令和元年の人生ゲーム

  • 文藝春秋 (2024年2月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784163918082

作品紹介・あらすじ

「まだ人生に、本気になってるんですか?」
この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か――。


「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」

慶應の意識高いビジコンサークルで、
働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、
「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、
クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で……

”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田くん。
彼はなぜ、22歳にして窓際族を決め込んでいるのか?



2021年にTwitterに小説の投稿を始めて以降、瞬く間に「タワマン文学」旋風を巻き起こした麻布競馬場。
デビュー作『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』のスマッシュヒットを受けて、
麻布競馬場が第2作のテーマに選んだものは「Z世代の生き方」。

新社会人になるころには自分の可能性を知りすぎてしまった令和日本の「賢すぎる」若者たち。
そんな「Z世代のリアル」を、麻布競馬場は驚異の解像度で詳らかに。
20代からは「共感しすぎて悶絶した」の声があがる一方で、
部下への接し方に持ち悩みの尽きない方々からは「最強のZ世代の取扱説明書だ!」とも。
「あまりにリアル! あまりに面白い!」と、熱狂者続出中の問題作。

みんなの感想まとめ

現代の若者たちのリアルな生き様を描いた本作は、意識高いビジネスマンや多様な背景を持つ仲間たちの中で、ひとり「何もしない」選択をする沼田くんの物語です。彼は「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で...

感想・レビュー・書評

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  • 20代・30代の男女を描いた作品。タイトルの「人生ゲーム」は、就職・結婚・出産・昇進といった、社会が用意した“正解ルート”をすごろくのように進む人生観を皮肉っている。ビジネス開発を目的とし、SNS上ではそれなりに充実し、恵まれた人生を送っているように見える登場人物たち。しかし彼らは、「自分は周囲より遅れていないか」「この選択は本当に正解だったのか」といった不安を常に抱えている。「働く自分の社会貢献って何?」という軸を見失ってしまうと、人生は一気につらいものになってしまうことを示唆する作品だった。④

  • 割と裕福な家庭で育ち、高学歴で、上昇志向の強い、今の若者達の、リアルがここにある!

    日本という国が、これからの成長を見込めないという事実を知りながら、これからの時代を生きていかねばならない若者達。
    何を目標にして生きていけば良いのか、明確な答えは、熟年の大人たちは教えてくれない。

    その答えを必死に探している若者達。熱心な教育を受け、日々、お稽古や勉強で忙しい毎日を送ってきた若者ほど、社会人になってこれからどのように過ごして行けばよいか悩むのだろう。

    そんな中、達観し、のんびり気楽に過ごしていこうじゃないかと、半ば人生を下りてしまった沼田。
    その対比が面白い。

    ずっと続いてきた受験戦争は、Z世代が親になるころには終わるかもしれない。
    いつの時代も、誰も彼も、幸せを求めて、小さな革命を起こしていく。

  • 変化が激しく先行き不透明な「令和」の時代において、私たちZ世代が真にプレイすべき「人生ゲーム」とは何なのか?

    進学、就職、結婚、出産、昇進…。人生には節目というマスが多数ありますが、「何もしたくないけれど、誰かより少しだけ勝っていたい」と判断基準を外に求めて進んでしまうと、空虚なゲームとなるかもしれません。

    時には失敗や挫折を味わいますが、自分なりの考えや言葉を持って前に進みたいものですね。

  • 「まだ人生に、本気になってるんですか?」
    この新人、平成の落ちこぼれか、令和の革命家か――。

    「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、そうですね、皇居ランでもしたいと思ってます」

    慶應の意識高いビジコンサークルで、
    働き方改革中のキラキラメガベンチャーで、
    「正義」に満ちたZ世代シェアハウスで、
    クラフトビールが売りのコミュニティ型銭湯で……

