ヒトミさんの恋

  • 文藝春秋 (2023年8月28日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ) / ISBN・EAN: 9784163917443

作品紹介・あらすじ

沢村ヒトミ40歳、
14コ下の後輩に恋をしたーー


……あと5歳若かったら何か違ってた?
心弾む恋、それを制する年齢、ヒトミさんの恋の行方は――⁉

   ***

同居している両親の老いを身近に感じながら、
好きな人に会いに行くために、少しでも若く見える
ワンピースを身にまとうヒトミさん。

「沢村さん家のこんな毎日」の物語の後ろで
ヒトミさんのひさしぶりの恋は、走り出していた。
恋でしか味わえない、この胸の高鳴りとともに…

「ヒトミさんの恋」という描きおろし作品の中に「沢村さん家」シリーズの過去の回をちりばめて新しい一つの物語にする、という初のセルフリミックス・コミック!!

みんなの感想まとめ

恋愛の複雑さと年齢による心の葛藤が描かれた物語。40歳のヒトミさんが14歳年下の後輩に恋をし、その恋の行方や心の動きを冷静に見つめる姿が印象的です。彼女は、恋愛を通じて感じる高鳴りや切なさを味わいなが...

感想・レビュー・書評

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  • いやぁ〜切ないわあ。
    歳下の彼に恋したヒトミさんの気持ち、わからなくもないけれど…
    恋の終焉は間近だと感じるあたりは、冷静ではあるけれど…
    季節の移ろいよりも淋しいではないかと思う。

    最近の出来事その①iPhoneのバージョンをUPした
    最近の出来事その②初めて顔のシミをレーザーで取った
    最近の出来事その③マカベくんのことは終了した

    新しくしたことに追加するようにマカベくんのことを終わらせたヒトミさんは、別れをイベントのように誤魔化していたのかな。

    だけど友だちとの会話のなかで、「また恋したいって思えるのっていいよね。臆病になって失敗した恋だってあったかもしんないけど恋の真っ只中にいるときって、吸ってる空気すらいつもより違うみたいな」と言えてるヒトミさんにいい恋してたんだなぁと思うと心から安心したような…親になったような気持ちがした。




  • 沢村さん家シリーズの番外編。シリーズ6作目。
    ヒトミさんの恋編。せつない編。

    まず思うのが、表紙の絵がきれい。

    ちょっとネタバレ
    14個歳下のマカべくんとのアレやこれやを中心とした、哲学エッセイ風物語。

    40歳ならではの、ベテラン感のある恋でした。
    余裕とでも言いましょうか。

    他の人には秘密の恋。二人だけの秘密。誰にも言ってない期間って何とも言えない蜜月なのです。
    始まるときの感じなぁ…。

    マカベくんの転勤とともにフェイドアウトしていきます。
    終わりが来ても余裕風味…。
    「いつか結婚するマカベくんを見る刑」に処されるのです。の心のセリフにも余裕。人生のスパイスと捉えることができるヒトミさん。大人です。

    その理由は…
    自分を「歳を取らない物語の中の主人公」とするマインド。も、そのひとつ。

    「究極の客観視」「俯瞰」の視点を持つって言う技を習得してるんだな。ヒトミさん。

    でも、本当は傷ついてるはずのヒトミさん。
    強がり度70%と言うところでしょうか。
    しなやかに、冷静に対処。大人です。

    そうそう、ミリさんの作品って、どこか冷静な感じがあるのは、客観視のなせる技なんだな。

    実際は、
    こうは、いかないよなぁって思っちゃうけど。
    こうなりたいとも思ったり、思わなかったり。
    恋のジェットコースター感…。
    上がったり下がったり…
    大切だよなぁ。あんまりあんまり客観的すぎると、そんな醍醐味も流してしまう。のももったいない。
    主観のダイレクト感。
    ダイナミック感も大切かなと。
    そんなことを思いました。

    永遠の40歳のヒトミさん。

    いつまでも、変わらない物語がそこにある。
    っていいなぁと思いました。

    それにしても、ヒトミさん…モテるなぁ笑

    ミリさんがモテるんだべな。
    こんな物語を生み出せるひと。当然か

    感想を書いた後に、皆さんの感想を読んでいたら、沢村さん家シリーズの抜粋もあるとか?
    初見感しかない私…。
    とにかく、再読したくなりました笑。
    伏線探し的な読み方もアリかも。

