台北アセット

  • 文藝春秋 (2023年11月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784163917740

作品紹介・あらすじ

警視庁公安部外事一課の倉島は、台湾の警察から研修の講師を務めるよう要請され、ゼロの研修から戻った後輩の西本と台北に向かった。
そこで倉島は、サイバー攻撃を受けた日本企業の現地法人から捜査を要請されるが、その会社のシステム担当者が殺害され、日本人役員に疑いの目が向けられる。
サイバー攻撃と殺人事件は連動していると直観した倉島は、公安のオペレーションとして正式に捜査に乗り出すが――。

みんなの感想まとめ

成長をテーマにした物語が展開され、主人公の倉島警部補が台湾での研修を通じて部下の西本を育てる姿が描かれています。シリーズの中でも異色の内容で、倉島が直面する難題や彼の成長が物語の中心です。部下の指導に...

感想・レビュー・書評

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  • 今野敏さんの数あるシリーズの中でもかなり異色の倉島警部補シリーズです

    どのへんが異色かって言うと、このシリーズって倉島警部補の成長物語なんですよね
    これまでも数々の難題を乗り越えて公安マンとして、また人として成長をしてきました
    今回のミッションは「育てる」です

    台湾の警察に研修の講師として呼ばれたり
    公安警察の通称ゼロの研修帰りの部下西本をいかに育てるかで頭を悩ませます

    今回、倉島警部補が選んだのはかなりのショック療法でしたが、西本の性格や組織の現在の状況といった内と外の要因を加味しながら舵取りをしていて、なんだかふわふわした最初の頃が懐かしくも感じられる成長っぷり
    こんなしっかりした子だったっけ?って久しぶりに会った親戚のおじさんか!っていうねw

    あと、改めて警察小説を読んで思うのが、フィクションと事実の割合の難しさよ
    特に公安警察ものは事実のほうが秘密になってる部分が多いから難しいよね
    そして今作はそのさじ加減、ちょっと失敗してるかもって思っちゃいました

    • ひまわりめろんさん
      律っちゃんはほぼフィクションだからね
      警視庁の場所と階級くらいしか事実ないわねw
      でもそれがあのお話しには合ってるんよね
      律っちゃんはほぼフィクションだからね
      警視庁の場所と階級くらいしか事実ないわねw
      でもそれがあのお話しには合ってるんよね
      2023/12/17
    • みんみんさん
      公安は結局わかんないんだよ〜
      うちの旦那さんだって良く知らないわよ笑
      公安は結局わかんないんだよ〜
      うちの旦那さんだって良く知らないわよ笑
      2023/12/17
    • ひまわりめろんさん
      そうなのよ!
      だから律っちゃんくらい振り切るのがやっぱ正解なのよw
      そうなのよ!
      だから律っちゃんくらい振り切るのがやっぱ正解なのよw
      2023/12/17
  • 倉島警部補シリーズです
    このシリーズもしれっと長いなw

    倉島は台湾の警察から研修の講師を務めるよう要請され、ゼロの研修から戻った後輩の西本と台北に向かいます
    ついでにその西本を育てることにもなっちゃいますw

    けど、そのついでのおかげで私、倉島先生に勉強させて頂きました!


    ひとーつ!
    調子がおかしい部下や後輩がいたら、それをできるだけ早く、回復させてやらなければならない
    それが上司や先輩の役割だ
    個人が遺憾なく実力を発揮することが、組織を強くする一番の方策なのだ


    ふたーつ!
    どんなに優秀でも、必ず無能に見えるときがある
    ステップアップするときがそうなのだ
    ステージが上がれば、それまでのように活躍はできない
    しかし、いずれ克服するはずだ
    それが成長なのだ


    みぃーつ!
    対立するとエネルギーを消耗する
    そのエネルギーはちゃんとした目的のために使うべきだ


    よーつ!
    いつつ!
    むーつ!
    と挙げてると切りが無いです


    部下や後輩の指導に悩んでいる人がいたら、「倉島式人を育てる実践方法」を試してみては?
    吉と出るか凶と出るかはわかりませんが…w

    • yukimisakeさん
      我々は遠くてもゆーきさんを全力で応援&癒しますので!!(全裸で。勿論1Qさんも脱がします)

