- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163915654
作品紹介・あらすじ
絶対にスマホなんか持つものか、あんなものは一生いらないと思っていた。しかし、今、私の手元にはiPhone8がある。まさかスマホ嫌いの私が、スマホを手にする日が来るとは、想像もしていなかった――携帯電話すら持ったことのない著者が、重すぎる腰を上げてスマホ購入を決断したのは、老いた愛猫に何かあったときにスムーズにタクシーを呼ぶためと、使っているパソコンに不具合が起きたときに仕事相手に連絡を取るためだった。しかし、いざ手に入れてみると、幾重にも要求されるパスワード地獄、キーボード無しの難儀な文字入力、生存確認として友人から義務付けられたゲームのわずらわしさ、いちいちしなければならない充電作業、文字の読みにくい小さな画面……便利よりも不便に感じることだらけなのであった。「スマホになじんでおりません」。
切実さに満ちながら、どこかクスっと笑ってしまう著者の奮闘エッセイ。
感想・レビュー・書評
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著者よりふた回りほど
若いけれど共感。
出先で調べものをする
のにもはや欠かせない
スマホ。
道案内がとっても便利。
でも、もう何年も使い
ながら文字入力だけは
未だに馴染みません。
そのうち脳波を読んで
頭に思い浮かべるだけ
で文章化してほしいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
群ようこさんの作品は
初めてな気がしてましたが
どうやら2冊目のようでした
タイトルが面白く手に取りました
予想通りのないようでした
スマホにまつわるエッセイです
軽い読み物として
ちょうどいいですが
後半にはもうスマホのくだりに
飽きてしまって
斜め読みしてしまいました笑 -
スマホを持つ気のなかった群ようこさんが、スマホを買うことになった経緯から、購入後、戸惑いつつも使いこなしていく様子を綴ったエッセイ。
飼い猫を病院に連れていくためにタクシーを呼ぼうとしたら、家電からの電話の繋がりにくさに焦りを覚え、スマホを使うとすぐタクシーを捕まえられたという。タクシーアプリは便利だと思うが、電話機能でもそんなに違うとは驚いた。
その他、楽曲のダウンロード課金をしたり、写真を撮って花の名前がわかるアプリを使ったり、次第に使いこなしていく一方で、何かの拍子に情報が不達でも理由がわからないことに戸惑う様子などが描かれている。
もはや、スマホなしでは暮らせないけれど、スマホでお金の管理はしたくないし、仕組みがわからないところもあり、頼りすぎるのは危険だと感じている自分には共感する部分が多かった。
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あまり必要としないなぁと思っていたけれど
パソコンが壊れた時の予備くらい…と考えたのと友人の勧めでスマホを購入してからのあれこれを綴った群ようこさんのエッセイ。
なるほど〜と同感だなぁと思うたころもあり、気軽に読めた。
私も家の固定電話と町のあちこちに公衆電話があったならもうそれで充分じゃないかと思っていた。
携帯電話が普及しだし、それを持った時にはバリバリ仕事できる人だ〜と気分良くなったりした。
それで満足してたけど、そのうち子どもたちがガラケーからスマホにあっという間に変えて、そんなに便利か?ラインって凄いのか⁇なんて思ってからスマホに切り替える。
確かに便利である。
躊躇していたネットバンキングも利用するし、PayPayも使う。
○○カリもする。
だけど必要最小限かもしれない。
まだまだ使いこなせてるとは言い難いかも…。
今だにもっと勉強せねばと思うのである。
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著者が初めてスマホを持ち、使い方に悪戦苦闘するさまが描かれたエッセイ。何も分からずスマホを持ったときはこうだったよなぁ…と、なんだか懐かしく読んだ。ただ著者の場合、使い方が分からないときにはパソコンで検索して解決している、というところに驚き・凄さを感じた。
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これまで携帯電話も持ったことのなかった群ようこさんがスマホを購入してからのエッセイ。飼っている老猫の緊急事態発生時の対応のためだけに重い腰を上げた群さん。自分などはスマホの便利さにすぐ感化され、やはり買って良かったと思うだろうが、群さんはアプリなどを使ってみるも、1日の使用時間平均8分と購入後もスマホへの態度を変えないのが淡々としていてすごい。文字入力、LINEの使い方、課金などなど、当たり前になっていたスマホにまつわる様々に新鮮に向き合える一冊。
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群さんらしいスマホとの関わり方だなーと楽しみながら読みました。
ツムツムは私もやっていたので、分かる分かると思わずニヤリ。 -
スマホあるあるでした。
地図見て歩いて迷子になったり、うん、あるある。
お花の名前調べたり、花の名前が違ったり課金を求められたり、アンインストールしました。
携帯ショップで決めたバスワード、使うときにはもうわからず、ショップにGOです。
ネットバンキング、使わないだろうな、右に同じィーと叫びそうだし。
群さんの本は初めて読みましたがものすごい親近感。
鰻のはなしも好きです。
私もスマホとの付き合いは、これくらいドライな感じが好きなのも一緒だな
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面白かったし、いろいろ学べたので
読んで良かったです。
「スマホの使い方」的な本を時々読んでみるけど
こんなふうにエッセイ風に経験談を語ってもらえる方が
とてもわかりやすいと思いました。
共感すること山ほどありました。 -
<い>
またもや「人の悪口を書いて生業にする作品」の登場である。今回の悪口言われ役はなんと「スマホ」。何でも飯のタネにするんだなぁ。笑ったぜ。
僕の感想文も群さんへの悪口で始まるがそれはこの本が面白い事を上手く伝えたいからで,やはり悪口は読むと面白いのだ。笑う。
群ようこは今たぶん69歳。僕より6歳もお年をめしておられる。なのに・・・・。
本文17ページから引く『(きっと面倒くさいおばちゃんが来た,と思ったのでは)』ほらここで既に認識が間違っている。群さんあなたは一体いつまで 『おばちゃん』 でいるつもりですか。既にとっくに どう見てももう 『おばあちゃん』 ですぜ。最近は見たことないけどwww。
本書はめづらしく疑問がいっぱい。初めてスマホを買ったケータイショップでのやりとり全部。なぜそんな 曰く「どうでもよいこと」を事細かく本に書けるほどに克明に覚えているのか。(それとも これはいわゆる「取材」ってやつかwww) お店の店員にそのように全部のパスワードを紙に書いて渡すのはものすごく危険だと思うが どうなんだ。おばあちゃんによる 初めてのスマホ はそうするしかないだろうなぁ,とも思いはするが。やはり「取材」だな,こりゃwww。
はたまたスマホでの文字入力の愚痴比喩として >>パソコンのキーボードを打つのはピアノを習っていたので早いと自負していたが・・・そんな事はたぶんない。キーボードごときとピアノを一緒にするんじゃぁーない! !ww。
まあしかしそれにしてもこのような一般的生活でのなんてことない出来事を書くだけで糊口をしのげるのはいですな。特徴的なのは群さんは常に相手が隙を見せたらすかさず攻撃してやろう的精神があふれているところぐらいかなぁ。
ちなみにいまだに自分のことを「おばさん」と若いと感違いして呼び続けていた件は,本書終盤ではようやく悔い改めて「おばあさん」と自分から云うようになってくれた。僕としてはこれで違和感が無くなって この先も 群おばあさん の作品を読み続けてゆこう!と決心したモノであった。大きく多いに何度も笑う!!!wwwwwwwwwwww。あ,すまぬ。-
2022/09/19
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2022/09/19
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著者プロフィール
群ようこの作品