  • 主人公が自分と同年代のせいか共感できる点が多かったような気がします。

    年齢重ねると、急展開とか急激とか、”急”な変化に心が追いつかないんですよね。
    年下彼氏と付き合ってすぐに同棲を提案されたり。
    かと思えば、年下彼氏が福岡に転勤になり「一緒に来ませんか?」に即決できなかったり。
    四十まで独身でいた人間に、結婚の二文字がチラつくと選択に覚悟がいるのは納得できる。
    ましてや、自分よりも将来性のある若者。

    「独身の安定性」と「未知なる結婚」を天秤にかけた時、勢いと度胸がないと後者を選べないような気がします。
    若いと勢いと度胸はちょっとした力で出来ちゃうもんですが、年取ってくるとちょっとした力では乗り越えられんのです。
    どっちを選んでもリスクがあるなら、まだ想像できる未来を選んでしまうんだろうな。
    保守的な私はヒトミさん同様、冒険は出来ないのでした。

    ”美しい夕焼けを美しいと言い合えるのもまた、
    人生の喜びのひとつなのだ”

    こういった日常のちょっとしたことに感動できる。
    感性の合う人と、一緒にいたら何となくこうなっちゃってた、みたいな自然な流れがベストですよねぇ。
    (こんなに上手くいく話があるのか疑問ですが)

    それにしても、私、四十で独身だったらイケメンの年下男子にときめくんだろうか??
    アマプラでドラマ見てるとイケメンばかり登場するので、キュンキュンしてますが、あくまでエンタメですからね。現実とは異なりますよね~。

  • 大人の恋
    年々難しくなっていくよね…

  • 沢村さん家シリーズだった事を知らずに読んでしまった。益田ミリさん大好きなのになぜか沢村さん家シリーズは手付かずだったので、これをキッカケに読み始めよう。

    改めて、同感しかない作品。
    疲れている時に読んだら、みんな同じこと考えてるんだなって元気出そう

  • ヒトミさん(40代)の恋愛模様が描かれている1冊。年齢を重ねても恋に対するときめきや感情ってそんなに変わらないのかなと思いました。そしてヒトミさんの両親とのやりとりが温かくてほっこりもしました。いくつになっても恋愛って難しいんだな〜と思いました。

  • わたしとはまったく正反対な感じの主人公ヒトミさん。
    おっとりした感じだけど、結構モテて、40代未婚❤️
    正反対な感じだけど、子供の頃想像していた大人になっていないってところは共感‼️‼️
    っていうか、それ、みんな言うよねー(笑)
    ほのぼのしつつも、的を得た漫画‼️
    大好き❤

  • あぁーなんともいえぬ切なさがあるなぁ。
    10歳以上も年下との恋の行方もまた、どう表現すれば良いのか言葉が挟まって出てこないような色んな感情が喉の奥に渦巻くこの感じ…ぬおおぉ。。。
    恋愛がスタートするタイミングに限っていくつかの関係が発展しようとして、バラバラに来てくれよーーーというのはよくあることかぁ(泣き笑い)
    仕事や少し気持ちにゆとり感のあるプライベート時間の過ごし方しかり、若者との距離感しかり…絶妙な年齢の感覚をつかんで表現されてるなぁと身近に感じた。

  • 14歳下と付き合う勇気はないかな…
    でも釣り合う釣り合わないを考えて妥当なラインで手を打つより、こんな恋をしたんだよって、誰に言わなくても、自分の中の武勇伝としてしまっておけるのも良いなってちょっと思ったりもして。
    益田ミリさんの作品は、同年代女性の共感を呼びやすいと思うのです。

  • 14歳年下の後輩との恋。
    やっぱり遠距離は難しいのか?
    それとも年齢差が気になるのか?
    どちらにしてもヒトミさんは穏やかだ。
    静かに恋の終わりを受け入れている様はとても清々しい。

