葵のしずく

  • 文藝春秋 (2022年10月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163916040

作品紹介・あらすじ

徳川慶勝、一橋茂栄、松平容保、松平定敬――徳川の傍流に生まれて幕末、維新に翻弄された悲運の高須松平家・四兄弟。
彼らの近くにいて、激動の時代に「生きる選択」をした女性たちを描いた物語。

新田次郎文学賞、本屋が選ぶ時代小説大賞をW受賞した『葵の残葉』に連なる作品です。

みんなの感想まとめ

激動の幕末から明治初期にかけての歴史を背景に、徳川傍流の高須松平家とその周辺で生きた女性たちの物語が描かれています。四兄弟の運命に寄り添いながら、彼女たちの悲痛な思いや愛情、覚悟が淡々と切々に表現され...

感想・レビュー・書評

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  • 幕末はあまり好きではないけれど面白かった。
    ちょっと調べてみたくなった。

  •  幕末から明治初期にかけての、徳川傍流高須家ゆかりの女性たちを取り上げた歴史小説短編集。
     高須家から尾張・一橋・会津・桑名へ養子に出、継嗣となった四兄弟――慶勝、茂栄、容保、定敬――の近辺に、彼女たちがいた。
     立場や思惑の違いから、時に対立せざるをえなかった連枝の男たちの運命に、寄り添うように生きた妻や母、姉妹や臣下らの悲痛と祈り、愛情と覚悟が、淡白かつ切々と描かれる。
     同著者『葵の残葉』の続編にして補足となるスピンオフに当たるため、本筋となる『残葉』を読み通していないと、単独では状況や人名が混乱するきらいもある。
     然しながら、時代に翻弄された著名な人物たちの背後に、密やかに気働きする人々がいたことを、その息吹から感じ取れる良作である。

  • 最後の尾張藩主、徳川慶勝はもっと評価されてもいいと思う。兄弟は、慶喜に翻弄された人生を送ってしまった。薩長に利用されてしまった。時の勢いに抗うことは、難しい。

  • プロローグはいらないような気もするんだけれど・・・
    つけるなら、エピローグもほしいよね。

    高須四兄弟シリーズの、いわば番外編。
    ゆかりの女性にスポットをあてた短編集である。
    全て図書館で借りて読んだ本なので、手元にないのが残念!
    このエピソードは本編にチラッと出てきたよね?
    脇役のこの人は、何をした人だっけ?
    すっかり忘れていて、もどかしい。
    自前の本だったら、すぐに確かめるのに・・・

    と思うってことは、やっぱり、おもしろかったのだろうな。

    今回は米沢の上杉家との関わりもわかって、
    とっても嬉しい。
    2代・沖縄県令となった上杉茂憲と高須兄弟の関わりがわかったうえ
    「流転の中将」こと松平定敬との2ショット写真について書かれていたのは
    メチャクチャ嬉しい。
    さっそく検索して画像も拝見♪

    作家の名古屋・愛も炸裂。

    余談ながら・・・輪中めぐりをしなかったことが悔やまれる。
    高須城(城)が輪中にあるということを知らなかった・・・
    どこかに書いてあったのかな?あったよね?
    気づかなかっただけなんだろうなぁ~~残念。

  • 【本屋が選ぶ時代小説大賞受賞作『葵の残葉』に連なる作品集】幕末、維新に翻弄された高須松平家の四兄弟。彼らと関わったり、寵愛を受けながら、激動の時代を生き抜いた女性たちを描いた作品集。

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著者プロフィール

1966年愛知県生まれ。名古屋大学大学院国文学研究科博士課程修了。文学博士<br>2007年第87回オール讀物新人賞を受賞してデビュー<br>2018年『葵の残葉』(文藝春秋)が第37回新田次郎文学賞と第8回本屋が選ぶ時代小説大 賞を受賞

「2023年 『元の黙阿弥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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