なんとかしなくちゃ。 青雲編

  • 文藝春秋 (2022年11月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784163916194

作品紹介・あらすじ

「これは、梯結子の問題解決及びその調達人生の記録である。」
大阪で代々続く海産物問屋の息子を父に、東京の老舗和菓子屋の娘を母に持つ、梯結子。幼少の頃から「おもろい子やなー。才能あるなー。なんの才能かまだよう分からんけど」と父に言われ、「商売でもいけるけど、商売にとどまらない、えらいおっきいこと、やりそうや」と祖母に期待されていた。その彼女の融通無碍な人生が、いまここに始まる――。

みんなの感想まとめ

主人公の人生を描いた物語は、彼女の幼少期から大学卒業までの成長を中心に展開します。梯結子は、商人の家庭に育ち、論理的な思考と問題解決能力を持つ魅力的なキャラクターです。周囲の人々の困りごとを知恵を使っ...

感想・レビュー・書評

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  •  結子は大阪の老舗海産物問屋の息子と東京の老舗和菓子屋の娘を両親に持つ、4人きょうだいの末っ子だ。
     長兄は超のつく秀才であり、次兄と姉は明るく人好きする天性の魅力に恵まれている。
     兄姉に比べると少し地味な印象の結子だが「融通無碍」と評される得難い才能を持っていた。

     これは、問題解決能力に秀でた結子という女性の、「なんとかしなくちゃ!」人生の物語である。
    シリーズ1作目は1970年〜1993年の、誕生から大学卒業までの結子を描く。
              ◇
     「名は体を表す」と古来よく言われるが、まさに!と思わず膝を打つほどその人柄や人生を体現したと感心するような名を持つ人もいれば、明らかに名前負けだろうと気の毒に思ってしまうような名を持つ人もいる。
     さて、本作の主人公の場合は前者の好例とも言えるもので、その名が人柄も人生も見事に言い表している。

     梯結子。「かけはしゆいこ」と読む。

     社会人となり取引先の外国人に名刺を手渡すときに、結子は自身の名についてこう説明する。
    「私のファミリーネームは日本語で『橋』。ブリッジのことです」
     その友好的なイメージは万国共通だ。みな一様に「いい名ですね」と言う。そこで結子はこう付け加える。
    「この『梯』という字は確かに橋という意味ですが、『橋』が物理的な橋を指すのに対して、『梯』は『橋を架ける』という行為を指す言葉なのです」
     相手はますます感心し、結子の姓を深く記憶にとどめてくれることになる。

     さらに結子はファーストネームについても説明する。
    「『結』は結ぶ。つまりコネクトのことで、『2つのものを繋ぎ合わせる』という意味なのです」
     これで、商社マンとしての自己紹介は完璧だ。

     もっとも、このセールストークのすべてが結子のオリジナルというわけではない。代々商いを営む梯家の当主が延々と使ってきたものなのである。
     現在は大手商社の総合職として能力を発揮する結子だが、必要とする側とされる側を絶妙に取り持つ手腕の片鱗は、幼い頃から見せていた。( 第1話 ) ※全31話。

          * * * * *

     恩田陸さんの新境地とも言える痛快なヒューマンドラマでした。描かれるのは梯結子という女性の一代記。青雲編は大学卒業まで。
     本作の魅力はすなわち、登場人物たちの魅力にあります。中でも白眉と言えるのは、やはり主人公の梯結子です。
     4人きょうだいの末っ子として生まれた結子。この4人がいずれも優秀なのですが、それぞれ傾向が違います。

     長男の渡は、才気走ったところを見せず、常に控えめで穏やかです。ただし何気ないことばの中に底しれない知能の広がりを感じさせ、自然と一目置かれるところがあります。
     次男の豊と長女の友子は、人の気を決して逸らさない天性の明るさとコミュ能力を持っていて、人好きする魅力があります。特に友子は幼い頃から華やかな美少女として評判でした。
     さて結子の才能ですが、彼女のみ兄姉に備わっているような接してみてすぐにわかるものではありません。なぜか。
     それは困ったとき、何か問題が起こったときに発揮される能力だからです。