  • ヒトミさんよりもちょっとだけ年上の私。
    なので、ちょっと前ならわかる心境かも。
    40女子は職場も、実家も、女友達も、恋も悩ましい。

  • ミリさんの3年前の既刊で、まだ読んでないことに気づいて手に取る。そんなきっかけだったから、読んでいる最中に表紙を確認してしまったが、正真正銘の「恋の話」だった。
    恥ずかしながら、そんな気持ちと縁遠くなって久しいけれど、「今晩泊っていく?」とか「今度温泉行かない」とかで付き合いがはじまるんだ。なんかそんなことも忘れちゃった。

    p15
    近所のおばさんに、ひとみさんの小さかった時の話をされて
    *小さかったわたしを知ってる人がいる。それをわたしはもっと尊いものだと思わなくては
    おばさん、おぼえててくれてありがとう。

    p126
    *この感じからすると
    恋の終演は間近だと思われるわけですが
    悲しくない
    と言えば嘘になる
    夜の東京タワーに上った去年のクリスマスを思い出せば
    むろん切なくなるのだけれども
    そういう”予感”の中でしていた恋なのかもしれあに。
    と思えるほどには歳を取っている

  • 肩の凝らない益田ミリさんのマンガ。40歳の独身女性の恋愛事情に揺れ動く乙女心。焦りと諦めが入り混じる。40歳って、女性がおばさんになるちょうど分岐、境目の時。仕事があって、自立できる現在、女性にとって結婚って何、何なんでしょう・・・。

  • うちの親は早くに亡くなったから、ひとみさんの感情は味わえなかったけれど、いつまで…って切ないだろうな。 その恋も期間限定だったから、40代の切なさを描いた作品に感じた。

  • 40代女に沁みた!
    たぶんこれ20代のとき読んでもおもしろくなかったのでは…?
    軽く読めた

  • やだ
    のコマが最高だった。
    この歳だから言えるやつだ!とニヤついてしまった。

  • 私がヒトミさんだったら

    こういうことに大切な時間は使わないと思いました。

    (「ジャニーズ問題に嵌ってるあなたなんかに言われたくない」と言われそうですが)

  • 40代の女性の揺れる恋模様と歳を重ねる親に対しての思いが描かれている。
    この先、自分もこんなことを考える日が来るのかな。。。来るんだろうな。と考えながら読み進めた。
    特別な出来事が繰り広げられるわけではなく、日常が舞台の物語。自分や周りの人の今後について先回りして考えるきっかけをもらえた様な気がする。
    次はじっくりとお茶でも飲みながら読んでみたい。

  • おもしろかった♪

    「沢村ヒトミ40歳、14コ下の後輩に恋をした」
    おもしろそうな話でしょ。一気に読みました。本の装丁もかわいい。
    ヒトミさんの恋の話もおもしろいけれど、沢村家の様子がとても愛おしい。ヒトミさんと両親との何気ない日常がとても素敵で、もう若くない親の姿からヒトミさんが感じることの一つ一つに共感しながら読んでしまった。

  • 結構シュールな40代の恋と生態(?)の話。「髪の分け目」とか「見えるとこだけムダ毛手入れ」とか、読んでるだけで「ああっ!」と叫びたくなるような妙なリアル。

    p115ベージの最後のコマの真顔がツライ。もうこういう話がササルお年頃ではない自分ですが、ほぼ同じ年ごろの著者が去年これを出版したことを思うと「感性若いなー」とちょっと羨ましくなりました。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『しあわせしりとり』『東京あたふた族』『中年に飽きた夜は』『今日の人生』シリーズ、『ほしいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』(以上、ミシマ社)、『すーちゃん』(幻冬舎)、『サトウさんの友達』(マガジンハウス)、『沢村さん家のこんな毎日』(文藝春秋)、『ランチの時間』(講談社)、『泣き虫チエ子さん』(集英社)、『こはる日記』(KADOKAWA)、『永遠のおでかけ』(毎日新聞出版)、『小さいコトが気になります』(筑摩書房)、『小さいわたし』(ポプラ社)他、多数。共著に絵本『ゆっくりポック』『はやくはやくっていわないで』(以上、平澤一平・絵、ミシマ社)などがある。『ツユクサナツコの一生』(新潮社)で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。

「2026年 『新装版 そう書いてあった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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