私だけ年を取っているみたいだ。 ヤングケアラーの再生日記

  • 文藝春秋 (2022年10月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784163916149

作品紹介・あらすじ

“家族のかたち”を守るため、あの日わたしは自分を殺した。親との関係に悩むすべての人へ――失われた感情を取り戻す、ヤングケアラーの実録コミック!

統合失調症の母、家庭に無関心な父、特別扱いされる弟、 認知症の祖父――ゆいは幼稚園のころから、買い物・料理・ そうじ・洗濯など家族の世話を一手に担っている。母親の暴力に耐えながら「子どもらしさ」を押し殺して生きるのに精一杯だった彼女の子ども時代と、成人してからの「ヤングケアラー」としての自覚。 仕事、結婚、子育てを通じて、悩みにぶつかりながらも失われていた感情を取り戻すまでの再生の物語です。

『精神科ナースになったわけ』『まんが やってみたくなるオープンダイアローグ』( 共著:斎藤環)ほか医療系コミックで累計25万部の著者が、2年以上の当事者取材から描きおろす最新作です。「ヤングケアラー」について理解を深めるコラムや、ヤングケアラー支援団体の紹介ページも収録。(※10代の当事者も読めるよう、総ルビとなっています)

みんなの感想まとめ

家族の中での役割を強いられ、幼少期から様々な困難に直面してきた主人公の成長と再生の物語です。統合失調症の母や無関心な父、特別扱いされる弟、認知症の祖父と共に生活を支えながら、感情を押し殺して生きてきた...

感想・レビュー・書評

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  • “ヤングケアラー”について知るのに良いコミックであった。完全なフィクションではなく、しかし一つ一つのエピソードは実際にあったことという。

    精神疾患を抱えた母、無関心な父、特別扱いされる弟、認知症の祖父…主人公は幼い頃から一人で家事をしている。
    理不尽な母の暴力・暴言に自分を抑え、いつしか感情の表し方も分からなくなり病む。そして親元を離れ、自分を取り戻していく話。

    家族と距離を置いてからも大変なんだな。依存症なのか対人関係に自信がない、家族のあり方が分からない、感情が分からない、表せない。
    同年代の仲間の考え方や感覚が掴めず、感じてしまう…「私だけ年を取ってるみたい」と。
    そして女性の場合、出産や育児中に子どもの頃のトラウマが蘇って苦しむこともよくあるという。
    看護師さんのアドバイス「愛を返せない人に愛情を求め続けるのはもうやめて」「実の親がくれなくても、代わりにくれる人はいる」はショッキングであった。

    話変わって、私の実家のすぐそばに公立高校がある。この学校が嫌いだった。なぜならばいわゆる不良と呼ばれる子が集まる学校で、しょっちゅう仲間のバイク集団がやかましい音を立ててやって来て、おっかなくて耳を塞いでいたものだ。
    最近この学校についてNHKで取り上げられ知ったのは、学習や家庭環境などに困難を抱える生徒が多く通う、“課題集中校”だということ。知らずにいた自分を恥じた。
    親からの暴力、生活費のためアルバイトを強要される、介護、また長引くコロナ禍が、高校生たちの生活を脅かしているという。通学の継続が困難になり中退者も多いらしい。教師たちの熱心な取り組みに頭が下がる思いだ。
    この番組で「親の介護」をしている子ども“ヤングケアラー”の存在を知ったのも、本書を読むきっかけとなった。

    また本書を読んでもう一つ。
    この病気のお母さん目線で考えると読むのが辛くなった。私自身、出産後に病んだ経験があるから。治癒しなかったら息子も私の世話をして苦しんだかも、いや引き離されたかもしれないと思うと泣けてくる。
    あの時、「自分はおかしいから病院に行きたい。助けて」と言って動いた自分を褒めたくなる。両親の協力を得られ、適切な治療を受けられたのは幸運であった。
    苦しんでいる本人や家族は見えないところにきっとたくさんいる。打ち明けられない人もいるだろう。寄り添いたい気持ちになる。

