首ざむらい 世にも快奇な江戸物語

  • 文藝春秋 (2022年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784163916286

作品紹介・あらすじ

第99回オール讀物新人賞受賞作

「全篇にわたって楽しい」有栖川有栖
「無条件に楽しんで読むことが出来た。ああ、面白かった」乃南アサ

ニヤリ、クスリ、ホロリ
選考委員も癒された、新・癒し系時代奇譚


叔父を訪ねて大坂へ向かった男の道ずれは、首だけのサムライだった⁉(受賞作「首ざむらい」)
とある若侍が死体で発見された。下手人は河童らしく……。(書下ろし「よもぎの心」)


現代人の疲れた心と疲れた身体に、ただただ楽しく、チャーミング(&時々すっとぼけ)な時代小説をご用意しました!


第100回オール読物新人賞受賞作、高瀬乃一 『貸本屋おせん』も同時発売。

みんなの感想まとめ

多様な怪異が織り交ぜられた、独特な時代小説集が描くのは、心温まる人間ドラマとシュールなユーモアです。表題作では首だけのサムライと旅をする男の物語が、シュールさからほっこりとした感動へと変化し、読者にか...

感想・レビュー・書評

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  • なんだか変わった時代小説集。だから何なのッて感じも無きもしもあらずだが、でも読まされる。ろくろ首や河童、胡蝶の夢、猫又が出てくるが、怪異が上手く取り込まれてはいるかな。この作者って才能あるのか、一発屋なのか。次作を読みたいよな。

  • ★3の下かな。

    ほぼほぼ表紙借り。
    副題は、世にも快奇な江戸物語。
    第99回オール讀物新人賞受賞作。

    帯には、現代人の疲れた心と身体にただただ楽しく、チャーミング(&時々すっとぼけ)な時代小説をご用意しました。とあるが……。

    短編が四編。

    ・首ざむらい
      大阪夏の陣の後、再びの戦の気運が高まる大阪へ向けて旅する男が拾ったものは生きている生首だった。

    ・よもぎの心
      男は河童に殺されたのか?

    ・孤蝶の夢
      寺に預けられた子供は虐待を。

    ・ねこまた
      お店の用心棒に雇われた男。

    表題作は惜しいな〜と思った。設定は魅力的なのに活かしきれてない気がする。ちょっと手直ししてすっきりさせれば映画にしてもおもしろそう。

    よもぎの心は暗すぎるな〜。あのラストで本当に良かったの?

    胡蝶ならぬ孤蝶の夢は、タイトルで勘の良い人なら予想できてしまうだろうな。同行二人とかのタイトルでもいいかも。それでもネタバレか。

    最後のねこまたが一番副題に合ってるかなー。軽快な感。

    編集の方で明るい時代物をオーダーしたのかもしれないけど、この作家さんは暗い話の方が好きだったのかな。なんて思った。

    結局一番チャーミングだったのは表紙でした。裏表紙の抱っこされてる黒猫が何気にカワイイ。

    • 1Q84O1さん
      うん、表紙ちょっとかわいいです(*´ェ`*)
      うん、表紙ちょっとかわいいです(*´ェ`*)
      2025/02/26
    • yukimisakeさん
      表紙借りなのに星3!!
      表紙で2個分位いってたらどうしよう笑
      表紙借りなのに星3!!
      表紙で2個分位いってたらどうしよう笑
      2025/02/26
    • 土瓶さん
      内容はそこそこ。
      ちょっと最近甘いかな?
      内容はそこそこ。
      ちょっと最近甘いかな?
      2025/02/26
  • サブタイトルにもある通り、ちょっと摩訶不思議なお江戸の物語。

    『首ざむらい』『よもぎの心』『孤蝶の夢』『ねこまた』4編の短編集。
    思わずくすっと笑ったりしんみり切なくなったり背筋がゾクっとなったり、と読んでいると色々な感情が押し寄せる。
    次も次も、と続けて読んでみたくなる期待感を胸に頁をめくる感じ。とても楽しめた。
    特に好きなのは『孤蝶の夢』。ラストに向けての話の展開に、そうきたか…と唸ってしまった。

