世界一流エンジニアの思考法

  • 文藝春秋 (2023年10月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784163917689

作品紹介・あらすじ

頭が先、手は後。一流の仕事のカギは順序にある。
――楠木建(経営学者)

知的生産へのリスペクトがイノベーションの源泉だ。
――落合陽一(メディアアーティスト)

「怠惰であれ!」「早く失敗せよ」――
米マイクロソフトの現役ソフトウェアエンジニアの著者が、超巨大クラウドの開発の最前線で学んだ思考法とは?
“三流プログラマ”でもできた〈生産性爆上がり〉の技術!

・試行錯誤は「悪」。“基礎の理解”に時間をかける
・より少ない時間で価値を最大化する考え方とは?
・「準備」と「持ち帰り」をやめて、その場で解決する
・マルチタスクは生産性が最低なのでやらない
・“脳の負荷を減らす”コミュニケーションの極意
・コントリビュート文化で「感謝」の好循環を生む……etc.

仕事と人生を「自分の手でコントロールする」最高のスキルがここに!

感想・レビュー・書評

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  • 理解の3要素、人に説明するなど。基礎を学ぶ。Be Lazy怠惰になれ、日本人は期限を過ぎるのが悪い事という考えだが良いものを作るには期限を多少過ぎても良い考えが大事など根本の考え方をみなおされました。

  • 世界の最前線でスピードを争うようにビシバシ戦っていたいわけではない。
    なので生産性を高めるとか、リーダーシップを取るとかの話をギンギンにされると興ざめなのだが、本書はタイトルのぎらつきほどは、押しつけがましくない。

    もちろん、マイクロソフトのインターナショナルチームでクラウドサービスの中身をゴリゴリ開発している方なので、そりゃもうエリートな就業スタイルが端々に伺え、「住む世界が違うな」と思うことも多々あるし、「幼いころからパソコンいじりが大好きで、、、」というのが、あぁやっぱりこの業界のギーク達は幼少期からの積み重ねてきた時間が違うんだよなと土台の違いを感じることもあるのだけれど、肝のメッセージは興味深く、純粋な学習意欲を掻き立てられる、読んで良かった一冊。

    序盤に出てくる「試行錯誤はせずに仮説を立てる」と「検討をやめて検証する」が何となくぶつかり合っているような気がしてう~んとなったが、以降はどんどんなるほど~な感じ。

    ・大仰なものでなく、小さなデザインドキュメントを実際に手を動かす(プログラム開発する)前に作成することで、理解が深まるし、退屈な作業を後回しにせず済む
    ・アーキテクチャやツールが複数あって決めあぐねているときは「どっちでもいい」。なぜなら圧倒的に差があるのなら決めあぐねるはずがないから
    ・生産性とはレベル1(何もググらず即実装できる)案件を増やすこと。レベル4(自分には無理)、レベル3(スパイクソリューションがあれば何とかなる)を減らすことではない
    ・説明可能にするために、コーネルメソッド(ノート(学んだこと)/キュー(きっかけ)/サマリー(まとめ))で記録する
    ・いちいち全部説明せずに、情報を少なくする
    ・知らないことはその道のプロに気軽に聞く
    ・学習をするために、定時で切り上げる
    ・日本の大手SIerの平均レベルが下がっているのは「自分で手を動かさないから」(下請けに出すから)

    ときに生産性の話になりがちなところは否めないが、その主目的は対時間効果というよりは、いかに自分が気持ちよく仕事をするか、いかに自分でコントロールした手法でアウトカムを出すかに着目している。
    あぁわかんないなぁといちいちググったり、何かこれ前にもぶち当たった問題だなと同じ轍を踏んだり、あっちとこっちで判断を決めかねたりという七転八倒の自分の仕事模様と対比し、確かに自信のある知識を使って気持ちよく成果を創出できると仕事に対する嫌悪感が減るかもと思った。

    総じて日本の文化的習慣が邪魔するようなことも多く、自分の中でローカルに取り入れるしかないかなというものもある。
    自分もやりがちなのは、質問してきた相手に「少しでも自分で調べてきたのか/考えてきたのか」と思ってしまうところ(いわゆるググれカス問題)。
    自分の上司や周りもそんな感じ。
    著者の周辺では、困ったら誰かに聞くし、聞かれた方も知っていれば惜しみなく答えるし、知らなかったら知っていそうな人にすぐ振るとのこと。その方が早く全員のレベルが上がるから。
    なるほど、そういう発想はなかったな。
    どちらかというと自分が掛けてきた時間、自分のスペシャリティをそう簡単に渡せるかというような守りの姿勢の方が強かったかも。
    小さいな。改めよう。
    そんなこと気にするくらいなら、別のことを学ぼう。

