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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784163917320
作品紹介・あらすじ
死んだはずの名投手とのプレーボール
戦争に断ち切られた青春
京都が生んだ、やさしい奇跡
女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。
謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。
京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは--
今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない
青春の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る感動作2篇
第170回直木賞を遂に受賞!
みんなの感想まとめ
青春の不思議な出会いと感動を描いた物語が二篇収録されており、どちらも京都を舞台にしています。高校駅伝に挑む女子高校生の話では、仲間のために全力を尽くす姿が描かれ、純粋な友情と努力の大切さを思い起こさせ...
感想・レビュー・書評
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第170回直木賞受賞作。
『十二月の都大路上下ル』『八月の御所グラウンド』の2篇収録。
どちらも京都を舞台にした、ちょっと不思議で、優しくて切ない物語。
『十二月の〜』は、高校駅伝の全国大会に挑む高1女子の話。
スポーツ・友情・努力みたいな、どストレートな話に弱いので、胸にグッときた。
振り返れば、一切の打算無しに「仲間のために頑張る」って学生だけに許された特権だったんだろう。そんな素敵な時間。
『八月の〜』も良い。
就活をろくにしていない、すこし自堕落な男子大学生。彼が夏休みに、何だかヘンな草野球大会に参加する話。
ゆっくりと過ぎていく京都の夏。不思議な出逢い。どこか懐かしさを憶える。そして、心に熱い火が灯る。
貴方がもし元気がなかったり、後ろ向きになっているなら、ぜひ読んでみてください。
もうちょっと頑張ってみよう、自分だけじゃなくて、他の誰かのためにも。
そう思える、素敵な作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私にとって初めて読了した万城目学さんの作品であり、直木賞受賞作品。『十二月の都大路上下ル』と『八月の御所グラウンド』の2篇からなる作品。京都を舞台にした不思議な世界観を楽しく味わった。どちらの作品も登場人物が個性的であり、愛おしくも感じた。また、中心的な登場人物が出会う登場人物が現実に存在しないものであるといった世界が楽しくて、味わい深く感じられた。万城目学さんの別の作品を読んでみたくなる作品との出会いとなった。
『十二月の都大路上下ル』の舞台は、女子全国高校駅伝。実際に開催されている京都での駅伝大会が舞台になっていて、私の記憶と繋げながら読み進めた。中心人物は坂東、高校1年生。坂東の高校は27年ぶりに女子全国高校駅伝に出場する。1年生の坂東は補欠のメンバーとして京都に来ていた。
坂東は補欠要員として大会前夜を迎えていた中、監督に呼ばれエントリー変更によってメンバーとして走ることを告げられる。しかも5区でアンカー。坂東の複雑な心境が伝わってきてドキドキする。補欠とはいえ、走るつもりのなかった大会に参加するという心境は、想像を超えていく。本番を走るというプレッシャーの要因となっていたものに、坂東の弱点があった。それは、方向音痴だということ。それは、坂東の魅力でもあり、この作品の展開に大きく影響していく。そこが、万城目さんの構成の面白さであり、登場人物の設定の面白さだなと感じる。
大会本番に不思議な現象が起こる。そのシーンは、坂東が方向音痴であることが原因で起こる。だからこそ、何か滑稽な感じがして微笑みながら読んでいた。
坂東が走る区間には、自信に満ちて対抗心を露わにしている荒垣新菜がいた。そういうランナーと走ると持っている力以上のものが出ることもあるだろうな。坂東は荒垣と競り合いながら、必死についていく。その様子は、感情が昂るぐらいの描写が続く。万城目さんの描写が胸を揺さぶる。