      見ても良いんですよ!(*´ω`*)

      明日も一...
      我々は遠くてもゆーきさんを全力で応援&癒しますので!!(全裸で。勿論1Qさんも脱がします)

      見ても良いんですよ!(*´ω`*)

      明日も一緒に頑張りましょ♪
      今夜もいつ寝れるか分からないユキより笑
      2024/01/16
    • ゆーき本さん
      全力少年ならぬ全裸青年だね!
      普通に捕まるだろ!笑

      わたしは寝るよ〜
      幸せな気持ちで眠りにつけます
      *˘ ˘*zz おやすみなさい
      全力少年ならぬ全裸青年だね!
      普通に捕まるだろ!笑

      わたしは寝るよ〜
      幸せな気持ちで眠りにつけます
      *˘ ˘*zz おやすみなさい
      2024/01/16
    • 1Q84O1さん
      ゆーきさん、おやすみなさい
      ユッキーさん、脱がされないように着込みに着込んで寝ますね!w
      ゆーきさん、おやすみなさい
      ユッキーさん、脱がされないように着込みに着込んで寝ますね!w
      2024/01/16
  • シリーズ7作目
    テンポが良いので楽しく一気読み。
    今回は台湾で地元警察との協力ということで今までとはやや異なった展開だけどアテンドの劉が冷静で淡々としているがとても良い味を出しているのが印象的だった。
    また後輩の西本のスランプを育てる中で乗り越えさせようとする倉島の思いにも感じる部分はあった。ただゼロ故のプレッシャーと描かれてはいたが『西本しっかりしな〜』とは言ってやりたい!
    劉が鄭のことを優秀な刑事と何で言ったのかな〜と思っていたが終盤で納得。良い意味で裏切られたぜ!
    エピローグも今野氏らしい締め方で良き時間でした^_^

  • 西本さんがまともになってよかったです。

  • 公安物は苦手だけど、今野さんの小説は読みやすい。突っ走りがちだった倉島さんが今回は、後輩を育てる立場に立っていたのが感慨深かった。
    国を守るのが公安だが、今回の話はスピードさはあまりなかった。

  • 早々に登場人物が出揃ったので読みながら推理しやすくて良かった。通訳のくだりが煩わしく感じてきたので何か工夫があればストレスなく読めそう。犯人は結構予想通りだった。

  • <福>
    「警視庁公安部」考えてみればなぜ公安の様な国家的組織が東京と言う一地域である警視庁内にあるのかが前からづっと疑問であった。「作業」事案からすれば全国組織の中に設けるべきだ。例えば「警察庁公安部」ではいかんのだろうか。地方警察の公安課は実質警視庁公安部の指揮下にもあるらしいし(地方警察本部の警備部公安課の元締めは警視庁公安部,という記述がチラホラと認められる)実は良く分からないのだ。これらはコンビン先生の多岐に渡る小説を読んできた結果 僕の頭にこびり付いた駄学なのですが。すまぬ。

    なんだか今作 言葉の通訳状況にえらく入れ込んでいるなー。中華国語(中国語 と云う言い方は僕は嫌い。中国は日本の山陽山陰地方の事だ)のことをあえて「台湾華語」と記述している。このあたりコンビン先生になにか思い入れがあるのだろうなぁ。
    もとい コンビン先生の作品は会話がメインだからその会話がストーリー進行の中でどの様に成り立っているのかは おそらくとても重要な要素だと捉えているのだろう。

    けれどそれが故に今作は少し読みづらくはある。いちいち誰が翻訳して誰に伝えた,という記述が挟まっているのだ。これではテンポの良い会話文には成り辛い。この 読みづらさは コンビン先生の作品にはとても珍しい事なのだなぁと思う。しかしそれも中盤までで後半からラストに掛けてはいつものコンビン節?(また言葉を創ってしまったw) で一気に読み進めて気分良し。コンビン先生 今作を書くに当たって台湾取材に行ったのだろうかなー。ちょっと気になる。