     長兄の渡が「融通無碍」と評した結子の発想力。固定観念にとらわれず、視点を変えて解決の糸口を見つけていくという柔軟な思考能力。
     もちろんそれは優れた観察力や分析力あってのものなので、結子の能力的なキャパはかなり大きいと言えます。

     それら類まれな能力でもって、結子は幼少時から「砂場問題」「お茶会問題」「お誕生会問題」と、身に降りかかる諸問題を次々に解決してきました。
     また中学では、生徒会長選に立候補するゆかりという友人の選挙参謀として尽力。さらに、ゆかりの当選後は ( 会長の指名により就任した ) 副会長として、主要課題だった運動部の練習場所の不公平な配分問題解消について、鮮やかな手腕を発揮していきます。

     高校進学後は新聞部の助っ人部員として、スポンサーのラーメン屋最大の悩みとも言える「夏休み減益問題」を解決。
     他にも、例えば、アルバイト先のファミレス店の「動線問題」にも改善策を提案するなど、目前に立ちふさがる困りごとに真摯に向き合います。
     その問題解決能力は、大学進学後にさらにスケールアップするのですが、それは読んでからのお楽しみに。

     結子のまわりに登場してくる魅力的な人たちも、結子をいっそう引き立てます。
     結子の家族や親族は当然として、フランス語の家庭教師 ( フランス人です ) 、高校時代の破天荒な先輩 ( 天才です ) 、大学のサークル「城郭愛好研究会」の先輩たち ( ただのオタクではありません ) 。みんな結子の成長にひと役もふた役も買ってくれています。

     「なんとかしなくちゃ」精神で困りごとを解決していく結子が大学卒業を控え、悩んだ末に選んだ就職先は総合商社でした。
     物語はここで終わる (『青雲編』なので当たり前ですね ) のですが、社会人としての結子の活躍、どうしても読んでみたい。
     恩田さんは、この痛快なドラマの続編執筆を明言してくださっているので、信じて ( ホントですよ ) 待ちたいと思います。

     最後になりますが、ところどころで入る恩田さん自身のエッセイのような解説というかつぶやきが、すごくおもしろかった。これも次作でも期待しています。

  • 最初、これは何の話なのかと思って読んでいました。
    途中で、地の文に著者の恩田陸さんの語りが何度か出てきます。
    この小説は
    世間でいうところの「女の一生」系の話ではあるが、同じ「女の一生」でも朝ドラみたいに恋愛重視しておりません!
    なので、その辺りは期待しないでください。
    梯結子の恋バナは、出てきたとしてもあっさりめなので、どうぞよろしく!
    とおっしゃっています。


    1970年生まれの梯結子の幼少期から中学、高校を経て大学を卒業して就職が決まるまでが描かれています。
    結子は社会に出たら、バリバリ働くのだろうなという予感を持って青雲編は終了します。

    結子の略歴をもう少し詳しく語ると、結子は、子供の頃から茶道をたしなみ、高校ではフランス語をフランス人から習い、そのための学費の為にアルバイトをします。
    そしてW大学法学部に入学。
    フランス語は更に上級に進み、映画研究会と城郭愛好研究会に入部して自分がやってきたことの集大成で大成功を収めます。


    世の中を渡っていくのに大切なものがこの作品には描かれています。
    例えばそのひとつとして、コラボレーション「顔の広さと観察力」が挙げられています。
    どうやって、本物のキーパースンを見定めるかが大事だとも描かれています。
    この広い世界は人と人との関係性で出来上がっているということを小説を通して学ぶことができました。