    ”意識の高い”若者たちのなかにいて、ひとり「何もしない」沼田くん。
    彼はなぜ、22歳にして窓際族を決め込んでいるのか?
    …………
    前作の「この部屋から東京タワーは永遠に見えない 」の方がまだ読めたかなぁ。
    「タワマン文学」とか言うジャンルらしいけど、私には良くわかりません。
    今の人達が感じる今風の生き方を今風に描いているのが特徴なのかもしれないけど。
    読んでて、何も感じない。
    こんなにいきって楽しいのかなぁ。と思うくらいで。確かに今の世の中、Z世代には気の毒な部分も多いけど、それでも昔より恵まれている部分もあると思うし、与えられた時代の中で、自分らしさを見つけて生きていくって言うのは、どの時代にも必要だし、そうやってどの時代の若者もやってきたのではないだろうか。
    こんなこと書いてる自分が、時代遅れなのかもしれないけど。笑笑

    • かなさん
      おはようございます。
      「タワマン文学」って(^-^;
      私は、タワマンには一生縁がなさそうです!
      おはようございます。
      「タワマン文学」って(^-^;
      私は、タワマンには一生縁がなさそうです!
      2025/05/21
    • ぴこさん
      かなさん。我々には理解しにくいジャンルかもしれません。笑
      もう二度と近づかないことにします。笑
      かなさん。我々には理解しにくいジャンルかもしれません。笑
      もう二度と近づかないことにします。笑
      2025/05/21
  • 令和元年の人生ゲーム
    **著者**: 麻布競馬場

    「人生まだに、本気になってるんですか?」――令和時代の新たな働き方や生き方を描いた本作は、意識高いビジネスマンや若者たちの中で一人だけ「何もしない」選択をする沼田くんの物語です。

    慶應のビジネスサークル、キラキラメガベンチャー、Z世代のシェアハウス、コミュニティ型銭湯など、多彩な背景で描かれるキャラクターたちの中で、沼田くんは「クビにならない最低限の仕事をして、毎日定時で上がって、どうやら、皇居ランでもしたいと思ってます」というスタンスを貫きます。彼が選ぶ「何もしない」生き方は、一見すると平成の落ちこぼれのようにも見えますが、実は令和の新しい革命家の姿でもあります。

    麻布競馬場のデビュー作『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』に続く本作は、「Z世代の働き方」をテーマに選び、現代の若者たちのリアルを高い解像度で描き出します。その描写は20代から「共感しすぎて悶絶した」との声が上がり、後輩との接し方に悩む人たちからは「最強のZ世代の解説書だ!」と絶賛されています。

    読んでいると、ビジネス用語として頻繁に使われる「バリューを出す」「ジョインする」「アジャストする」などの言葉に対する違和感や面白さを感じることができます。これらの言葉が業界特有のものなのか、それとも世代特有のものなのか、どちらにしても、令和時代の働き方や生き方を見つめ直すきっかけとなる一冊です。

    - Wikipedia-
    Z世代(ゼットせだい)、ジェネレーションZ(英: Generation Z)とは、概ね1990年代後半から2000年代に生まれた世代を指すことが多いが、アメリカ心理学会は1998年生まれ以降を指すなど、定義は厳密に決められているわけではない。

  • 平成28年の第1話から令和5年の第4話まで、それぞれ語り手は違うが、一貫して登場するのが「沼田」である。慶応義塾大学の「ビジコン」サークル活動に始まり、一流企業「パーソンズ」や、シェアハウスでの飄々とした働きぶり、退職後の銭湯経営者に対するアドバイスなどが、淡々と描かれる。意識の高い面々が、自尊心を守るため、また認められたいがために、他人を揶揄したり、勢力の強い者についたりする。帯には「Z世代」とあるが、どの世代でも若い時はそうだったのではないか、と思えるような描き方だった。しかし全体的に共感はできなかった。

    どんなに冷ややかな目で見られても「仕事はほどほどに」と堂々と言う沼田に、ぜひ一人称で語ってもらいたかった。人々が話す以上に興味深いキャラクターのはず。彼の退職理由もわからず、天敵みたいな「吉原」のその後もはっきりせず、知りたいことがことごとくスルーされた気分。本作の構成自体が行先不明のようで、これが若者の迷いの表れと解釈すれば納得できるかもしれない。

