ハンティング・タイム

  • 文藝春秋 (2023年9月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784163917580

作品紹介・あらすじ

ドンデン返し20回超え。
世界一のサプライズ作家の最新作。


優秀なエンジニア、アリソンが娘とともに姿を消した。DVで投獄されていた元夫ジョンが突如出所、彼は自分を告発したアリソンを憎んでいるという。元刑事であるジョンは、そのスキルを駆使して逃亡したアリソンを追っていた。ジョンより早く彼女を発見してほしい――コルター・ショウのもとに依頼が舞い込んだ。依頼人はアリソンの雇い主。彼も事態を深く憂慮していたのだ。しかしほどなくして、ジョンと関係の深い犯罪組織からも二人組の殺し屋が送り込まれたことが判明した――

逃げる母娘。追う三組のプロ。熾烈な追撃と反撃の末に明らかになる真実とは? 反転する構図、二重底三重底の策謀、伏線と見えぬ伏線、すぐそこにあったのに目に見えていなかった大犯罪――

読者をあざむき、驚かせるミステリを書きつづけてきた巨匠が、キャリア35年にして放つ渾身のサプライズ・ミステリ。

足元をすくわれすぎて著者に接骨院の請求書を送りつけたくなるレベル。
――デイリー・エクスプレス紙

サプライズ満載。読者が最後の大逆転にやられる確率100%。
――フィナンシャル・タイムズ

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれる追跡劇と驚愕のどんでん返しが織りなすサスペンスが魅力の作品で、優秀なエンジニアのアリソンと娘が姿を消し、元夫ジョンが彼女を追う物語が展開します。ジョンの出所により、アリソンの雇い主から依...

感想・レビュー・書評

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  • ★5 ハラハラドキドキ… 迫りくる追っ手から逃げられるか? 驚愕サスペンス #ハンティング・タイム

    ■あらすじ
    かつて鉄工場で栄えていた街、現在は川や土壌は汚染されてしまい、斜陽の一途をただっていた。原子力テクノロジーの会社に勤める優秀なエンジニアのアリソンは、ある日娘と共に姿を消すことになる。なぜなら、DVの罪で刑務所に入っていた元夫ジョンが出所してきたからだ。彼はアリソンを追い続けている。
    勤め先の社長であったハーモンは、アリソンの捜索をコルター・ショウに依頼するのだった。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    おもろい。エンタメなサスペンスミステリーを書かせたら、まぁ世界一です。

    ディーバーはどんな作品もそうなんですが、文字を追っているだけなのに、まるで映画を観ているかのように絵が見える。プロットの切り取り方やセリフや情報の出し方が上手い。

    さて本作のメインの読みどころですが、ハラハラドキドキが半端ないのよ。追う者、逃げる者の距離感が絶妙。単なる追いかけっこではなく、実は頭脳戦、情報戦なところが熱いんすよ。ついに見つかっちゃう?捕まっちゃう? あーもう怖いし、そわそわしちゃう。でも読みたい。

    そして絵にかいたように申し分のない登場人物。おすすめキャラは殺し屋の二人、卑劣で変態、でもどこか芸術的でクールな彼ら。後半にかけて徐々にイライラしてくるのが小気味よく、読み手にとってはニヤニヤしちゃうんですよね。

    イチ推しはアリソンの娘であるハンナ。彼女のおかげで物語が面倒くさくなるけど、反比例して味わいも深くなってくるんです。懐かしいドラマTWENTY FOURのキムを思い出してしまいました。私は息子が二人いますが、やっぱり娘が欲しな~。可愛すぎだろうと… でも女の子を育てるのは難しそう。

    お得意のサプライズ演出も光ってます。そもそもタイトルのハンティング・タイムの意味も、思っていたのと全然違いました。なるほどなぁ~。そして次から次へと、えっそうだったの?!という展開が読者を楽しませてくれます。終盤は顎が何度も外れましたよ…治すのが大変でした。

    ■ぜっさん推しポイント
    ハンナとコルター・ショウと語る場面がカッコ良すぎて染みました。私は子どもたちにこんな風に思ってもらえるように生きているだろうか。どんなことでもごまかしたりせず、まっすぐ真剣に向き合うことが大事なんでしょうね。

  • 「どんでん返し20回超え。」

    いやいや文藝春秋さん
    数を誇るようになっちゃあおしまいよ┐⁠(⁠´⁠ー⁠`⁠)⁠┌


    っていや質も申し分なかった〜!
    というわけで懸賞金ハンター、コルター・ショウの新たな三部作が開幕です!