そこに、突如現れる歩道を走る集団。それは、羽織袴で新撰組のマークが入っているコスプレのような衣装。「誠」の旗もかかげている。京都ならではかなと感じながら読み進めていくが、違和感も感じる。その正体は何なのだろう。しかし、その集団のおかげで、坂東はコースを間違えそうになるところを助けられた。何とも奇妙な話であり、面白さが増す。そのレースで現れた集団は、レース後の坂東と荒垣の会話で、実在しないのではないかという方向へ。幻を見たのだということ。しかも、坂東と新垣にだけ見えたところが面白い。二人にしかわからない、走っていた競り合っていた心情が伝わってくる。
そして、来年の大会で競うことを誓う二人。青春であり、ライバルであり、まだまだ伸びゆくであろう二人の今後を想像して、明るく前向きな気持ち膨らむ。過酷なレースであるからこそ、分かり合えることもあるのだろうな。競い合った二人にしかわからない、これからのライバルストーリーに胸がワクワクしてくる。競っているのに、高め合おうとしていている感じがする。スポーツの世界には起こりうるかもな。だから、技能が高まり、記録も更新されていくのだろうな。来年での対決を誓い合う二人に清々しさと強さを感じる。駅伝に懸ける熱量が大きいな。競技を目指す人の気持ちには、こういった思いが強くあるのだろうな。それは、他のものでも当てはまるかもな。仕事や生活の中に、メリハリのある目指すものを持つこと、それがあるといいかな。
『八月の御所グラウンド』の舞台は御所グラウンド。そこで、開催される草野球の「たまひで杯」。「たまひで杯」のそもそもの開催理由が面白い。京都のクラブのママであるたまひでを尊んで開催される。何か単純でそこを目指して男たちの争いに滑稽さも感じつつ、のめり込んでいく登場人物たちの描写に引き込まれていく。
この作品の登場人物たちも魅力的で、万城目さんの描写の細かさに魅力を感じる。中心人物である朽木は大学4年生。苦学生だったため、借金の返却の延期の代わりとして参加した。借金していた多聞に誘われて。多聞は大学卒業の単位習得のため、担当教授の指示に従った。つまり、この大学教授がたまひでに好意を寄せているということ。単純な思いを想像すると可愛さすら感じてしまう。別に野球で対決しなくてもとも思うが。それに夢中になる登場人物に感情移入してよっていってしまう。すごいな万城目さんの描写。
その他の登場人物にえいちゃんがいる。このえいちゃんと連れの二人、合わせて計3人が、何やら不思議な存在となってっくる。いや、作品の中で実在しないのではないかという展開に。これは前作の新撰組と同様な状況となる。面白いな。こういう作品を読んだことがなかった私は、その面白さを感じ続けていた。不思議だけど、あったら面白いなとも思う。過去に生きた人が、現在に登場するなんて、そんなことはないといえないのでは、とすら思いながら楽しく読み進める。
この展開に中国人留学生のシャオが加わり、さらに展開が面白くなる。シャオがえいちゃんと沢村栄治の関係を推理していく。そこには、様々な資料から紡いできたシャオなりの立証があった。沢村栄治について詳しく描かれていて、沢村賞やジャイアンツの永久欠番になっている理由も納得がいく。
多聞が率いるチームは、良い成績で1位が狙える位置につけていた。その3人の大活躍と野球素人であるシャオの活躍も重なり、チームは好成績に。いよいよ決戦となる試合。そこに3人の姿が現れるのかという展開にドキドキしながら、ページを捲るスピードが速くなる。
ラストは、緊迫感ではなく、ほのぼのとしたものに。こういう終わり方に万城目学さんの余韻を感じさせる描写がいいなと思う。どちらも競い合う中に描かれる登場人物たちの真剣さと滑稽さが面白かった。読んでいて、ずっと作品世界の中に参加できた。-
「いいね」ありがとうございます。
この作品、オイラも読了しました。
それにしても「いいね」の数、すごいですね!「いいね」ありがとうございます。
この作品、オイラも読了しました。
それにしても「いいね」の数、すごいですね!2025/07/13
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直木賞受賞作であり、万城目さん作品を初拝読。
京都を舞台にしたちょっと不思議なお話2作を収録。京都らしさ漂うファンタジー要素はあれど、どちらも大きく波風が立たない展開だけに、やや物足りなさも感じてしまった。それで手にとったわけではないが、帯にかかれている「感動&感涙の傑作青春小説」というのも、ちょっと違うかな・・と。結構、好評価の感想も多い中、こんな何も得られるものが無いような感想を残すのも気が引けるが、ここは自分の表現の場。こんな感想もあるということで。。 ★3.2 -
