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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784163916552
みんなの感想まとめ
人間関係の複雑さや自立の重要性を描いた物語は、愛や依存の残酷さを鋭く捉えています。主人公の心の葛藤や他者との関係性が、読者に深い共感を呼び起こすことでしょう。また、著者の実体験が色濃く反映されたストー...
感想・レビュー・書評
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2023年4月14日読了。
P272
でもね、好きな気持ちって時に残酷なのよ。
依存しすぎると自分本位になって他人を縛る
可能性だってある。
本人がそれを自覚していなかったら、
周囲との温度差が生まれて気づかないうちに
ほころびが積もり積もって取り返しの
つかないことになってしまう。
そんな状況をこれまでにたくさん見てきたし、
私自身がその渦中にいたこともあるわ。
結局人間はひとりなの。
自分の気持ちを振りかざして、
他人に対して強要する権利なんて誰にもない。
生きていく中で人間はいろんな居場所を
作るけど、それはひとりひとりが持っている
側面のようなものね。
本質的には生まれてから死ぬまでずっとひとり。
早いうちからそのことをわかっている人の方が
人生を主体的に生きることができるんじゃ
ないかと私は思っているわ。
だからふたりにはお互い自立したいい関係で
ずっといてほしいし、もし離れることに
なったとしてもそれで傷つけ合うことには
なってほしくないわ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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推しがおすすめしていた本を読んだり、推しが主演する作品の原作本を読んだりしたことはあるけど、推し自身が書いた小説を読むというのははじめての体験だった。読んでいるとなんだかケンチさんの頭の中を覗き見しているような感覚になって、こんなものを読ませていただいていいのだろうかとすら思った。ケンチさんが選んだ言葉を、ケンチさんがつづった文章を300ページ超も読めるなんて贅沢すぎる!
小説とはいえケンチさん自身の実体験がもとになっている作品だから、断片的に聞いたことがあるエピソードもいくつか登場して、点と点が大きなうねりで繋がっていくような感じがした。「鉄平」との関係性はさすがとしか言いようがない。完全フィクションだと言われたほうが納得いくようなふたり! すごい!
読んでいてなにより衝撃だったのはダンスシーンの描写。全力で踊っているときの肉体的、精神的な感覚がありありと描かれていて、躍動感というか疾走感というか、踊ることを生業としている人がダンスを描くとこうなるのかと感動した。読んでいて息切れしそうだった。音楽という形のないもの、ダンスという極めて身体的な行為を文章に落とし込むのって簡単じゃない。一冊を通してすごい疑似体験をさせてもらった。
【読んだ目的・理由】ケンチさんの作家デビュー作が読みたかったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆3.9
【一番好きな表現】手放していいんだ。頭で考えるな。身体はしっかり覚えているから。(本文から引用) -
【圧巻の青春小説、EXILE橘ケンチついに小説家デビュー!】ダンスに焦がれ、人生を懸けると決めた。昂る想いを胸に、夢を追った。実体験をもとに紡がれた、狂おしいほどに熱い日々の物語。
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