    しかしもうのっけから残念で仕方ない
    どうやら前作から3年くらい後の話なんだがヴィクトリアいないんよ
    好きだったのになー
    あ、前作でショウといい感じになった女の人ね
    ま、今作でもいい感じの女の人が登場するけどもね
    ソーニャね
    ソーニャもいいね
    緑の瞳が印象的な元軍人ね(諜報系?)

    ああ、ショウのパートナーになる女の人の話しかしてないw

    それにしてもとんでもない伏線の量だったよ
    まぁワタクシなんか初めから拾う気ないんでどんどん読んじゃいますけど
    いやもう全部やん!っていうその時々で物語を進めるのに直接関係ない描写全部やん!
    あ、ネタバレ?これネタバレ?
    って多分そう前もって言われててもΣ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)って感じになること請け合いです

    物語の本筋もわいが弱い系のやーつだった
    泣いた!。゚(゚´Д`゚)゚。


    そして次はどうやらライムシリーズが刊行予定
    楽しみ!

    • 土瓶さん
      幼少のみぎりの時分、文庫の「さらば宇宙戦艦ヤマト」で。


      泣かんわっ!
      (⌒▽⌒)
      幼少のみぎりの時分、文庫の「さらば宇宙戦艦ヤマト」で。


      泣かんわっ!
      (⌒▽⌒)
      2023/10/12
    • 1Q84O1さん
      ぼ、ぼくなくよー
      だって、こどものようにじゅんすいなこころをもってるから
      。・゚・(ノД`)・゚・。
      おじちゃんたちみたいにこころがドス黒く...
      ぼ、ぼくなくよー
      だって、こどものようにじゅんすいなこころをもってるから
      。・゚・(ノД`)・゚・。
      おじちゃんたちみたいにこころがドス黒くないから〜
      2023/10/12
    • ひまわりめろんさん
      (⌒▽⌒)この顔文字がこれほどまでに憎たらしく感じる日が来るとは
      (⌒▽⌒)この顔文字がこれほどまでに憎たらしく感じる日が来るとは
      2023/10/12
  • 面白かった。シリーズ物と知らずに読みましたが、前作読まずとも特に影響は無かったと思います。前半から中盤あたりまではなかなかテンポ感が緩めで1ページ2段構えのため文章量が多く感じたせいなのか、かなり読み進めるのに時間がかかってしまいました。しかし、追いかけっこが本格的にスタートし始めた中盤あたりからテンポもよく展開もわかりやすくて海外ドラマを見ているかの如く次から次へとページを捲っていける状態でした。ハラハラドキドキ感、真犯人とその真相に迫る感じが読み応えあり。あと非常に読みやすくしてくれている翻訳家さんだなと思いました。帯にドンデン返し20回越えとありますが、ちょっと20回もあったのかわからなかったです。またそのうち他のシリーズ作品も読んでみたいと思います。

  •  ディーヴァーの主力シリーズのリンカーン・ライムが、全身麻痺で動けないヒーロー(現代版アームチェア・ディテクティヴ)であるのに対し、近年になって登場したコルター・ショウはひとところに落ち着くことのない動く探偵である。初期シリーズであるジョン・ペラムに似ているが、そちらはロケ・ハンターという職業で、本シリーズ同様、米国内のあちこちに活躍の舞台を移していた。作者としてはペラムの進化型として、コルター・ショウのようなひとところに定住しない放浪型主人公を新たに生み出したのではないだろうか。

     当初三部完結と言われた本シリーズの三作目タイトルも『ファイナル・ツイスト』であり、内容的にもコルター・ショウの父や兄との関わりを軸に置いた作品であったこともあったことから、四作目の本書の登場は嬉しいサプライズであった。ショウの出生から父による特殊教育、兄との関係など、プライベイトな側面までもが明らかにされた『ファイナル・ツイスト』だったが、この『ハンティング・タイム』は、そうしたコルター・ショウが過去の因縁から放たれて、またも自由に仕事を請け負い、新たな土地フェリントン(架空?)を舞台にその個性的な活躍を見せてくれる、まさに超の付くほどのエンタメ作品である。