    と、とにかく自分のために、前向きに学習していこうという意欲が掻き立てられる一冊でした。

    • ☆ベルガモット☆さん
      fukayanegiさんがめちゃくちゃできるエンジニアさんに見えてしかたがないです☆☆☆
      いわゆるググれカス問題ってあるんですか、あちゃー...
      fukayanegiさんがめちゃくちゃできるエンジニアさんに見えてしかたがないです☆☆☆
      いわゆるググれカス問題ってあるんですか、あちゃーちゃんと調べてから聞かなくちゃ!
      2024/08/13
    • fukayanegiさん
      それっぽく見せるのも大事ですからねw
      内実は全然仕事が好きになれない意識低い系です。

      ググれカスは、日本人の悪しき態度ですね〜。
      ちょっと...
      それっぽく見せるのも大事ですからねw
      内実は全然仕事が好きになれない意識低い系です。

      ググれカスは、日本人の悪しき態度ですね〜。
      ちょっと誇張された激しい表現ですが、耳聞こえのいい「ちゃんと自分の頭で考えよう」を取り違えるとそうなっちゃうんですよね。
      自分の周りにもそういう感じの人います(自分も含めて)。
      聞いた方が早いことに悶々と時間を掛ける方が効率悪いっていうのがインターナショナルライクな考え方でなるほどと思いました。

      でもやっぱり自分の頭で考えるのも大事なので難しいんですけどね。。。
      2024/08/14
    • ☆ベルガモット☆さん
      fukayanegiさん、こういう本を読まれる時点で凄いですよ~
      (それっぽく見せたいけどできない…)
      なるほど、自分の頭で考えることと...
      fukayanegiさん、こういう本を読まれる時点で凄いですよ~
      (それっぽく見せたいけどできない…)
      なるほど、自分の頭で考えることと、効率よく周りにきくことと両立ができるといいですよね
      自分なりの見立てを伝えて相手とすり合わせてお互いに生産性をあげるような仕事ができるといいのですが、インターナショナルライクな考え方というのが学べそうで興味を持ちました!
      2024/08/14
  • ▼感想
    ・マイクロソフト牛尾さんの著書。マイクロソフトの上司・メンバーと同じ環境で仕事をする中での気づきから自身を変化させていく様が記されています。

    ・本書自体とても良くて文句なしの★5ですが、参考図書(英語/整理/幸福)が数冊記載されており、そちらも読んでみたいと思います!


    ▼メモ(抜粋)
    ・P29:「理解に時間をかける」を実践する、理解の3要素は、
     (1)その構造をつかんで、人に説明できること。
     (2)いつでもどこでも即座に取り出して使えること。
     (3)知見を踏まえて応用がきくこと。

    ・P36:「理解は時間がかかるもの」として、徹底的に理解する習慣をつける、圧倒的に試行錯誤が減って問題を一直線に解決できるようになってくる。

    ・P81:QCD+S(スコープ)は、トレードオフの関係にある

    ・P88:「なるはやで」、火急の依頼は「マネジメント能力の欠如」と見なす。

    ・P175:マネージャーが、いかにメンバーたちが幸せに働けるかに高い関心を寄せ、エンパワーしてくれるのだ

    ・P185:「意見が違う」だけの話であって、相手が間違っているというスタンスで話していない。他の人の脳みそを借りて、最適なアイデアを選択しようという姿勢だ。

    ・P208:「生産性を上げるためには学習だよ。僕は仕事を定時ぐらいで切り上げる。そのあとで、自分のやりたいトピックを勉強したり試したりする」。仕事ばかりしていては短期的なアウトプットは上がったように見えても、根本的な生産性が上がらない。

    ・P219:「幸せを感じるから成功するのであって、成功したら幸せになるわけではない」

    ・P220:今まで散らかっていたのは、「完了」させていないからではないか?

