死刑囚になったヒットマン 「前橋スナック銃乱射事件」実行犯・獄中手記
- 文藝春秋 (2024年1月25日発売)
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感想 : 7件
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784163917764
作品紹介・あらすじ
2003年、暴力団抗争により一般人3人の
尊い命が奪われた「前橋スナック銃乱射事件」。
前代未聞の凶悪事件はなぜ起きたのか?
実行犯の死刑囚が綴る衝撃の手記!
みんなの感想まとめ
暴力団の指示に従う中で、命を奪う凶悪事件に関与した実行犯の獄中手記が描くのは、絶望的な状況に置かれた一人の男の葛藤です。彼は親分の無茶な命令に従うしかない立場にありながら、その中での反発心や苦悩を率直...
感想・レビュー・書評
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一般人3人が巻き添えとなった「前橋スナック銃乱射事件」(2003年)の実行犯による獄中手記。X(旧Twitter)の一部クラスタで話題沸騰の1冊である。
本の性質上、「面白い」とは言いにくいが、犯罪ノンフィクション史上に残る貴重な一書であることは間違いない。一気読みしてしまった。
便箋約250枚に及ぶ手記自体も、きわめて詳細で、素人が書いたにしてはわかりやすい。表現は稚拙でも、意味がつかみにくい箇所はない。
(私はライターとしての仕事で素人の文章をリライトすることがよくあるが、その多くは本書の手記よりもずっとわかりにくく、「解読作業」を要するものだ)。
それに加え、共著者で元『週刊文春』記者の山本浩輔が、各章(手記を7つの章に分割)に詳細な解説を付している。
2つの相乗効果で、前代未聞の凶悪事件の全貌が鮮やかに描き出された。
実行犯の小日向死刑囚以上に、襲撃を指示した所属組織の会長(矢野治/死刑執行を待たずに獄中自殺)が極悪人であることに驚かされる。
『闇金ウシジマくん』や『殺し屋1』に出てきそうなサイコパス系ヤクザで、完全に狂っているのだ。小日向も、こんな親分につかなければ事件を起こさなかっただろうに……。
「平成の殺人鬼」と呼ばれた矢野治のサイコパスぶりは、「デイリー新潮」のこの記事でよくわかる。
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/01290601/?all=1
ここにあるエピソードの多くが『死刑囚になったヒットマン』にも出てくる。
ただし、昔の矢野にはもっと人間味があったようで、10代のころの小日向将人は父親のように思っていたという。途中から狂っていったのだ。 -
妙に呑気な語り口とやってる事のギャップに慄く。
前橋スナック銃乱射事件の実行犯の獄中手記。
雑な親分の雑な指示。
従うしかない、背けば粛清の関係性。
サイコパス親分の下で無茶な指示を受ける小日向死刑囚の苦労話的な構成。
上の指示には逆らえないとはいえ、一般人を巻き込み命を奪ったことは到底許さざるを得ないのは大前提として、小日向死刑囚は親分にだいぶ反論していたみたいで所々に「だから言ったのに」みたいな含みの言い回しが多い。
親分をとっくに見限ってはいたが、離れれば妻子や自分の命までも危うい状況でどうすればよかったのかと読後考えてしまった。
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長年運転手をさせられ、将棋の駒のように使い捨てられた。オヤジの言っていることが間違っていても、意見出来ない(したとしても、相手にされない)。言われたことを信じて、散るしかないヤクザという世界のリアルが書かれていた。
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2024.4.30
拙い文だけど彼の頭の中、心の中が、そのまま言葉になったようで、あっという間にひきこまれて読み終えた
「男惚れ」したという矢野に便利な使い捨てのコマにされたことは、ショックだったろうし信じたくなかっただろう。その分反発心が大きくなるのは当然だよな
なんとか止められれば良かった
死刑囚になどなって欲しくなかった
文からはユーモアも感じられ、人としての魅力もあったのではないかと想像させられる。
ただ、最後に「あなたならどうしますか?」「私はどうすれば良かったのだろうか?」と、問いかけるところは理解できなかった。
そもそも暴力団員にならなければよかった。難しい環境で育った人が皆、その道に進むわけではない以上、生い立ちを言い訳にしてはならない。
それに、彼には抜けるタイミングもあったはず。
家族に宛てた遺書に書いたあの気持ちがあったなら、やはり辞めるべきだったのだ。
人は正しい道を歩き続けるのは難しい。
正しい道はあっちだとわかっていても、今の不正な道をダラダラと歩いてしまう。
自分の身に起こる出来事は全て自分に原因がある
人のせいにしていては前進はない -
【前代未聞の凶悪事件はなぜ起きたのか? 】2003年に起きた前橋スナック銃乱射事件。暴力団抗争により一般人3人の尊い命が奪われた。実行犯の死刑囚が綴る衝撃の手記。
