふれた殺人事件で、前半はいつもと違ってかなりゆっくり進む。
物語はコロナ禍が舞台。
火村とアリスもマスクをし、密を避けながら行動していて、2人が自分たちと同じ時空に存在しているような、不思議な感覚になる。
つい最近のことのはずなのに、いつの間にか忘れかけていたコロナ禍での日常を思い出した。
ゆっくりと進んでいた事件は、2人が旅に出たところから空気が変わり、一気に面白くなる。
閉塞感に包まれていた世界から、海と風を感じる場所へ。その開放感が気持ちいい。
もしかしたら、ゆっくり進んでいたのはこの瞬間を味わうためだったのかもとも思う。
旅を楽しむ2人の姿から、その土地ならではの文化や空気感が伝わってきて楽しい。
旅先でも好奇心旺盛で何事にも楽しそうなアリスと、旅ならではの火村のいつもとはちょっと違う姿も印象的。
2人が訪れた場所を聖地巡礼して、2人が観た同じ景色を見てみたい。
テレビをつければ感染者数や死亡者数の報道ばかりだったあの頃は、日常そのものが異常事態だった。
そんな恐怖や不安の中にあったからこそ、この作品はあえて穏やかで、ゆったりとしたエモーショナルな物語になっているのかもしれない。
この作品は、謎解きを急ぐよりも、温かみのある火村とアリスの掛け合いを、のんびり味わう読み方が似合う。
旅情ミステリが大好きなので、火村とアリスには、これからもたくさん旅に出てほしい。
これでAudibleで聴ける有栖川有栖作品(15作品)は、すべて聴き終えてしまった。
Audibleでここまで夢中になれたのは、クリスティシリーズ以来かもしれない。
特に火村・アリスの会話劇はAudibleとの相性が良かった。
1ヶ月間毎日聴いていた2人の会話が明日から聴けなくなるのはとても寂しい。
Kindleと図書館本での読書では、まだまだ『有栖川有栖フェア』は続きます(^^)
Audibleにて -
★5 コロナ禍における探偵小説の決定版! 美しい夕日が見たくなる哀愁漂う傑作 #捜査線上の夕映え
コロナ禍で自粛が続く世の中で発生した殺人事件。ありふれた事件だったはずが、容疑者の確固たるアリバイが捜査を難航させていた。臨床犯罪学者の火村と推理小説作家の有栖川に、警察から事件解決の協力依頼の連絡が入るのであった。作家アリスシリーズの最新作。
面白いっ
久しぶりに丁寧な探偵小説を読ませていただきました。さすが本格ミステリー大ベテランの先生、シンプルに面白いミステリーでした。
いつもの二人の掛け合いが素晴らしいです。
アリスの真面目に事件に取り組む姿勢、火村の本質を突く鋭い洞察。たまんねぇ~
なかなか事件が解決せず、刑事たちのヒリヒリ具合もよく伝わってきて痺れました。
中盤までは完全に五里霧中で、悶々としながら読んでいましたが、終盤からの怒涛の展開がお見事! 人も場面も情報も推理も、ぐぐぐっとうねりを見せて、解決まで一直線でした。スッキリ!
物語の真相としても、よく組み立てられていてお見事。
いつもように二人がミステリー部分について議論がするところが、また面白いんですよね。決して後ろ向きではなく前向きに、かつ深い論調は、読んでいてミステリーが好きでよかったと思わされます。
本作、コロナ禍を背景にした事件、捜査が特徴的で、有栖川先生の思いや願いも作品内にちりばめらてましたね。
レビューを書いている2022/7/16現在、過去最高の感染者数との報道がありました。本当にはやく元通りの世の中になって、健康的な日常を送りたいです。できれば夕日の綺麗な場所に旅行に行きたい思いました。
ど真ん中の本格ミステリーです、おすすめですっ -
火村とアリスの阿吽の呼吸がいい。今回は警察小説風味が強く新鮮。コロナ禍中期の状況という設定で旅の楽しみを再確認するエピソードもあり、特に鉄旅への有栖川さんの愛を感じた。一番驚いたのは火村の話を聞いた船曳警部と同じ時かも。
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オーディブルにて読む。
2023年度版このミス第3位ということで読んでみるが、元々、推理小説が得意ではなかった僕にとっては、オーソドックスなミステリーでちょっと合わなかった。
有栖川さんは初読み。しかし、この作品はもう30年も続いている火村英生シリーズの最新作とのこと。
火村さんの推理は神っている。ゾクゾクした。
作中では、コロナ禍の世相が忠実に描かれていて、そういう意味でも今後非常に貴重な作品になっていくのではないか、と思った。
あとがきで記されていたが、準レギュラーの過去が明かされる。背景は書きながら作者が知ったことで、思いついたという感触は全くない、というのが面白いと思った。
2022年の感想はこれがおそらくラスト。
みなさん今年も大変お世話になりました!