    今作がデビュー作品という作家さん。次回作も楽しみに待ちたい。

  • 時代小説らしくてらしくない一冊。

    時代小説らしくないスルスルの読みやすさの4篇はさまざまな味わいが良い。

    お茶目な首と旅をする表題作はシュールからほっこり、かけがえのない時間の尊さというじんわり感へと変化させていく時間の流れが良かった。

    そして足掻いた苦しみをどう手放すか、繋げるかの対比を描いた2作品は心に刻まれるほどの味わい深さ。

    決して穏やかでない結末も、心を掬いあげ理解してくれる人の温かさが哀しみを緩和してくれた。

    人が照らす明日への灯りも沁みる。

    どれもラストには時代小説らしい温かな風をサッと…心ニクい巧さ。

  • 世にも怪奇な江戸物語 1.首侍2.蓬の心3.狐蝶の夢→すがり(蜂)追い忍者4.猫又
    首侍:大坂の戦場を生首と共に敵中突破し駆抜けた経験は何にも代え難い宝物。面白い


  • 図書館で装丁にひかれ借りた本

    大阪の陣で豊臣方についた叔父を迎えに行く小平太の道連れは、小生意気でちょっとお茶目な生首の侍だった…『首ざむらい』

    とある若侍が川縁で変わり果てた姿で見つかる…果たして河童の仕業なのか…
    『よもぎの心』

    渇食として禅寺に入った梛丸だったが、破戒僧の仕打に耐えられず、孤蝶と共に寺を逃げ出す
    拾われた先で忍びの修業をして暮らす梛丸だったが、孤蝶は…
    『孤蝶の夢』

    伊文字屋の用心棒として働くことになった又四郎
    娘のお清が可愛がっている猫が猫又になるのではないかと心配するが…
    『ねこまた』

    4篇どれもまさに「世にも快奇な江戸物語」〜
    クスッ!と笑えたり、びっくりしたり、しんみりしたり…
    色んな感情がわきあがり、それぞれにおもしろく読んだ!
    特にタイトルにもなっている『首ざむらい』はシュールでミステリーところもあり一番良かった
    どの作品は味わいよく、最後はほっこり…
    時代小説ではあるが大変読みやすかった

  • 表紙の絵が面白可愛いかったのと、書評↓を読んで読んでみました。

    書評↓
    現代人の疲れた心と疲れた身体に、ただただ楽しく、チャーミング(&時々すっとぼけ)な時代小説をご用意しました!

    「全篇にわたって楽しい」有栖川有栖
    「無条件に楽しんで読むことが出来た。ああ、面白かった」乃南アサ

    ニヤリ、クスリ、ホロリ
    選考委員も癒された、新・癒し系時代奇譚

    私の感想↓
    読んでよかったとは思います。
    が、全篇にわたって楽しいという感想は持てず、癒された感覚も持てず、むしろ「よもぎの心」と「孤蝶の夢」を読んだ後は胸がどんよりと重たく苦しくなるような感じで、え?全篇にわたって楽しいんじゃなかったっけ⁈と思ったほど。
    人によって感想は違うんですね。

    「首ざむらい」と「ねこまた」は、面白かったです。


  • 『首ざむらい』
    首だけになった若き侍と旅の途中の侍との友情物語
    ほっこり、そして感動あり
    楽しかった
    複雑な日本昔ばなしでした

    『よもぎの心』
    江戸時代のBLしかも少年と大人

    『孤蝶の夢』
    虐待されていた少年が良い大人に救われるが一緒に育った少女と会えなくなった
    実は彼女は…

    『ねこまた』
    江戸城下町の荒物屋
    用心棒と店主の娘の淡い恋物語

  • 装丁の可愛いらしさに反して暗い話が多い。
    「胡蝶の夢」はまだ救いがあるが、「よもぎの心」は何故このラストにしたのか…
    「首ざむらい」はファンタジーが過ぎる。「ねこまた」が丁度いい。