  •  新しいタイプ。全4話で、1話進むごとに平成から令和へと時代が進み、毎回、語り手が代わるのだが、沼田だけはフル登場する。
     沼田の本音や信念って、どこにあったのだろうと4話通して考えさせられた。大学生の時に出会ったあまり良い関係とは言えない吉原のことが、大きく占めていそうだ。3話にも出てくる保護ネコに、ヨシハラと命名し可愛がるし、4話の銭湯存続のエピソードでも、吉原のことでは?と思う発言が出てくる。
     登場人物のほとんどが、所謂、Z世代で構成されているこの物語に、ジェネレーションギャップを感じた。

  • 直木賞の発表迄に読了したかったのに間に合わなかった。高学歴で上昇志向をもつZ世代を主人公にした小説。各章のメインがいまいちで、脇役として全章に出てくる沼田との関係性が希薄に感じた。最後、高円寺の小杉湯がモデルの銭湯が出てきて、本家はラーメン風呂とか色々試されていたのでそれが感慨深かった。

  • audible 。一度は読んでみようと思っていた作家さん。
    Z世代ってこんなの? もっと切実な困りごとの中で生きてるのかと思ってたけど、トレンドドラマじゃないか。

    私たちの望むものは
    社会のための私たちではなく
    私たちの望むものは
    私たちのための社会なのだ…

    ( 岡林の歌声が頭の中で響く)

    サークル活動で若さを消費して
    もったいないと思う。
    私は団塊の世代。
     

  •  意識の高い登場人物の肩書きに、実在の大学が学部までしっかりと設定されて、卒業後の就職先や場所設定も具体的であったので、現実世界に即したリアリティな世界観に入り込みやすかったが、そうした世界観に入り込みやすかった以外に、特別なストーリー展開があるわけでもなく、何を伝えたい本なのかが自分には見えてこなかった。

  • 名前のない四人の語り部とともに、もがく沼田を見守る。
    Z世代だがゆとりだか分からないが、意識高い系の若者はいつの時代も生きづらそうだ。途中、日本赤軍バリの意味不明な熱狂にやり過ぎ感はあった。あとせっかく優秀な若者ばかりなのだから、もう少し大きなスケールの話があるともっと楽しめたかも。

  • 私はZ世代ど真ん中の人間。
    令和4年に社会人になって、早3年。
    Z世代の要素を詰め込んだ沼田の生き方には、ものすごく共感してしまった笑

    私が思うZ世代の働き方は、無理しすぎず、仕事だけが全てではなく、プライベートを充実させることにも力を注ぐイメージである。あと、人付き合いは淡白。かくいう私もこのような働き方が理想。

    では、どうしてこのような働き方がZ世代の主流になったのだろうか?自分なりに考えてみた。

    ①自分の限界を知っているから
    Z世代は学生時代からSNSが身近にあった。自分の価値や強みってなんだろうと考える多感な時期にSNSで他人の功績を目の当たりにしてしまうと、どうせ自分のポテンシャルではこの人に追いつけないと思って全力を出すことを躊躇ってしまうんじゃないか。人が努力する時って、自分の可能性を試したいとか、自分の能力を高めたいとかいう理由も勿論あると思うけど、それでもやはり「他者より優りたい」という気持ちが強い動機になることが多いと思う。けれど、SNSで自分と同じ年齢、環境の子が自分より遥かに優っているのを見たら、出鼻を挫かれるような気持ちになるんじゃないかな。だから、努力しても無駄とまでは言わなくても、努力しても限界があるよね、だから程々にやるのが良いよねっていう思考になるのだと思う。