    ・P224:「成果を出す人というのは、あらゆる点で整理が行き届いている」という指摘とともに、「身の回りの整理」⇒「情報の整理」⇒「頭の中の整理」の流れで整理力を高めることが大切

  • 世界一流エンジニアの思考法
    著:牛尾 剛

    どうやったら不得意なことでも効率よく人並みのことができるのか
    この本の核心にあるスキルは、AI時代を生き延びる思考法といってもよい。

    気になったのは、以下です。

    ■世界一流エンジニアは何がちがうのか

    ・障害を調査するときに、いきなり手を動かして、試行錯誤していろいろクエリを投げてはだめなんだ。
    ・ログを見て、自分で多分こういうことが起こっていると推測して、その推測にあったクエリを投げてそれを証明するんだ

    ・どんなに頭がいい人でも、理解には時間がかかるもの
    ・頭がいい人が理解が早いように見えるのは、時間をかけて基礎を積み重ねているので、既に理解していることに関して頭ノメモリに文脈が載っているからだ
    ⇒ 理解に時間をかける を実践する
    ⇒ 理解とは、①説明可能、②いつでも使える、③応用可能
    ⇒ 基礎練習は誰でもできることだが、習得には時間がかかる
    ⇒ 初歩の学習を、簡単だ、と馬鹿にせず、本当に一からやり直してみた

    ・理解は時間がかかるもの、として、急がず、徹底的に理解する習慣をつける
    ⇒ 圧倒的に試行錯誤が減って問題を一直線に解決できるようになってきた
    ⇒ 感覚で、これが問題だろうと決めつけてしまったのが今回のミスで、あくまでもファクトを積み重ねるべきだった。
    ⇒ 自分でログんどを検証して、問題解決するようにしないと、思い込み、の穴に落ちてしまう

    ・ドキュメントはコードを書く前に書くんだ、だって、コードを書いた後にドキュメントだけ書くなんて退屈だろう
    ⇒ ドキュメントを書くことで頭を整理することができる、抜け落ちていた視点などに気づくことができる
    ⇒ 考えているときに書けば、自動的に、ドキュメント、になるので、それをシェアするだけですむ

    ・自分に抵抗がある仕事に取り組むときには、メンタルモデルをつくる
    ⇒メンタルモデルとは、さまざまな思考のフレームワークを集めたものだ
    ⇒メンタルモデルとは、人々が世界を理解し、予測し、解釈し、新しい状況に適用するための、自己の心の中のイメージや理論のことだ
    ⇒私の場合、システム思考、というフレームワークを独自にアレンジしたものを採用している
    ⇒なぜなぜ分析、とは、問題を発見したら、なぜ、を5回繰り返して、根本原因をあぶり出していくトヨタの手法のことだ

    ・まずエキスパートにたよる
    ⇒既存システムがある場合は、あれこれ考えて調べる前にまず、エキスパートに頼る、というのはベストプラクティスだ
    ⇒偉大な習慣を身につけたプログラマになる
    ⇒どんな人も最初は難しく、理解には時間がかかる
    ⇒自分が仕事をコントロールできているという感覚、何かわからないことがあっても、自分ならやれると思える感覚だ
    ⇒私は偉大なプログラマではなく、偉大な習慣を身につけたプログラマだ

    ・アジャイルとは何か
    ⇒ソフトウエアを機能毎に小さく分割し、優先順位の高いものから、要件定義・設計・実装・テスト→リリース、を行き来しながら、1つのサイクルを短いスパンで頻繁に行う開発主要だ
    ⇒アジャイル開発手法の中にスクラムというものがある。5~10名からなるこの体制では、メンバー全員がオーナーシップをもって開発をすすめるため、チーム内のコミュニケーションが非常に重要になっている

    ■アメリカでみつけたマインドセット

    ・怠惰であれ
    ⇒よりすくない時間で価値を最大化するという考え方だ
    ⇒最初の1つをピックアップしたら他はやらない。その1つにフォーカスしよう、という感覚だ
    ⇒20・80の法則、20の力で80の成果を上げる
    ⇒一番大事な1つだけをピックアップする癖をつける
    ⇒時間を固定して、その中で価値を最大化する
    ⇒準備、持ち帰りをやめて、その場で解決する、会議の場だけで、完結する
    ⇒物理的にやることを減らす

    ・FallFastの原則
    ⇒①挑戦、②失敗、③フィードバック、④修正、そして、①挑戦
    ⇒検討をやめて、時間をかけずに、さっさと検証を行う
    ⇒シンプルに早く始める、あるいは、既に動いているものを、リリースする

    ■情報整理・記憶術

    ・いかに脳の負担をへらすか⇒脳に余裕を与える
    ・自分にとって難しすぎると感じるときは、脳の使い方が間違っている
    ・人に説明しようとおもったら、書いてみる
    ・人が記憶するために有効な手段は、シンプルに思い出そうと頑張る
    ・頭の中だけで整理する⇒理解・記憶・反復⇒目的は脳の負荷を減らす