第170回直木賞受賞作。
京都を舞台にした、短編と中編が1作ずつ。
「十二月の都大路上下ル」
女子全国高校駅伝で、高校一年生の坂東がタスキリレーのアンカーを試合直前になって託されます。
坂東は酷い方向音痴で曲がる方向がわからなくて困っていると謎の新選組のような集団が現れて…。
「八月の御所グラウンド」
京都の大学四回生の朽木は高校の同級生で五回生の多聞に頼まれて野球チームの一員として、多聞の研究室の教授のチームで教授の行きつけの祇園の芸妓さんの名を冠する「たまひで杯」という試合に出なければならなくなります。
朝、5時半にモーニングコールで起こされ御所グラウンドで試合は始まります。
教授のチームはいつも人数が足りなくても、当日の朝になると必ず助っとが現れてなぜか人数はちゃんと九人になります。
ところが朽木に中国人留学生のシャオさんがおかしなことを言い始めます。
野球の沢村栄治賞のサワさんとメンバーのえーちゃんがそっくりだというのです。
二編とも京都という昔からの歴史のある土地で起こったちょっと不思議な青春ストーリーです。
私も若い頃京都に住んでいたことがありますが、京都に何か霊がいるなんて想像したこともありませんでした。
万城目学さん、初読みでしたが、他の作品もこんな作風なのでしょうか。-
くるたんさん、おはようございます♪
私は、万城目さん初読みでした。
『鹿男あをによし』、登録して冬になったら読んでみますね!くるたんさん、おはようございます♪
私は、万城目さん初読みでした。
『鹿男あをによし』、登録して冬になったら読んでみますね!2024/05/12 -
まことさん、こんばんは♪
便乗させてください
私も『鹿男あをによし』がかなり好きです〜♡笑
万城目学さんの魅力がいっぱい詰まった作品です
是...まことさん、こんばんは♪
便乗させてください
私も『鹿男あをによし』がかなり好きです〜♡笑
万城目学さんの魅力がいっぱい詰まった作品です
是非読んで欲し〜い、です(❃´◡`❃)2024/05/15 -
K村さん、こんばんは♪
K村さんも、お好きだということは、『鹿男あをによし』はかなり期待できそうです♪
冬になって、雪で、図書館に行けなく...K村さん、こんばんは♪
K村さんも、お好きだということは、『鹿男あをによし』はかなり期待できそうです♪
冬になって、雪で、図書館に行けなくなったら文庫を買って読もうと思います。ありがとうございます。2024/05/15
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直木賞受賞作品
京都を舞台にした二つの物語
これが新しい万城目ワールドなのかなあ…?
『十二月の都大路路上下ル』
無慈悲な底冷えのする冬の京都
女子全国高校駅伝に補欠登録されたサカトゥーが、急遽出場することになる
大会中、彼女が見た不思議な光景とは…
サカトゥーは「絶望的なくらい方向音痴」なんだけど、その音痴ぶりがまるで自分と同じで、そこ笑う所なんだろうけれど笑えなかった(^^;;
『八月の御所グランド』
殺人的な蒸し暑さの夏の京都
御所グランドで、たまひで杯優勝に向けて朽木達は野球の試合をするのだが、いつも人数がギリギリ
その場にいた三人に飛び入り参加してもらうのだが…
まるで冬の京都と夏の京都に自分もいる様な気持ちにさせる描写は流石です( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )♡
現代的な描写と京都ならではのファンタジーを織り交ぜた万城目さんらしい設定なんだけど…
もっと来い!もっと絡んで!もっと暴れて!
…欲しいんだよ〜ん٩(・̆ᗝ・̆)
これはこれでいいのかもしれない
サラッとしたティストで、ちょっと不思議な世界でありながら温かい
でも直木賞もなあ…
私はもっと面白い万城目さんの作品いっぱいあるのになあと思ってしまう
ちょっと物足りないので、まだ読んでいない作品を読んで、万城目ワールドに浸かることにするッദ്ദി^._.^)-
へぶたんさま♪
同じく寝落ち続きですZz◟(๑ᵕ⌓ᵕ̤)◞。o○
何度も同じ所読んでます笑
どうして本読むと眠くなるのでしょうか?
うちの...へぶたんさま♪
同じく寝落ち続きですZz◟(๑ᵕ⌓ᵕ̤)◞。o○
何度も同じ所読んでます笑
どうして本読むと眠くなるのでしょうか?