    是非、これからの日本を背負って立つ若い世代の方に読んで欲しいと思いました。

    • workmaさん
      まことさん、
      まことに詳しく丁寧に教えてくださり、ありがとうございます…!
      山形は遠いので…がんばればいけなくはないのですが…(^...
      まことさん、
      まことに詳しく丁寧に教えてくださり、ありがとうございます…!
      山形は遠いので…がんばればいけなくはないのですが…(^^;
      zoomなら、参加できそうです。zoomやったことがないので、これから調べて勉強してみます。
      やってみて分からないことがあったときは質問すると思うので、どうぞよろしくお願いします~m(。-ω-。)m
      2022/11/29
    • まことさん
      workmaさん♪

      山形の講座はとても、人気があり県外からの参加者も非常に多かったです。
      私は、今は通っていないのでZoomを使って...
      workmaさん♪

      山形の講座はとても、人気があり県外からの参加者も非常に多かったです。
      私は、今は通っていないのでZoomを使っての参加はしたことがないんです。Zoom以外の質問ならお答えできると思いますが、Zoomは使ったことがないので、わからないのです。
      講座の事務局の方にもしわからない点を聞かれてみれば、教えてくれるかもしれません。
      Zoomに関しては、本当にごめんなさいね(__)。
      2022/11/29
    • workmaさん
      まことさん、
      zoomのことまで気にかけてくださり、すみません(^^;

      山形の講座のことを詳しく教えてくれただけで十分です(*^^*...
      まことさん、
      zoomのことまで気にかけてくださり、すみません(^^;

      山形の講座のことを詳しく教えてくれただけで十分です(*^^*)zoomの件は、自力で調べられると思うので、大丈夫です(^人^)ありがとうございます…!
      2022/11/29
  • 父は海鮮問屋の息子、母は老舗和菓子屋の娘という商人な両親を持つ4人兄弟の末っ子である結子。
    彼女が大学を卒業するまでの話。

    ここのところ、とても忙しい。
    本を読もうとすると寝てしまう。
    とっても面白い本だったのに時間がかかってしまって悔しい。

    この梯結子という主人公。
    考え方が論理的で筋道が通っていて、気持ちが良い。
    その上、控えめな美人で好感が持てる。
    (姉は派手な美人なので本人は美人と気づいていない点も良い)
    嫌味がなく、どんな相談にも的確にアドバイスをしてくれる。
    梯家の慣わしで幼少期からお茶を習い、中学から自分の意思とお金でフランス語を習う。
    うーん、優秀すぎる。
    けど、お高くとまるところがなく、友達になりたいと思える人。

    彼女が大学で入った「城郭愛好研究会」がマニアックで面白い。
    日本史の面白さを味わえる。

    恩田陸さん、好きな作家さんだけど、これはまたひと味違って面白い。
    続きが気になる!

  • 主人公の梯結子を作者の恩田陸さんが実在の人物のように扱い回想のように描く普通にはない小説でした

    梯結子は4人兄弟の末っ子で無駄が嫌いでキモチワルく思う事はすぐ解決したがる行動をとるが、他人の気持ちを凄くくみ取り純粋無垢な女の子の幼少期から大学卒業までの期間の青雲編
    所々に覗かせてくるその後の結子が気になって続編が早く読みたくて待ち遠しい

  • 「週刊文春」連載とのことだが、定期購読しているのに全く気づかず。
    他の方々が言ってるように、面白かった。
    特に、作者が、「私が思うに」とか「私の学生時代は」とか、自説を語るところ。
    また、後に東大に入った変人の三ツ橋歌子はなんだか天下をとりに行く「成瀬」を思い出してしまった。歌子が「暇すぎるから面白い話して」とねだるが、私も、作者が「私は歴史物を書いている作家さんのようには日本史に詳しくないのだが。世界史を取ってたし」とかいいつつ、披露するうんちく話が随所にでてきてとても楽しめるのだった。
    作者が約束しているように、続編も早く出ればいいなあ。