良いお年を! -
火村&アリスシリーズ最新作。
あとがきによると「『余韻が残るエモーショナルな本格ミステリが書きたい』という漠然としたイメージから構想をまとめていった」とのことだが、抒情ミステリーの要素もある一方で、これは全く個人的な感想だが横溝先生チックなところや江戸川乱歩先生チックなところも感じた。
時代設定は2020年9月ということで新型コロナ第二波が収束しつつある時期。『GO TOなんたら』が出てきた頃で、感染対策をしながら旅行を楽しむ人も出始めた頃だ。
アリスは五か月にわたる外出自粛中に書下ろし長編を『一気呵成に仕上げよう』としたらしいが、出来なかった。
火村ともその間会うことなかったが、パソコンでオンライン通話はしているようだ。火村の方は生活様式が変わっても変わらないのがホッとするような嬉しいような。
警察の捜査もいろいろ大変そうだ。
捜査本部の会議でも机の間隔をたっぷり開けたり、死体検案書には『コロナ陰性』と付記されていたり、聞き込みでは事件現場のマンション住民の一人がコロナ感染により入院してなかなか聞き込みが出来なかったり。聞き込み先で室内に入る際には手指の消毒とマスクを忘れずに、だったり。
事件はマンションの室内で男が殺され、スーツケースに詰められたというもの。
被疑者は三人。被害者と交際していたという二人の女性と被害者に借金をしていたという一人の男性。
痴情のもつれか金のトラブルによる簡単に片付く事件と思われたが、三人とも話を聞けば動機が弱くアリバイもある。
意外と手強い事件になる…と火村に応援要請が届く。
作品のタイトルにある「夕映え」は、序章に出てきた、アリスが大阪駅で見た紫がかった夕焼け(表紙)なのかと思ったら、アリスが火村と一緒に捜査のために行った先のオレンジがかった夕焼けだった。
有栖川先生も取材旅行で感慨にふけったのだろうか。
印象に残ったのは犯行や犯人を巡るものはもちろんなのだが、被害者のキャラクターが掴みどころがないところ。
被疑者の一人からは『中身がない人間』と言われ、別の被疑者からは『飽きっぽくて気まま』と言われ、別の被疑者からは『人間として駄目』、担当刑事からは『生き方に軸がない』と散々な言われようだ。
ホストという俗っぽい職業から一転、無職になって瞑想にふける。
だが女性を惹きつけ、大学時代からの友人とも切れることはない。
掴みどころのない被害者の人間関係の一方で、アリスと火村の友情は安心して見ていられるし、大阪府警の刑事たちの関係も良い。そういう対比で敢えてこうしたのかなとも思ったりする。
もう一つ、印象的だったのは今回捜査本部が置かれた布施署署長・中貝家(なかがいけ)警視によるコンビの考察。
『有栖川さんという人はトップバッターなんでしょう。とにかくバットを振って空振りの三振をする。火村先生はネクストバッターズサークルでじーっとそれを観察していて、相手投手の球筋を見極めてからバッターボックスに入り、ホームランを打つ。そういうコンビネーションだとにらんだけど、違う?』
船曳警部『見事な洞察です』
ちなみにアリスはタイガースファンだそうだ。
他にもアリスによる<特殊設定ミステリ>が歓迎される理由の考察とか、火村の事件解決へのアプローチとか、興味深い内容がいろいろあった。
だがシリーズを追いかけている者としては、事件もいろいろだがシリーズのレギュラーメンバーにもいろいろな人生があるものだと改めて思った。 -
本格探偵小説ですね。
「火村(作家アリス)」シリーズの三十周年の記念すべき作品です。
久しぶりに「火村(作家アリス)」に出会いました。
着想から四年四ヶ月かかったそうです。
あとがきから推察すると瀬戸内の島旅行がから何か作品に仕上げたい構想に駆られたようですね。
長編小説になっているので、正直出足のスピードが遅く感じられていつもとちょっと違うかなと感じながら読み進めました。
高柳刑事、あだ名が「コマチ」が本作のキーワードですね。