うちの旦那が「プリンセストヨトミ」が大好きで、超すすめて来たのですが、私もなかなか読み終わらなかった記憶があります
因みにこの本は、薄口なのでサクッと読めましたよ
(⁎˃ᴗ˂⁎)2024/03/10 -
K村さま♪
そうなんです!同じ所何回も読むんですよ!そして進まない(笑)本から何かでてますね、きっと(^^;
そしてこのお話、薄口なんで...K村さま♪
そうなんです!同じ所何回も読むんですよ!そして進まない(笑)本から何かでてますね、きっと(^^;
そしてこのお話、薄口なんですねー。なんか意外です(^^;2024/03/10 -
へぶたんさま
本から見えない目潰し光線出てますよね〜
そう、薄口ティストなんで、新しい万城目ワールドなのかなあ??と思ってしまったんです
...へぶたんさま
本から見えない目潰し光線出てますよね〜
そう、薄口ティストなんで、新しい万城目ワールドなのかなあ??と思ってしまったんです
読んでみてくださいよ、ゆっくりお待ちしております♪2024/03/10
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第170回直木賞受賞作。
2部作からなる小説で、短編の『12月の都大路上下ル』中編の『八月の御所グラウンド』の2作。
両作共に読みやすかったです。ただ、設定は良かったのにファンタジーにする必要あった?っていう何とも腑に落ちない作品でした。私は短編の方が好き。
青春スポ根系に一手間加えた作品に仕立てたのでしょうが、私はどストレートが好きでして、帯見て分かってはいましたが、途中から変化球だったので、どうせやるなら終いまで書き切って欲しかったかなぁ。これが万城目ワールドなのは承知ですが、好みの問題です。 -
ぜひとも映像化してほしい作品。
一編目の「十二月の都大路上下ル」がとても良いプロローグ的な導入になっていて、次の表題作も同じように不思議なことが起こるのかな?と自然とフワーッといつの間にかあちらの世界に連れて行かれてしまったような、そんな感覚。
八月に京都に残っている人は“八月の敗者“なのだそうです。八月の京都の暑さに勝てる者などいない。皆、実家に帰ったり旅行をしたりしているのに、彼女にフラれて何も予定がなくなってしまった、そして、就職活動もせず怠惰な生活を送っている朽木。就職は決まったけれど卒業できる見込みがない多聞。
多聞は卒業させる代わりに、草野球大会で優勝しろ!と担当教授から仰せつかる。
寄せ集めのメンバーで草野球をすることになった朽木と多聞。メンバーが足りなくて、その辺を歩いている人にまで声をかける始末。
真夏の早朝、夜の仕事が終わったばかりの派手なスーツの金髪君や、工場の仕事に行く前の作業着君、はたまた、中国人留学生の女子まで。
どうしても卒業したい多聞が一生懸命寄せ集めたメンバー達。
何やってんだよーと読み進めるうちに、メンバー同様、ここまできたらぜひとも優勝してほしい!と思わせられるから不思議。試合の成り行きに夢中になっている私。
でも、ここから不思議な世界になってくるのです。
ここからはぜひとも読んで確かめてほしい。
京都のうだるような暑さ。送り火。お盆。終戦記念日。映像が浮かび上がってきます。
夏休みももうそろそろ終わりだなぁ、と感じ始めるこのくらいの時、やっぱり日本人には感じるものがある気がする。日本人特有の感覚が。
とても良かった! -
久しぶりの万城目さん
直木賞の作品、図書館で借りれたので!
この人も舞台が京都多いから、場所思い出しながら読めるのが良い!
御所のグランドでの野球やけど、人足らんで、ボコボコやけど、続いてる…
何で、こんな野球、朝早よから、やってんねん!
タブレットで、調べる…
「えーちゃん!」
実は、沢村栄治やと!
まさに、「フィールド・オブ・ドリーム」やん!
「フィールド・オブ・ドリーム」の日本版や!
沢村栄治さんって、巨人やから、あっちの人かと思ってたけど、京商やん!昔は、京商強かった!甲子園によく出てた。
今は、よく分からん名前になってるけど、懐かしい。
沢村栄治さんも、戦争の為に、思うように野球出来ずに、今も草野球に出てるのか…
ちゃんと野球したかったんやろな.°(ಗдಗ。)°.
そういう人らが、野球やりに来てもええやん!どんどんおいで!
いやいや、「フィールド・オブ・ドリーム」やと思うと、高得点やわ。
あれ!良かったもん!
また、観たい!-
2026/04/18
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万城目さん、未読です!!
と思ったら読んでました
マドレーヌ夫人!
万城目さんの作品って感じしなくてびっくり!!万城目さん、未読です!!
と思ったら読んでました
マドレーヌ夫人!
