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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784163916415
作品紹介・あらすじ
幹部自衛官を育てる防衛大学校に初めて女性が入ってから今年でちょうど30年。あるものはイージス艦の艦長として部下を率い、あるものはコロナ禍に沈む日本を勇気づけるためにブルーインパルスを飛ばす。四姉妹全員が防大に進んだという稀有なストーリーの持ち主もいれば、死への覚悟を戦闘機乗りに問う要撃管制官として活躍する者もいる。
男社会の最たるものである軍事組織に自ら分け入って、結婚、出産、育児、離婚、大病…様々な困難を抱えつつ「日本を護る」最前線に立つ幹部女性自衛官たちの格闘。その様を、綿密なインタビューと周辺取材で、自衛隊員らからも絶賛された名著「ブルーインパルス 大空を駆けるサムライたち」を著した武田頼政氏が描き切った圧巻の自衛隊深層ノンフィクション。
みんなの感想まとめ
自衛隊の女性卒業生たちの生き様を描いた本書は、1992年に防衛大学校が女性を受け入れて以来の30年の変遷を追い、彼女たちが直面した困難と奮闘をリアルに伝えています。特に、女子1期生を含む10名へのイン...
感想・レビュー・書評
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防衛大学校が1992年に女性に門戸を開き、39人の女子学生が入学した。それから30年の時が流れ、時代も様変わりした。自衛隊という特殊な“軍隊”の中で、彼女たちはどのように生きてきたのか。女子1期生を中心にした10名へのインタビューを基に構成されたノンフィクションである。
当たり前だが、防衛大学に入ろうとする動機もバラバラ、配属希望もバラバラで、人それぞれだ。「女性活躍の時代」なんて旗を振らなくても、能力のある人は自然に活躍する。無理に女性の比率を上げる必要はない。それが当たり前のことになってほしいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自衛隊のノンフィクション。防衛大学校女性卒業生九名の生き様。
何気なく過ごしている日常。それを感じさせず守っている自衛隊の姿。
女性だからとの理由で、破れない天井に挑み奮闘する防衛大学女性卒業生。
本書を読み自衛隊のあり様やこれからの進み行く姿が見える。災害派遣だけでなく、PKO派遣で地球の遠くで活躍する自衛隊。国会にて議論を重ねて、憲法上の整合性を整えて、命をかけて守る隊員の立ち位置確保が国際法上で必要と思う。
九名のこれからと、さらに続く女性の活躍を読みたい。 -
装丁からして小説だと思い込んでいたが、まさかのノンフィクション。それがリアリティを生み、特に自衛隊という特殊な環境においては部外者では到底表せない内情や現実を可視化。
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防衛大学校を卒業し、防衛省で勤務にあたっている女性たちの姿を追ったノンフィクション。
非常に面白かった。自分自身女性であることで、民間企業の中でも苦しく思うことがあり、より硬派で女性への偏見が大きそうな”軍隊”の中でキャリアを築こうとしている女性たちは、何を考えているのか?をいうことを知りたいために読んでみた。
一読した結論としては、民間企業や公職にある女性たちと大きな差分はない。理解のある上司もいれば(自分が定年する前に女性の戦闘機乗りを誕生させなければ)、この時代にそんな時代錯誤なことを!?(テレワークはダメだ、子育てがあってもセキュリティに問題がなくても出社しないと仕事にならん ←なんで?)と驚くような事例も紹介されていた。
第1期の女性たちは道を切り開いていただけあって、頭が下がるほど「自分は一期の女性として後輩のために道を切り開かねばならぬ」と強い意志で頑張ってくださっている。
わたしは何でもない人間だけれど、後輩の道を少しでも切り開いていけるような人間でありたいなあ。 -
子育てや偏見に奮闘しながら、真剣に国防に向き合っている女性自衛官に対して☆5。
大崎の章で、PKOで停戦監視任務のはずのオランダ軍が刑事責任を問われた話。もし憲法九条改正となれば、自衛隊も重責に応じた給与等の処遇改善も…との話の流れの中、大崎は「処遇の前になんていうか”国民感情の待遇”っていうか…国として必要なんじゃないかと思う」。確かにと共感。知らなかったではなく、もっと興味を持たないとと思った。
東の「ひとつの任務を終えた後、町ゆく人を眺めるのが好き」「誰もが自由に歩いてるのを見ているだけで、私は報われた気がする」というのもドキッとした。「彼方の海の剣呑な様子に接していると、地道な活動があって、この光景が存在すると思えるから」そんなことを真剣に考えている人たちが存在することを知ってほしい。
子育てとの両立に悩む後輩に、金野が「君がいてくれてよかったって言ってもらえる場所を自分で作ればいい」。これも染みた。働く女性の悩みは尽きないけど、理解してほしいと自分の考えを押し付けるより、誠実に頑張っていれば分かってくれる人はいる。そこを大事にしたい。