  • 展開が遅いなぁ、と思いながらの読書でした。台湾は私としては親日にイメージしかなかったけれど色々思われたりするのは仕方ないのか、と思ったり。研修から戻った西本さんがまさかの・・・?と思ったりもしたけど杞憂でした。

  • 今回の舞台はロシアではなく台湾。生意気な西本が今回はかわいい。

  • 今回の倉島はどこまでも冷静で頼りがいがあって、読んでいてうれしくなった。西本もいずれそうなるはず。

  • この人が犯人かなと思ったけどなかなか当たらない。
    通訳部分がまどろっこしい。

  • 今野敏の本の中で私が1番好きな、公安の倉島警部補シリーズの最新刊。面白すぎて即読み終わった。台北が舞台なので、登場人物の名前がもちろん中国語で、似た漢字とか、日本で使わない漢字の名前がなかなか頭に入ってこなかったけども、それでもおもしろかったー。犯人も、途中から私も、あれ?この人怪しくね?と思った人だったしね。漢字の読みにくさにより頭に入ってきにくいところで、星4つ。

  • 今回、ロシアは関係してなかったのね

  • 「倉島警部補シリーズ」第7弾。

    警視庁公安部外事一課、「ゼロ」帰りの精鋭倉島とロシアのスパイとの攻防を描いてきたこのシリーズもそろそろネタが尽きたのか?

    台湾にある日本企業に対するサイバー攻撃に端を発して、それがロシアのハッカーによる国家ぐるみの犯罪ではないかという疑いから“作業”を始める倉島と「ゼロ」帰りの西本。
    殺人事件まで起こるが、結局背後にあるのがロシアなのかはっきりしないまま、台湾人が逮捕されて作業終了。
    そもそもこれって外事一課案件なのか?むしろ外ニなのでは?となんだかモヤモヤした感じで終わる。
    話もどうでもいい部分がくどくどと長くて読んでいてワクワクしない。今野作品によくある美人礼賛のオヤジ的感覚は気持ち悪いし、やっぱりこのシリーズはロシアのスパイとの緊張感ある諜報戦を期待します。

  • 台湾は今後どうなるのかな。

  • さらりと読んでスッキリ。鄭成功の話は知らなかった。親日の台湾の人達だけど、その複雑な心情に思いを馳せていないと、とんでもないことになりかねない。「どっちかが歩み寄らないと、対立は解消しない」「自分のテリトリーに異分子が入り込むと、人は本能的に警戒し恐れるのだ。差別の根底には恐怖感がある。それが激しい憎悪の衣を着るのだ」「自分のテリトリーを守るためには闘争が不可避で、それが差別の根源にあるのかもしれない。だから人間は、心の奥底から差別意識を払拭することはできない。それとどう付き合うのかが問題なのであり、さらに問題なのは、その気持ちを社会化するかどうか。差別との戦いには二面性がある。個人の中では自分の差別意識との戦いであり、同時に社会の中に具現化された差別との戦いなのだ」心しておかないと。

  • 2023/12/09 111読了

  • 【舞台は台湾へ。公安外事・倉島シリーズ第7弾!】台湾警察に招かれた倉島はサイバー攻撃を受けた現地の日本企業に捜査を要請される。だが殺人事件が起き、日本人役員に疑いの目が…。

  • 西本の変化の理由が大したことがなくてがっかり。ゼロ研修のこともこちらが知ることは出来ないし。
    美人のハニトラ、というベタなことがなくて良かった。警察側だったというのもベタだけど。
    それにしても公安は気が抜けない仕事で大変そう。

  • 台湾が舞台と言う宣伝文句にひかれて読んだ
    なぜ台湾が舞台でなければならなかったのかその理由がわからない
    楽しみにしていた台北市内の描写もほとんどない
    ミステリーとしての面白さがなく、登場人物のキャラの掘り下げも浅く共感できなかった
    せいぜい星二つ

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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