    ②失敗が怖いから
    ①の現象から派生して、努力しても無駄、全力で熱くなってるやつはイタいみたいな風潮が生まれた気がする。頑張るやつを冷笑するような。失敗して笑われるのが怖いから、初めから手を抜いてほどほどの力で取り組むようになったのではないか。そうすると、競争の土台からも降りられる。Z世代は競争を避ける。競争は互いに熱があるから成り立つもので、どちらかが競争を放棄するような脱力した態度を取れば、相手の熱やエネルギーも削がれて競争が成り立たなくなる。競争の経験がないと、失敗を過度に恐れるようになって、ますます失敗が怖くなるというループに陥る。

    ③多様性が重んじられる時代だから
    多様性の名の下、法に抵触するなどの極端な場合を除いては、どのような価値観も受け入れる(受け入れなければいけない)(納得できなくても、建前上は受け入れているように見せなければいけない)社会になったと思う。異質だけど排除はしない。だから、仕事は緩くやりますなんていう、昭和世代からしたら舐めてるのかというような開き直った主張だって、堂々とできる。許される。それを咎めたらハラスメントだと言われてしまう時代だし。というか、昭和世代がZ世代の価値観を面白がって、斬新だ!と歓迎することもある。Z世代を理解した自分に浸りたいだけなのかもしれないけど。

    小説では、どの章にも沼田が出てきたけど、沼田視点の語りはなかった。沼田はアツイ同期と働いてる時でも、エネルギッシュな学生と同じ寮にいる時でも、いつだって緩い働き方を押し通していた。なのに、最終章で何が起こったの?何が沼田を壊してしまったの?結局沼田も、社会のこうあるべきという枠にはまってしまったの?緩く生きたいという考えは、全力で生きたいという考えよりも脆いのか?よほど図々しくふてぶてしい人でなければ、良心が痛むのか。Z世代の生き方が持て囃される一方で、向上心を持って全力で取り組んだ方が良いという価値観はやっぱり根強い。Z世代の生き方は芯がなくてふわふわしてると思われがちだけど、貫き通すには強い意志が必要なのだと思う。

    結論。私がこの本を読んで再考したZ世代の特徴は、「緩い生き方を、強い覚悟で貫く。」
    なんだか矛盾してるみたいだ笑




  • Audibleで。
    俺の心の中にも沼田がいる。現在36歳の俺の中の何者かになりたかった俺が成仏した気がする。ただ、今を必死に生きてる人を嘲笑う権利など誰にも無いのだ。

    ただ、沼田がなぜ最後ああなったのかはもう少し描いて欲しかった。

    あと、高円寺の銭湯のモデルである所の近所に住んでいてよく利用していたけど、この話に出てくるような感じとは近いようで違う。軽く風評被害だと思った笑

  • 直木賞候補のときは、あまり興味がなかったけれど、日経BPでの連載から読んでみようと。

    考え方の違いはあるにしてもこの年代のあがきは、時代が変わっても変わらないなぁ、共感できる。

    それにしても、最終章の沼田さんの変わりように、最後まで真相はわからないまま、気になる・・・

  • ハードカバーの表紙はテイストが違うさまざまなキャラクターが散りばめられています。これは何を意味しているのか気になりました。「多様性」の名の下に人生ゲームをプレイしている若者を象徴しているのでしょうか?

    さて、本書は平成終盤から令和にかけて、若者のキャリア感を描いた現代小説です。
    意識高く、そして身勝手に自己実現を追い求める存在として、吉原(ビジコンサークル)、結衣夏(パーソンズ)、真綾(親友の婚約者)、寛人(杉乃湯4代目)といったキャラが描かれ、各章の主人公たちは、その存在に翻弄されながら、一方で沼田という「何もしない」宣言をしながら矛盾した行動力を持つ異質な存在を意識し「彼は何者なのか」と問うています。この主人公たちが読者の目線になり、その解像度の高さが読者を惹きつけているのだと思います。世代が違うので私はあまり共感することはないけれど、Z世代のキャリア感をするどく切り取っているのは朝井リョウの作品にも似ています。正直作者からのメッセージがうまく読み取れなかったけど雰囲気は伝わったし、捉えどころがないと逆に色んな解釈ができそうで、再読したいです。