  • 表題含む4つの短編集で、表題の「首ざむらい」と「ねこまた」は日本的な怪奇さもありつつ、どこか呑気な雰囲気が混じった独特の世界観となっている。他の2篇は思いもよらず仄暗いお話で、ちょっとストーリーの強引さもありあまり良い読後感は得られず。

  • とても読みやすい。
    短編集 首ざむらい 
    狐によって首だけになった斎ノ助と大阪まで旅をする
    ことになった主人公、叔父が父親だった?面白かったのに最後急に終わってしまうのでなんか残念
    猫又が一番良かったかな

  • 帯で有栖川有栖さんが勧めていたから、じゃあ!と読んでみた。

    表題作の“首ざむらい”は子供向けかな?という感じがしないでもないけれど、おもしろい。
    そして残りの三作が、私はとても楽しく読めた。
    『よもぎの心』はなんとも言えないラストが印象的だし、『孤蝶の夢』は現代にも通じる暗さと希望がある感じが良かった。
    『ねこまた』は怖いけどかわいい。

    軽く読む時代小説としてはとてもいい一冊じゃないかな。

    どうやらこれがデビュー作らしいから、ぜひこの後もおもしろい作品が読めるといいな。

  • あぁ面白かった〜。
    どれも優しい。
    表紙も好みだった。

  • 江戸時代が舞台の4篇収録。河童や猫又、酒をねだる首…喜怒哀楽がギュッと詰まった不思議な噺だ。挿画がシンプルで素敵だった。

  • 落語噺のような小気味良さがある作品。

  • インスタでおススメされてて読んだ本でしたが、、、、

    うーん。もう最初からなんとなくオチが見えていたり、絵本を小説にしたくらいの感じで、イマイチ内容が頭に入らず、、、、

    すぐ読み終われそうな本なのに、、、読み進められなかった、、、、先もわかるし、なんかなぁ。と、、、、、

    読み終わった瞬間に、なんの感想もわかない、、、、いや、まぁ、なんていうか、そうね、不思議だよね。

    とかかな。有栖川有栖が絶賛。と、帯にあったけど、、、、本当かなぁ、、、、

    絵本にしたら、よさそう。

    内容もそのくらいの薄めの内容だから、わざわざ絵本くらいの内容のものを細かに小説に書き換えたみたいなうざったさみたいのを感じたのかもなぁ。

    これは、ちょっとわたしには合わなかったので、すぐに他ミステリー小説でお口直しといきます。


    #首ざむらい
    #イマイチ
    #人物描写甘い
    #先がよめすぎるくらいよめる
    #絵本のような小説
    #絵本にすればもっと読みやすそう
    #小説としてはイマイチ
    #なんとも言えない
    #失敗したぁ
    #図書館
    #これがあるから毎回本買えない、、、

  • 【収録作品】首ざむらい/よもぎの心/孤蝶の夢/ねこまた

    「よもぎの心」はやり切れない話だったが、他は軽妙な語り口が楽しく、明るい終わり方で読みやすい。副題に納得。

  • 可愛い表紙に騙されてはいけない。サブタイトルに「世にも怪奇な江戸物語」とあるし、ちょっとファンタジーな怪談話と思ってたら印象が違った。文章は読みやすい現代調だし怪談話というほどでないのだが、その中に薄黒い大人の事情が入ってくる。そのギャップがちょっと怖い感じの不思議な本。4編からなるけど、最後の1番短い話が良かったかな。

  • 怪奇要素あり、だけれどあんまり怖くない時代短編集です。タイトルはおどろおどろしく思えたのですが、たしかにとんでもなくお茶目でしたよ。ほっこりする部分もあって、和まされる一冊です。
    お気に入りは「ねこまた」。これはもう猫好き必読なのです当然ながら。猫の「かちん」がもう可愛くって仕方ありませんよ。そして猫又を恐れる主人のための解決法もまた見事で、ほっこり。一番幸せな物語です。
    「よもぎの心」も好きな作品でしたが、こちらは悲しい物語ですね。なんとも切なくてやり切れません。

  • 首ざむらいの他に短編三題だった。シャバケの話もなかなか面白い。人情味あふれる話し、江戸時代の小話で楽しく読みました。

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