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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784163914923
作品紹介・あらすじ
「映画は子供のころから見ていた。東京は日本橋区の生れで、和菓子屋の九代目の長男で、親や番頭に可愛がられながら育ったから、そういうことになる。」
自らをそう振り返る小林信彦さんが、折にふれて観なおす名画の話。八十何年かの人生をいろどる幸福な出会い。名著に加筆を施した『決定版 日本の喜劇人』のこと・・・。
「週刊文春」で23年連載された名物コラム『本音を申せば』シリーズが、本書をもって完結します。
第一部「奔流の中での出会い」は、野坂昭如さん、山川方夫さん、渥美清さん、植木等さん、長部日出雄さん、大瀧詠一さん、江戸川乱歩さんなど、ひときわゆかり深い17名の思い出。
第二部「最後に、本音を申せば」は、2021年のクロニクル。NHKBSプレミアムで放映される映画のラインナップが上質なのに感心し、『日本の喜劇人』に加筆して「決定版」を刊行された年でした。
「数少い読者へ」と題した最終回が「週刊文春」に掲載されると、愛読してこられた読者の方々からのお便りが、編集部に続々と寄せられました。長年のご愛読に感謝しつつお届けする最終巻。平野甲賀さんのフォントを題字に使用し、本文挿絵は小林泰彦さんです。
みんなの感想まとめ
人生や出会いの喜びを軽やかに描いた作品で、著者の独特な視点が光ります。読者は、小林信彦の親しみやすい文体に惹かれ、彼が振り返る名画や思い出の中に共感を覚えます。特に、彼が紹介する17名の著名人とのエピ...
感想・レビュー・書評
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小林信彦さんの「オヨヨ大統領の島の冒険」を読んだのは中学生のとき。以来、ファンとなり半世紀。
自分にも他人にも冷ややかな目とギャグ好きな面。この人の感覚は何か気が合うと言うか、共感を覚えている。
週刊誌の連載の幕引きとして古い知人が紹介される。野坂昭如、渥美清、植木等、大瀧詠一、井原忠彦、江戸川乱歩、伊東四朗、…。
大瀧詠一さんがしきりに細野晴臣さんの存在の重要性を説明したという。(引用)かつての」グループで自分が重要な存在だったというのが厭なのかな、と思った。そういう風に念を押すのが厭な人なのかもしれない。たしかに、そういう人はいる…。
小林氏の見方が正しいかどうかは判らない。ただ、そういう風に見る方なんだな。
小松正夫の評価が低いのに、へ~、そうなのかと思う。伊東四郎さんの知性に釣り合っていないと観ている。
二宮和也さんについて、こういう文がある。
これほど、映画の主役として買われている人が、いまだに<嵐>の一人というのは奇妙であると思っている。
てなもんや三度笠、シャボン玉ホリデーが日曜日の夕方にテレビで流れていたころ、僕は幼稚園生だった。
面白い時代ではあったよ。テレビも若かったし。色々思い出しながら読み終えた。
しかし、萩本欽一さんに「今、ひとりで難しい立つ場にいる」としか触れていないは何故なんだろう。 -
本音を申せばシリーズ、23冊目にして、最終巻。
これからも、どうぞお元気でと、心から願うのみ。 -
小林信彦の文章はそんなにたくさん読んでいないのだが、この本に関して言えば「軽い」という読後感を抱く。もちろん悪い意味ではない。出会った人々の死を語る時も、世相に触れる時も、魅力的な女優を描写する時も彼は重々しくしかめ面して表現することなく、どこか「遊び」とも呼べる余裕を以て対象に接している印象を受ける。そしてその「軽い」風情が逆にこちらを時に黙らせ、時に唸らせる。すでに重鎮と言っていいこの著者の根っこにある「お茶目さ」の現れでもあるだろうし、著者の軽い知的フットワークの秘訣でもあるようで侮れない味を感じる
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行きつけのスーパーや病院で、週刊文春 小林信彦の連載コラムと和田誠の「表紙はうたう」を立ち読みするのが習慣だった。昨年7月にコラムの連載が終ってしまって、喪失感に見舞われている。和田誠も故人であるし。
第1部「奔流の中での出会い」はまさに綺羅星。圧倒される。多くの著名人にとって、記録魔 小林信彦との出会いはまさにかけがえのないものになった。
あとがきがまた連載の1回分のようで、まだまだ余力を残した感じである。つくづく惜しい。 -
有り F/コ/21 棚:27
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【読者に支えられ、本音を言い通して23年】東京は日本橋区の生れで、和菓子屋の九代目の長男。小林さんが出会った喜劇人や作家たち、映画を語る「週刊文春」連載の最終巻。
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