アキレウスの背中

  • 文藝春秋 (2022年2月10日発売)
3.20
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784163914961

作品紹介・あらすじ

公営ギャンブル対象のマラソンレースで、世界記録を狙うトップランナーに脅迫状が!

国際テロリスト集団が、襲撃を仕掛けてきた。
標的は日本人最速ランナーと、ランニングギアの開発をめぐる機密情報。
警察庁は極秘に、特別編成の組織横断チームMITを立ち上げた。
MITを率いる女性刑事は、ランナーを守れるか。

直木賞候補作『アンダードッグス』の著者による圧巻のノンストップ・サスペンス。

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれるノンストップ・サスペンスが展開される本作は、公営ギャンブル対象のマラソンレースを舞台に、世界記録を狙うトップランナーとその周囲を脅かすテロリストの攻防を描いています。特に、警察庁が極秘に...

感想・レビュー・書評

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  • 公営ギャンブル対象のマラソンレースで、世界記録を狙うトップランナーに脅迫状が!

    国際テロリスト集団が、襲撃を仕掛けてきた。
    標的は日本人最速ランナーと、ランニングギアの開発をめぐる機密情報。
    警察庁は極秘に、特別編成の組織横断チームMITを立ち上げた。
    MITを率いる女性刑事は、ランナーを守れるか。

    直木賞候補作『アンダードッグス』の著者による圧巻のノンストップ・サスペンス。

    予想していたよりも、ソフトな展開。

  • 設定はものすごく好き。現実のマラソン界とリンクるすような描写もありリアル。でも敵が弱かった。もう少し手強いと良かったが。黒幕登場は続編に持ち越しということだろうか?

  • あらすじ
     東京オリンピック後に開催されるマラソンレース。国際的な公式ギャンブルも関わる。他にも、各メーカーが最新技術で開発したシューズ、ウェアのお披露目の場にもなる。優勝候補の一人、嶺川選手が脅迫される。警察は横断的な捜査を目指し、プロジェクトチームを立ち上げる。その中の班の一つ、リーダーは下水流悠宇、29歳女性。学生時代にフェンシングの強化選手にも選ばれたが、故障で断念。警官になったのだった。

     テロ行為を捜査する警察官の話。ただ、ジャンルはお仕事小説の印象。下水流は若手で、まだまだ学ぶことが多い。年上の上司の処世術や、今回初めて上司になって、苦労した。むしろ、班員に気を使わせてしまった。確かに、ラスト乾参事官がいう「40点」のできばえと言える。ただ、読んでて思ったのは、下水流って相手を否定する場面がなかったということ。「そういうものか」とか「なるほどな」と云ったニュアンスの反応が多かった。ストーリーには、オリンピックスポンサーの利権とか、各スポーツメーカの競争とか複雑に絡んでいたが読みやすかったのは、主人公のキャラクターによるものかも。

  • 「アキレウスの背中」読了。

    マラソンが公営ギャンブルの対象となり、その第1回目が東京で開催される。大会を阻止せんとするテロリストから選手を守る刑事たちの戦いの記録。
    スポーツ利権や用品の技術革新など丁寧に描いてあります。
    レース当日の東京中を巡るピリピリムードは緊迫感満載の1冊でした。

  • マラソン大会が賭けの対象になり、巨額の金が動くようになる第一回大会が東京で開催されることになった。日本選手が脅迫され、警察が動き出した。スポーツメーカーが画期的シューズ、ウェアを披露しようとしてる。

    設定、人物像、すごくいい。

    しかし、ストーリーはすごくいいとは思えなかった。ある程度予想通りに進んでしまった。

    スポーツメーカーの開発の仕方や警察の動き方はすごく面白かったけれど。

  • 自分がスポーツをするので、この近未来には興味がある。来るか来ないかはわからないけど、想像できる近未来だ。
    テクノロジーによって陸上選手も自分の力を十二分に発揮してマラソンで2時間を切る競争。
    陸上競技もベットの対象になり、世界中が注目をする。
    主人公は本アスリートながら警察官の若い女性。チームを始めて率いながら苦悩する。
    ストーリーそのものはあまり驚くほどのものではないけれど、着眼点には脱帽した。

  • 普通に面白いのだが、長浦作品の期待度が高過ぎるのか過去作品と比較してどうしても見劣りしてしまう。ベッティング付き国際的マラソンレースの裏で暗躍する国家的陰謀やテロと主催国日本警察との闘い、という面白そうな要素に事欠かないストーリで、長浦氏ならド派手なスケールで叩き切ってくれそうなものだが、すごくこじんまりとまとまってしまっていて非常に残念。結局未然に防ぐテロ行為もオオカミ少年のようで、くるぞくるぞ詐欺のようなスケールの小ささ。主人公の女性刑事の成長物語としての側面は確りと描かれていてとても面白いのに本当に残念。残念の繰り返しになってしまうが、長浦作品に期待していればこそ、ということでお許し願いたい。長浦作品でなかったら標準以上なので安心して読んでみてください。表紙は大迫選手だな、多分。