犯人の心理描写や人物像があまり語られて無いように感じましたが、「コマチ」の故郷を火村とアリスが訪ねるところから理由が判明しました。
犯人の側からの描写を出すと物語が終わって仕舞いかねないですからね。
『「余情が残るエモーショナルな本格ミステリーが書きたい」という漫然としたイメージから構想をまとめていった。』そうですが、確かに余情は感じました。ノスタルジーに浸れました。
有栖川さんの作品はユーモアを大切にして、殺人事件でも殺伐さを感じません。人間模様も温かみのある作風なのが人気の秘密ですね。
次回作はもう少し緊迫感が欲しいかな。 -
堪能した一冊。
ミステリ+思いがけない旅。
読後もカバー写真を眺めて旅情を味わう。
犯人やトリックを知りたい気持ちが逸るミステリもあるけれど、こちらは真逆。
じっくりゆっくり、できればまだまだ真実に辿り着かないで欲しい、まだまだ旅していたい、そんな気にさせられるなんとも罪なミステリだった。
捜査会議という名の火村&アリス、二人に流れる時間、他愛無い会話がやっぱり好き。
心地良い。
そしてこの事件はまるで証明問題。
答えまでをどう証明していくか。とことん突き詰めていく過程、複雑に絡み合う心情、そして旅情まで隈なく堪能した。 -
ミステリー小説はよく読む方ですが、有栖川有栖さんの作品は初めてです。
本作は"火村シリーズ"の最新長編のようで、臨床犯罪学者の火村先生と小説家の有栖川先生が登場し、警察の捜査に協力しながら事件の真相を探していくものでした。
シリーズ誕生30年と帯に書いてあったので、本当に長い間続いているシリーズなんですね。有栖川先生本人が出てくるというのも面白い…!
お決まりの登場人物たちもいるみたいですが、初めて読んだ私でも問題なく読めました。
疑わしい容疑者は何人か浮上しており、難しい事件ではなさそうなのになかなか解決に導くことができないー。
容疑者の過去を探るべく、二人が向かったのは瀬戸内海のとある島。そこには、感動で言葉を失うような美しい夕映えがあったー。
400ページ越えの大作でしたが、火村・有栖川コンビがああでもないこうでもないと議論しながら推理をしていく過程に引き込まれ、テンポよく読み進めることができました。
他の作品もぜひ読んでみたいです。 -
大阪にあるマンションの一室で男が殴り殺された事件。
金銭の貸し借りか…
異性関係のトラブルか…
絞り込んでいくと容疑者は、片手で数えられるほどなのに、アリバイを崩すことができず判らないまま。
そこへ臨床犯罪学者の火村とミステリ作家の有栖が、
いちばん犯人に近いと思われる謎の女性の故郷へと出向く。
なかなかすんなりとは進まないもどかしさもあったが、真相へ向けての旅でガラッと気持ちも軽くなり少し頭もスッキリして、そこから一気読み。
四国の丸亀市から渡る島での旅なのだが、自身もその近くの出身なので、時々方言のやりとりがあると思わず、そうそう…と懐かしく思った。
何気ない会話の中から犯人を推理していく様は、やはり流石だなぁと。
久しぶりの長編だったが、コロナ禍の状況での描写も瀬戸内の島の夕景も楽しめた。
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登場するだけで、よっ待ってました!と言いたくなる名探偵がいる。私にとって、そのうちの一人が火村英生である。同じく名探偵の御手洗潔とは違い、作中の火村先生は基本的に歳をとらない。このため、初登場時は仰ぎ見るような歳上に思えた火村助教授もアリスも、今ではだいぶ歳下になってしまった。変わったのは法律の改正による准教授への役職変更くらいである。
しかし本作品の火村先生やアリスは、なんと我々と同じコロナ禍を生きている。マスクをし、密を避け、リモートでやり取りをしているのである。おお、彼らは我らの側にいるではないか。
ステイホームを心がけていた火村たちは、久しぶりに大阪府警の要請を受けてフィールドワークへ赴く。あるマンションの一室で、スーツケースに詰め込まれた男性の撲殺死体が見つかったのである。監視カメラが作動しており、マンションに出入りしていた人物たちは絞り込めたのだが…。