  • はけはしを掛けて結ぶ、「名は体を表す」梯結子の問題解決とその調整人生の記録、少女時代から大学時代までの話。
    こんな恩田陸作品ってあるんだ。面白かったし、楽しかった。
    ・当たり前でちょうどいいっていう世界を作りたい(融通無碍)と考える女の子。
    ・自分が自分がというタイプじゃないけど、いつのまにか周りをまとめちゃう女の子。
    自分がキモチワルイことをなくすために、考え実行できる素敵な主人公だ。ちょっと成瀬あかりを思い出してしまう。

    結構なタイミングで入ってくる恩田陸さんのコメントもいいですね。世代が近いのかな?
    ・家で取ってたヤクルト
    ・TV放送の「大脱出」(この頃週3回位TVで映画やってたなあ)
    ・おもちゃのカンズメ(金のエンゼル当たったなあ、これに入ってたカラっぺバッチ集めてた)
    ・青葉城恋唄 等等、昭和の懐かしい話も出て、ちょっと嬉しい気分にもなれました。

    周りに出てくる人達も魅力的。結子の誠実さ、調整力が周りに人物を引き寄せる。三ツ橋歌子のゲヘゲヘと笑う豪快さがたまりませんね。
    続編楽しみ!

  • 主人公の梯結子。この子は一体人生何周目なんだろうと思わせるくらい、達者で老獪でバイタリティ溢れる活躍ぶりに、読んでいて惚れ惚れします。

    といっても、彼女は周りをグイグイ引っ張っていくようなリーダーではなく、人と人とのあいだを取り持つ「ハブ」のような存在なのですね。小・中・高・大と成長していくうちに、プロデューサー兼コーディネーター的な振る舞いを身に付けていきます。そのエピソードが実に面白い。

    大学卒業までが描かれた本作。その続編では、きっと結子持ち前の「観察力と顔の広さ」を武器にして、社会人としても大活躍することでしょう。

    続編は、当然ながら「刮目して待つべし」です。

  • 目の前の「キモチワルイ」を淡々と解決しつつ成長していく梯結子の姿に、著者の一人語りが混ざるユニークな文体は、下手な作家がやると目も当てられないものだが、しかし、これを違和感なく読ませるのは流石の恩田陸である。梯結子の生涯を描いた一代記…のはずが、わずかに彼女が大学を卒業したところでページが尽き、続きは「刮目して待て」とのこと。「チョコレートコスモス」の例を引くまでもなく、続きが読める日はこないんだろうなと思いつつ、世界を股にかけた梯結子の今後の活躍に期待したい。どっとはらい。

  • 面白かった。
    梯結子、カッコイイ。
    こういう人になりたかったと、純粋に憧れた。
    ちょいちょい入る、作者のつぶやきが、またいい味を出していた。

    女の一生のほんの序盤、先は書いてもらえるのだろうか?

  • 梯結子という人間の一代記らしい。
    地の文に作者が出て来る語り口はうっとうしいし、言い訳がましくも思える。
    が、そのフォローがあるので、ちょっと変わった女の子がとんとん拍子に人生を切りひらいていくさまを安心して読める。妙に説明臭いし、うまく行き過ぎるのが釈然としないが、それでも面白く筋を追わされてしまうのはさすがというべきか。

  • 楽しかったぁ。梯結子の幼少期から大学生までを描きながら作者のこともちょこちょこ語られるお話。何かが起こるわけではない、だけど面白くとっても好み。小さな頃から「キモチワルイ」ことを「キモチイイ」にするために色んなことを観察し行動していく姿、独特な思想の持ち主だけあって飽きさせない。これぞカケハシドクトリン。お茶のお点前、城や歴史などたくさんの蘊蓄があり楽しい。読み終えるのがもったいない…が、まだ青雲編、続きがある。楽しみ過ぎる。結子がこの先どんなキモチワルイをキモチイイに変えていくのか何を成し遂げるのか。