    ■コミュニケーション

    ・情報量を減らす、大切さ
    ⇒情報がたくさんあると消化できない
    ⇒最初から全部説明しない、しようとしない
    ⇒準備する、いきなり伝えない⇒情報を最小にして、簡単なことをしっかり説明する⇒理解してもらうために丁寧に時間をかける
    ⇒メモをとる、習慣
    ⇒手を動かす前に、変だとおもったら、すぐオフラインで話す
    ⇒クイックコールを頻繁につかう
    ⇒音声のほうが100倍以上情報量があって、インタラクティブ性があり、フィードバックが速い
    ⇒知らないことは簡単に聞く
    ⇒気軽に聞ける仕組みは、気軽に断る空気とセットになっている

    ■チームビルディング

    ・サーバントリーダシップ リーダはKPI&ビジョンを提示するが、実際の対応はチームが主体的に考えて意思決定する
    ・従来はコマンド&コントロール、リーダが部下の状況を把握確認管理⇒マイクロマネジメントという

    ・アジャイル、DevOps 自己組織チームという 
    ⇒生産性が高い、チームの満足度が高い、よりよいソリューションを選択されやすい
    ⇒おおきなプロジェクトは、少人数からなるスモールチームの集まりで構成される
    ⇒もとめられればアドバイスを行う、もとめられなければ何もいわない
    ⇒作業量をへらして、インパクトのあるものに集中する

    ■仕事と人生の質を高める

    ・生産性を高めるためには、学習だ。自分のやりたいトピックを勉強したり、試したりする
    ・朝型の生活にシフト、夜の22時に休む ⇒ 頭が冴えて生産性が上がった
    ・しっかり睡眠をとる 脳を十分に休めることは、生産性を上げる絶対条件だ。

    ・コンピュータの整理のポイント とは ⇒ 必要なものをいかに簡単に取り出せようにする
    ・自分がどこに情報を置いたかを記憶する癖をつける
    ・物理的に整理するのは時間がかかるが、頭の中も整理さて、細かいこと、への目配りが利いている

    ■AI時代にどう生き残る

    ・時流に惑わされず「専門性」を追求する
    ・誰もやったことのないものに取り組んでいる専門家はAIがとって変わることは原理的にありえない
    ・専門性を高めるという蓄積に価値を置く、スピードは思ったより重視されない

    目次
    はじめに
    第1章 世界一流エンジニアは何が違うのだろう?―生産性の高さの秘密
    第2章 アメリカで見つけたマインドセット―日本にいるときには気づかなかったこと
    第3章 脳に余裕を生む情報整理・記憶術―ガチで才能のある同僚たちの極意
    第4章 コミュニケーションの極意―伝え方・聞き方・ディスカッション
    第5章 生産性を高めるチームビルディング―「サーバントリーダーシップ」「自己組織型チーム」へ
    第6章 仕事と人生の質を高める生活習慣術―「タイムボックス」制から身体づくりまで
    第7章 AI時代をどう生き残るか?―変化に即応する力と脱「批判文化」のすすめ
    あとがき

    ISBN:9784163917689
    出版社:文藝春秋
    判型:4-6
    ページ数:272ページ
    定価:1600円(本体)
    発行年月日:2023年10月
    発売日:2023年10月30日第1刷
    発売日:2023年12月10日第4刷

  • 仕事をする上でのアメリカ流の思考法を学んだ。
    日本人は過度に完璧主義だったり他人の失敗に厳しかったりするが、アメリカは寛容な心で肯定していく方法。これにより仕事の効率が進み、人も幸福になる。
    見習うべきところは沢山あり、気付きが得られた作品。

  • 私の仕事、人生感に大きなインパクト!

    自分の人生に責任を持つ。自分の人生を人に選ばせない。自分で選ぶから幸せ。

    当たり前なことなんだけど、筆者の言葉が真摯で突き刺さった。

    心から読んでよかった。
    少しずつでも実践する。

  • アプリのnoteで牛尾さんの記事を読んでいて、単行本が出たので買ってみた。BOOKOFFの店舗で1,250円也。

    牛尾さんはITエンジニアで米国のマイクロソフトに勤めている。働いていて得た気付きをnoteの記事にしているが本書もその延長。

    タイトルは「大きく出たな」という感じだがむしろ牛尾さんが働いていて出会った”技術イケメン”たちのことを指していると思われる。

    生産性の高い仕事というのはこういう働き方なんだな、というのがよくわかる。が私自身は現在外で働いておらず、これから外で働く予定もないから読んだところで何の役に立つかと言われれば答えに窮する。なので2/3ほど読んだところで本を置いた。