     ページを開いたら、止まらなくなる面白さは、そもそもディーヴァーの得手とするところだが、本作は近年のディーヴァー作品の中でもちょっと群を抜いたページターナーぶりを発揮しているように思う。それというのも、いつも追跡の側に立つコルター・ショウが、本作では命を狙われる母と娘を守るというガードマンの役割に追われる。彼らを追うのは、三年間の刑期を終えて娑婆に出て来たばかりの元夫であり父であり元刑事でもあるけっこう凄腕のジョン・メリットという不気味なキャラクターで、その複雑な人物造形は、本作の肝であるかもしれない。ジョンの他、二人組の残忍な殺し屋の追跡も受けることとなり、八方ふさがりのショーと母娘の逃避行は、母と娘と、父(追跡者)との愛憎の軋轢なども重奏的に加わって、実に読みごたえがある。

     今回はのっけからの逃走・追跡劇。しかも劇中、どんどん加わってゆく新たなキャラや、見た目通りではないキャラクター像と、思っていた通りではない数多くの真相により、読み手を嘲笑う如き騙しのテクニックを駆使しつつ、どのページも相当なノンストップ・アクションで終始している。「ドンデン返し20回超え(小社調べ)」との帯の宣伝文句が告げるように、ディーヴァーの最も得意とするところの作品である。アクションシーンも多いが、全体を締める緊張感がたまらない。久々に凄まじいまでのページターナー作品に出くわした思いである。

  • 優秀なエンジニア、アリソンが娘とともに姿を消した。DVで投獄されていた元夫ジョンが突如出所、彼は自分を告発したアリソンを憎んでいるという。元刑事であるジョンは、そのスキルを駆使して逃亡したアリソンを追っていた。ジョンより早く彼女を発見してほしい――コルター・ショウのもとに依頼が舞い込んだ。依頼人はアリソンの雇い主。彼も事態を深く憂慮していたのだ。しかしほどなくして、ジョンと関係の深い犯罪組織からも二人組の殺し屋が送り込まれたことが判明した――

    逃げる母娘。追う三組のプロ。熾烈な追撃と反撃の末に明らかになる真実とは? 反転する構図、二重底三重底の策謀、伏線と見えぬ伏線、すぐそこにあったのに目に見えていなかった大犯罪――。

    壮大な「かくれんぼ」サスペンスを堪能いたしました。

  • 毎回のどんでん返しに驚いているので今度こそは簡単には騙されないぞ、という思いで臨んだけれど、相変わらずのひっくり返し技にやられてそれでも悔しいという思いはしない。
    夫婦間の感情、父と娘の絆など改めて感じ入るところが多い。
    帯の一行「足元をすくわれすぎて著者に接骨院の請求書を送りつけたくなるレベル」とあるように、絶妙なユーモアにもさすが!と思わせられる。
    年中行事の一つと感じさせてくれるディーヴァーの新作、いつも楽しみの数日間。

  • 懸賞金ハンター、コルター・ショウのシリーズ第4巻。

    ハーモン・エナジー社のCEO、マーティ・ハーモンから依頼を受けたショウが、エンジニアのアリソン・パーカーと、その娘を探し出すストーリー。アリソンは、夫のジョン・メリットが刑期満了前に早期釈放され、彼女に復讐しようとしているとの情報で、娘を連れて姿を消した。

    出所したジョンと、雇われの殺し屋二人、そしてショウの3組がアリソンを追う。間一髪でアリソンに追いつけない、ジョンを捕らえられないショウ。そのスピード感と緊迫感が楽しい。そして、今回も思い込みと錯覚で、見事に驚かされる展開に。

    一方で、父と兄の謎は進展なく残念。

  • 2022年3月刊のHUNTING TIMEを翻訳して、2023年9月文藝春秋刊。コルター・ショウシリーズ第2シーズン1作目。通算4作目。帯に「どんでん返し20回超え」とあリましたが、そんなにあったかな。まぁディヴァーだとこんなもんじゃないの?。と言っても驚かされ度は高得点です。小型原子力発電所の盗難から始まる話はハイテク感満載で、面白い。いつものことだけど、登場人物たちに魅力があって楽しい。ソーニャ・ニルソンは次も登場するのだろうか?して欲しいな。