事件もまたコロナ禍がキーワードとなる。マスクにより隠された顔、Go To トラベルキャンペーンを利用したアリバイ…。密になることが基本の捜査も感染症対策は必要で、思うように動けない。巧みに織り込まれた火村たちのコロナ禍の日常が、読者のコロナ禍の日常にも重なっていく。ミステリでシンクロ感が味わえるとは思わなかった。
実のところ、トリック自体はやや無理があるように感じた。しかし、その結論に至るまでの、執拗ならまでの可能性潰しは、これぞ有栖川作品!すっとんきょうなアリスの推理すら思い浮かばない身としては、読んでいてゾクゾクする。
数年後に読み返し、ああこんな時代もあったよねと思えていることを願いたい。 -
マンションの一室でスーツケースに詰められた男性の遺体が発見される。容疑者が3人浮かび上がるも、いずれも強固なアリバイがあり高く厚い壁に阻まれていた…
前回読んだ「46番目の密室」以来、およそ20年ぶりに読んだ《火村英生シリーズ》。
残念ながら「46番目の密室」の内容は全く記憶に残ってないけれど、《火村英生シリーズ》ってこんな感じだったっけか?
基本的に警察が捜査を行う警察小説風だが、犯罪社会学者の火村とミステリ作家のアリスが“フィールドワーク”と称して警察に同行し、捜査に交わるスタイル。靴底をすり減らしながら容疑者に聞き込み調査を行い、アリバイ崩しをメインに謎を解き明かすプロットは、やや退屈でリーダビリティも低い。事件も地味。中盤以降に転調する舞台を通して作者がねらった“エモさ”は、私には響かなかった。夕映えの装丁は素晴らしい。
「go to トラベル」の影響で容疑者が揃って旅行に行ってたり、防犯カメラに映る人物がマスクしてるせいで判別しにくかったり、コロナ禍の世相を反映して物語が展開されている点は新鮮。
ちなみに、作中に出てくる「脇田温泉」は私の住む街の目と鼻の先にあるので、親近感がわいた(笑)
週刊文春ミステリーベスト10 8位
このミステリーがすごい! 3位
本格ミステリ・ベスト10 8位
ミステリが読みたい! 5位
リアルサウンド認定国内ミステリーベスト10 6位
《火村英生(作家アリス)シリーズ》
1.『46番目の密室』(長編)
2.『ダリの繭』(長編)
3.『ロシア紅茶の謎』(短編・国名シリーズ1)
4.『海のある奈良に死す』(長編)
5.『スウェーデン館の謎』(長編・国名シリーズ2)
6.『ブラジル蝶の謎』(短編・国名シリーズ3)
7.『英国庭園の謎』(短編・国名シリーズ)4
8.『朱色の研究』(長編)
9.『ペルシャ猫の謎』(短編・国名シリーズ5)
10.『暗い宿』(短編)
11.『絶叫城殺人事件』(短編)
12.『マレー鉄道の謎』(長編・国名シリーズ6)
13.『スイス時計の謎』(中編・国名シリーズ7)
14.『白い兎が逃げる』(中編)
15.『モロッコ水晶の謎』(中編・国名シリーズ8)
16.『乱鴉の島』(長編)
17.『妃は船を沈める』(中編)
18.『火村英生に捧げる犯罪』(短編)
19.『長い廊下のある家』(中編)
20.『高原のフーダニット』(中編)
21.『菩提樹荘の殺人』(中編)
22.『怪しい店』(短編)
23.『鍵の掛かった男』(長編)
24.『狩人の悪夢』(長編)
25.『インド倶楽部の謎』(長編・国名シリーズ9)
26.『カナダ金貨の謎』(短編・国名シリーズ10)
27.『捜査線上の夕映え』(長編) -
犯罪学者火村英生。大阪,旅行鞄から遺体発見。捜査は膠着状態,5章,物語が動き出す。火村とアリスは捜査本部を離れ瀬戸内海の島へ旅する。中学生転落死が事件の鍵。警察内に意外なキーマン。読後,余韻が残る。
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あとがきで作者様も書かれているように「エモーショナルな本格ミステリ」な今作。風景描写といい、動機といい、感傷的な表現が多く感じた。