    • なおなおさん
      1Qさん、おはようございます。
      励みになる温かいコメントをありがとうございました。(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)
      もう元気ですので、ブ...
      1Qさん、おはようございます。
      励みになる温かいコメントをありがとうございました。(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)
      もう元気ですので、ブクログを通じて色々とやりますよ〜(≖͈́ㅂ≖͈̀ )
      2023/04/08
    • みんみんさん
      なおなおさんは私より年下だと思うけど
      私の中学校もリーゼントに長ラン、スカートはくるぶし!チェーンやバット持って隣の中学校が校門を取り囲む事...
      なおなおさんは私より年下だと思うけど
      私の中学校もリーゼントに長ラン、スカートはくるぶし!チェーンやバット持って隣の中学校が校門を取り囲む事もありました( ̄▽ ̄)
      でも当時その高校があったなら凄く熱心な取り組みの県だったのかなぁと。
      わたしは不良じゃないけどスカート長かった笑
      ルーズソックス履いてみたかったな…
      病んだ時に自分で認めるって治療の第一歩だと思うから本当に偉かったね(T-T)
      2023/04/11
    • なおなおさん
      みんみんさん、私もルーズソックスは履いてみたかったです。今見かけませんよね!?
      そしてチェーンやバット(°_°)!?
      スクールウォーズみたい...
      みんみんさん、私もルーズソックスは履いてみたかったです。今見かけませんよね!?
      そしてチェーンやバット(°_°)!?
      スクールウォーズみたい…(-▼_▼) ←“ヤ○○ー”って入力したらこんな顔文字が出てきた^^;
      こちらはそれはなかったと思いますが、あのバイク集団だけはおっかなくて…週末に出現率が高かったです。
      温かいコメントをありがとうございました(^^)
      2023/04/11
  •  ヤングケアラーのことが、わかりやすくコミックで読むことができる作品…。

     主人公のゆいは、幼稚園の頃から統合失調症の母親からの暴力に耐えながらも、認知症の祖父や家庭を顧みない父と、特別扱いをされえいる弟の生活を支えるために、生活全般の家事や介護等を一手に引き受け、それをあたり前のこととして受け止めている…。そんな彼女が成長する中、自身がヤングケアラーであったことを自覚するとともに、心に受けた傷を受け止め支援者の力も借りて立ち直っていく…。

     なんとも苦しい…筆者の水谷さんが実際に当事者に取材をして描かれてた作品ということです。ヤングケアラーの多くは、自ら声をあげることができない…こんなにも大変なのに、それが当然という思い込みがあって、仮に相談できたとしても何も変わらないと思っているんじゃないかと…。これからの時代、ますます増えてくるんじゃないかとも考えられます。ヤングケアラーの存在に気づける、地域の一員でありたいと思いました。

    ※ヤングケアラーとは:家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子どものこと。2021年に実施した調査では、中学2年生の約17人に1人にあたる5.7%がヤングケアラーであるものの本人に自覚がない傾向にあることが分かりました。 近年ではニュースやドラマに取り上げられるなど、社会的関心が高まっています。

    • かなさん
      翠さん、おはようございます。
      そう言ってもらえると助かります…。
      本当にすみませんでした。

      そうなんですよね!
      子どもの時間は短...
      翠さん、おはようございます。
      そう言ってもらえると助かります…。
      本当にすみませんでした。

      そうなんですよね!
      子どもの時間は短いからこそ
      その時間が、すべての子供たちにとって有意義なもので
      安心して過ごせ、夢を叶えるために頑張れる時間であってほしいし
      家族に甘えられる貴重な時でもありますよね(^^)
      親にとっても子どもが小さいときって、
      短い時間なので、翠さん、子育てを楽しんでくださいね♡
      2024/07/29
    • 翠さん
      かなさん、もう本当私の方がごめんなさいですm(__)m

      今朝も反抗期の娘にあたられて理不尽だーと思いつつも、反抗できるだけの関係が築けてい...
      かなさん、もう本当私の方がごめんなさいですm(__)m

      今朝も反抗期の娘にあたられて理不尽だーと思いつつも、反抗できるだけの関係が築けているだけ良いかなと思って子育てがんばります(*´∀`*)
      今日もまた暑くなりそうですし、体調に気をつけて過ごしましょうね♪
      2024/07/29
    • かなさん
      翠さん、そんなに謝らないでください…
      私のほうが悪いのに…もう、翠さん優しい…!!