    最後まで読むのは辛かったので⭐︎一つマイナスです。

  • ソフト開発をしている著者が、一流のエンジニアから学んだ思考法を丁寧にわかりやすく読者に伝えてくれている。エンジニアでなくても、仕事をするビジネスマンには参考になることが多々書かれているので、一読をお勧めする。

    印象に残ったところは、
    仕事のできる人は皆さん頭の出来が違うのかと思いがちですが、理解をするにはどんな人でも時間がかかるのだと指摘しているところ。生産性の高い人でも基礎の基礎を時間をかけてしっかり習得をしているエピソードがとても印象に残った。

    組織運営に関する記述は、マネジメントをしている自分にとても参考になった。

  • この本を通じて、思考と行動の変化が重要であること、個人がシンプルなタスク管理と集中を保ち、組織が基本的な生産性を高め、社会が持続可能な成長を目指すべきであることを学びました。成功への鍵は基本を理解し、マルチタスクを避け、フィードバックを速やかに取り入れ、失敗を恐れずに挑戦することです。現場での即時解決、効率的なコミュニケーション、そして感謝の文化の育成が、生産性と満足度を高める助けとなります。

  • マルチタスクは百害あって一利なし! 

    何かを変えたければ、住むところ、時間配分、付き合う人を変えるべし

    伝える情報は最低限でいい。聞かれたら答えるでいい

    最後、Cocoa開発者と世間の風当たりについて綴った章が心に残った。時代に先駆けて挑戦する技術者への嫉妬にも似た批判、中傷が彼らの新しいことへのチャレンジ精神を奪い続けてきた。いいところが9、問題が1あったらその1をクローズアップして叩くような異常とも言える完璧主義なこの国を誰が助けようとするか。
    批判よりもまずポジティブフィードバック、これを一人ひとりが意識すれば大いに変わるであろう。

  • ITソフトエンジニアの著者は、日本での仕事を経て米マイクロソフトに移ったが、両国でのソフト開発や仕事に対するマインドの違いを挙げ、日本に足りないことを書き綴る。

    確かに米国のITソフト会社は、日本と比べ、規模もスピードも発想も桁外れと言う感じを受ける。そして儲けがある分、生産性は高いと言うことになる。
    著者が説明する日米の違いは、比較的他の書物等でも紹介されているので、私にとっては、ことさら新しい発見ではなかった。

    日本では、やる内容を一旦決めたら、残業や休日出勤しまくってとことんやるが、米国では、やる内容を常に見直し、業務を行う人の負荷を増やさないようにするとか、上下関係があまりなく、フラットな組織で、チームとして課題を解決していくとか。

    IT開発ではそうなのかも知れないけど、職種や業務形態にも拠るだろうし、大きなIT会社の中では、マインドの変革は難しいだろうな。

  • 生産性を上げたくて読む

    時間をかけた深い理解とそれに基づいたスピーディーで思い切りのある実行の二つの要素が生産性向上には大事。時間をかけた理解のところは、作業のアウトプットを見てそのタスクの前後を比較し何が変化したかを逐一確認する習慣を取ることで力がつくと思う。別の本で、タスクを一気にやり切ることの重要性を学んだが、アウトプットによる変化点を確認することも工程の一つとして捉えてやり切るようにすれば良い

    頭の中で理解するためにメンタルモデルを作るというのは理解した。仕事でメモを取る時に良く表にすることが多いが、それを継続して洗練させればメンタルモデルになるか

  • テーマは生産性を高めるための思考法。基礎の理解の重要性、Be Lasy、Fail Fastが職場で浸透していることが関係していると理解した。日本の批判文化への警鐘は耳に痛いが、的確な指摘に思えた。

  • 仕事術の本は数え切れないほど読んできましたが、その中でも著者の苦労から生み出したものどある点や、アメリカの最先端の仕事の考え方等を学ぶことができ、とても勉強になりました。

    中でも仕事の「優先順位」の考え方はとても斬新でした。

  • 12/23 完了
    海外のトップエンジニアの世界を覗ける本。良い面を多く紹介してくれていて、輝いて見えた。特に、批判しない風潮やbe lazyの考え方は働きやすさに繋がるし、チャレンジングな提案や行動をしやすく、エンゲージメントは高そうだなぁと思った。