  • 2段組み長編、やっと読めた、正直疲れた(笑)

    帯に「どんでん返し20回超え」とあるように、場面展開が激しすぎる。一気読みというよりも、落ち着きと頭の切り替えに少しの休息が必要だ。

    最後のどんでん返し、しばらく頭が追いつかずぽかん?としてしまった。なるほどと。ここからは結末がやっと開けてきて一気読み。

    ちょっとしつこいのが好きな人にはお勧め。私はもう少し軽めがいいかな。

  • 懸賞金ハンターコルター・ショウシリーズの4作目

    狙われた母娘を追跡、保護しようとするショウ
    逃げる母娘に迫る殺し屋

    母娘を狙ったのは誰なのか?

    終盤になってのどんでん返しは凄すぎ❗️さすがだなぁ

    『特別サービス』か
    やられたなぁ

  • 『静寂の叫び』で著者にハマって以降、見つけ次第読んでいたつもりが、ずいぶんと見落としていたようで、久しぶりのジェフリー・ディーヴァー。

    相変わらず冒頭から物凄くサスペンスフルで各方面に絶体絶命‥ハラハラドキドキ呼吸が荒くなるのをなだめながら一気に読了してから、あとがきで本作は懸賞金ハンターである主人公コルター・ショウのシリーズ4作目と知る。なるほど!それはそれで話は通じるけれど、やっぱり遡って読みたくなる。
    おもしろかった。

  • コルター・ショウシリーズ四作目。
    どんでん返しを警戒しながら読む。
    最初のうちはふむふむまあまあ想定内だなた思っていたが結局騙されっばなしでした。それがまた快感なのも否定できないですけどね。面白かった。先入観ってなかなか取り除くのは難しいです。

  • 4作目と知らずに読んだけど、十分楽しめた。
    1〜3作も必ず読む!

  • バウンディハンター コルター・ショーシリーズ第4作目。

    例によって、ジェフリー・ディーヴァーお得意のどんでん返しが、物語後半に巻き起こります。でもね、ジェフリー・ディーヴァーの作品を数多く読んでいると、“あ、この人怪しいな”とか思っちゃうんですよね。なので、どんでん返しが起きても、それほど驚かなかったりします(笑)。逆に言うと、もっと激しくひっくり返されるかと思ったのですが、そこまででは無かったです。

    次は、リンカーン・ライムシリーズが読みたいですね。

  • コルター・ショウシリーズの4作目。
    前回までの3作で家族の確執が片付いたので心機一転というところか。家族間のあれこれは物語に厚みを与えるけど、なかなかにつら…ってなる部分も多くて。なので今回は純粋に追う/追われるを楽しめた。
    続きが気になって結局一気に読んでしまった。リンカーン・ライムシリーズより知名度は劣るけど、このシリーズもスピード感があってすごく面白い。
    本国ではドラマ化されるらしいので日本でも配信見られたらいいな。

    釈放されたDV夫から逃げる母娘、さらに二人組の殺し屋、保護のために追うショウという展開。追跡物で子供が出てくるとどうしても肩入れしてしまうのはお約束。
    ラストのハンナ(娘)の詩のエピソードが、いつも冷静沈着なショウの人間らしい一面が見れてドンマイって感じで好き。

  • 毎回、作者のドンデン返しの妙と言ったら、全くもって他の追随を許さない次元にあると思う。

    と、思うのだが、そこは逆に愛読者所以の悲しさか、巧みにミスリードされてはいても何とは無しに匂ってしまうのだ。誤導へのいざないが(笑)。

    だから、今作の恐らく最も大きなドンデンは『だよね!』だった(と、嬉しがる所がガキだよな…)。

    ただ、
    驚きでは無いけれど、ある人物の死については意外だった。
    私の覚えている限りでは作者の過去作(ライム、ダンス、今シリーズは全て既読)に於いて、作中私が好感を抱いた人物に起きた悲劇は『石の猿』のかの彼ひとりを襲った1件のみだったから(確かトムさんもシリーズ1作目で亡くなった筈だが、次作以降シリーズ化に伴い復活!)。
    なので、手放しのハッピーエンドとはいかなかった。

    とはいえ、最高にスリリングな冒険譚!
    とにかくショウがヤバいほどカッコええ〜て
    そりゃモテるわ(嫉)!
    で、立ち止まれない男の物語は続く模様。
    勿論、ライムにも会いたいけれど、ショウの今後も期待大!
    ダンスやパーカーみたいにまさかの共演なんてことも…。
    今後の共闘確率は…40パーセントか?