      反抗期の娘さん、きっと翠さんに気にかけてほしいん...
      翠さん、そんなに謝らないでください…
      私のほうが悪いのに…もう、翠さん優しい…!!

      反抗期の娘さん、きっと翠さんに気にかけてほしいんですよ、
      甘えたいんですよネ♡
      翠さんだからこその、お子さんたちとの向き合い方も
      きっとできると思います。
      夏休みだし、大変なこともあるでしょうけど、
      毎日を子どもたちと楽しんでいきましょうね(*^^*)
      暑い日が続きますがお互いに気をつけましょう。
      ありがとうございました。
      2024/07/30
  • 私もヤングケアラーとは一体何か気になった事が切っ掛けでこの本を読み始めました。ゆいの入院先の精神科で作業療法を行うシーンでは、「農作業を行う事で作業療法を行う病院もあるのだな。」、「作業療法として育てた野菜を実際に調理して食べる事もあるのだな。」と感じられましたし、作業療法として育てた野菜を調理するシーンは大好きなので何度でも読み返したくなります。

  • 「ヤングケアラー」という言葉は以前から耳にしていたけれど、何となく「大人の代わりに子どもが介護をしている」程度のイメージで、具体的な姿までは見えていませんでした。

    でもこの本を読んで、それがどういう現実なのか、理解できた気がします。
    漫画という形式のおかげで、言葉では伝わりづらい心の動きや家庭の空気感がリアルに伝わってきて、すごく分かりやすく、でも胸にずっしりと残る一冊でした。

    子ども時代を「子どもらしく」過ごせないというのは、やっぱり深刻な犠牲だと思う。
    本来なら守られるべき存在であるはずの子どもが、家族の世話を担い、自分の気持ちを抑え込み、助けを求めることすらできずに日々を送る。その姿に、言葉を失いました。

    今は「ヤングケアラー」という言葉も広がってきて、ようやく支援の目が届く場面も出てきたのかもしれないけど実際には、自分がヤングケアラーであることにすら気づかないまま過ごしている子どもも、まだまだたくさんいるのではないかと思う。

    特に印象に残ったのは、主人公が実母から包丁を向けられる場面。
    それが日常の中で起こるというのは、自分の想像をはるかに超えていて、ただただ胸が苦しくなりました。

    この本を通して、ヤングケアラーを理解するだけではなく、その痛みや孤独に少しでも寄り添える自分でいたいと思わされました。
    そして、もし周囲に似たような境遇の人がいたら、「何かおかしいかも」と感じた瞬間に、声をかけられる大人でありたい。そんな気持ちになりました。

  • ヤングケアラー、というか被虐待児の話。いや、ヤングケアラーというのは、被虐待児と重なる可能性が高いのだろう。
    精神疾患のある母親、その面倒を押しつける父親。安心できる場所のない子ども時代が、その人の人格形成にいかにひどい影響を及ぼすのかがよくわかる。
    周りに大人たちはたくさんいた。でも、渦中にいるときにはなかなか支援につなげられなかった。こういうことが、現在進行形でいまも各地で起こっているのだろう。
    それでもなんとか大学まで行き、遮断していて育てられなかった「感情」を取り戻すことができたのは、主人公が強い人だったから。でも、強い人じゃなくても生還できる社会を、みなで何とかしてつくっていかなければと思う。

  • ヤングケアラーの主人公を成人後も含めて描いた漫画。重い話も多く、しかもすべてが事実に基づいているとのことだが、絵は優しいタッチで読みやすい。ケアラーの感情が、プライドや強かさも含めて丁寧に表現されていて、作品にかける著者の強い思いが伝わってくる。

  • ヤングケアラー 漫画 読みやすく色々なケースを知る事ができる。子供の生活環境SOSには大人の助けが必要。母親の死「itと呼ばれた子」を思い出しました。

  • 重いテーマでしたが、国の課題の一つでもあると思います。

    今の自分に何ができるのか考えてみます。

  • ヤングケアラーとは「介護や病気、障がいや依存症など、ケアを要する家族がいる場合に大人が担うような責任を引き受け、家事や看病、感情面のサポートなどを行っている18歳未満の子ども」のこと。