万城目さんの作品って感じしなくてびっくり!!2026/04/19 -
どんぐりさん
それ手元にあるけど、まだ読んでない(^◇^;)
結構、映画化されたりしてるので、映画観るのも良いかも?変な世界ですけど。どんぐりさん
それ手元にあるけど、まだ読んでない(^◇^;)
結構、映画化されたりしてるので、映画観るのも良いかも?変な世界ですけど。2026/04/19
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8月が終わる前に読んでみたいと思ってた作品。
京都が舞台で引き込まれていきました。
パロディさが抜けてしまった感があるのですが、どことなくもの悲しさが歴史ある京都にはあってるようで、不思議な光景がスローモションで再生されると心残りが浄化されていくようでした。 -
夏の終わりの今にぴったりな、不思議なお話。
駅伝もよかったけれど、やはり2作目の野球の話がよかった!
なぜか揃ってしまう、朝6時からの野球。
一緒に野球をしたメンバーの過去を思うと、つらいところもあるけれど、こうやって一緒に野球ができたことは心温かくなる。
京都というのが、また雰囲気を出していますよね。 -
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伏線が綺麗に回収されていくのが快感だった。
不思議な出来事は誰かに話すと怒らなくなるというのはなんとなくわかる気がするけど、どこかで体験したっけ…?したことないはずなのに体感したかのように感じて不思議だった。
送り火、一回見てみたい。
この話を読んだ後に見たら感動が増しそう。
細かい描写が好み。-
とがさん♪こんにちは!
木蔭にいた人、野球が出来て
良かったなぁと思います!
私も大文字焼きを見てみたい!
とがさん♪こんにちは!
木蔭にいた人、野球が出来て
良かったなぁと思います!
私も大文字焼きを見てみたい!
2026/03/14
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あり得ない設定ではあるが、楽しめた。もうすぐ8月15日。19歳、20歳で学徒出陣させられた若者のことを思うと、ちゃんと生きなければと思った
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第170回直木賞受賞作
「まきめ」さんとお読みするんですね。万城目学さんの名前は度々お目にして気にはなっていたけど初読み。
京都大学卒。
2006年のデビューというからけっこうベテランさん。直木賞の候補に過去5回もなっていて、6回目の今回受賞。
wikiによると「日常の中に奇想天外な非日常を持ち込むファンタジー小説で知られる」とのこと。
今回職場の方にお借りしてお読みしました。
中編2作?短編1作と中編1作?というボリュームで、文章も読みやすいので無理なく1日で読み終えられる。
京都を舞台に、スポーツの中での歴史上の人物との幻のような出会い。
「十二月の都大路上下ル」は女子全国高校駅伝。爽やかな心地よさに包まれてとても好きな作品。
「八月の御所グラウンド」は真夏の早朝の草野球大会。
京都御所内にあるグラウンドでレジェンドであるあの大投手との邂逅。
「俺たち、ちゃんと生きているか?」
思わず口に出た問い。
優しい感動を与えてくれる良書。
この本も疲れている時にいいんじゃないかな。
♫さらば碧き面影/ロードオブメジャー(2006)-
どなたも訂正されないのでコメントします。
「まぎめ」じゃなくて「まきめ」です。
私もずっと間違えていたので気になるんですよね (^-^)...どなたも訂正されないのでコメントします。
「まぎめ」じゃなくて「まきめ」です。
私もずっと間違えていたので気になるんですよね (^-^)♪
2024/03/10 -
Kazuさん
コメント今気づきました。
ありがとございます!
そうですね。
こっそりと訂正しとこっと笑
ちなみに、僕はずっと「まんじょ...Kazuさん
コメント今気づきました。
ありがとございます!
そうですね。
こっそりと訂正しとこっと笑
ちなみに、僕はずっと「まんじょうめ」だと思ってました。
2024/03/12
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万城目学さんは、京都を中心にした青春小説で、非日常の万城目ワールドなる世界観で人気を博しているらしい。これまで未読でしたが、本作は如何に‥。
表題作「八月の御所グラウンド」の他に「十二月の都大路上下ル」という短編が収録されています。率直に言って、本作は思いの外面白かったです。
切なさと味わい深さという点では「八月の〜」、清々しさでは「十二月の〜」でしょうか。個人的には、後者の女子全国高校駅伝で都大路を走る女子高生の短編の方が、より魅力的でした。
駅伝並走って、新撰組の応援?悪戯?(未読の方は意味不明でしょうが、是非ご一読を!)