  • 表紙、誰?と思ったら大迫傑選手だった。マラソン×警察モノ。時は2023年。大赤字となった東京オリンピックを盛り返すべく、公営ギャンブルとしての国際マラソンレースが開催されることとなった。しかし政治的・利権の問題からレースが妨害される可能性があり、警察官から選抜チームが組まれて対策を練ることとなる。その班長に抜擢された若き女性警官、下水流を主役に物語は進む。面白かったけど、スケールが大きすぎて消化しきれなかった。「何と戦っているか」がイマイチわかりづらくて爽快感に欠ける。ただ下水流の成長物語としては魅力的。

  • 長浦さん、もしかすると現代劇が一番合っているのでは?
    物語の面白さでは「リボルバーリリー」に譲りますが、小説の出来ならこちらが良かった

  • 日本最速マラソンランナーへ脅迫状が届いたことから、彼が出場する東京WCCRへの妨害等阻止する為組織された警察庁特別組織MITへ召集された下水流悠宇(おりずるゆう)のその部下、彼らの上司やランナー所属の団体等を巻き込んでの大会開催までの行動を悠宇の語りを主に綴った話で、世界的な犯罪で気が遠くなるかと思ったが、彼女の行動や心情の吐露が馴染み深く、親しみが湧く。犯罪組織の動きがちょっと甘いけど、これは犯罪小説ではなく、バディモノだなとすっきり爽快感を覚えた。

  • 驚いたのは、歴史物ではなく、刑事物だったこと。設定には、独自性はあるものの。スポーツもギャンブルも、普通にこなれていた。
     

  • 93これまで超ハードな展開が多かったが、今回は一転して主人公は女性で、よく分からない陰謀との対峙という新たな取り組みで面白かった。バンバン銃声がするのもいいけどこれはシリーズになるよね。期待してます。


  • あくまで東京でレースレを行うことへの不安や不満を煽り、 そして「ランべット」という日本政府
    が主催するギャンプルへの不信感を募らせること。

    新しい公営ギャンブル?
    そこまでするか?

  • 02月-17。3.0点。
    マラソン世界大会、公営ギャンブルの対象に。東京で実施されるが、日本人トップランナーにテロの心配が。警視庁の精鋭を集め、対処。班長の女性刑事が主人公に。。。

    主人公のキャラが掴みにくく、感情移入がイマイチ出来なかった。

  • 長浦さんの作品は全て好きだ。だがこれはいつものレベルでは無い。
    本書は中盤を過ぎるまで差したる波もなくダラダラと流れてゆく。
    決してつまらないわけでは無いのだが何時もの作品に比較してスピード感が無いと思う。残念な作品。

  • 公営ギャンブルの対象になった国際マラソン大会を標的にしたテロを防ぐために選ばれた警察官のチームの班長になった女性刑事を軸にすすんでいく話なんだけど、とにかく登場人物の名前が読みづらい(笑) しかし個人的に女性刑事が主役のお話は大好きなので、これシリーズ化してくれたら嬉しいです。

  • スポーツがさらに公営ギャンブル化していくのは十分リアルな未来。そこに利権とか技術開発とか国際テロとか関わってくるのも当然のこと。
    その意味で十分あり得る近未来小説でした。
    お話のゴールがはっきりしているから、あまり意外性が入る余地がなくて予定調和に感じるのかも。
    これはシリーズになるのかな。
    主人公も魅力的だしチームの面々も個性的なので、序章と考えれば納得。

  • スポーツ産業に関わるスパイ行動やテロなど、健全そうな世界にはびこる闇が恐い。
    主人公の女性刑事下水流悠宇を始めチームの3人や上司など魅力的な人物が多く、これでシリーズ化したら面白そうだと思う。

  • 文体と人物描写が軽いので、設定とのアンバランスさが際立つ。主人公が刑事なのに言動が女子大生。

  • そこそこ面白かった。が、あんなに企業ブランドとか固有名詞出して大丈夫なのか?

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著者プロフィール

1967年埼玉県生まれ。法政大学経営学部卒業後、出版社勤務などを経て放送作家に。その後、難病指定の病にかかり闘病生活に入る。退院後に初めて書き上げた『赤刃』で第6回小説現代長編新人賞を受賞。2017年、デビュー2作目となる『リボルバー・リリー』で第19回大藪春彦賞を受賞する。2019年『マーダーズ』で第73回日本推理作家協会賞候補、第2回細谷正充賞を受賞。2020年『アンダードッグス』では第164回直木賞候補、第74回日本推理作家協会賞候補となる。他の作品に『アキレウスの背中』『プリンシパル』がある。



「2023年 『アンリアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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