    2021年の調査では、中学二年生の17人に一人、高校二年生の24人に一人がヤングケアラーに該当していたそうです。
    ケアの対象は、きょうだい、親、祖父母の順に多く、親の場合は「精神疾患や依存症」の親を介護している子どもが多いこともわかりました。

    精神疾患は生涯を通じて、5人に一人がかかるとされ、誰にでも可能性のある病気だそうです。最近たまたまその関係の本を続けて読みました。自分だってかかるかもしれないと思いました。

    しかし、ヤングケアラーについては、テレビ等でたまに見かけるけど、実際まわりに全くききません。
    この本のいくつかのエピソードが本当にあった話ときいて、驚いています。

    子ども達は育った家庭が普通だと思っています。
    自分もそう思っていました。
    少しでも情報を得て、すべての子どもが幸せに成長できるようになったらいいと思いました。
    いえ、そうならなければなりません。

  • ヤングケアラーがテーマのコミックエッセイ。
    小学生の少女が、統合失調症の母親の面倒をみながら家族を支えていくが、大人へと成長するにつれて様々な障害にぶつかっていく。

    作者が色々な人から話を聞いて編み上げているので、完全なフィクションではない物語です。

  • ヤングケアラーの子ども達がどういう生活を送っているのか、ニュースの特集やドキュメンタリーでその表面的な部分はわかっていたつもりでしたが、その内面や成長するにつれて生じる歪みまではほとんど想像できていませんでした。
    成長して経済的に自立して「はい、リスタート」となれるわけではない。
    親になる事への葛藤、フラッシュバック等々、読んでいて胸が締め付けられる思いに何度もかられました。
    山根さんの「自分のことで泣けるようになってよかったじゃない」という言葉、驚くと同時にズシッと重く響きました。

  • ヤングケアラーという言葉も、どういう人のことかも知っているつもりだったけれど、こんなふうに感じながら生活しているのか、とリアルに受け取められる作品でした。
    ケアをする家族から離れられておしまい、ではなく、長く続いてきたヤングケアラーとしての生活の中で身についた思考の癖やフラッシュバックなど、外からでは気付きにくい様々な苦しみも抱えながら生活していくものなのか、と、この問題の根深さに心が痛みます。
    コミックで読みやすいので、意外と数多くいると言われているヤングケアラーを知るきっかけの本として、是非お勧めしたい一冊です。

  • ヤングケアラーの実情を、著者の水谷 緑さんが2年以上取材し描きおろしたコミックエッセイです。

    ♡ブログにて詳しいレビューしています♡
    https://happy-books.hateblo.jp/entry/books-watasidaketosiwototteirumitaida

  • 『感想』
    〇図書館でたまたま目に入って借りたのだが、めちゃくちゃ考えさせられた。

    〇夫婦は相手を、親は子を手放すことができるかもしれないが、子は親を手放せない。だから子は親にしがみつく。辛いことをされても我慢するし、どうやったら好かれるか・愛情をもらえるかを必死に考える。

    〇子どもに我慢をさせ過ぎると、周りの気を遣うことばかりになり自分の感情が出せなくなってしまう。それは一見優しく感じるが、そうすることでしか自分の存在を保てないからではないだろうか。

    〇子が周りの空気を読むことばかりに慣れると、周りからは便利屋にされてしまうかもしれない。また大人のようで、本当の愛情を知らない未熟な精神の人間にしか過ぎないのかもしれない。

    〇子をヤングケアラーにさせてしまう周囲も大変なことは分かる。そして子どもがすることではないと分かっていても、愛情を求めて動いてくれる子にすがることで自分が助かる弱い心を持ってしまうことも分かる。でも子どもはどこに助けを求めればいいのだろう。