2篇とも京都の歴史と街並みを感じさせてくれる作品で、日常の中に非日常を取り込み、さり気なく読み手を前向きに、そして爽やかにしてくれる物語でした。
いにしえの都人が暮らしていた京都。京都だからこそ成り立つ、生者と死者が交錯する無理矢理感のない展開に、心がじんわり温かくなる不思議な読後感がありました。
万城目さんの瑞々しい繊細な感性が、程よい京都所縁の虚構世界を通じて見えないものを見えるようにしてくれ、更には忘れていた大事なことを思い出させ気付かせてくれている気がします。
青春×スポーツ×京都の小説ですが、どこか静かで控えめ、ノスタルジーと爽やかさが共存する秀作だと思いました。 -
前半の十二月の都大路上下ル
先輩の不調によりピンチランナーとして女子全国高校駅伝に挑んだ方向音痴の女子高生。
壬生の新撰組の亡霊と一緒に走るサカトゥ。
爽やかな青春物語です。
後半の八月の御所グラウンドは
謎の草野球大会でした。-
マメムさんコメントありがとうございます。
ホントにシリーズ化してほしいですね。
サカトゥさんの2年、3年の頑張りが知りたいです^_^マメムさんコメントありがとうございます。
ホントにシリーズ化してほしいですね。
サカトゥさんの2年、3年の頑張りが知りたいです^_^2024/06/18 -
岳東さん、お返事ありがとうございます。
そうですよね。本作からスピンオフしてでもシリーズ化して欲しいと思いました。
駅伝はタスキで青春を繋ぐ...岳東さん、お返事ありがとうございます。
そうですよね。本作からスピンオフしてでもシリーズ化して欲しいと思いました。
駅伝はタスキで青春を繋ぐという魅力がありますが、サカトゥさんのような個性豊かなキャラクターが奮闘する所が更に味わいを引き出しますね。2024/06/18 -
2024/06/18
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万城目学さん著『八月の御所グラウンド』の概要と感想になります。
概要ですが、本作は『十二月の都大路上下ル』の短編と表題作『八月の御所グラウンド』の二編で構成されています。
前半は女子全国高校駅伝、後半は御所グラウンドで繰り広げられる草野球というスポーツを題材とした作品ですが、京都の冬と夏をそれぞれ対比させながらスポーツに挑む人たちの模様を描いた作品になります。
感想ですが、前半の『十二月の都大路上下ル』を是非ともシリーズ化して欲しいです!!
表題作より段違いで面白かったと個人的に感じた本作は第170回直木賞を受賞していますが、『十二月の都大路上下ル』を肉付けした作品一本の長編でも受賞出来たのでは?と思ってしまう味わいでした。(それが叶っていたら星5でしたね。)
万城目学さんは今作が私にとって初読みでしたが、また追いかけたくなる作家さんが増えて嬉しいです^_^ -
京都を舞台にした青春感動作・2篇
万城目学さんは初読みだったが、とても読みやすくしかも温かさもじんわりと伝わってきた。
十二月の都大路上下ル〜女子全国高校駅伝のピンチランナーとして挑んだのは絶望的に方向音痴なサカトゥーである。
スポーツ物にありがちな根性や努力や忍耐を少しも感じさせずにさらりと楽しめるのが良かった。
八月の御所グラウンド〜こちらもゆる〜く始まる。メンバーが毎回揃わず…なのに誰も焦らず、でも最終的にはギリギリ9人揃って野球の試合ができちゃうという、なんとも面白くてちょっと幻を見るような不思議さもある夏の8月のいちばん暑いときの話。
次はどうなるのだろう…などといろんな期待と想像とでちょっとワクワクできた。
駅伝では冬の無慈悲な底冷えの寒さを感じ、野球では夏の殺人的な蒸し暑さを体験するという京都らしい季節を盛り込んでいる。
何度か京都には行ったが、祇園祭はめちゃくちゃ蒸し暑いし、冬の嵐山は足の先から冷えてくるのでたまらなかった。京都は好きなんだけど暮らすには身体的にきついかなぁと…。
そんな京都を思い出してしまった。
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就職も諦め、バイトをするでもなく、何もかも諦めた、大学4回生の朽木は、夏休み前に、「あなたには火がない」と言われ、彼女に振られた。
ある日、朽木は、昔の借金をカタに、友人から、野球の試合に出場させられる羽目に。
ただでさえ暑いのに、早朝とは言え、真夏の京都盆地。御所G。
半覚醒状態で臨む野球の試合。
人数合わせの不思議な3人組。
試合を重ね、不思議な3人組の謎を解いているうちに、朽木の中に、「火」が着火したように感じ始める。
「もっと生きていたかっただろうな」
このセリフに、この作家氏の、反戦に対する気持ちが、感じられた。
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