  • 副題からしてシリーズになりそうな本ですが、これは完全に作者が梯結子という存在を生み出して書いていく事を楽しんでいるのを感じます。
    恩田さん自身が、結子という女性の一生を俯瞰で見て書いている格好なので、読んでいてこの語り部は一体誰なんだ??という事に頭がなじむまで少々時間が掛かりました。
    波乱万丈な一代記なのかなと思いましたが、本書は主人公が幼少の頃から頭角を現わす所までなので序盤も序盤だと思われるため、波乱も無く非凡エピソードをずっと読んでいるだけです。これは以降の巻の為の大助走でしょう。期待大です。

  • 何か特別な事件が起こるわけでも無いし、なんなら最後ここで終わり!?みたいな感じだけど、なぜか面白いんだよな〜。
    ちょっと人より合理主義な女の子の幼年期から就職までを書くだけでこんなに面白い恩田陸の筆力、やっぱりすごい!
    出来ればきちんと続編が出ることを祈ります笑

  • 爽快!
    女の一生、前半生。
    梯結子のキャラクターもいいし、合間に挟まる恩田さんのモノローグもいい。恩田さん解釈の歴史談義も面白い。
    それより何より、「キモチワルイ」を「キモチイイ」状態に改善して持っていくプロセスの心地よさが最高。そしてその思想、とても共感。
    次、早く読みたい!

  • 作者の語りが合間に入る独特の文体で梯結子という1970年生まれの女性の一生が語られる。青雲編は大学卒業まで。
    作者の合間語りで恋バナは「出てきたとしてもあっさりめ」と断言されてしまった。残念。明らかに恋愛すると楽しそうな男子が何人かいるのに。
    この話は文春で連載されているときから気に入って読んでいたけど、改めて一冊になったのを読んでもやっぱり面白かった。概ね同じ内容だったように感じました。ガーナー教は続けて読まないときっとガーナー教って何だったっけ?って思い出せなかっただろうな。
    これ、文春で連載されていただけあって、結子と同世代位の男性が読んでも面白いと感じられる女性の生き方の話なのではないでしょうか。

  • 梯結子の人生劇場。
    ユッコちゃんの冷静な観察力、そして類稀なる想像力で問題解決。カッコイイぞ!お友達になりたい!
    一緒にいたら楽しいだろうなぁ。

    中途半端なトコで終わったけど、この先も見届けたい。
    青雲編の続きは何編?完結編?春雷編?酔いどれ編?
    続きは続く!

  • 主人公の梯結子の青春物語。
    朝ドラのようなイメージで書かれているのか、「私」の呟きみたいなのが途中で入ってくるのが、どうも気になった。
    物語に入ろうとするのを引き戻される感じで…。
    結子のキャラクター自体は面白くて、大人になってからの続きも知りたい。

  • なんか今までの作風とは違う違和感を抱きながら、年代が同じなので、昔を懐かしみながらダラダラと読む。

    それは後ほどが多く、すべて次作に引き継がれることとなる。みんな超人すぎて、ちょっと都合主義だけど、なんか気になるから、次も読むんだろうな(笑)
    けど次作で完結するのかこの話?

  • 何かを成し遂げる人はこうして意識的に生きているんだな、と妙に納得してしまった。結子が世界に解き放たれて活躍する様をみたいものです。刮目して相待つ。

  • エッセイのような評伝のような朝ドラのような、
    恩田作品としては異色
    時たま顔を出す恩田先生の呟きのような回想が面白い

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著者プロフィール

恩田 陸(おんだ・りく):1964年、宮城県出身。小説家。92年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞および第2回本屋大賞、06年『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞、07年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞、17年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞。ほかの著書に『spring』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』『夜果つるところ』『夜明けの花園』『珈琲怪談』『酒亭DARKNESS』、エッセイ集『土曜日は灰色の馬』『日曜日は青い蜥蜴』『月曜日は水玉の犬』など多数。

「2025年 『spring another season』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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