    沼田は「人生ゲームを降りた」と言いますが、彼の言うゲームとは「ビジネスとして成功すること」なのでしょう。新人賞を獲り、無能な銭湯の経営者の右腕としてタスクをこなすなどの実力はありながら、一貫してやる気のなさを装い意識高い若者たちを枠の外から冷笑します。彼の原体験は、慶応大学のビジコンサークルでの吉原の「裏切り」です。第3章から4章の間に沼田は職場でメンタルブレイクしたと語られていますが、その原因については描かれていません。この猫の死や失踪といった「愛着の喪失」があったのかもしれません。ビジコンサークルの吉原にちなんで猫をヨシハラと命名しただけあって、二つとも「身勝手なもの」の象徴です。

    もちろん平成・令和以前も意識高く仕事に邁進する若者や、学生起業家はいたはずです。現代は仕事のツールもやりかたも変わっただけで、どうしてこんなに雰囲気が変わるのか。終身雇用や結婚という価値観から解き放たれた平成・令和の若者たちを苦しめるのは、出口の見えない「自己責任」という人生ゲームなのでしょうか。

    受験・就職活動を攻略するために『シロクマエピソード』をエントリーシートに書いた篠崎くんたちのような主体性のないキャラが各章に登場していましたが、彼らが本書のグロテスクさを際立たせていたのも印象的でした。

  • デビュー作『この部屋から東京タワーは〜』が秀作だったので購入。

    今回は少し重めに感じた。
    一時期意識高い系に属していた事もあり、同調出来る箇所、気恥ずかしい箇所、イライラする箇所が入り混じり、感情が大きく揺さぶられ疲れたけれど、まあ良かったかなと。

    今はシンプルに生きています。

  •  物語は各時代で異なる登場人物が登場する短編ですが、全作に共通して「沼田」という人物が登場します。
    この沼田という人物が、今どきの若者を批評する立場で登場すると思いきや、「こういうキャラ」と一概に捉えられない性格をしており、その分からなさこそが本作の特徴であるように思いました。
     令和を生きる意識高い系社会を空気感ごと味わえる作品でした。

  • 何者にかなると確信している何者にもなれないだろう人たちの物語。
    文体などはとても平易で読みやすいですが、人の生き方を刺す内容なので内容的に受容できない人、理解もできない人(のほうがいい人生ですけど)が結構いると思いますが、氷河期世代で仕事を得るだけでもしんどいのにただ働いてるだけなんて役立たずなのだとまでプレッシャーを受けてきた私は、世代的にはZ世代を描いたものであろうと思いつつも刺さるところが多々ありました。
    自己顕示欲をこじらせ「圧倒的成長」に躍起になる意識高い系を引いた立場から嘲笑う沼田が、章が変わるごとに遂げていく変遷がまた皮肉に満ちていて、この社会で目指すべきものとは何なのだろう、という獏とした疑問をあれこれ考えさせられました。名作とまでは言わないけど、読ませる作品と思います。

  • 図書館の本99

    カオスみを感じたけれど、なかなか際どい疑問を投げかけていて面白いと感じる文章があった。特に恋愛の問題では、世の中では間違っていると認識されている事象でも、「実は間違っていないのでは?」と考え直すと「なんで間違っているのだろう」とずっと考えてしまうような本。

  • 人生ゲームという題名に、ああなるほどと思う内容であった。
    私は就活と少し違う就職の仕方だったから、そこまで大学名のブランドは気にしてこなかった。
    しかし世の中は何年経っても学力気にするよね。
    自分がどうなりたいのか、それって永遠のテーマだし変わっていくものなんだろうなと思うよ。
    私もそうだ。バリバリ働きながら家庭を持ちたい、と思っていたけど恋人さえいないし、働くのもモチベーションが低くなってきているし。
    もう一度、いろんなものを体験して考えていきたいなあ。

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