    〇子どものころの経験が人格形成に強く表れるから、大人になったからって簡単に変われるわけではない。

    〇せめて感じるストレスを少しでも晴らせる場所、自分の気持ちに共感してもらえる人が近くにいるといいな。

    『フレーズ』
    ・愛を返せない人に愛情を求め続けるのはもうやめて。

    ・自分のことで泣けるようになってよかったじゃない。

    ・人とつながりたいけど、つながるのが怖い。

    ・私は人が喜ぶツボを知っているだけ。ほんとはぜんぜん優しくないよ。

    ・親が何か我慢していると子どもに影響が出るってこと忘れないでね。

    ・愛情は余裕から生まれる。

  • 最後まで読んで、「ヤングケアラー再生日記」という副題の意味がわかりました。

    統合失調症を発症した母親をもつ、娘さんの物語。
    「家族の病気」という観点だけでなく、「性別に基づく役割の違い」という観点からも考えさせられるお話でした。

    マンガなのですっと読めてしまうのですが、内容はとても密度が濃く、絶妙なバランスで描かれている作品だと感じました。

    子どもさんの側からみてどうなのかを知るための一歩として、いろんな方に読んでいただけたらと思う本でした。

  • 愛を返せない人に愛情を求め続けるのはもうやめて 実の親がくれなくても代わりにくれる人はいるから

    お母さんの病気がなければよかったって思いたくない 今までの自分のがんばりを否定するってことだから

    感情は学び直せるもの

    小さい頃から苦労してきた主人公の存在がファンタジーではなく、実際にこのようなヤングケアラーが思っていたよりも多く存在するのだと気付かされた。自分のまわりにも気づかないけれどいたのかな、と思った。ヤングケアラーとして育った人もそうでない人も、この本を通じて過去を肯定するきっかけになるかもしれない。

  • 日本のどこかに、ゆいのようなヤングケアラーがいる/いたんだよな……子どもは大人よりも社会との接点が限られているし、どうしたら救われるのか分からない。読んでいて苦しくてたまらなかった。
    被害者(ケアラー)目線一辺倒にならず、課題を多面的に切り取れる作者の誠実さと実力ゆえの良作だと思った。

  • ヤングケアラーあるあるすぎて共感しすぎました。感情にフタをするのも自分がないのもヤングケアラー由来なんだなと再確認しました。大人に「何か困っている?」と聞かれて「困ってはいないな」と思うのもあるあるなんですね。自分も子ども時代そう思っていました。今ケアラーである子たちにこの本が届きますように。図書館など子どもが無料で手に取れる場所に沢山置かれてほしいです。

  • 統合失調症の母、家庭に無関心な父、特別扱いされる弟、 認知症の祖父――ゆいは幼稚園のころから、買い物・料理・ そうじ・洗濯など家族の世話を一手に担っている。母親の暴力に耐えながら「子どもらしさ」を押し殺して生きるのに精一杯だった彼女の子ども時代と、成人してからの「ヤングケアラー」としての自覚。(e-honより)

  • ヤングケアラーについてのコミックエッセイ。

    書店で平積みになっているのを見たので。一つ一つのエピソードは、毒親やヤングケアラー系の書籍やコミックで見るものが多かった印象ですが、「子育てをするとフラッシュバックする」というのは初めて知り、興味深かったです。

    親とは違う家庭を築けた、ばんざい!もう終わり!とはいかないところが、この問題の難しさですね。

    父親もだいぶ悪いと思います。子どもに依存しすぎ。病気について理解しようとしなさすぎ。自分のパートナーのことを子どもに背負わせるのは違うよね、って思いました。
    ヤングケアラー、コラムに書いてありますが2021年の調査で、中学生の17人に1人、高校生の24人に1人だそうです。クラスに1〜2人いる計算になりますよね。今思えば、あの子ってもしかして…?と思う子がいなくもない気がします。
    子どもは子どもらしく、遊びと勉強に集中できる社会であってほしい。

    作画がちょっと気になったので星4つにしてあります。(わたしの好みです)

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著者プロフィール

神奈川県生まれ、東京在住。2014年に「あたふた研修医やってます」(KADOKAWA)でデビュー。
主な著書に『こころのナース夜野さん』( 小学館 )、『私だけ年を取っているみたいだ。 ヤングケアラーの再生日記』(文藝春秋)、『男との付き合い方がわからない』(大和書房)、『精神科ナースになったわけ』(イースト・プレス)、『32歳で初期乳がん、全然受け入れてません』(竹書房) 、『まどか26歳、研修医やってます!』、『コミュ障は治らなくても大丈夫』(KADOKAWA)等。

「2023年 『僕は春をひさぐ~女風セラピストの日常~(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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