    結びに、
    本筋とは異なるが、作中非常に興味深い一節があった。
    それはある精神科医の考察で、
    人間とは原初的な不安や恐怖を抱いており、それらを相殺し払拭する為に種々の感情を使役していると云うもので、作中のある人物の場合はその感情は怒りであった。

    内省的な不安、恐怖のみならず、実際的なスーパーネガティヴに晒されている2023年の世界に於いて、それでも前に進む為には、たとえ一時しのぎ的なものであったとしても、私は怒りや悲しみではなく、喜びや楽しさを使役する事でそれらを払拭したい。

    最近目にしたスピリチュアル系の記事に『争いを望まないのであれば反戦に怒りを燃やすのではなく、ひたすら平和を想起、イメージする事だ』とあった。
    先の考察からすると、このメッセージもあながち荒唐無稽なものでは無いと思った。

    ささやかではあるが、今作の様に良質な作品を読むことも私の心に光を灯し前進への手引きとなってくれる大切なサバイバルツールなのだ。

    さしずめ
    『闇にとどまるべからず』かな。

  • 追跡者コルター・ショウの第四弾。

    足元をすくわれすぎて著者に接骨院の請求書を送りつけたくなるレベル。
    そう帯には書いてあった。
    それに引きずられたとは思いたくないが、
    疑心暗鬼に陥ってしまって、純粋に楽しめなかったのが残念。

    とにかく、登場人物を片っ端から疑ってしまう。
    元刑事で妻に暴力をふるって刑務所に入っていた男が、
    出所し妻を殺そうと家に押しかける。
    いかにもな設定に、どうひっくり返すのかを楽しみにしていたら、
    やはりだった。

    次に裏の顔があるのではと、疑っていたのは、
    コルターが雇われた会社の警備担当の女性。
    元諜報員だったが、情報漏洩のため暗殺指令が出てしまい、
    名前も体形も職業も変えて生きていると言われても、信用できない。
    コルターとすぐいい仲になっていたのも怪しすぎる。

    だが、一番予想外だったのは、
    元刑事の夫が妻の情報を求めて尋ねて行った女性。
    富裕層の地区の自宅でサンドレス姿でじょうろをもっていた。
    それなのに、妻の行き先のメモを取ってくると言って、
    戻って来たときにはショットガンをぶっ放していた。

    路上生活者を狙った連続殺人「ストリート・クリーナー」の話は、
    今回の作品には関係なかったので、次回の布石か?
    それと、コルターに雇われた会社の機密情報を売れと、
    しつこく迫っていた男は逮捕されたが再登場するのか?

  • 懸賞金ハンター・ショウシリーズ。
    DVで刑務所に入っていた、元刑事が早期に釈放される。
    元妻を殺すと追いかけ始める。ショウは逃げる妻と子を探し、逃げ切れるのかというのが今回の展開。
    元妻がコンパクト原子力発電の優秀な研究者で、会社の運命を握る技術の開発者でもある。
    現在の問題も盛り込みながら、スパイも加わって、話は複雑になる。
    元刑事は、同僚の刑事の命の恩人で、ヒーローでもあり警察を味方につけて追いかけているように見える。
    最後は父と母の愛情が痛い物語。
    面白いけど・・・予想のできる結末になってしまった。

  • コルターショウのシリーズ最新刊。どきどきしながら先が気になって、読む手が止まらなかった。どんでん返しも最高!次回作も楽しみに待ちたい。

  • (2024/4/30読了)

    引き続き作り過ぎ。設計図が複雑で付いて行けない。。シンプルでいいのに、と思うなあ。

    最大のどんでん返しは、大筋では見えていたけど、その(小説の)鮮やかな手口には舌を巻く。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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