ヘクタール

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163915739

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  • 『目に見えて小さくなってゆく父の瞳のなかを降るこの秋の葉よ』

  • 読んでて度々涙がでた
    感動の涙でも、悲しくて泣いてるのでもなくて
    ただただ涙がでた

    ひとことで表すなら、赤黒い血の塊
    言葉としては敬遠されたり忌み嫌われるものだけれど、だれもが身体のなかに宿していて、でもふだん見ることもないしそんなものありませんていう顔をしてみんな生きている
    それらを静かに意識させてくるというか、ぐ…と深いところに沈み込ませる力がある

  • ・さびしさの単位はいつもヘクタール葱あおあおと風に吹かれて
    ・飛行機に生まれたかったと言うひとの額はしろいまま夕焼ける
    ・わが髪を撫でつつ力のない髪と言ったのは母 五月の庭で
    ・白髪のあなたを思い描くとき黒目の黒さばかりが浮かぶ

  • 世代が違う、なんせ息子と同世代なので親子ほどの違い、それに短歌には門外漢でもあり、理解できない歌も多くありました。
    しかし、分からないながらも、静かだが美しく、時に意志の強さも感じられ、現代の短歌会を代表する歌人なのだと感じ入りました。
    先日、90歳すぎていまなお矍鑠たるおば、ふだんからうち息子の歌や現代短歌がわからない、と言っているおばが、「現代短歌は歌と言うより詩のようなものね」といっていました。
    この大森静佳さんの歌集もそう思って読めば、より楽しめるのかも、と思いました。
    また、繰り返し読みたい歌集です。

  • 【待望されてきた第三歌集がいよいよ】短歌界で最も輝かしい存在である大森静佳の歌はあらゆる人を魅了してやまない。「カミーユ」に続く第三歌集がいよいよ届く。

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著者プロフィール

大森静佳:1989年、岡山市生まれ。高校時代に短歌と出会い、その後「京大短歌会」を経て「塔」短歌会所属。2010年、「硝子の駒」にて第56回角川短歌賞受賞。2013年に第一歌集『てのひらを燃やす』(角川書店)を刊行

「2021年 『飛ぶ教室 第67号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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