正直、文章は分かりにくかった。基本的には陸海空で活躍している女性自衛官9人のことを順番にインタビューして書いている。
その中で、時系列が飛ぶし、急に国際情勢がでてきてそれは必要な話なのか。家族の話も織り交ぜた時、主語が分かりにくく誰のことを書いているのか。とにかく読みにくい。結局、何が言いたいのか分からない箇所もあった。
あと、結局みんな離婚してたり独身だったりまだ若かったり。続けてても親のサポートありき。激務もだけど、転勤が厳しい。 -
一口に自衛隊と言っても、当然ながら銃を手にして戦うだけの組織でなく業務はさまざま。男社会の旧弊が色濃く残る中で、制度整備は進んでも結婚・出産など悩みは尽きず、厳しい現実を前に自分を貫いて「国を守る」。自衛隊への賛否はともかく、頭が下がる。
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防衛大学校女子卒業生の戦い。結婚、出産、育児をしながらキャリア形成していくことの厳しさ、難しさにいろいろ考えさせられた。
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1992年入学の1期生を中心に防衛大学校女子卒業生9人の生き様を追ったルポ。
男社会中の男社会の自衛隊で生きる女性としての道を切り拓いてきた人達の話で、とても面白かった。ただ、改善されてきたとはいえ、自衛隊での立身と結婚・出産・育児の両立はまだまだ至難のようである。 -
彼女達は強い人だったのでしょうね。
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最初からみんな国防意識が高いわけではないことが印象的だった
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防衛大学校が女性に門戸を開いた、その選りすぐりの1期を中心に、男性社会の自衛隊内でどのようにサバイバルしてきたかの汗と涙の歴史が綴られている。淡々とした描写だからこそのノンフィクションに圧倒させられる。週刊文春連載時に時々斜め読みしていたが、まとまって読むと改めて感慨深いものがある。インタビューの行間に込められた言い難い心情を慮って読みたい作品。陸自の性被害事件などの報道をみると、まだまだ男性中心・優位な閉鎖社会であることも痛感する。
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筆者の取材対象者へのリスペクトが行間から伝わってきます。防衛省女性キャリアの生き様、葛藤も
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サブタイトルは「防衛大学校女子卒業生の戦い」。
万万が一の際に日本を守り、敵国と戦う自衛官。しかし、各章の扉には、「仕事と育児は上司との戦い」「女が戦闘機を操縦してはいけないんですか」「『自分が女だ』とは思っていない」。のほほんと生きている身としては、ひたすら頭が下がる。
こうやって、第一期の卒業生始め、先駆者達はあってはならない障害、見えない拒絶と戦ってこられたのだろう。
今の実情には詳しくないが、報道から垣間見える自衛隊は昔ながらの古くさいままではないか。
本書に登場する超人的に頑張る女性達ではなくても、男も女もなく、意欲能力が発揮できる場でいて欲しいと心から思った。 -
1992年、それまで男子学生しか受け入れてこなかった防衛大学校に、初めて39名の女子学生が入学した。それ以来、防衛大学校を卒業した多くの女性たちが、自衛隊で国防の最前線を担っている。この本は、女子学生の一期生を始め、現場で苦闘しながら活躍の場を押し広げてきた女性たちのインタビュードキュメントである。読みながら、国を守るとはどういうことか、女性が軍隊で働くことの意味は何か、憲法9条と自衛隊、仕事の子育てなど多くのことを考えさせられた。
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防衛大が女子学生を受け入れて30年。彼女らは自衛隊内で一定のポストで活躍する。男社会と戦ってきた女性士官を描く。
本当は女性のみを取材対象としたこういう本が出るようではまだまだという釈然としない思いの中読んだ一冊。
女性実業家というより、一防大卒業生のキャリアを描いたノンフィクションと考えると屈指の出来。
やはり出産、育児というライフイベントが女性のキャリアアップへのおおきな障壁となっていることがよく分かる。
題名の桜華、謳歌そしてサクラという揶揄もあるだろうOG組織の会名から。 -
【日本を護る最前線に立つエリート女性自衛官をどこまでもリアルに描ききった傑作ノンフィクション】男社会の軍事組織に分け入って、結婚、出産、育児…様々な困難を抱えつつ「日本を護る」最前線に立つ女性幹部自衛官の格闘の記録。
武田頼政の作品
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