ガッツリコロナ禍で話は進んでいき、そんな中で密にならないよう旅行を楽しむアリス達の様子が今どきだった。
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わたしにとっては鍵の掛かった男以来の火村シリーズだったので、そもそも2021年にタイムワープしてる感がすごくて最初は戸惑いの方が大きかった。何しろ彼らとの出会いはもう20年も前に遡るからである。でも読み進めるうちにアリスが感じる「非日常への憧憬」みたいなものがジワジワ迫ってきて、なるほど先生が書きたかったのはこれなのかな、と思った。ミステリ的には「そんなトリックかよー」感は否めないけれど、表紙の写真と、瀬戸内や白神山地、なんでもない電車での非日常に少し癒されたし、何よりチャリンコ競争する火村アリス最高だった。早くコロナ落ち着くといいな。
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'22年8月1日、Amazon audibleにて、聴き終えました。
やはり、好きだなぁ…というのが、僕の感想です。いつも通りの、優しさあふれる、有栖川作品。このところ、連続してキッツい小説を聴いていたので…僕には有栖川さんが必要でした(╥﹏╥)
女刑事、コマチさんが、重要な役割を…嬉しかったです。シリーズ物のもつ、安定した楽しさ。
火村シリーズのレギュラー陣のなかで、もう一人、好きなデカさんがいるのですが…いつか彼の大活躍する話を、読みたいなぁ。とてもカッコよく、素敵な話になりそう…中編小説でもいいので、いつか、有栖川さん、お願いします。!
思い入れが強すぎて、あまり未読の方の参考にならないかも…ごめんなさいm(_ _;)m -
著者初読み。
シリーズ最新作だが、違和感なく読める。
センセーショナルな事件ではないのだが、探偵、バディ、密室、生い立ち・・・など、ミステリーの王道を行く展開。
久しぶりに懐かしいミステリーに出会った気がした。
しかし、コロナ禍の状況を反映しており、瀬戸内海への旅は郷愁をそそる。 -
火村先生とアリスの物語もコロナ禍の世界線へ。最新作に近づいてしまった…寂しい。時絵さんに気を使ってステイホームを徹底する火村先生、やっぱり優しい。久しぶりに捜査協力の要請に、GotoトラベルならぬGotoフィールドワークに繰り出す火村先生が活き活きしているように見えた。思いがけないところで事件と準レギュラーキャラの過去が交わっていく展開は読み応えがあり面白かった。
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私にとってとても馴染み深い地名が続出してて、何だか近所にアリスが歩き回っている感じ(笑)
昔から火村英生シリーズが大好きですが、年をとることなく昔のままの2人がコロナ禍を生きて歩き回っているのがとても嬉しい。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
有栖川有栖の作品
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感想 :

最近はミステリー読んでない...
最近はミステリー読んでないので、早くシフトチェンジをして、自分をミステリーモードに持って行きたいと思っています。
そうなんです、今回はアリスと火村が旅に出るんです(„• ֊ •„)੭
この作品は表紙が綺麗なので、ずっと気になっていました。
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そうなんです、今回はアリスと火村が旅に出るんです(„• ֊ •„)੭
この作品は表紙が綺麗なので、ずっと気になっていました。
今はミステリーじゃないなという気分の時もありますよね。
読みたい本がその時々で変わるのも、読書の楽しさですよね(*^^*)