    ただ、この人たちは突出したITスキル(プログラミング)や英語力があるのは前提だとは思う。なので、鵜呑みにせず、まずは今の自分、会社に合うものからやってみようと思う。
    また、OneNoteに手順を残す際には人に説明する前提で書くというのは1年間実践していて、確かに記憶に残るし人に説明するときも見てできるので、間違ってなかったのかなと思えて良かった。(今の会社の環境しか知らないとそれが正しいことなのかよくわからなくなる時がある)

    率直に、この著者のような働きかたがしたいと思った。そのためにはスキルが絶対に必要。特に開発の経験はマスト。今はCOBOLしかできないので、登録法が終わったら転職しようと思う。登録法の経験は開発工程を学ぶにも良い経験になるし、法改正の対応はなかなか出来ないことだし責任感もある仕事だから。
    あとは英語。これも絶対必要。外資系の会社でも働いてみたいから。
    運動も続ける。心身の健康があっての仕事。モチベーションアップにもなるので水泳は続ける。気持ちよく泳ぐために筋トレも、好きではないけどやろう!(ここ伸び代)
    食事制限はこれから!一気にはやらないで継続性を大事にしたいので、無理しない範囲で。

    やること
    ・英語
    ・プログラミング(java,python,ruby,アプリ開発)
    ・運動(水泳、筋トレ)

  • 仕事の生産性を上げたい人におすすめ。

    【概要】
    ●生産性の高さの秘密
    ●3つのマインドセット
    ●情報整理・記憶術
    ●サーバントリーダーシップ、自己研鑽型チーム
    ●生活習慣術

    【感想】
    ●著者がアメリカのマイクロソフト社エンジニアとして見てきたトップエンジニアたちの仕事の仕方から参考になるものが記載されている。すべての内容が日本の企業でそのまま使えるかどうかは別として多くのことが参考になった。
    ●今の仕事の生産性が低いことは身にしみて感じているところ、この本を読んでみてどのように改善すればよいのか解決の糸口が見えた。ただし、意識の高い人ばかりではないことから、かなりのアレンジが必要になる。
    ●是非とも、Be Lazyのマインドセットと定時上がりの勤務時間を習慣にして生産性を高めたいところである。

  • 久々に良書に出会えた気がする。
    日本とアメリカなどの国の文化の違いからくる働き方の違いや無駄を省く、行動重視の思考など日常で使える知識が多い。
    何が増やすのではなく、減らす戦略が好みな人にぴったりな本。20-80の法則が個人的に日常に使いやすいと感じている。

  • エンジニアではありませんが、仕事に役立つ情報が満載でした。

    小手先のテクニックではなく、米国Microsoftの一流エンジニアのチームで生産性を上げる仕事の進め方が実体験ともに書かれていて、勉強になりました。

    第2章、アメリカで見つけたマインドセットの「Fail Fast(早く失敗する)」「納期は絶対の神話を捨てよう」の内容は日本とは対極にありますが、柔軟性を持った企業が日本でも増えると働き方も変わってくるでしょうね。

    仕事は楽しんでなんぼ!というカルチャーは、成果を出さないとクビになるという現実も知っておくべきです。ただ、日本よりも転職はしやすいようですね。

    明日からのアクションプランとしては、「一番重要なひとつだけピックアップする」「タイムボックス」を
    やってみます。

  • 以下のことが印象的でした。
    自分もエンジニアなので大切にしていきたい価値観です。

    ・試行錯誤は「悪」である。
    →思い付きの試行錯誤では技術力が向上しない。
    →自身の頭で仮説を立て、その後検証するようにする。
    →自身が正確に理解できると未来の生産性も向上する。
    →「理解できる」=「説明できる」→「自分で仕事をコントロールできている」→幸せ

    ・Be Lazy(怠惰であれ)
    →20%の仕事が80%の価値を生むので20%だけやればよい。
    →バリューを生む仕事を優先的にやる

    ・生産性を高めるには
    →技術を徹底的に理解し、すぐに取り出せるレベルの知識にする
    →WIP(Work In Progress)は常に1にする

  • 牛尾さんの周りのずば抜けている人たちからの学びが読者にとっても役に立つ。日本のソフトウェア開発の現場には無理が多く、それゆえストレスが溜まりやすい、もっとエンジニア自信の幸福を考えるべきだと言っていただけて、勇気をもらえる一冊。Be lazyはとても大切。本場のアメリカはもっと先を行っている。

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